大東亜戦争を回避する方法

シナの内紛。

やはり、はじまった・・・

　「まだ、動きは無いかね。」　総理は危機管理局の報告を待ち続けている。　「え、え、問い合わせてはいるんですが。」　「うむ、なかなか王毅将軍はしぶとい・・・」　そう総理はつぶやいた。　「そろそろ、あってもいい頃なんですが・・」　それは、シナの内部紛争のことだ。　海上封鎖が完璧となった。　それで、贅沢品（幼女、麻薬、アヘン）などが流入が止まってしまった。　ベトナムからの陸路はベトナムの戦車隊が封鎖している。　ベトナム軍は自国の幼女を盗られまいと必死だ。　裏から、総理が新型トヨス戦車を・・・　（これは、軍事機密だ。）　そして、東シナ海は米軍が、日本海は日本海軍が封鎖している。　さすがに、米軍の哨戒機は性能がいいから、シナのＵボートも出られないようだ。　もちろん、米国ホンヤ製の哨戒機であるが・・・（ジェットエンジン２基のすごいヤツらしい。）　そして、シナの北方は満州国があるのだ。　そして、残るは砂漠横断だが、砂漠横断は幼女は無理なのだ。　ラクダでは積み荷は知れているのだ。　（とても、軍閥に配れるほども無いのだ。）　つまり、シナは完全に封鎖されているのである。　これでは、禁止品が入らない。　アヘンが入らない、幼女の新品が・・、嗜好品が入らないのだ。　先の潜水艦での荷は、配ってしまった王毅将軍だった。　・・・　「おい、ヤツらは、まだ動いてはおらんか。」　と手下に問いただす将軍だ。　「ヘイ、いまのところは、だいじょうぶでがず。」　「うむ、ヤツらには注意したおけ。」　「わかったおりますだ。」　手下は下がる。　そして、「太宗将軍様。」　「うむ、まだ感づかれてはおらんな。」　「ヘイ、まだ感づいてはいねえですだ。」　と同じ手下が太宗将軍に、ささやく。　これは、裏切りか、はたまた二重スパイか・・　「いいか、ヤツが動いたらヤルぞ。」　と太宗の部下が配置についた。　そして、先ほどの王毅の部下が、「将軍、大変ですだ。」　「どうした？」　「ヤツらが、動き始めたですだ。」　「そうか、では・・なんだ、おまえらは・・・」　太宗の部下がモーゼル銃だ。　「ダーーーン。」　「やったぞ、おれが英雄だ。」　胸から血をドクドク流して倒れる将軍だ。　「なんだ、もうこれで・・・」言葉少なく倒れるシナを支配していた軍閥の王毅将軍の最期だ・・・　・「これからは、太宗将軍の天下だ。」　と御触れに廻る手下どもだ。　・・・「総理、どうやらシナの動きが・・」　「そうか、では水を向けてみるか？」　「え、え、では華僑を呼びますんで。」　「そうしてくれ。」　インドネシアやマレーシアにはシナから逃げ出した華僑が多い。　逃げてもシナには、なんらかのコネがあるヤツらだ。　それで、魚心あれば水心だ。　金を弾んで話をつけるのだ。　総理は、華僑に講和の話をもちかけた、もちろん下話である。　日本や米国も永遠に海上封鎖などやってられないのだ。　物事には、すべて始まりと終わりがあるのである。　今度の、シナ軍閥は、少しは話が通じるかもしれないのだ・・・・・