大東亜戦争を回避する方法

ゆみすけ

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国境紛争のはじまり。

満洲との紛争。

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 最初に動いたのは満州軍だった。 定番の国境紛争だ。 シナの警備兵と満州側の警備兵が国境で金網越しに、罵声の嵐である。 シナ兵は得意のウソ八百で、「満州兵はキンタマ無しと聞いてるが、どうやら本当らしいぞ。」 「こちらを見てるだけだ。」 と笑い飛ばす。 満洲兵も負けるわけにはいかない。 「キンタマ無しはシナだ。」 と言い返すが、オゲレツな罵声はシナが得意なのだ。 ウンコとかチンポとか下話はシナ兵の生きがいなのだ。 どうしても、勢いがシナがあるのだ。 歯ぎしりして、悔しがる満州兵だ。 それを見たシナ兵らは、「やぁ~い、満州のうんこタレ、お尻ペンペンだ。」 と尻を叩いて、大笑いである。 さすがに、キレる満州兵らである。 「班長、オレはもう我慢できん。」 「オレもだ。」 と班長に詰め寄る。 「いいか、撃つぞ。」 とライフルを構える。 「あ、待て。」と止める班長。 警備兵の数はシナが倍だ。 金網越しとはいえ、撃ちあいでは、勝てないからだ。 シナも満州もメンツの国だ。 バカにされては黙ってはいられないのだ。 ハッタリとメンツがすべてなのである。 定番の国境での撃ち合いが始まったのだ。 まあ、メンツを保もつだけだから、マジではないが・・ そして、数が多いシナの弾丸の嵐で、満州側が引くのである。 ところが、引くときに数人が銃弾で怪我をした。 (ほんとは、ヤラセだが・・) 待ってましたとばかりに満州軍戦車隊が国境を越える。 シナの警備兵らは、やけに満州の戦車隊が早いなと思ったが、あとの祭りだ。 警備兵のモーゼル銃と満州軍の戦車では勝負にならない。 穴だらけになった、シナ兵のできあがりである。 「なにっ、満州軍が国境を越えただと。」 とペーキンの禁城に急報だ。 「まだ、米軍は侵攻していないとな。」 「ハハ~ッ。」 と平伏する大臣らである。 「なら、V型戦車で殲滅じゃ。」 と命令が下る。 独逸帝国から買ったV型とシナの模造型のV型との混成部隊がペーキンから出撃である。 米軍は、まだ出撃しないのだ。 まあ、油断させるのである。 まあ、どうせ、毎度の国境紛争とシナへ思わせるのである。 とりあえずは、成功したようだ。 ゴタゴタで、ロンメロ軍団のことなど忘れているシナである。 そして、シナのV型戦車と満州軍のトヨス戦車との混戦となった。 まあ、性能はトントンである。 トヨス装甲はV型では抜けないから、ヤラれるトヨス戦車はなかったが・・・ そして、徐々に撤退する満州軍だ。 これは、作戦である。 そうなのだ。 米軍参戦の口実をつけるためである。 そうとは、知らないシナの戦車隊は、「さすが、V型だ。」 「いけっ、このまま満州軍を蹴散らすのだ。」 と意気盛んなシナの戦車隊である。 「そろそろかな。」 と米軍のバゥアー大佐が部下に司令だ。 「米軍出撃だ。」 国境付近に隠れていた米軍戦車隊が満州軍を援護するかのように国境を越える。 「どうやら、下ごしらえは完了したようだな。」 戦闘指揮車のキューポラからロンメロ将軍が片手をあげた。 そして、「パンツァーフォー。」 ロンメロが叫んだ・・・・・
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