大東亜戦争を回避する方法

ゆみすけ

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ロンメロ、思いだす。

シナは、シナはどうなった?

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 リハビリを励むロンメロが、「思い出した。」「そうだ、オレはシナに・・・」 そばで、介護していたセーラー幼女の看護婦へ、「博士に聞きたいことがあるが。」 「では、こちらへ。」 とロンメロのリハビリを兼ねて・・・ 「トン、トン。」「どうぞ。」 ドアをロンメロが開ける。 「お、お、将軍だいぶ進みましたね。」 とリハビリ効果に喜ぶ変態博士須藤君だ。 「博士、聞きたいことが。」「シナのことかね。」「そろそろ、思い出すとは思っていたが。」「状況を説明しよう。」と解説者ではないが、須藤君は手直のボードへ向かった。 「まずは、指揮戦闘車に同乗の部下は?」とロンメロ将軍が・・ 「勇敢だったそうだよ。」過去形ということは、ロンメロ直近の部下は戦死していたのだ。 「う、う、う。」と言葉がでないロンメロだ。 ロンメロ騎乗の指揮戦闘車はトヨス装甲ではなかった。 それでも、グルップ重工製なのだが、いかんせん後部エンジンへシナの撃った砲弾は命中したのだ。 いちばん装甲が薄いところだ。 ラジエターなどがあり、排熱の為である。 ロンメロも、敵を狙うなら背後からである。 そこへ、米軍用のトヨス戦車の砲弾をくらったのだ。 シナの、ショボイ砲弾ではないのだ。 まさか、シナが米軍戦車を隠していたとは、思ってもみなかったロンメロだった。 「私の油断だ。」と一言だけのロンメロだった。 「それから、副官の騎乗するG型とシナが米軍から盗んだトヨス戦車との乱戦になったらしい。」と博士が加える。 「それからは、将軍の副官が説明すると思うよ。」 「連絡はしておくから。」 「まさか、シナとの戦争へ・・」と心配するロンメロだ。 「まあ、落ち着いて、副官の説明を・・」 と言いながら、博士は将軍へ安定剤を投与する。 ・・・ そのころ、ロンメロ軍団は、シナのペーキンの禁城広場に駐軍していた。 「副官、日本から衛星通信です。」「うむ。」 「こちら副官のハンスです、どうぞ。」 「こちら、須藤研究所です、事が終わったら、よろしく。」 「終わり次第、向かう、では。」 「おい、まだ政経のヤツは出てこないのか?」 「え、え、閉じこもって出てきません。」 「7日、待つといったんだが、日本から早く解決しろと将軍の要請だ。」 「では、やりますか。」 「ううむ、どうするか・・・」 「やりましょう、もう引けません。」 「いや、約束だ、我らは約束は守りたい、すぐに破るシナとは違うからな。」 「わかりました。」と、下がる参謀である。 もう、ペーキンの禁城を囲んで10日である。 ・・・「政経様、また独逸軍から要請が・・」 「なんとか日延べを要請しろ。」しか言えない政経である。 まさか、ここまでロンメロ軍団が無双とは思わなかった政経大将軍であるのだ。 あの、シナ陸軍はロンメロ軍団に、わずか半日で壊滅したのだ。 24時間も、もたなかったのだ。 シナの誇るシナ製V型戦車500両は瓦礫と化し。 シナ陸軍、50万は、散りジリに逃げ出して、見る影もない。 そして、空(ウエ)からの攻撃したシナ空軍は逃げた機以外は、全機撃墜されたのだ。 もう、シナ軍の残りは、この禁城を守る近衛だけである。 それも、ロンメロ軍団が囲んでるから逃げれられない。 そう、逃げる速さは天下一品のシナ軍だが、囲まれれば・・・ 最悪、政経大将軍様、おひとりが残されるところだった・・・ 撃ちあいもしないで、ヤバイと思えば、蜘蛛の子を散らすように逃げるのである。 まあ、鮮人兵よりはマシな程度である。 鮮人兵の逃げ足は銀河系イチなのだ。 朝鮮戦争での米軍の回顧録を読めば、二度と関わりたくなくなるのである。 そうなのだ、いつの間にか中国軍と米軍との戦いになっていて、北も南も鮮人兵は・・・・・・ 
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