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本編
魔法と身体
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あの後、山のような疑問をした俺と、その三倍ぐらい答えを返したアーネは、そのまま疲れて、寝てしまったらしい。
最後の記憶は…真夜中だったのは確かだな。
さて、アーネから聞いた魔法に関しての話だが、今必要な事は大まかに分けてこんな感じ。
俺は魔法の代名詞とも言える、ファイアーボールなどの魔力を他のものに変換するタイプの魔法を使うと、その効果が全身に返ってくるため、燃えたり凍ったりする、という事。
そして、俺の魔力の八割は血液に貯蔵されているらしく、残り二割は肉体についているらしく、これは極めて稀…というか初めて見たらしい。
一点目の魔法そのものに関しては、もし、仮にだが、ほぼ完全に俺から魔力を切り離せた場合、普通にファイアーボールなどは使えるらしい。
まぁ、普通の人は魔力を切り離したりなどは無意識に行うらしく、教えようもないとのこと。
例えるなら、『まばたきってどーやってるの?』とか、『心臓ってどーやって動かしてるの?』とかと同レベルだそうな。
いや、そこまで俺の感覚おかしいか?
で、二点目だが、これは本当に「ヒト種としておかしいですわ!」とのこと。
何でも、魔力というのは、実体があるのではなく、何となくそこにある物、らしい。
つまり、物体に宿るとかそういうのは強化とかの魔法に片足突っ込んでるとか。
じゃあお前らどうやって魔力を感じてんの?って聞いたら、それも無意識に何となくわかるそうな。
そっちの方がわけ分かんねぇ。
あぁ、あと、回復系魔法と特殊系魔法についてもここで少し触れておくか。
回復魔法ってのは、術者の魔力を対象の人に異なる魔力を流し込んで、本人の回復能力を無理矢理活性化させる魔法だそうな。あと、ラウクムくんが馬車で言ってた治癒魔法、復元魔法だと、前者は術者の魔力で傷を治す魔法で、後者は術者の魔力で傷を無くす魔法だ。
この二つの大きな差というと、例えば腕が切り落とされたりすると、治癒魔法だと、そのまま塞がるのに対し、復元魔法だと、腕が生えてくるという差になる。
で、特殊系魔法…クアイちゃんの念力とかは、魔力をそのまま見えない腕として構成、扱う魔法。
これなら俺でも使えないことは無いが…正直、髪伸ばして掴んだりした方が手っ取り早いわな。
そんなわけでとりあえず、魔法の使い方とかは聞くだけ聞いた。
それを聞くと、魔法使おうとしたヤツには魔法を崩す手立てだけは考え付いたので、どこを取っても非常に有意義な時間だった。
…ところで、休日って何すんだろ?
アーネに聞こうかとも思ったが、俺の真横でまだグッスリと寝ている。
休日ってのは休む日だから、多分これも間違ってないんだろうから、起こすのは躊躇われる。
起きるまで、昨日入りそびれた風呂に入る事にするか…。
風呂入って暫くすると、何か物音とか聞こえたから、多分起きてトイレにでも言ったのかな?
ここの寮って、トイレは共同だしな。
だが、今はとにかく、心ゆくまで風呂を満喫することにした。
最後の記憶は…真夜中だったのは確かだな。
さて、アーネから聞いた魔法に関しての話だが、今必要な事は大まかに分けてこんな感じ。
俺は魔法の代名詞とも言える、ファイアーボールなどの魔力を他のものに変換するタイプの魔法を使うと、その効果が全身に返ってくるため、燃えたり凍ったりする、という事。
そして、俺の魔力の八割は血液に貯蔵されているらしく、残り二割は肉体についているらしく、これは極めて稀…というか初めて見たらしい。
一点目の魔法そのものに関しては、もし、仮にだが、ほぼ完全に俺から魔力を切り離せた場合、普通にファイアーボールなどは使えるらしい。
まぁ、普通の人は魔力を切り離したりなどは無意識に行うらしく、教えようもないとのこと。
例えるなら、『まばたきってどーやってるの?』とか、『心臓ってどーやって動かしてるの?』とかと同レベルだそうな。
いや、そこまで俺の感覚おかしいか?
で、二点目だが、これは本当に「ヒト種としておかしいですわ!」とのこと。
何でも、魔力というのは、実体があるのではなく、何となくそこにある物、らしい。
つまり、物体に宿るとかそういうのは強化とかの魔法に片足突っ込んでるとか。
じゃあお前らどうやって魔力を感じてんの?って聞いたら、それも無意識に何となくわかるそうな。
そっちの方がわけ分かんねぇ。
あぁ、あと、回復系魔法と特殊系魔法についてもここで少し触れておくか。
回復魔法ってのは、術者の魔力を対象の人に異なる魔力を流し込んで、本人の回復能力を無理矢理活性化させる魔法だそうな。あと、ラウクムくんが馬車で言ってた治癒魔法、復元魔法だと、前者は術者の魔力で傷を治す魔法で、後者は術者の魔力で傷を無くす魔法だ。
この二つの大きな差というと、例えば腕が切り落とされたりすると、治癒魔法だと、そのまま塞がるのに対し、復元魔法だと、腕が生えてくるという差になる。
で、特殊系魔法…クアイちゃんの念力とかは、魔力をそのまま見えない腕として構成、扱う魔法。
これなら俺でも使えないことは無いが…正直、髪伸ばして掴んだりした方が手っ取り早いわな。
そんなわけでとりあえず、魔法の使い方とかは聞くだけ聞いた。
それを聞くと、魔法使おうとしたヤツには魔法を崩す手立てだけは考え付いたので、どこを取っても非常に有意義な時間だった。
…ところで、休日って何すんだろ?
アーネに聞こうかとも思ったが、俺の真横でまだグッスリと寝ている。
休日ってのは休む日だから、多分これも間違ってないんだろうから、起こすのは躊躇われる。
起きるまで、昨日入りそびれた風呂に入る事にするか…。
風呂入って暫くすると、何か物音とか聞こえたから、多分起きてトイレにでも言ったのかな?
ここの寮って、トイレは共同だしな。
だが、今はとにかく、心ゆくまで風呂を満喫することにした。
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