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お似合いの2人
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『キュートっていうのは蓮見さんみたいな人のためにある言葉だよ。あなたは私の若い頃にそっくりだから。昔は私もあなたみたいにキュートだったんだからね』
『齋藤さんは、今もとてもキュートですからね』
蒼真さんが微笑む。
『嬉しいね~白川先生に言われたらドキドキするわ~今じゃなくて、もっとずっと若い頃に先生に出会いたかった。そしたら人生バラ色だっただろうに』
可愛らしく胸に両手を当てた姿が乙女だった。
私はこんな可愛らしく出来ない。
年齢を重ねても、こんな素敵な女性でいられるっていいな…
『でも、若いってことは素晴らしいね。ピチピチの蓮見さんは、白川先生とものすごくお似合いだよ。あなた達は付き合ってるのかい?』
齋藤さんの突拍子もない質問にめちゃくちゃ驚いた。
『ち、違います!そんなわけないじゃないですか。白川先生に申し訳ないです』
照れすぎて、速攻、全否定した。
『いいじゃない、そんな恥ずかしがらなくても。本当にお似合いなんだから。白川先生、あなたはどうなんだい?』
や、止めて…
それ以上聞かないで。
『齋藤さん、うちの看護師をあまりからかわないで下さいね』
『本当です、からかわないで下さい』
また苦笑い。
『ですが、蓮見は齋藤さんほどではないですが、結構可愛らしいところがあるので、この先はどうなるかわからないです』
え!!
そ、蒼真さん、何言ってるの?!
私、この2人に完全にからかわれてる?
『あらやだ。素敵じゃない~他の人だったらヤキモチ妬いちゃうけど、蓮見さんは可愛らしいから応援するわよ。本当に、私もあと少し若かったら白川先生の彼女になれたのに残念だわ~』
齋藤さんの笑い声が病室に響いた。
『いいですね。その元気があれば大丈夫ですよ。齋藤さんにはきっと、私なんかよりずっとダンディな男性がお似合いです。じゃあ少し休みましょう。失礼します』
『齋藤さんは、今もとてもキュートですからね』
蒼真さんが微笑む。
『嬉しいね~白川先生に言われたらドキドキするわ~今じゃなくて、もっとずっと若い頃に先生に出会いたかった。そしたら人生バラ色だっただろうに』
可愛らしく胸に両手を当てた姿が乙女だった。
私はこんな可愛らしく出来ない。
年齢を重ねても、こんな素敵な女性でいられるっていいな…
『でも、若いってことは素晴らしいね。ピチピチの蓮見さんは、白川先生とものすごくお似合いだよ。あなた達は付き合ってるのかい?』
齋藤さんの突拍子もない質問にめちゃくちゃ驚いた。
『ち、違います!そんなわけないじゃないですか。白川先生に申し訳ないです』
照れすぎて、速攻、全否定した。
『いいじゃない、そんな恥ずかしがらなくても。本当にお似合いなんだから。白川先生、あなたはどうなんだい?』
や、止めて…
それ以上聞かないで。
『齋藤さん、うちの看護師をあまりからかわないで下さいね』
『本当です、からかわないで下さい』
また苦笑い。
『ですが、蓮見は齋藤さんほどではないですが、結構可愛らしいところがあるので、この先はどうなるかわからないです』
え!!
そ、蒼真さん、何言ってるの?!
私、この2人に完全にからかわれてる?
『あらやだ。素敵じゃない~他の人だったらヤキモチ妬いちゃうけど、蓮見さんは可愛らしいから応援するわよ。本当に、私もあと少し若かったら白川先生の彼女になれたのに残念だわ~』
齋藤さんの笑い声が病室に響いた。
『いいですね。その元気があれば大丈夫ですよ。齋藤さんにはきっと、私なんかよりずっとダンディな男性がお似合いです。じゃあ少し休みましょう。失礼します』
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