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君の切ない告白と、とても悲しい言葉
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『歩夢君、どうしたの?』
目の前にいる歩夢君の顔、ちょっと疲れてる?
この前蒼真さんと話した星の見える場所。
今日は…
残念だけど曇ってて、空がちょっと悲しそうに見えた。
『すみません、休憩中なのに呼び出して』
『ううん。歩夢君、さっき仕事終わったばっかりで大丈夫?今日は結構ハードだったから疲れたよね。早く帰ってしっかり晩ご飯食べてね』
『…は、はい。いつも心配かけてすみません』
やっぱり…ちょっと元気がない。
『どうかした?』
『…藍花さん。僕…』
黒縁メガネの歩夢君。
本当に、愛されキャラで可愛い。
だけど、今の思い詰めたような表情はすごく切なくて…まるで、今日の空みたいだった。
『僕…藍花さんに迷惑かけたくないのに、だけど苦しくて…もう吐き出したくて』
『歩夢君?何か悩んでるなら話して。先輩として一緒に考えるよ』
ただならぬ雰囲気に、力になれたらって本気で思った。
『違うんです、そういうことじゃないんです。僕の勝手な想いです』
『勝手な思い?』
うなづく歩夢君。
『…ぼ、僕…』
落ち着かない様子で眼鏡を触る。
目がちょっと泳いで…
そして、
『僕が、藍花さんのことを好きだっていう自分勝手な想いです』
『えっ…あ、歩夢くん?』
予想もしなかった言葉に動揺が隠せない。
唇を噛み締める歩夢君、体も少し震えてる?
『ごめん、ちょっとわからない…す、好きって、それは私を…』
『もちろん女性としてです!僕はもう、ずっとずっと前から藍花さんが好きでした。ただ1人、あなたのことだけを見ていました』
そんな…
『あなたの可愛い笑顔が、僕にはすごく眩しくて…手の届かない人だとわかってます。でも、この気持ちだけはどうしても伝えたかったから』
目の前にいる歩夢君の顔、ちょっと疲れてる?
この前蒼真さんと話した星の見える場所。
今日は…
残念だけど曇ってて、空がちょっと悲しそうに見えた。
『すみません、休憩中なのに呼び出して』
『ううん。歩夢君、さっき仕事終わったばっかりで大丈夫?今日は結構ハードだったから疲れたよね。早く帰ってしっかり晩ご飯食べてね』
『…は、はい。いつも心配かけてすみません』
やっぱり…ちょっと元気がない。
『どうかした?』
『…藍花さん。僕…』
黒縁メガネの歩夢君。
本当に、愛されキャラで可愛い。
だけど、今の思い詰めたような表情はすごく切なくて…まるで、今日の空みたいだった。
『僕…藍花さんに迷惑かけたくないのに、だけど苦しくて…もう吐き出したくて』
『歩夢君?何か悩んでるなら話して。先輩として一緒に考えるよ』
ただならぬ雰囲気に、力になれたらって本気で思った。
『違うんです、そういうことじゃないんです。僕の勝手な想いです』
『勝手な思い?』
うなづく歩夢君。
『…ぼ、僕…』
落ち着かない様子で眼鏡を触る。
目がちょっと泳いで…
そして、
『僕が、藍花さんのことを好きだっていう自分勝手な想いです』
『えっ…あ、歩夢くん?』
予想もしなかった言葉に動揺が隠せない。
唇を噛み締める歩夢君、体も少し震えてる?
『ごめん、ちょっとわからない…す、好きって、それは私を…』
『もちろん女性としてです!僕はもう、ずっとずっと前から藍花さんが好きでした。ただ1人、あなたのことだけを見ていました』
そんな…
『あなたの可愛い笑顔が、僕にはすごく眩しくて…手の届かない人だとわかってます。でも、この気持ちだけはどうしても伝えたかったから』
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