最高ランクの御曹司との甘い生活にすっかりハマってます

けいこ

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大切な人に~絢斗side~

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そう言って、島田さんは笑顔でフロントに向かった。


一花が島田さんをイジメたり悪口を言ったりするはずがない。


それに山内さんも人格者だ。


島田さんのあの屈託のない笑顔は、明らかな偽物ということか。


彼女は、相当深い闇を抱えてるのかも知れないな。


俺は、どんなことがあっても一花を信じている。


それは生涯変わらないと断言出来る。


1年ほど前のことになるか…


父に呼ばれ、フランスから一時帰国してる時だった。


その日は、グレースホテル東京で、父である社長と主要役員とで一日中会議を行っていた。


何度かあった休憩中、たまたまコンシェルジュカウンターに視線を向けた。


その時、俺は初めて一花を見た。


一花は、カウンターに次々と相談に来るお客様に丁寧に笑顔で応対していた。


まさに、その姿は誠実そのものだった。


もちろん、コンシェルジュなら、いや、ホテルマンなら当たり前のことかも知れないが…


とにかく、一花から感じられる温かさ、優しさ、笑顔になぜか心を動かされ…俺は、思わず父に報告した。


父は、一花を知っていたようだった。


ホテルへの感想や意見などを書いていただくアンケートには、一花へのお礼や褒め言葉が多数書かれていたそうだ。


それを聞いた時に、彼女が上辺だけじゃなく、本当に中身の素晴らしい女性なんだと確信した。


そういう人材は、ホテルにとってとても重要で、ホテルが活気付くための強い原動力になってくれる。


反対に、上辺だけの誠実さは…それはいつか露呈してしまう。


お客様は、そう言った対応にとても敏感だからだ。


ホテルにとってのマイナスイメージ、つまり、信用問題に繋がってしまうこともある。


俺は初めて会った彼女を…
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