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奇跡の再会に心震わす
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『ねえねえ、イケメンってどんな人だろう?ドキドキしちゃう』
『西岡さんが言うにはかなりのイケメンだからすぐわかりますよって。あまりのイケメンぶりにびっくりしないで下さいねって』
『え~やだぁ~嘘でしょ?私、イケメンに弱いのよ』
保育士の先輩達が楽しそうに話してる。
かくいう私も、飛び交う「イケメン」というワードについ耳が反応して。
どうやら園児のパパの体調が悪く、代わりにパパさんの友人が代理で迎えに来るらしい。
そして、その人がかなりのイケメンみたいで。
確かにそこまで言われたらやっぱり気になっちゃう、いったいどんな人なんだろうって。
でも…
例えどんなに素敵な人が現れたとしても、あの人を超える男性なんて1人もいない。
そう、私の中の1番は「あの人」だけ。
それは、どんなことがあっても生涯変わらない。
お迎えの時間がやってくると、残っていた先生達がソワソワしだした。
まだ見ぬイケメンさんとのご対面に、少なからず緊張しているのがわかる。
『こんばんは、失礼します』
来た!
その少し低めの素敵な声に、みんなが一斉に振り向く。
入口のドアを開けて颯爽と入ってきたその男性は、まばゆいばかりのオーラを放ち、そこにスっと立って微笑んでいた。
その瞬間、部屋の奥の方にいた私の体に衝撃が走った。
えっ?
体中の全ての動きが止まる感覚。
どうして…
勝手に心臓がバクバクして、心と体が震え出す。
私はすぐに振り返って、体を縮め、出来るだけ顔を見られないように慌てておもちゃを片付けるフリをした。
嘘でしょ、別人?他人の空似?
『西岡 真斗(まさと)君のお迎えに来ました。代理の者です』
声まで似てる…
ずっと長い間、聞いていなくてもちゃんと覚えてる、忘れるはずない。
『西岡さんが言うにはかなりのイケメンだからすぐわかりますよって。あまりのイケメンぶりにびっくりしないで下さいねって』
『え~やだぁ~嘘でしょ?私、イケメンに弱いのよ』
保育士の先輩達が楽しそうに話してる。
かくいう私も、飛び交う「イケメン」というワードについ耳が反応して。
どうやら園児のパパの体調が悪く、代わりにパパさんの友人が代理で迎えに来るらしい。
そして、その人がかなりのイケメンみたいで。
確かにそこまで言われたらやっぱり気になっちゃう、いったいどんな人なんだろうって。
でも…
例えどんなに素敵な人が現れたとしても、あの人を超える男性なんて1人もいない。
そう、私の中の1番は「あの人」だけ。
それは、どんなことがあっても生涯変わらない。
お迎えの時間がやってくると、残っていた先生達がソワソワしだした。
まだ見ぬイケメンさんとのご対面に、少なからず緊張しているのがわかる。
『こんばんは、失礼します』
来た!
その少し低めの素敵な声に、みんなが一斉に振り向く。
入口のドアを開けて颯爽と入ってきたその男性は、まばゆいばかりのオーラを放ち、そこにスっと立って微笑んでいた。
その瞬間、部屋の奥の方にいた私の体に衝撃が走った。
えっ?
体中の全ての動きが止まる感覚。
どうして…
勝手に心臓がバクバクして、心と体が震え出す。
私はすぐに振り返って、体を縮め、出来るだけ顔を見られないように慌てておもちゃを片付けるフリをした。
嘘でしょ、別人?他人の空似?
『西岡 真斗(まさと)君のお迎えに来ました。代理の者です』
声まで似てる…
ずっと長い間、聞いていなくてもちゃんと覚えてる、忘れるはずない。
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