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縁って。
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高校生活がスタートし
友達も多くはないけれどできて
僕はまぁまぁ楽しい毎日を送っている。
1人とても仲のよい友達もできた。
「くーりっと!学食行こう?」
元気な声で僕にそう呼びかけるのは
大和皇保。
「やまちゃん。僕、今日も
お弁当なんだけど。」
「えー!じゃあ弁当持って
行こうよ~くりっと。」
「………。何度も言ってるけどさ。
人の名前を外国の人みたいに
呼ぶの照れるからやめて?」
笑いながら大袈裟に
ため息をついてみせる。
「可愛いじゃん、くりっと。
おまえにぴったり!」
「いや、ぴったり!じゃないし!
もう…ふふ。」
苦笑いで僕は弁当を持ち
2人で学食に向かう。
学食に入ると僕はつい探してしまう…。
あの背中を。
(いた…!まぁくん…。)
「…あ、くりっと、あそこ座ろうぜ!」
やまちゃんに手をとられて
向かう席はまぁくんの近くだ。
(まぁくん、気づくかな…?)
背の高いやまちゃんは目立つ。
「…お?くーちゃん!」
まぁくんの声がする。
「…あ、真仁さんっ!こんちわっす!」
やまちゃんが大きな声をだした。
(え?なんでやまちゃんが
まぁくんを知ってる、の?)
「おー!大和の弟くん!
………え?…紅李翔と友達だったんだ?」
「ちょっとやまちゃんなんで…?」
僕は戸惑いを隠せない。
「真仁さん、俺の兄貴の友達なんだ~」
「そう。大和には
世話になっててね。
そうか。弟くん!
くーちゃんと友達なのか!
…紅李翔のことよろしくね。」
俺がめんどうみるっすから
大丈夫っすよ!と満面の笑みで
答えるやまちゃん。
「ちょっとやまちゃん…。
なに言ってんの?もう!
………まぁくん1人?」
僕は顔を赤くして尋ねる。
「ああ。友達みんな今日は弁当でさ。
つきあってくんなかったんだ。」
「まぁくん、一緒に食べよう?」
勇気を出して誘う僕に頷いて
こちらに来て僕のとなりに
座ったまぁくんはカレーライスを
食べている。
「じゃあ、ちょっと俺
なんか買ってくるっす!」
やまちゃんが席を立って行き
僕はまぁくんの横顔にみとれていた。
「くーちゃん、友達できて
よかったね!同じ中学からは
1人もいなかったから
ちょっと心配してたんだ。」
「まぁくん…。ありがとう。
…あ、まぁくんカレー辛いの
ダメだったよね?
学食のカレーは甘口?」
「くーちゃん、まだ学食
あんまり食べてないの?」
「うん。いつも弁当だし
なかなか機会がなくて。」
「カレーは甘口と辛口あるんだよ。
これは甘口。一口食べてみる?」
「え………いい、の?」
「うん。ほら。」
まぁくんは自分の食べていた
スプーンを差し出してくれる。
(か、間接キス…。)
震える手でスプーンを受け取り
そっとカレーをすくい頬張る。
「ん、美味しい~」
「だろ?ふふふ。」
まぁくんは嬉しそうに笑ってくれた。
「ありがとう。今度、頼んでみる。
…あ、じゃあ僕の卵焼きあげる!」
そっとカレー皿の横に乗せると
まぁくんはさんきゅ、と言って
パク、と一口で食べ。
「うま!」
「でしょ!僕が作ったんだよ。」
「あー、奈那美に聞いてるよ。
くーちゃん、お料理上手なんだよね。
すごいなぁ!」
僕の頭を撫でてくれるまぁくん。
僕の幸せな時間を切り裂く
やまちゃんの声が響く。
「A定食食べたかったのに
売り切れてたっすー!
悲しい~!で、B定食っす。」
「俺もA定食狙いで来たら
売り切れてたんだ。」
まぁくんはそう言い笑う。
「やまちゃんのお兄さんは
ここの高校なの?」
僕はどちらに、ともなく聞いてみた。
「いや、奈那美の友達の彼氏でさ。
タブルデートしよう、って
中3の時に知り合って。
それからよく遊んでて。
高校は別になっちゃったけど
奈那美たち一緒じゃなくても
俺、大和んちに遊びに
行ったりしてさ。
ウマがあうというか。
で、弟くんも一緒に勉強したりして。ね。」
「ほうっふー。ふぁのほぉきは
たふぅかりまひたぁ!」
口いっぱいにご飯をほおばり
しゃべるやまちゃんは
なに言ってるかよくわからない。
まぁくんと目が合い自然と笑いあった。
「やまちゃん、食べながら
しゃべったらわからないよ!
あはは!」
「ふいふぁひぇん。んぐっ。
………あのとき勉強わからなかったとこ
教えてもらって助かりました!
ありがとうございました!
…んで、くりっとと
真仁さんはどういう?」
「くーちゃん、くりっとって
呼ばれてるの?それ可愛いな!
あってるよ。
俺とくーちゃんは幼なじみでね。
小中高同じ。あ、それに!
奈那美の弟だよ。」
「えええええ!奈那美さんの
弟なの?くりっと!」
「………う、ん。」
そういえば似てる!と
やまちゃんは騒いでる。
「ご縁ってあるもんなんだね。」
まぁくんが優しく笑って言う。
「そうっすねー!」
「………。だね。」
僕はまた複雑な黒い気持ちに
次第に犯されていった。
(わかってはいたけど
僕の知らないまぁくんがたくさん…。)
まだやまちゃんとまぁくんは
僕の知らない話をしてる。
「ん?どうした?くーちゃん?」
ボーッとしている僕に気づいて
まぁくんは僕の顔を覗きこむ。
「あ、いや。なんでも。」
僕は赤くなりながら口ごもった。
「あ、ねぇ!今度兄貴と4人で
遊びましょうよ!
くりっとを兄貴にも紹介したいし。」
「おう!いいな!あ、土曜日
大和んち行くことになってるよ?」
「くりっと、土曜日どう?」
「ぼ、僕は予定ない、よ。
だいじょぶ…。」
「じゃあ、決まり!」
嬉しそうにまぁくんが言った。
友達も多くはないけれどできて
僕はまぁまぁ楽しい毎日を送っている。
1人とても仲のよい友達もできた。
「くーりっと!学食行こう?」
元気な声で僕にそう呼びかけるのは
大和皇保。
「やまちゃん。僕、今日も
お弁当なんだけど。」
「えー!じゃあ弁当持って
行こうよ~くりっと。」
「………。何度も言ってるけどさ。
人の名前を外国の人みたいに
呼ぶの照れるからやめて?」
笑いながら大袈裟に
ため息をついてみせる。
「可愛いじゃん、くりっと。
おまえにぴったり!」
「いや、ぴったり!じゃないし!
もう…ふふ。」
苦笑いで僕は弁当を持ち
2人で学食に向かう。
学食に入ると僕はつい探してしまう…。
あの背中を。
(いた…!まぁくん…。)
「…あ、くりっと、あそこ座ろうぜ!」
やまちゃんに手をとられて
向かう席はまぁくんの近くだ。
(まぁくん、気づくかな…?)
背の高いやまちゃんは目立つ。
「…お?くーちゃん!」
まぁくんの声がする。
「…あ、真仁さんっ!こんちわっす!」
やまちゃんが大きな声をだした。
(え?なんでやまちゃんが
まぁくんを知ってる、の?)
「おー!大和の弟くん!
………え?…紅李翔と友達だったんだ?」
「ちょっとやまちゃんなんで…?」
僕は戸惑いを隠せない。
「真仁さん、俺の兄貴の友達なんだ~」
「そう。大和には
世話になっててね。
そうか。弟くん!
くーちゃんと友達なのか!
…紅李翔のことよろしくね。」
俺がめんどうみるっすから
大丈夫っすよ!と満面の笑みで
答えるやまちゃん。
「ちょっとやまちゃん…。
なに言ってんの?もう!
………まぁくん1人?」
僕は顔を赤くして尋ねる。
「ああ。友達みんな今日は弁当でさ。
つきあってくんなかったんだ。」
「まぁくん、一緒に食べよう?」
勇気を出して誘う僕に頷いて
こちらに来て僕のとなりに
座ったまぁくんはカレーライスを
食べている。
「じゃあ、ちょっと俺
なんか買ってくるっす!」
やまちゃんが席を立って行き
僕はまぁくんの横顔にみとれていた。
「くーちゃん、友達できて
よかったね!同じ中学からは
1人もいなかったから
ちょっと心配してたんだ。」
「まぁくん…。ありがとう。
…あ、まぁくんカレー辛いの
ダメだったよね?
学食のカレーは甘口?」
「くーちゃん、まだ学食
あんまり食べてないの?」
「うん。いつも弁当だし
なかなか機会がなくて。」
「カレーは甘口と辛口あるんだよ。
これは甘口。一口食べてみる?」
「え………いい、の?」
「うん。ほら。」
まぁくんは自分の食べていた
スプーンを差し出してくれる。
(か、間接キス…。)
震える手でスプーンを受け取り
そっとカレーをすくい頬張る。
「ん、美味しい~」
「だろ?ふふふ。」
まぁくんは嬉しそうに笑ってくれた。
「ありがとう。今度、頼んでみる。
…あ、じゃあ僕の卵焼きあげる!」
そっとカレー皿の横に乗せると
まぁくんはさんきゅ、と言って
パク、と一口で食べ。
「うま!」
「でしょ!僕が作ったんだよ。」
「あー、奈那美に聞いてるよ。
くーちゃん、お料理上手なんだよね。
すごいなぁ!」
僕の頭を撫でてくれるまぁくん。
僕の幸せな時間を切り裂く
やまちゃんの声が響く。
「A定食食べたかったのに
売り切れてたっすー!
悲しい~!で、B定食っす。」
「俺もA定食狙いで来たら
売り切れてたんだ。」
まぁくんはそう言い笑う。
「やまちゃんのお兄さんは
ここの高校なの?」
僕はどちらに、ともなく聞いてみた。
「いや、奈那美の友達の彼氏でさ。
タブルデートしよう、って
中3の時に知り合って。
それからよく遊んでて。
高校は別になっちゃったけど
奈那美たち一緒じゃなくても
俺、大和んちに遊びに
行ったりしてさ。
ウマがあうというか。
で、弟くんも一緒に勉強したりして。ね。」
「ほうっふー。ふぁのほぉきは
たふぅかりまひたぁ!」
口いっぱいにご飯をほおばり
しゃべるやまちゃんは
なに言ってるかよくわからない。
まぁくんと目が合い自然と笑いあった。
「やまちゃん、食べながら
しゃべったらわからないよ!
あはは!」
「ふいふぁひぇん。んぐっ。
………あのとき勉強わからなかったとこ
教えてもらって助かりました!
ありがとうございました!
…んで、くりっとと
真仁さんはどういう?」
「くーちゃん、くりっとって
呼ばれてるの?それ可愛いな!
あってるよ。
俺とくーちゃんは幼なじみでね。
小中高同じ。あ、それに!
奈那美の弟だよ。」
「えええええ!奈那美さんの
弟なの?くりっと!」
「………う、ん。」
そういえば似てる!と
やまちゃんは騒いでる。
「ご縁ってあるもんなんだね。」
まぁくんが優しく笑って言う。
「そうっすねー!」
「………。だね。」
僕はまた複雑な黒い気持ちに
次第に犯されていった。
(わかってはいたけど
僕の知らないまぁくんがたくさん…。)
まだやまちゃんとまぁくんは
僕の知らない話をしてる。
「ん?どうした?くーちゃん?」
ボーッとしている僕に気づいて
まぁくんは僕の顔を覗きこむ。
「あ、いや。なんでも。」
僕は赤くなりながら口ごもった。
「あ、ねぇ!今度兄貴と4人で
遊びましょうよ!
くりっとを兄貴にも紹介したいし。」
「おう!いいな!あ、土曜日
大和んち行くことになってるよ?」
「くりっと、土曜日どう?」
「ぼ、僕は予定ない、よ。
だいじょぶ…。」
「じゃあ、決まり!」
嬉しそうにまぁくんが言った。
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