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心配なんだ。
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ようやく熱が下がった水曜日の夕方。
まだ僕はベッドの上にいた。
(学校、3日も休んじゃったなぁ…。
やまちゃんは毎日連絡くれて…
心配かけちゃったなぁ…。)
コンコンコン。
部屋のドアがノックされる。
「くーちゃん?」
(!!!まぁ、くん?)
「真仁だけど入っていい?」
(な、なんでっ…わ、緊張する…。)
僕は慌ててベッドの上に座る。
「ま、まぁくん…?どうぞ。」
まぁくんはゆっくりと入ってきた。
「くーちゃん、大丈夫?
もう熱は下がった、って聞いたけど…。」
まぁくんは眉をさげて
心配そうにベッドサイドの
僕の勉強机の椅子に座る。
「うん。もう今日は
普通に戻った感じ。
心配かけてごめんね。」
まぁくんは首をふった。
「ううん。………。
でも俺すごく心配だったよ……。
くーちゃんのこと。」
まぁくんは僕から目をそらして
そう言った。
「…………。なん、で?」
僕は思いきって聞いてみる。
「あ、いや…。な、んか。
……………くーちゃんのことずっと
心配なんだよ。」
(なんで、なの…?
なんでそんなこと言うの…?)
「……………それは。
…奈那美の弟だからでしょ…。
彼女の弟だし、幼なじみ、だから。」
「……………そ、だね……。
あ、くーちゃんゼリー食べる?
買ってきたんだよ。
小さい頃くーちゃん
ぶどうのゼリー好きだっただろ?」
「……………。そんなこと
覚えてたの?うん。ありがとう。
食べたい…。」
「やっぱ今も好きなの?
ふふふ。ほら、はい。」
まぁくんが冷えたゼリーと
スプーンを渡してくれる。
「ありがとう。
……………ん、美味しい!この味だ。」
「よかった!」
やっと笑ってくれたまぁくんに
僕は言った。
「僕がこのゼリーをずっと、
ずっと好きなのは…………。
昔、まぁくんがあーんして
食べさせてくれたからなんだよ。」
「つ………。あ、え?そうだったの?
…ふふ。今も食べさせてあげようか?」
(!!!)
まぁくんはぼーっとしてる僕から
そっとゼリーとスプーンをとって。
「…はい、あーん。」
そう言って食べさせてくれる。
僕は真っ赤になって口をあけた。
そうして全部食べさせてもらって。
「ごちそうさ、ま…。
まぁくんありがとう……。」
「どういたしまして。ふふ。
小さい頃が懐かしいね。
……あ、この写真!
まだ飾ってくれてたんだね~。」
僕の机にある写真立ての写真は
まぁくんの6歳の
お誕生日会の時のツーショット。
カメラ目線のまぁくんに対して
僕はまぁくんの手を握り
まぁくんの顔をみつめている。
懐かしいなぁ、なんて言いながら
微笑んで写真を眺めている
まぁくんの顔を
僕は顔を赤らめて見ていた。
「うちにもこの時の写真が
飾ってあるよ。
…………奈那美とくーちゃんと
スリーショットのやつ。ほらこれ。」
そう言うとスマホを操作して
画面を見せてくれる。
まぁくんの机の周りを
写したらしい写真には
壁に飾ってあるスリーショットが
小さく写っていた。
「……………それ、奈那美の部屋にも…。」
「うん。奈那美がくれたから。
このフォトフレームと一緒に。」
「そう、なんだ。」
「うん、引っ越すときね。
だから向こうでもずっとこれを
飾ってたんだよ。」
嬉しそうに言うまぁくんに
僕は寂しくなって呟く。
「まぁくん、奈那美のこと
ずっと大好きなんだね。」
「え?…………………あー。
あ、ねぇ、くーちゃんこれも
持ってきたんだった!
忘れるとこだった。」
明らかに話をそらしたまぁくんは
鞄からファイルを取り出した。
「大和の弟くんから預かってきた!
授業のノートのコピーだって。はい。」
「あ、りがとう…。
またお礼言っとくね。
明日は学校行けると思うし。」
「そうか。本当によかった。
また学食で一緒に食べようね。
じゃあ。俺行くね。」
「奈那美に会っていかないの?
もう帰ってくるんじゃない?
ご飯食べてったら…」
「……………今日は家で食べるって
言っちゃったから。またね。」
「まぁくん!あの………。
…来てくれてありがとう…
ゼリーもありがとう。」
「………ああ。」
まぁくんは微笑み僕の頭を撫でて
部屋を出ていった。
********************
翌日、学校へ行くと
やまちゃんが抱きついてくる。
「く~りっとぉ!もう大丈夫なの?
俺さみしかったよぉぉ…」
大袈裟に泣き真似をする
やまちゃんに僕は笑いながら
お礼を言って母親に頼んで
買ってきてもらったものを渡した。
「え?なに?俺なんもしてないよ?」
「やまちゃんに迷惑かけたし…。
お兄さんにも。だからこれで
お兄さんと一緒に水族館行ってきて。
チケットだから。
クラゲの展示やってるって。
ね。本当にありがとう。」
「くりっと…。これ、俺めちゃ
行きたかったやつ…!ありがとう~!」
ふたたび抱きつこうとする
やまちゃんをよけつつ
大笑いでじゃれあっていると
ふとなにか視線を感じた。
それは一瞬のことで
あたりを見渡しても
それらしき人もいなくて。
(気のせいか…。)
僕はまたやまちゃんと笑いあった。
まだ僕はベッドの上にいた。
(学校、3日も休んじゃったなぁ…。
やまちゃんは毎日連絡くれて…
心配かけちゃったなぁ…。)
コンコンコン。
部屋のドアがノックされる。
「くーちゃん?」
(!!!まぁ、くん?)
「真仁だけど入っていい?」
(な、なんでっ…わ、緊張する…。)
僕は慌ててベッドの上に座る。
「ま、まぁくん…?どうぞ。」
まぁくんはゆっくりと入ってきた。
「くーちゃん、大丈夫?
もう熱は下がった、って聞いたけど…。」
まぁくんは眉をさげて
心配そうにベッドサイドの
僕の勉強机の椅子に座る。
「うん。もう今日は
普通に戻った感じ。
心配かけてごめんね。」
まぁくんは首をふった。
「ううん。………。
でも俺すごく心配だったよ……。
くーちゃんのこと。」
まぁくんは僕から目をそらして
そう言った。
「…………。なん、で?」
僕は思いきって聞いてみる。
「あ、いや…。な、んか。
……………くーちゃんのことずっと
心配なんだよ。」
(なんで、なの…?
なんでそんなこと言うの…?)
「……………それは。
…奈那美の弟だからでしょ…。
彼女の弟だし、幼なじみ、だから。」
「……………そ、だね……。
あ、くーちゃんゼリー食べる?
買ってきたんだよ。
小さい頃くーちゃん
ぶどうのゼリー好きだっただろ?」
「……………。そんなこと
覚えてたの?うん。ありがとう。
食べたい…。」
「やっぱ今も好きなの?
ふふふ。ほら、はい。」
まぁくんが冷えたゼリーと
スプーンを渡してくれる。
「ありがとう。
……………ん、美味しい!この味だ。」
「よかった!」
やっと笑ってくれたまぁくんに
僕は言った。
「僕がこのゼリーをずっと、
ずっと好きなのは…………。
昔、まぁくんがあーんして
食べさせてくれたからなんだよ。」
「つ………。あ、え?そうだったの?
…ふふ。今も食べさせてあげようか?」
(!!!)
まぁくんはぼーっとしてる僕から
そっとゼリーとスプーンをとって。
「…はい、あーん。」
そう言って食べさせてくれる。
僕は真っ赤になって口をあけた。
そうして全部食べさせてもらって。
「ごちそうさ、ま…。
まぁくんありがとう……。」
「どういたしまして。ふふ。
小さい頃が懐かしいね。
……あ、この写真!
まだ飾ってくれてたんだね~。」
僕の机にある写真立ての写真は
まぁくんの6歳の
お誕生日会の時のツーショット。
カメラ目線のまぁくんに対して
僕はまぁくんの手を握り
まぁくんの顔をみつめている。
懐かしいなぁ、なんて言いながら
微笑んで写真を眺めている
まぁくんの顔を
僕は顔を赤らめて見ていた。
「うちにもこの時の写真が
飾ってあるよ。
…………奈那美とくーちゃんと
スリーショットのやつ。ほらこれ。」
そう言うとスマホを操作して
画面を見せてくれる。
まぁくんの机の周りを
写したらしい写真には
壁に飾ってあるスリーショットが
小さく写っていた。
「……………それ、奈那美の部屋にも…。」
「うん。奈那美がくれたから。
このフォトフレームと一緒に。」
「そう、なんだ。」
「うん、引っ越すときね。
だから向こうでもずっとこれを
飾ってたんだよ。」
嬉しそうに言うまぁくんに
僕は寂しくなって呟く。
「まぁくん、奈那美のこと
ずっと大好きなんだね。」
「え?…………………あー。
あ、ねぇ、くーちゃんこれも
持ってきたんだった!
忘れるとこだった。」
明らかに話をそらしたまぁくんは
鞄からファイルを取り出した。
「大和の弟くんから預かってきた!
授業のノートのコピーだって。はい。」
「あ、りがとう…。
またお礼言っとくね。
明日は学校行けると思うし。」
「そうか。本当によかった。
また学食で一緒に食べようね。
じゃあ。俺行くね。」
「奈那美に会っていかないの?
もう帰ってくるんじゃない?
ご飯食べてったら…」
「……………今日は家で食べるって
言っちゃったから。またね。」
「まぁくん!あの………。
…来てくれてありがとう…
ゼリーもありがとう。」
「………ああ。」
まぁくんは微笑み僕の頭を撫でて
部屋を出ていった。
********************
翌日、学校へ行くと
やまちゃんが抱きついてくる。
「く~りっとぉ!もう大丈夫なの?
俺さみしかったよぉぉ…」
大袈裟に泣き真似をする
やまちゃんに僕は笑いながら
お礼を言って母親に頼んで
買ってきてもらったものを渡した。
「え?なに?俺なんもしてないよ?」
「やまちゃんに迷惑かけたし…。
お兄さんにも。だからこれで
お兄さんと一緒に水族館行ってきて。
チケットだから。
クラゲの展示やってるって。
ね。本当にありがとう。」
「くりっと…。これ、俺めちゃ
行きたかったやつ…!ありがとう~!」
ふたたび抱きつこうとする
やまちゃんをよけつつ
大笑いでじゃれあっていると
ふとなにか視線を感じた。
それは一瞬のことで
あたりを見渡しても
それらしき人もいなくて。
(気のせいか…。)
僕はまたやまちゃんと笑いあった。
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