君の視線の向かう先は。

勇黄

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本物だ。

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新しく修行に来たのは女性で。















礼儀正しい、そして早く上へ
上へ、と向上心のとてもある人。

















僕は感化されて一緒に
イタリア語の勉強を始めた。



















ちなみにイタリア人の彼氏が
いるようだ。その彼に
ネイティブの発音を磨かれている
彼女は僕に熱心に教えてくれていた。















どっちが先輩がわからないな、と
周りの先輩たちに揶揄されるほどに。

















(だって僕よりひとつ年上だしっ…。)


















イタリアでの修行へ行くかどうか…。
答えはまだ出せていない。
















今日が終わればまぁくんに
会える。会いに行ける。


















まぁくんと会ってから決めよう。
自分の気持ちがどうなるか
今は自分で自分がわからない…。



















大晦日の日付が変わる少し前に
やっと店を出た。

















帰る道すがらまぁくんに
LINE電話をする。




















「まぁくん?」















「くーちゃん、遅い!
もうカウントダウンだよ!
9、8、7、6、5………」



















「「…1、おめでとう~!」」

















「あけましておめでとうございます!
まぁくん!」


















「おめでとう…今年もよろしく。
紅李翔くりと。待ってるよ…。」


















「まぁくん。今年もよろしく
お願いいたします!
朝、行くからね!」



















「ようやく今日会える。
紅李翔くりと気をつけて来いよ。」



















「うん。おやすみなさい。」
















「………くーちゃんおやすみ…。」















家に帰ると家族全員で
待ってくれていて、僕は
今年もお年玉をもらった。

















父親は今年で最後かな?と笑う。











































*********************

今、僕は新幹線の扉が開くのも
待ち遠しく扉の目の前に立って
今か今かと待っていた。



















プシューとドアが開くと
すぐさま駆け出す。


















(まぁくん…まぁくん…!)




















階段を駆け下りると
改札のところにまぁくんの姿。





















「まぁくん!」

「くーちゃーん!」



















息をはずませる僕の頭を
グリグリと撫でるまぁくん。

















このしぐさは小さい頃から
ずっとそのままだ。






















「「本物だ。」」

2人で同時に言って笑い合う。























「ふふふ。もうずっと僕たち
スマホの中だったもんね…。」




















はにかんで頷くまぁくんは
さらに逞しく精悍に見えた。

















「くーちゃん。ホテルさ。
チェックインが15時だからさ。
それまでに初詣行って
帰って来よう…。

ほんとは早く2人きりに
なりたいけど…。」
















(甘い声…。)

僕は真っ赤になってしまう。





















「う、うん!…………行こ!」


























この前来た時と違って神社は
初詣の人々でいっぱいで。
なかなか前に進めない。


















人混みのどさくさに紛れて
僕はまぁくんの手を掴んだ。


















まぁくんは微笑んでそのまま
自分のコートのポケットに
僕の手ごと入れる。




















「くーちゃんの手…。
ずっと握りたかった。
夢にまでみたくーちゃんの手。」
















「まぁくん………。僕、ほんとに
夢見たんだよ~!目が覚めたら
握ってたの、枕だったけど。
ふふふ。」














「可愛い…。」

















「!!!…まぁくんったら……。」

















僕はまた真っ赤になった。






















やっとのことで参拝を済ませると
もう結構な時間になっていて…。
















「駅へ戻ろうか。」














頷いてバスの列に並ぶ。
バスも超満員だ。













「くーちゃん、俺、運転免許も
取ったんだよ。もう~取れる資格
取り尽くした!って感じ?
あはは!でも就職してからも
勉強勉強だよ…。まだ国家試験も
あるし、たくさん勉強だ!
仕事はシフト制だしね…。」
















「資格いっぱい取って
ほんとにすごいよね!
できるなら…………
僕が健康管理してあげたいな…。」


















「くーちゃん…………。」
















まぁくんはそれきりだまってしまった。

























駅に着き、ホテルにチェックインする。


















部屋に入った瞬間に
後ろから抱きしめられた。















「!…まぁくん………」















紅李翔くりと…こうしたかった…。」
















くるっ、とひっくり返されると
すぐに唇を塞がれる。














まぁくんの唇はちょっと
カサッってしてて。














僕はその愛しい唇に吸いつく。













まぁくんの舌が入ってきて
喉奥や顎裏の敏感なところを
なぞられて舌を絡め吸われ
目眩がした。

















「…っ…………んっ………んぅ、はぁ…
んんっ……。まぁく……んんっ…。」

















「くーちゃん………んっ…………
紅李翔くりと…はぁはぁ…んっ………。」


















しばらく夢中で唇を食みあった。















夢中で唾液を交換し
それでも飲みきれないものが
僕の首筋をつ、と流れていく。














その流れていくものを追いかけ
まぁくんの唇が動く。















「あっ……んぅ……ま、ぁくん…。」
















首筋に、喉仏に、鎖骨にキスされ
耳を甘噛みされて僕は
立っていられないほどゾクゾクと
体が震えた。














「まぁ、くん……シャワー………。」
















「このままがいいよ…
くーちゃんの匂い…。」
















「っつ…あっ!や…ぁっ………っ。」













まぁくんの手が僕のセーターの
裾から入ってきて胸をまさぐられる。















紅李翔くりと…可愛い…可愛い………。」















「んぅ………。ま………く、ん…………。っ!」














ベッドに押し倒されてセーターと
デニムごとパンツも脱がされた。














勃ちあがり先走りが濡らしている
そこをそっと握られビクッと
体が反応した…。




















「あっ…は………んぅ…んっ!
あ…っつ…………あぅんっ…。」














まぁくんのキスが僕の胸や
両の突起や腹やふくらはぎ
太ももを這いまわる。















脇まできて腕から指先へと…。













そして掴んだ手首を
まぁくんの中心へと導かれる。
















「……俺も…もう…………。
もうこんなになってる……………。」














僕はまぁくんのベルトを外した。

















キスをしながらシャツを取り去り
デニムとパンツを脱ぎ
お互い生まれたままの姿になって
僕を膝の上に跨がらせるまぁくん。















「な…んか、はずか…し………。」


















「くーちゃん綺麗だよ…。
恥ずかしがらないで………。
紅李翔くりとからキス、して?」















僕は愛おしくまぁくんの両頬を包んだ。
















照れながら笑いかけると真っ赤になった
まぁくんは熱に浮かされたように
僕を濡れた瞳で見つめる。
















「まぁ…くん…………。ちゅ……。
ふふふ…。」
















「くーちゃん………。紅李翔くりと…。」















また深くキスをされ
口中を蹂躙するように
舌が荒々しく僕を求めてきて
必死に絡ませ返した。




















頭が真っ白になり肌は熱を放ち
息が熱く荒く吐き出される。



















そっとまぁくんの中心のものを
握ると先走りで濡れてくちゅ、と
卑猥な音がした。

















それを合図に僕たちは
お互いのものを慈しみあう。


















「はぁ…はぁ…うっ…んっ…
そこっ……くーちゃん………。
いいっ…あ…はぁ…ぁう…。」



















「んんっ…んっ…ん!ぅっ…
あ!はぁ…ぁぁぁっ…」

















紅李翔くりと…も、お…れっ………はぁっ…」














「あっ…あっ…………まぁくん…っ!
はぁっ…あああ…。」


















擦り合う手を早め絶頂へと
のぼりつめる。




















「ぅぅっ…!」「んぁぁ…!」















同時に白濁を零し果て
まぁくんの首に巻きつくと
ぎゅぅっ、と抱きしめられて
幸せが溢れた。


















紅李翔くりと…。可愛いよ…。
紅李翔くりと…。顔見せて…。」
















「恥ずかしい…。」
















「なんでよ…?」

















「だって…………。本当に…。
本当にまぁくんなんだもん…。
妄想、じゃなくて…。
ほんとに………。」














またまぁくんは抱く力を強くした。
















「ほら。…本物の真仁まひとだよ…。」


















耳元で囁かれて僕の体が跳ねる。
















「!!……っ。その甘い声やめて……。」















「いや?」
















「やじゃないっ…………つ………。
感じ、ちゃう、からっ…。」


















「可愛い…。あ………また…。
くーちゃん、元気だね…。」


















「!!バカ…まぁくんだって…………。」

















2人の中心はまた
硬さを持ちはじめていた。
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