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離れたくない。
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「紅李翔…。実は俺…。
転勤が決まった…。」
さっき帰ってきたまぁくんの
衝撃的な言葉で僕は体が硬直した。
覚悟はしていたんだ…。
いつかは転勤、あるって聞いてたし…。
でも…今のタイミングは…。
「ま、ぁ…くん………。どこ、に…?」
「それが………。アメリカなんだ。」
「あめ、り…か…。」
「紅李翔…おいで…。」
まぁくんの胸に抱かれると
僕は涙が込みあげて…
「…グズッ…………。やだ。やだ…。
ついてく。僕…まぁくんにっ…。」
「くーちゃん………。」
「離れたくない…。やだ…。
一緒に行く…。」
「お店、どうするの…?
今、離れられない時じゃないの?」
「やだ!やだよ…お店なんか
どうでもいい!ついてく!」
「紅李翔。冷静になって考えて。」
「僕は冷静だ!僕にはまぁくんと
一緒にいる以外の選択なんてっ!
…………あるわけ、ないっ!
……ふぇぇ…グズッ…。」
「お店のメイン料理のサブを
任されたところなんでしょ…?」
「そ、んなの…どうでもいい!
また1から掃除からだっていいから
アメリカに一緒に行って…」
「そんな、責任放棄する人だったの?
くーちゃんは。」
「そうだよ!する、よ!
わぁぁぁん…………。
まぁくん!やだ!やだって!
一時も離れたくない!」
まぁくんの腕の中で暴れ
泣き叫ぶ僕をまぁくんは
きつく抱き返してくれて。
「紅李翔…。ごめん…。
俺、単身で行くから。
くーちゃんに店の信頼を
無にするようなまね
してほしくないんだよ。
1年だから………たった1年だ、よ…。」
「いやだ…やだ………………。
んぅっ…んあ…。」
優しくキスをしてくれる
まぁくんだけど体が熱かった。
「まぁくん…んぅ…………。
ぼ、く…や、だ……。
ね、考え、なおし、て…んっ…。」
「んはっ………。俺だっていやだけど…
くーちゃんにも自分の人生
ちゃんと持ってて欲しいんだ…。」
「僕の人生はまぁくんだけっ…
んっ…ん、ん…ふぁ…。
まぁくんだけだよ…」
舌がきつく絡んできて
僕は必死で吸い返す。
離すまい、と絡める。
「…んっ、はぁ………はぁ…。
くーちゃ…。んぅっ…。」
まぁくんの手が僕の秘部を撫でる。
「あっ!ひゃ…!んんっ………。」
(今日はまぁくん早く帰るし
明日休みだから、って
準備しててよかった…。)
「紅李翔…抱きたい…。」
「うん…抱いて…………。
離さないで…。ナカにきて……。」
まぁくんに姫抱きにされて
ベッドへ行く。
そっと下ろされると僕のTシャツと
ハーフパンツも下着ごと
脱がされてまぁくんもすべて脱ぎ捨て
生まれたままの姿で抱き合った。
「紅李翔…紅李翔…。」
「ああっ…あっ、あん…まぁくん……。」
耳を舐められて
僕はビクビクと震える。
「紅李翔…離したくない…。」
首筋にいくつもキスマークを
つけられて両の突起を擦られ身悶えた。
「あっ…は、あ!んんっ…
や!ぁぁ…んっ!」
ぬろぬろと突起を舐め吸われ
張りつめきったそこは
痛いぐらいに疼いて…。
「くーちゃん…紅李翔…。
口でさせて…。」
まぁくんは僕の先走りを零して
上を向いてるものに
そっとキスをすると
根元までしっかりと咥える。
口をすぼめて歯が当たらないように
丁寧に擦られて舌を這わせられ
先端を舐められて
僕は何も考えられないほどに乱れた。
「ああっ!あ!あ!んっ…
や、そこ、あっ!ぁぁ…!
ま…ひとぉっ…も、だめぇ!
あああああ!」
果てて脱力する僕をバックハグで
そっと抱きしめて背中にキスの雨を
降らされる。
僕はまたそのキスで身悶えた。
「紅李翔…ほぐすよ…。」
枕元に置いてあるローションを
手に取りそっと秘部を撫でられ
指が入ってくる。
「んっ…あ………。」
丁寧にゆっくりと背中にキスしながら
ほぐしてくれるまぁくんは
いつも以上に熱い吐息で囁いた。
「くーちゃんは背中も性感帯だね…。
どこもかしこも感じやすい
愛おしい体…。愛してる…。」
「まぁ、くんっ!あっ…ふぅ…
ぁぁぁぁ…。
もっと!もっと激しくしてっ…。
今だけでもっ…
何もかも忘れさせてっ…
あっ!あはぁ…はっ…あ、ん!」
ひっくりかえされ足を思い切り
開かれて抱きしめられ
口の中を蹂躙されて
頭が真っ白になった。
「んっ…んぅ……紅李翔…。
んっんっ…はぁ…んんっ………。」
まぁくんの舌が僕の舌を吸い上げて
喉奥や顎裏をかすめ
また強く吸われる。
いつの間にかほぐす指も
3本に増やされていた。
「きてっ…もう………無理っ…
早くぅ……………。」
まぁくんが起きあがり口の端で
コンドームの袋を切って自身につけた。
「いくよ…………んっ…はぅ………。」
もう馴染んだ形のはずのものが
入ってくる。
でもいつもより大きい…。
僕の悦いところをゆらゆら、と
擦ると一気に奥まで貫かれた。
「あっあ…あ…は………ぁあああ!」
バツン、と音を立てて肌と肌があたる。
紅李翔…と名前を呼ばれ
きつく抱きしめられて
僕は息も絶え絶えに叫んだ。
「…っと…もっと!まぁくん!
まぁくん………ぁあああ!」
パンパンと肌と肌がぶつかる音と共に
まぁくんがはぁはぁ、と
荒く呼吸する。
汗が滴り落ち僕の汗と混ざり
溶けていきたまらずにキスを求めた。
「くーちゃん…んっ…。」
また腰を激しく打ちつけられて
僕はあられもなく嬌声をあげる。
「あっ…んっ、あ、あ…ぁぁ…
んんっ……ぁ!ああ!んんっ!
はぁ!は!ぁぁ、んぁっ!」
「くり、とっ…はぁはぁ…
ん、ふぅ…はぁ………はぁ…
ぅぅ………はっ…」
部屋の中に僕の喘ぐ声と
まぁくんの荒い吐息と
抽挿の度にグチュグチュ、と鳴る
水音とが響いて…。
「あああ!も、だめ…
まぁ、く…ん………ああっああ!」
「一緒に…ィくよ………。」
まぁくんのいっそう激しい抽挿のあと
一緒に果て、僕は意識を手放した。
気がつくとあったかいお湯の中で…。
まぁくんは僕を抱いて
お風呂に入れてくれていた。
「まぁ、くん…。」
「くーちゃんごめんな…。
俺やり過ぎた…。ついつい…。
離したくなさすぎて…。
歯止めがきかなくなった…。
本当にごめん…。」
「………ふふ。大丈夫だよ。
お風呂入れてくれてありがとう。
激しかった、ね…。」
「ごめん…。」
「もう…謝らないでよ。
僕もそうしてほしかったから…。」
ほほえみあいキスをすると
まぁくんの瞳から涙が零れる。
「ほんとは離れたくないんだよ…。
でも。でも、さ………。」
「わかったから…。
僕もよく考えてみる。
泣かないで…。」
「くーちゃん…。前はさ。
離れてるのが当たり前だったけど
もうずっとくーちゃんと暮らして
本当に幸せでさ…。
だからまた離れ離れなんて
本当になんというか…。
考えるだけで嫌、だ。
でもくーちゃんにはくーちゃん自身の
人生もちゃんと歩んで欲しい。
これも本当に心からそう思ってる。
だから…。だから………。」
ぽろぽろと零れるまぁくんの涙を
舐めとり両の目尻にキスをして
首に手を回して思い切り抱きついた。
そのあとまぁくんは体を拭いてくれ
パジャマを着せて
お水を口移しで飲ませて
シーツを綺麗なものに替えた
ベットに寝かせて
僕をいたわるように
そっと抱きしめ腕枕をしてくれて。
僕は幸せと切なさの狭間で
眠りに落ちた。
目が覚めるとぐっすりと
眠るまぁくんの目に涙のあとがあり
また切なくなってそっと
頭を撫でる。
すり寄ると無意識に抱きしめてくれる
その腕にすがりつき
考えをめぐらせた。
(今もし日本を離れたら
今はよくてもあとで料理人としては
後悔する、かもしれない…。
まぁくんの言う通り…。
でも…でも…………………。
それを承知でついて行きたい
思いもある。
まぁくんは許さないだろうな…
別れてでも置いていく、って
言いそう…。ふふ…。)
いつの間にか僕はクスクスと
笑っていた。
「…………………ぅん…ん?
くーちゃん?」
「まぁくん…。おはよ…。
ごめん起こしちゃった…。
ふふふ…。」
「どしたの…?何笑って……
え……………。」
僕の目からは大量に涙が流れていた。
「…ぅぅぅっ、グズッ…ま、ぁく…ん。
離れたくない…けど。
けど……………。きっと…まぁくんは
ついて行くって言ったら
別れてでもダメだって言う、って
思って…。」
「な………………んで、それ…。」
「ふふ…。わかるよ…。
僕はまぁくんのことは何でも。
ふふふ……………グズッ…。
だから…だ、からね…………。
僕、残るよ。ちゃんと料理人として
一人前になる。
1年たったら見違えてるよ。
グズッ…だからまぁくん、安心して…
ふぇぇ…グズッ…………。
いって、きて…。わぁぁぁん…。」
「…くーちゃん………。紅李翔…………。
ありがとう。俺もがんばって
キャリアアップしてくるから。」
コクコクと頷いて
まぁくんの胸に顔をすり寄せる。
優しく髪を撫でてくれるまぁくんも
涙声で紅李翔、と名前を
呼んでくれた。
「今日は離さないで
ずっとこうしてて…。」
「………あぁ。もちろん。」
そうして一日抱き合い
キスをして過ごし…。
あっという間にまぁくんが
アメリカへ行く日がきた。
空港へ見送りに行くと
僕は涙がこらえられなくって
泣いてしまった。
(泣かずに見送るはずだったのに…。)
「紅李翔。帰ってきたらさ。
結婚式、あげよう、よ。
あ、披露宴もいいね。」
「ふぇ!?」
「ふふふ…そう考えてると
あっという間だよ。
まめに連絡するし。
ほら、海外通話のアプリも
見つけたじゃん。ね。
だから泣かないで…。」
「まぁ、くん………。グズッ…うん。」
「紅李翔、他の人に
誘惑されないでよ…?」
「!!!そんなことしないの
知ってるでしょ?まぁくんこそ!
外国の人に言い寄られても
ダメだよ?」
「俺は紅李翔一筋だからさ…ははは!」
「もう!まぁくんったら!」
不意に抱き寄せられる。
「くーちゃん、体だけは
気をつけてね…。」
「まぁくん…。まぁくんもね。
勉強、がんばりしすぎないで
ちゃんと睡眠とってよ?
ご飯もちゃんと食べてよ?」
「うん。紅李翔もね…。キスしよ…。」
「んっ………。まぁくん…
見られちゃう…。んぅっ…」
「いいよ…俺ら夫夫なんだから…。
見たいやつには見せつけてやろ…
んっ…………。」
しばらくキスをしてまぁくんは
笑顔で手をふり搭乗口に
消えていった。
僕も最後は笑顔で送り出せて。
(この一年、がんばろう。
まぁくんもがんばるから
僕も前へ進もう。
披露宴、本気かな?
なんか楽しくなってきた…ふふふ。)
デッキから飛行機を見送り
僕は堅く決意していた。
転勤が決まった…。」
さっき帰ってきたまぁくんの
衝撃的な言葉で僕は体が硬直した。
覚悟はしていたんだ…。
いつかは転勤、あるって聞いてたし…。
でも…今のタイミングは…。
「ま、ぁ…くん………。どこ、に…?」
「それが………。アメリカなんだ。」
「あめ、り…か…。」
「紅李翔…おいで…。」
まぁくんの胸に抱かれると
僕は涙が込みあげて…
「…グズッ…………。やだ。やだ…。
ついてく。僕…まぁくんにっ…。」
「くーちゃん………。」
「離れたくない…。やだ…。
一緒に行く…。」
「お店、どうするの…?
今、離れられない時じゃないの?」
「やだ!やだよ…お店なんか
どうでもいい!ついてく!」
「紅李翔。冷静になって考えて。」
「僕は冷静だ!僕にはまぁくんと
一緒にいる以外の選択なんてっ!
…………あるわけ、ないっ!
……ふぇぇ…グズッ…。」
「お店のメイン料理のサブを
任されたところなんでしょ…?」
「そ、んなの…どうでもいい!
また1から掃除からだっていいから
アメリカに一緒に行って…」
「そんな、責任放棄する人だったの?
くーちゃんは。」
「そうだよ!する、よ!
わぁぁぁん…………。
まぁくん!やだ!やだって!
一時も離れたくない!」
まぁくんの腕の中で暴れ
泣き叫ぶ僕をまぁくんは
きつく抱き返してくれて。
「紅李翔…。ごめん…。
俺、単身で行くから。
くーちゃんに店の信頼を
無にするようなまね
してほしくないんだよ。
1年だから………たった1年だ、よ…。」
「いやだ…やだ………………。
んぅっ…んあ…。」
優しくキスをしてくれる
まぁくんだけど体が熱かった。
「まぁくん…んぅ…………。
ぼ、く…や、だ……。
ね、考え、なおし、て…んっ…。」
「んはっ………。俺だっていやだけど…
くーちゃんにも自分の人生
ちゃんと持ってて欲しいんだ…。」
「僕の人生はまぁくんだけっ…
んっ…ん、ん…ふぁ…。
まぁくんだけだよ…」
舌がきつく絡んできて
僕は必死で吸い返す。
離すまい、と絡める。
「…んっ、はぁ………はぁ…。
くーちゃ…。んぅっ…。」
まぁくんの手が僕の秘部を撫でる。
「あっ!ひゃ…!んんっ………。」
(今日はまぁくん早く帰るし
明日休みだから、って
準備しててよかった…。)
「紅李翔…抱きたい…。」
「うん…抱いて…………。
離さないで…。ナカにきて……。」
まぁくんに姫抱きにされて
ベッドへ行く。
そっと下ろされると僕のTシャツと
ハーフパンツも下着ごと
脱がされてまぁくんもすべて脱ぎ捨て
生まれたままの姿で抱き合った。
「紅李翔…紅李翔…。」
「ああっ…あっ、あん…まぁくん……。」
耳を舐められて
僕はビクビクと震える。
「紅李翔…離したくない…。」
首筋にいくつもキスマークを
つけられて両の突起を擦られ身悶えた。
「あっ…は、あ!んんっ…
や!ぁぁ…んっ!」
ぬろぬろと突起を舐め吸われ
張りつめきったそこは
痛いぐらいに疼いて…。
「くーちゃん…紅李翔…。
口でさせて…。」
まぁくんは僕の先走りを零して
上を向いてるものに
そっとキスをすると
根元までしっかりと咥える。
口をすぼめて歯が当たらないように
丁寧に擦られて舌を這わせられ
先端を舐められて
僕は何も考えられないほどに乱れた。
「ああっ!あ!あ!んっ…
や、そこ、あっ!ぁぁ…!
ま…ひとぉっ…も、だめぇ!
あああああ!」
果てて脱力する僕をバックハグで
そっと抱きしめて背中にキスの雨を
降らされる。
僕はまたそのキスで身悶えた。
「紅李翔…ほぐすよ…。」
枕元に置いてあるローションを
手に取りそっと秘部を撫でられ
指が入ってくる。
「んっ…あ………。」
丁寧にゆっくりと背中にキスしながら
ほぐしてくれるまぁくんは
いつも以上に熱い吐息で囁いた。
「くーちゃんは背中も性感帯だね…。
どこもかしこも感じやすい
愛おしい体…。愛してる…。」
「まぁ、くんっ!あっ…ふぅ…
ぁぁぁぁ…。
もっと!もっと激しくしてっ…。
今だけでもっ…
何もかも忘れさせてっ…
あっ!あはぁ…はっ…あ、ん!」
ひっくりかえされ足を思い切り
開かれて抱きしめられ
口の中を蹂躙されて
頭が真っ白になった。
「んっ…んぅ……紅李翔…。
んっんっ…はぁ…んんっ………。」
まぁくんの舌が僕の舌を吸い上げて
喉奥や顎裏をかすめ
また強く吸われる。
いつの間にかほぐす指も
3本に増やされていた。
「きてっ…もう………無理っ…
早くぅ……………。」
まぁくんが起きあがり口の端で
コンドームの袋を切って自身につけた。
「いくよ…………んっ…はぅ………。」
もう馴染んだ形のはずのものが
入ってくる。
でもいつもより大きい…。
僕の悦いところをゆらゆら、と
擦ると一気に奥まで貫かれた。
「あっあ…あ…は………ぁあああ!」
バツン、と音を立てて肌と肌があたる。
紅李翔…と名前を呼ばれ
きつく抱きしめられて
僕は息も絶え絶えに叫んだ。
「…っと…もっと!まぁくん!
まぁくん………ぁあああ!」
パンパンと肌と肌がぶつかる音と共に
まぁくんがはぁはぁ、と
荒く呼吸する。
汗が滴り落ち僕の汗と混ざり
溶けていきたまらずにキスを求めた。
「くーちゃん…んっ…。」
また腰を激しく打ちつけられて
僕はあられもなく嬌声をあげる。
「あっ…んっ、あ、あ…ぁぁ…
んんっ……ぁ!ああ!んんっ!
はぁ!は!ぁぁ、んぁっ!」
「くり、とっ…はぁはぁ…
ん、ふぅ…はぁ………はぁ…
ぅぅ………はっ…」
部屋の中に僕の喘ぐ声と
まぁくんの荒い吐息と
抽挿の度にグチュグチュ、と鳴る
水音とが響いて…。
「あああ!も、だめ…
まぁ、く…ん………ああっああ!」
「一緒に…ィくよ………。」
まぁくんのいっそう激しい抽挿のあと
一緒に果て、僕は意識を手放した。
気がつくとあったかいお湯の中で…。
まぁくんは僕を抱いて
お風呂に入れてくれていた。
「まぁ、くん…。」
「くーちゃんごめんな…。
俺やり過ぎた…。ついつい…。
離したくなさすぎて…。
歯止めがきかなくなった…。
本当にごめん…。」
「………ふふ。大丈夫だよ。
お風呂入れてくれてありがとう。
激しかった、ね…。」
「ごめん…。」
「もう…謝らないでよ。
僕もそうしてほしかったから…。」
ほほえみあいキスをすると
まぁくんの瞳から涙が零れる。
「ほんとは離れたくないんだよ…。
でも。でも、さ………。」
「わかったから…。
僕もよく考えてみる。
泣かないで…。」
「くーちゃん…。前はさ。
離れてるのが当たり前だったけど
もうずっとくーちゃんと暮らして
本当に幸せでさ…。
だからまた離れ離れなんて
本当になんというか…。
考えるだけで嫌、だ。
でもくーちゃんにはくーちゃん自身の
人生もちゃんと歩んで欲しい。
これも本当に心からそう思ってる。
だから…。だから………。」
ぽろぽろと零れるまぁくんの涙を
舐めとり両の目尻にキスをして
首に手を回して思い切り抱きついた。
そのあとまぁくんは体を拭いてくれ
パジャマを着せて
お水を口移しで飲ませて
シーツを綺麗なものに替えた
ベットに寝かせて
僕をいたわるように
そっと抱きしめ腕枕をしてくれて。
僕は幸せと切なさの狭間で
眠りに落ちた。
目が覚めるとぐっすりと
眠るまぁくんの目に涙のあとがあり
また切なくなってそっと
頭を撫でる。
すり寄ると無意識に抱きしめてくれる
その腕にすがりつき
考えをめぐらせた。
(今もし日本を離れたら
今はよくてもあとで料理人としては
後悔する、かもしれない…。
まぁくんの言う通り…。
でも…でも…………………。
それを承知でついて行きたい
思いもある。
まぁくんは許さないだろうな…
別れてでも置いていく、って
言いそう…。ふふ…。)
いつの間にか僕はクスクスと
笑っていた。
「…………………ぅん…ん?
くーちゃん?」
「まぁくん…。おはよ…。
ごめん起こしちゃった…。
ふふふ…。」
「どしたの…?何笑って……
え……………。」
僕の目からは大量に涙が流れていた。
「…ぅぅぅっ、グズッ…ま、ぁく…ん。
離れたくない…けど。
けど……………。きっと…まぁくんは
ついて行くって言ったら
別れてでもダメだって言う、って
思って…。」
「な………………んで、それ…。」
「ふふ…。わかるよ…。
僕はまぁくんのことは何でも。
ふふふ……………グズッ…。
だから…だ、からね…………。
僕、残るよ。ちゃんと料理人として
一人前になる。
1年たったら見違えてるよ。
グズッ…だからまぁくん、安心して…
ふぇぇ…グズッ…………。
いって、きて…。わぁぁぁん…。」
「…くーちゃん………。紅李翔…………。
ありがとう。俺もがんばって
キャリアアップしてくるから。」
コクコクと頷いて
まぁくんの胸に顔をすり寄せる。
優しく髪を撫でてくれるまぁくんも
涙声で紅李翔、と名前を
呼んでくれた。
「今日は離さないで
ずっとこうしてて…。」
「………あぁ。もちろん。」
そうして一日抱き合い
キスをして過ごし…。
あっという間にまぁくんが
アメリカへ行く日がきた。
空港へ見送りに行くと
僕は涙がこらえられなくって
泣いてしまった。
(泣かずに見送るはずだったのに…。)
「紅李翔。帰ってきたらさ。
結婚式、あげよう、よ。
あ、披露宴もいいね。」
「ふぇ!?」
「ふふふ…そう考えてると
あっという間だよ。
まめに連絡するし。
ほら、海外通話のアプリも
見つけたじゃん。ね。
だから泣かないで…。」
「まぁ、くん………。グズッ…うん。」
「紅李翔、他の人に
誘惑されないでよ…?」
「!!!そんなことしないの
知ってるでしょ?まぁくんこそ!
外国の人に言い寄られても
ダメだよ?」
「俺は紅李翔一筋だからさ…ははは!」
「もう!まぁくんったら!」
不意に抱き寄せられる。
「くーちゃん、体だけは
気をつけてね…。」
「まぁくん…。まぁくんもね。
勉強、がんばりしすぎないで
ちゃんと睡眠とってよ?
ご飯もちゃんと食べてよ?」
「うん。紅李翔もね…。キスしよ…。」
「んっ………。まぁくん…
見られちゃう…。んぅっ…」
「いいよ…俺ら夫夫なんだから…。
見たいやつには見せつけてやろ…
んっ…………。」
しばらくキスをしてまぁくんは
笑顔で手をふり搭乗口に
消えていった。
僕も最後は笑顔で送り出せて。
(この一年、がんばろう。
まぁくんもがんばるから
僕も前へ進もう。
披露宴、本気かな?
なんか楽しくなってきた…ふふふ。)
デッキから飛行機を見送り
僕は堅く決意していた。
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表紙のイラストは、Picrew様の[君の世界メーカー]マサキ様からお借りしました。
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