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未来への誓い②
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地図から顔を上げたエリシアが、ふいに問いかけた。
クロヴィスは面食らったように瞬きをした。
「やぶからぼうだな。――何人、と言われても……多ければ嬉しいが、それは俺ひとりで決められることではないだろう?」
「ええ、そうですが……できたら、たくさんの方が喜ばしいのではないかと思いまして」
エリシアの控えめな声に、クロヴィスはふっと目を細めた。
「そうだな、きみに似た王女が生まれたら……きっと目に入れても痛くないほど可愛がってしまうだろうな」
王妃を甘やかす彼の姿を想像したエリシアから、思わず笑みが零れる。
「でもお転婆なところもきみに似ていたら、俺は一日も気が休まらないだろうな」
「まぁ!」
からかうような言葉に、エリシアはむっと頬を膨らませる。
クロヴィスは朗らかに笑い、彼女をそっと抱き寄せた。
「ああいいな、楽しそうだ。きみがそばにいてくれてこんなに幸せなのに、そこに俺たちの子どもまでいたら……」
愛おしげに微笑みながら、彼はそっと口づけを落とす。
唇をついばみあい、指と指を絡め合う。
低い声がささやいた。
「俺の子種が欲しいか?」
「はい……」
クロヴィスの腕が、そっとエリシアを抱き寄せる。
力強くてやさしいその動きには、深い慈愛がにじんでいた。
「愛している」
漆黒の瞳でまっすぐに見つめて告げると、口づけを落とされた。
ついばみ合うだけだったものは、やがて深く舌を絡め合う官能的なものへと変わっていく。
熱く湿った舌が入り込んで歯列を舐めたとたん、エリシアはぴくりと震え、甘い搔痒感に胸を高鳴らせた。
両手で腰を撫で上げられ、乳房をやさしく包まれる。
左右同時に突起をこりこりといじられると、昂ぶった体は過敏に反応して欲情を生み出し、陰部に蜜をにじませる。
荒く呼吸しはじめたクロヴィスに、口づけながら押し倒された。
エリシアの蜜の香りに誘われるように、下半身を押し付けられる。
硬く膨れ上がった雄を感じて、待ちわびるように陰部が潤んでいく。
余裕を失いはじめたクロヴィスが、うめくように言った。
「でもひとつ懸念がある……。妊娠している期間も、俺はきみを求めてしまうかもしれない」
「安定期を過ぎて適度にすれば、問題はないと聞きます」
「そうか……。ではそれまでは存分に抱くとしよう」
「あ……っ」
夜着を手早く脱がされ、クロヴィスの雄を当てがわれる。
彼を待ちわびていたそこは、とろとろと濡れて早く飲み込みたそうにしている。
だがクロヴィスは、しっかりと味わうようにゆっくりと埋めていった。
「あ……ぁ、っ」
その最初の動きだけで、エリシアは軽く達してしまう。
緩やかな律動が始まるとそれが何度も起こって、ビクビクと体が震え、意識が溶けていった。
恍惚としたその表情を見つめながら、クロヴィスがかすれた声でうめいた。
「……ああ、何度味わってもたまらない。抱くたびに溺れていく気がする」
「……っあっ、ああ、あぁ……っ」
「きみの肉がいやらしく絡みついてくる。温かい蜜が俺を蕩けさせるんだ」
耳朶に唇を押しつけられ、低く淫靡な声でなぶられる。
「もっときみと溶け合いたい。五百年分の夜を埋め合わせるまで、もう二度と死ぬまできみを離さない」
「あ……あぁ、クロヴィスさま……私も、もっと、奥まで、いっぱい、あなたを……ぁあ、あああ……!」
折れんばかりに抱きしめられ、激しく突き上げられた。
快楽に溺れながらエリシアは彼の首にすがりつき、無我夢中で唇を重ねた。
舌を吸い上げ、呼吸すら奪うように激しく口づけ合いながら高みへと上っていく。
「あ、ああっ、いく、いっちゃう……!」
「出すぞ……俺の子を孕んでくれ」
「ぁああ、クロヴィスさま……っ」
弾けて、頭が真っ白になった。
屈強な男の背中を抱き締めながら、絶頂の余波にさらされてびくびくと体を震わせる。
クロヴィスもそんなエリシアを見下ろしながら、低く吐息をもらして腰を緩慢に動かしている。
やがて止まるはずのその動きは、彼の呼吸が落ち着いてくるとともに速くなっていく。
クロヴィスが一回だけで満足しないのは常だった。
硬さを取り戻した彼の雄は、ふたたび熱を帯び、エリシアの肉壁を溶かすように擦っていく。
それはエリシアの欲情をも呼び覚まし、達した余韻を散らす間もなく、また新たな快感に追い立てる。
「あっ、んっ、んん、っ……!」
くちゅりくちゅりと内部で白濁がかき乱される感覚はひどく淫靡だった。
雄で子宮に塗り込まれるような刺激を感じて、エリシアは軽く達してしまう。
いつしか抽送は激しくなり、エリシアは快感の渦に飲み込まれていった。
「アあっ、んっ、あア、また、イっちゃ、あっ、あんっ……!」
「まだ子種を与えきれてない……。今夜は存分に出してもいいか?」
返事する間もなく、激しい律動に翻弄される。
甘美な絶頂を迎え、幸福に意識が蕩けていく。
「ああっ、っあぁ、もっと……もっと……クロヴィスさま……っ」
「エリシア……エリシア……!」
汗ばむ肌を重ね、鼓動を通わせ、ふたりは何度も何度も互いをたしかめあった。
絡み合う体と心は、五百年という長い時を埋め合わせるように、長く深く愛を交わし続けた。
クロヴィスは面食らったように瞬きをした。
「やぶからぼうだな。――何人、と言われても……多ければ嬉しいが、それは俺ひとりで決められることではないだろう?」
「ええ、そうですが……できたら、たくさんの方が喜ばしいのではないかと思いまして」
エリシアの控えめな声に、クロヴィスはふっと目を細めた。
「そうだな、きみに似た王女が生まれたら……きっと目に入れても痛くないほど可愛がってしまうだろうな」
王妃を甘やかす彼の姿を想像したエリシアから、思わず笑みが零れる。
「でもお転婆なところもきみに似ていたら、俺は一日も気が休まらないだろうな」
「まぁ!」
からかうような言葉に、エリシアはむっと頬を膨らませる。
クロヴィスは朗らかに笑い、彼女をそっと抱き寄せた。
「ああいいな、楽しそうだ。きみがそばにいてくれてこんなに幸せなのに、そこに俺たちの子どもまでいたら……」
愛おしげに微笑みながら、彼はそっと口づけを落とす。
唇をついばみあい、指と指を絡め合う。
低い声がささやいた。
「俺の子種が欲しいか?」
「はい……」
クロヴィスの腕が、そっとエリシアを抱き寄せる。
力強くてやさしいその動きには、深い慈愛がにじんでいた。
「愛している」
漆黒の瞳でまっすぐに見つめて告げると、口づけを落とされた。
ついばみ合うだけだったものは、やがて深く舌を絡め合う官能的なものへと変わっていく。
熱く湿った舌が入り込んで歯列を舐めたとたん、エリシアはぴくりと震え、甘い搔痒感に胸を高鳴らせた。
両手で腰を撫で上げられ、乳房をやさしく包まれる。
左右同時に突起をこりこりといじられると、昂ぶった体は過敏に反応して欲情を生み出し、陰部に蜜をにじませる。
荒く呼吸しはじめたクロヴィスに、口づけながら押し倒された。
エリシアの蜜の香りに誘われるように、下半身を押し付けられる。
硬く膨れ上がった雄を感じて、待ちわびるように陰部が潤んでいく。
余裕を失いはじめたクロヴィスが、うめくように言った。
「でもひとつ懸念がある……。妊娠している期間も、俺はきみを求めてしまうかもしれない」
「安定期を過ぎて適度にすれば、問題はないと聞きます」
「そうか……。ではそれまでは存分に抱くとしよう」
「あ……っ」
夜着を手早く脱がされ、クロヴィスの雄を当てがわれる。
彼を待ちわびていたそこは、とろとろと濡れて早く飲み込みたそうにしている。
だがクロヴィスは、しっかりと味わうようにゆっくりと埋めていった。
「あ……ぁ、っ」
その最初の動きだけで、エリシアは軽く達してしまう。
緩やかな律動が始まるとそれが何度も起こって、ビクビクと体が震え、意識が溶けていった。
恍惚としたその表情を見つめながら、クロヴィスがかすれた声でうめいた。
「……ああ、何度味わってもたまらない。抱くたびに溺れていく気がする」
「……っあっ、ああ、あぁ……っ」
「きみの肉がいやらしく絡みついてくる。温かい蜜が俺を蕩けさせるんだ」
耳朶に唇を押しつけられ、低く淫靡な声でなぶられる。
「もっときみと溶け合いたい。五百年分の夜を埋め合わせるまで、もう二度と死ぬまできみを離さない」
「あ……あぁ、クロヴィスさま……私も、もっと、奥まで、いっぱい、あなたを……ぁあ、あああ……!」
折れんばかりに抱きしめられ、激しく突き上げられた。
快楽に溺れながらエリシアは彼の首にすがりつき、無我夢中で唇を重ねた。
舌を吸い上げ、呼吸すら奪うように激しく口づけ合いながら高みへと上っていく。
「あ、ああっ、いく、いっちゃう……!」
「出すぞ……俺の子を孕んでくれ」
「ぁああ、クロヴィスさま……っ」
弾けて、頭が真っ白になった。
屈強な男の背中を抱き締めながら、絶頂の余波にさらされてびくびくと体を震わせる。
クロヴィスもそんなエリシアを見下ろしながら、低く吐息をもらして腰を緩慢に動かしている。
やがて止まるはずのその動きは、彼の呼吸が落ち着いてくるとともに速くなっていく。
クロヴィスが一回だけで満足しないのは常だった。
硬さを取り戻した彼の雄は、ふたたび熱を帯び、エリシアの肉壁を溶かすように擦っていく。
それはエリシアの欲情をも呼び覚まし、達した余韻を散らす間もなく、また新たな快感に追い立てる。
「あっ、んっ、んん、っ……!」
くちゅりくちゅりと内部で白濁がかき乱される感覚はひどく淫靡だった。
雄で子宮に塗り込まれるような刺激を感じて、エリシアは軽く達してしまう。
いつしか抽送は激しくなり、エリシアは快感の渦に飲み込まれていった。
「アあっ、んっ、あア、また、イっちゃ、あっ、あんっ……!」
「まだ子種を与えきれてない……。今夜は存分に出してもいいか?」
返事する間もなく、激しい律動に翻弄される。
甘美な絶頂を迎え、幸福に意識が蕩けていく。
「ああっ、っあぁ、もっと……もっと……クロヴィスさま……っ」
「エリシア……エリシア……!」
汗ばむ肌を重ね、鼓動を通わせ、ふたりは何度も何度も互いをたしかめあった。
絡み合う体と心は、五百年という長い時を埋め合わせるように、長く深く愛を交わし続けた。
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