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裸のモデル編
羞恥のデッサンモデル
日本総合学院大学は文系から理系まで幅広い教育・研究課程を有する日本屈指の有名私立大学である。全学学生が学ぶ共通教育講義棟、学部ごとに立ち並ぶ研究棟、先進医療を提供する大学病院、最先端分析機器を取り揃える科学分析センター、皇族の別邸を改築した歴史ある中央図書館には膨大な数の専門書が所蔵されている。リフォームされたばかりのモダンな学食、整備された広いグラウンド、武道場を併設する総合体育館、日本選手権も開催される競技用屋内プール、実習用農場にはニワトリや牛、豚などの畜産動物が多数飼育されている。これらの充実した施設・設備が収容された広大なキャンパスで留学生も含め約6万人の学生が一堂に学んでいた。
「…18…19…20、よし、ベンチプレスは終わりだ、翔。」
下條に誘われて翔は初めて総合体育館内のトレーニングジムを訪れていた。モデルの仕事もしている下條はその完璧なスタイルを維持するために毎日1限講義前にこのジムで筋トレをしているらしい。トレーニングウェア姿の二人はもうすでに汗びっしょりになっている。
「次はバイクだ、翔。」
「下條、少し休ませてくれよ。」
「仕方ないな、少しだけな。」
汗の滴るさわやかスマイルの下條は用意してきた特製プロテインドリンクを翔に手渡してくれた。のどの乾いていた翔にとってはありがたかったが、とにかく不味い。なんとも言えないバナナフレーバーでほとんど甘みもない。口の中には何やらざらざらした粉が残った。一方、下條はそれを美味そうにぐびぐびとのどを鳴らしている。
「美味いだろ?俺の特製ドリンク。」
「…そうだな。」
翔は下條の舌を疑った、どうやら馬鹿舌のようだ。しかし、友人がわざわざ作ってきてくれたドリンクを残すわけにもいかず、翔は鼻を摘まんで一気に飲み干す。
「翔、もう一杯いくか?」
「…バイク行くぞ、下條。」
二人は横並びでエアロバイクをこいでいる。ガラス張りの壁の向こうには医学研究棟が見えていた。しばらくペダルをこいでいると翔の両足はパンパンに張ってきた。下條はまだ余裕らしく、さわやかスマイルでこいでいる。下條への対抗心でこぎ続ける翔、こぐほどにペダルは重くなった。
「もうダメだ!!」
限界に達した翔はエアロバイクから崩れ落ちた。両足の太ももがプルプル震えている。エアロバイクから降りた下條は翔に近づくと両手を引っ張って起こしてくれた。やはり下條はさわやかイケメンだった。
汗をびっしょりかいた翔・下條はトレーニングジム内のシャワー室にやってきた。脱衣所で搾れるくらいぐしょぐしょになったトレーニングウェアを脱ごうとする二人は苦戦している。狭い脱衣所は二人の汗臭さで充満した。なんとか脱いだ二人はボクサーパンツ姿になる。相変わらず下條の腹筋は見事なシックスパックに割れている。あの日の体験を共有している二人はパンツに両手をかけると何の躊躇もなく脱ぎ捨てた。脱毛したばかりできれいなパイパンの翔と恥毛をきれいに整えている下條の恥部は男臭い匂いを放っていた。
シャワー室の壁には埋込型シャワーが6基並び、個々のスペースは仕切られていない。隣同士でシャワーを浴びるイケメン二人、下條は男の翔がしばらく見惚れるくらい均整の取れた美しさだ。全身をさっと流した下條は自身のイチモツの皮を剥き、亀頭を洗っている。翔も臭くなった恥部を念入りに洗った。
「なんだかんだ言って、舞花ちゃんの新作、楽しみだな、翔。」
「なんてったって汁男優 下條篤志のデビュー作だからな。」
「翔もデビューしてるだろ。しかも大トリで。」
二人は顔を見合わせて笑った。あの体験を思い出す翔・下條のイチモツは大きくなっていた。
「じゃあな、翔。」
「下條、1限講義頑張れよ。」
翔は足早に講義棟に向かう下條を見送る。この日、翔は1限講義はなく、2限講義開始まで時間があった。いつもの手さげカバンを片手に何の当てもなくしばらくキャンパス内を歩いているとブロンズ像が見えてくる。日本総合学院大学創設者 権現坂一力太の立像だ。威風堂々とした一力太は口元にカイベルヒゲを蓄え、クラーク博士のようなポーズで立っている。時間を持て余す翔が見上げていると見覚えのある女子がブロンズ像の後ろを通りすがった。その女子を目で追う翔、プールで助けたあの子だと気付く。
「あのっ、すいません。」
「…はい…。」
とっさで声をかけた翔、急に話しかけられたその女子は困惑している。
「なんですか?」
「俺のこと、覚えていませんか?GW、市営屋内プールに行きませんでした?」
唐突な質問返しに怪訝そうな表情を浮かべる女子に翔は畳みかけた。
「確かにプールには遊びに行きましたけど…。」
ストーカーを見るような女子の視線が翔に突き刺さっている。
「そのプールで溺れませんでしたか?」
「えっ!?」
「その時、医務室に運んだのが俺です。」
一瞬とても驚いた顔をした後、女子の表情は笑顔に変わった。翔はGWのその日、プール監視員のバイトをしていたことを話した。
「その節は本当にありがとうございました。助けてくれた方にずっとお礼を伝えたいと思っていたんですけど、まさか大学内で会えるなんて。」
「もし、時間があったら学食で話しませんか?」
礼儀正しく深々と頭を下げ、笑顔で感謝を述べる女子の顔は翔のタイプど真ん中だ。この機会を逃すまいと学食に誘う翔は人生初めてのナンパに成功する。心の中でガッツポーズの翔の鼻の下は伸びていた。
開いたばかりの学食に移動した二人はテーブルに向かい合って座っている。
「俺、理工学部応用化学過程2年の西宮 翔っていいます。よろしく。」
「私は芸術・造形学部美術過程2年生の若井玲奈です。よろしくお願いします。」
互いに自己紹介した二人、きれいな玲奈を前に翔は少し緊張していた。
「玲奈ちゃん、2年生なんだ。同じ全共講義、履修してたかもな。」
「翔君、イケメンだから一緒になってたらきっと覚えてるよ。」
玲奈を「ちゃん」付で呼んだ翔はその返答に手ごたえを感じた。この勢いで玲奈とLINEを交換した翔は完全に舞い上がっている。玲奈に話しかける語尾もパンツの中の恥部も熱を帯びた。
「美術過程2年ってことは櫻田真人って知ってる?友達なんだけど。」
「もちろん、真人君、知ってるよ。すっごく絵が上手。」
「その真人に今日午後のデッサンの講義のモデルを頼まれちゃってさ。」
デッサンモデルの話を翔が持ち出すと玲奈は目を丸くした。
「えっ、翔君、本当に?今日は…ヌードデッサンだよ。」
今度は翔が目を丸くした、驚きすぎて声も出せなかった。オーギュスト・ロダンの「考える人」のブロンズ像の姿勢で翔は完全に固まる。状況を理解するのに時間がかかった。
「大丈夫?でも翔君、イケメンだからちょっと楽しみかも。じゃあ、2限講義あるからまた午後にね、バイバイ。」
そんな翔の体を玲奈は一旦上から下まで舐めるように眺めるとにやけて去って行った。
LINE通話「真人、今日のデッサンの講義なんだけど、ヌードなのか?」
玲奈がいなくなった学食で急に我に返った翔は焦って真人にLINE通話をかける。
LINE通話「…うん。ごめん、翔君。言いづらくて…。」
LINE通話「そういうのは初めに言うことだろ!!」
珍しく翔は声を荒げていた。まだ誰もいない学食に響く怒号に出勤したばかりのおばさんが驚いている。
LINE通話「…ごめん、翔君。ごめん、いつも来てくれるペアモデルの仲野さんが急に入院しちゃって。男性モデルのリクルートを教授に頼まれて、お願いできる友達が翔君しかいなくて…。」
真人は電話越しで泣き出しそうになっている。
LINE通話「ペアモデル?今日は俺以外にもモデルがいるのか?」
LINE通話「…うん、今日は男女ペア、女性モデルさんはクリニックのお客さんでベテランの人。伝えてなくてごめんね。」
翔は一人ではないことに妙に安心する。真人の小さな声に少し冷静を取り戻し始めた翔はどうしようか悩んでいた。
LINE通話「…翔君、嫌だったら断ってくれていいからね。教授には僕から伝えておくから…。」
LINE通話「でも、それじゃ…困るんだろ?真人。」
前払いの謝金をアパートの家賃にすでに使ってしまったこともあったが、翔は真剣に真人の夢を応援したいと思っていた。翔は男気を見せる。もうすぐ2限講義が始まる時間だ、通話を切った翔は講義棟に走った。
「遅いぞ、翔。もう講義始まるぞ。」
講義室では楽しそうな裕紀が待っていた。いつものクシャっとした笑顔で翔を手招きしている。翔は裕紀の隣に着席するとすぐに講義が始まった。
「前回は結晶場理論について説明したが、覚えているか?今日は配位子場理論について学んでいくぞ。」
無機錯体化学の講義が始まる。平静を装う翔は普段通り板書したが、講義内容は全くと言っていいほど頭に入ってこなかった。足元に置いた翔の手さげカバンに詰め込んだ汗びっしょりのトレーニングウェアが少し匂いを放っている。ふとスマホを見ると真人からありがとうスタンプが届いていた。あっという間に2限終了の時間となり、教授は講義室を出て行った。
「翔、学食行こうぜ。」
学生でごった返す昼休みの学食で二人はいつものからあげ丼を食べていた。
「翔、今日、調子悪いのか?」
「そんなことないけどな。」
幼馴染の体調を心配する裕紀はおバカそうだが、普段と少し違う様子の翔を敏感に感じ取っているようだった。そんな裕紀の気遣いに翔も感謝していた。箸があまり進まない翔だったが、なんとかからあげ丼を完食した。小食の裕紀は普段通り、からあげ丼を三分の一残した。
「裕紀、午後からバイトだろ。夜にいつもの銭湯で。じゃあな。」
翔は裕紀を普段通り見送った。裕紀はクシャっとした笑顔で大きく手を振っていた。翔は真人たちが待つ芸術・造形学部棟に歩を向ける。一人戦場に赴く兵士のような自分を鼓舞していた。
芸術・造形学部棟を見上げる翔は緊張していた。そのせいか、急に尿意を催した翔は1階の男子トイレに駆け込む。他の棟とは違い、トイレの中にまで小さな絵画が飾られている。小便器の前に立ちイチモツを取り出す翔、これからこれを同じ学年の学生を前に披露しなければならない。何とも言えない感情に包まれながら用を足した。
翔は指定された絵画実習室の隣の準備室に向かっていた。実習室前の廊下を通りかかると部屋の中には8人ほどの学生がモデルの到着を待っている様子だった。そこにはもちろん真人もいる。通り過ぎるその時、目が合った玲奈はきれいな顔でにやけていた。翔は顔を背ける。むしろ玲奈さえいなければ気が楽だと思っていた。翔は準備室のドアをノックする。
「失礼します。」
「ボンジュール、翔君ですネ~。今日はメルシーボーク。」
油の匂いが充満する部屋の中には独特の日本語で話す外国人のおじさんが満面の笑みを浮かべて待っていた。
「私は~、美術過程絵画分野ノ~、グウェルターズ教授で~ス。フランス人で~ス。」
「理工学部応用化学過程2年の西宮 翔です。よろしくお願いします。」
随分陽気なグウェルターズ教授に翔は礼儀正しく挨拶した。近づいてきた教授は翔の手をぎゅっと握る。大きくごつごつした手だった。
「モデルはハジメテですカ~?」
「はい、初めてで緊張しています。」
教授は緊張する翔を気遣ってくれている様子だった。
「タンキエット!タンキエット!ポーズはシンプルで~ス。」
そう言うと教授はポーズを実演してくれた。教授は両足を肩幅に開き、両手を頭の後ろに組むと胸を張る。そうそれは先日、クリニックで真人に剃毛してもらった時の翔のポーズそのものだった。翔はその大胆なポーズに恥ずかしくなる。
「そうそう~、女性モデルさんは~遅刻してキま~ス。」
「えっ、それまでは一人ですか?」
「ウイ、セ サ。」
相方のベテランモデルが遅刻してくることを知った翔は緊張と不安で少し震えた。教授は翔の両肩に自身の両手を置いて力強く握る。
「タンキエット!タンキエット!」
この教授は悪い人ではないことは間違いないが、緊張と不安が消えることはなかった。服を脱いでハンガーラックに掛けられたバスローブに着替え、絵画実習室に入るよう翔に指示した教授は先に二つの部屋を繋ぐドアから学生の待つ実習室に入って行った。翔は準備室に一人取り残されていた。手さげカバンを床に置き、靴下を脱いで上半身裸になる翔は逃げ出したい気持ちになっている。それを必死に我慢してズボンを脱ぐとボクサーパンツ姿になった。心配したのか、この時教授が実習室と準備室を繋ぐドアの窓から覗いていたが、一瞬笑顔を見せるとドアから離れて何やら学生に向かって話し始めた。勢いでパンツを下ろす翔の少し膨らんだイチモツの先っぽからは亀頭が顔を出していた。素っ裸にバスローブを羽織った翔は用意されたスリッパを履くと実習室に繋がるドアを開ける。
実習室にいる全員の視線が一手に翔に集まった。バスローブ姿のイケメンの登場に女子たちは少しざわついたが、意外とすぐに治まった。部屋の真ん中には少し高いモデル台が配置され、その周りを囲むように学生が座っている。教授はそのモデル台を指さし、そこでポーズをとるようジェスチャーしている。室内に足を踏み入れゆっくりと歩く翔は真人・玲奈の横を通り過ぎた。二人の視線を感じた。翔がモデル台に上がるとその真人・玲奈が最前席で待ち受けている。しばらくそのまま翔が立ち尽くしていると二人は心配そうに翔の顔を見上げていた。覚悟を決めてバスローブを脱ぎ捨てる翔、きれいな裸体があらわになる。翔があの剃毛ポーズをとると脱毛したばかりで完全にツルツルの両腋と恥部が学生に披露された。イケメンの大胆なポーズにしばらく女子たちは色めき立っていた。最前席の玲奈はにやけながら恥部を見つめている。恥ずかしくてたまらない翔は自身のイチモツの皮がめくりあがるのを感じた。なんとか膨張を鎮めようとする翔、実習室内の学生全員がその亀頭を凝視していた。健闘むなしく翔のイチモツはむくむくと大きく硬くなり、完全に実習室の天井を向いてしまう。今、タイプど真ん中の玲奈の目の前でパンパンになった亀頭をさらけ出して赤面した翔はすでに自身の力ではどうすることもできない状態になっている。3限講義が終わるまで残りあと1時間、翔は羞恥心に耐えるしかなかった。鉛筆を握る真人は熱心にスケッチブックに描きこんでいる。周りを見ると他の学生も、ざわついていた女子たちさえも真剣そのものだった。それもそのはず、これはれっきとした大学の講義なのだ。にやける玲奈は相変わらず、翔のイチモツを凝視しているが、絵は進んでいる様子だ。30分が過ぎ、折り返しの頃には翔のイチモツも多少硬さを失い、下を向きそうになったその時だった。
「遅れてすいません。」
実習室に繋がるドアが開くと同時に聞き覚えのある女性の声が耳に入る。麻理亜さんだ。嫌な予感しかしなかった。モデル台に素っ裸で立つ翔の後ろに回った麻理亜さん、身に纏っていたバスローブが床に落ちるのを翔は視認した。男子学生がざわついたが、残念ながら前を向いてポーズをとる翔からは麻理亜さんの裸体を拝むことはできない。モデル台に飛び乗った麻理亜さんは後ろから抱き着いてくる。思いがけず驚いた翔のイチモツは完全に硬さを取り戻す。翔の右腋下から顔を出した麻理亜さんはその左手の親指と人差し指で翔の左乳首を摘まむ。そして、あろうことか右手でそそり立つイチモツをがっちり握った。
「ああうぅ…。」
思わずエッチな声が漏れてしまい赤面する翔、麻理亜さんは小悪魔のような笑みを浮かべている。とても大学の講義とは思えない卑猥なペアポーズに実習室中が再び色めき立つ。翔は自身の背中に麻理亜さんの豊満な胸の柔らかさを感じていた。さらにお尻には麻理亜さんのまだ見ぬ恥部が押し当てられている。翔は爆発寸前だったが、懸命に耐えた。時間はゆっくりと過ぎる、麻理亜さんは翔を観察しながら楽しんでいる様子だ。それから20分が過ぎた、相変わらず、握られたままの翔のイチモツは硬いままだ。あと10分耐え抜けば解放されると思った瞬間、麻理亜さんは翔の左乳首を摘まむ二本の指に力を入れたり抜いたりし始める。乳首が敏感な翔の体はくねくねした。
「ダメよ、翔君。デッサンモデルは動いちゃダメ。」
「すいません。」
他の誰にも聞こえないだろう小さな声で麻理亜さんは注意した。必死に背筋を伸ばす翔、しかし、麻理亜さんは魔の手を緩めない。次は翔のイチモツを握る右手に力を入れたり抜いたりし始めたのだ。なんとか堪える翔、パンパンになった亀頭は透明な粘性液体でヌルヌルになっていた。にやける玲奈はもうすでに絵を描く手を止め、弄ばれる翔のイチモツに夢中になっている。3限終了時刻まで残り5分になり、麻理亜さんが右手に力を込め、その親指で亀頭を刺激した瞬間だった。
「んん…もう…ダメ。」
どぴゅっどぴゅっどぴゅっどぴゅどぴゅどぴゅ!!
握られ続けた翔の大きくなったイチモツの先っぽから大量の白濁液が噴射された。その液は乳首まで舞い上がるとぼたぼたと床に落ちた。翔のイチモツもそれを握る麻理亜さんの右手もべとべとだ。飛び散った白濁液は最前席に座る二人のスケッチブックにもかかっていた。
「トレビア~~ン!!」
実習室中が騒然となる中、教授は大きな歓喜の声を上げる。
「動いちゃダメ、翔君。」
小刻みに震える翔を麻理亜さんは優しく注意した。翔は自身の痴態を複数人の同じ学年の学生に見られ、顔から火が出そうだ。生臭くなった実習室中の全員が翔の恥部に集中している。残された5分間、玲奈以外の学生は無我夢中で完成された芸術をスケッチブックに描き写していた。
「セ・フィニ!!」
「じゃあね、翔君。仕事に行かなきゃ。」
教授が両手をパンと叩いたのと同時にバスローブを羽織った麻理亜さんは急いで帰って行った。しばらく素っ裸で呆然としている翔に真人は優しくバスローブを羽織らせてくれた。
「終わったよ、お疲れ様、翔君。」
急に我に返った翔は足早に準備室に下がる。置いてあったボックスティッシュで自身のイチモツを拭う翔の体はすっかり脱力している。少し落ち着きを取り戻してパンツを履こうとしたが、脱ぎ捨てたパンツがどこにもない。一体どこに行ったのだろうか、探しても見つからなかった。仕方なく諦めた翔は朝筋トレで臭くなったパンツに足を通す。服を着て実習室を覗くとすでに真人以外誰もいない。その真人は一人で床を掃除していた。ドアを開けて近づく翔、それに気付くと真人はちょっと申し訳なさそうな表情を見せる。
「翔君、今日は本当にありがとう。かっこよくて絵になってたよ。」
「真人が描いた絵、見せてみろよ。」
真人のスケッチブックをめくると翔は衝撃を受ける。とても短時間で描き上げたとは思えない出来栄えだったのだ。真人の絵は後ろから攻められた翔が昇天したその瞬間を切り取っている。真人の人体表現は素人から見ても素晴らしく、絵の中の翔はまさに至福の表情を浮かべ、天を仰いでいた。とりわけ乳首、玉袋、イチモツは質感がわかるくらい細かく描き込まれ、写生技術の高さを感じさせた。
「真人、ちょっと生臭いけど絵の才能あるな。」
率直な感想を述べる翔、予想外に褒められた真人は照れくさそうにニコニコ笑顔になる。
「じゃあ、またお願いします。」
翔は真人を羽交い絞めにして頭をぐりぐりした。真人はうれしそうだった。
夕方、玲奈からお疲れ様スタンプが届いていることに翔は気付いたが、既読をつけなかった。この日もその後も結局、自身の痴態を見られてしまった玲奈に翔から連絡することはなかった。翌日、翔の学生メールアドレスにグウェルターズ教授からフランス語の長文メッセージが届く。それを自動翻訳してみると、芸術に対する熱い思いと次回の依頼だったので翔は日本語で丁重にお断りした。そうそう、後日明らかになったことだが、この日麻理亜さんは謝金代わりに準備室に脱ぎ捨ててあった翔のボクサーパンツを持ち帰ったそうだ。
「…18…19…20、よし、ベンチプレスは終わりだ、翔。」
下條に誘われて翔は初めて総合体育館内のトレーニングジムを訪れていた。モデルの仕事もしている下條はその完璧なスタイルを維持するために毎日1限講義前にこのジムで筋トレをしているらしい。トレーニングウェア姿の二人はもうすでに汗びっしょりになっている。
「次はバイクだ、翔。」
「下條、少し休ませてくれよ。」
「仕方ないな、少しだけな。」
汗の滴るさわやかスマイルの下條は用意してきた特製プロテインドリンクを翔に手渡してくれた。のどの乾いていた翔にとってはありがたかったが、とにかく不味い。なんとも言えないバナナフレーバーでほとんど甘みもない。口の中には何やらざらざらした粉が残った。一方、下條はそれを美味そうにぐびぐびとのどを鳴らしている。
「美味いだろ?俺の特製ドリンク。」
「…そうだな。」
翔は下條の舌を疑った、どうやら馬鹿舌のようだ。しかし、友人がわざわざ作ってきてくれたドリンクを残すわけにもいかず、翔は鼻を摘まんで一気に飲み干す。
「翔、もう一杯いくか?」
「…バイク行くぞ、下條。」
二人は横並びでエアロバイクをこいでいる。ガラス張りの壁の向こうには医学研究棟が見えていた。しばらくペダルをこいでいると翔の両足はパンパンに張ってきた。下條はまだ余裕らしく、さわやかスマイルでこいでいる。下條への対抗心でこぎ続ける翔、こぐほどにペダルは重くなった。
「もうダメだ!!」
限界に達した翔はエアロバイクから崩れ落ちた。両足の太ももがプルプル震えている。エアロバイクから降りた下條は翔に近づくと両手を引っ張って起こしてくれた。やはり下條はさわやかイケメンだった。
汗をびっしょりかいた翔・下條はトレーニングジム内のシャワー室にやってきた。脱衣所で搾れるくらいぐしょぐしょになったトレーニングウェアを脱ごうとする二人は苦戦している。狭い脱衣所は二人の汗臭さで充満した。なんとか脱いだ二人はボクサーパンツ姿になる。相変わらず下條の腹筋は見事なシックスパックに割れている。あの日の体験を共有している二人はパンツに両手をかけると何の躊躇もなく脱ぎ捨てた。脱毛したばかりできれいなパイパンの翔と恥毛をきれいに整えている下條の恥部は男臭い匂いを放っていた。
シャワー室の壁には埋込型シャワーが6基並び、個々のスペースは仕切られていない。隣同士でシャワーを浴びるイケメン二人、下條は男の翔がしばらく見惚れるくらい均整の取れた美しさだ。全身をさっと流した下條は自身のイチモツの皮を剥き、亀頭を洗っている。翔も臭くなった恥部を念入りに洗った。
「なんだかんだ言って、舞花ちゃんの新作、楽しみだな、翔。」
「なんてったって汁男優 下條篤志のデビュー作だからな。」
「翔もデビューしてるだろ。しかも大トリで。」
二人は顔を見合わせて笑った。あの体験を思い出す翔・下條のイチモツは大きくなっていた。
「じゃあな、翔。」
「下條、1限講義頑張れよ。」
翔は足早に講義棟に向かう下條を見送る。この日、翔は1限講義はなく、2限講義開始まで時間があった。いつもの手さげカバンを片手に何の当てもなくしばらくキャンパス内を歩いているとブロンズ像が見えてくる。日本総合学院大学創設者 権現坂一力太の立像だ。威風堂々とした一力太は口元にカイベルヒゲを蓄え、クラーク博士のようなポーズで立っている。時間を持て余す翔が見上げていると見覚えのある女子がブロンズ像の後ろを通りすがった。その女子を目で追う翔、プールで助けたあの子だと気付く。
「あのっ、すいません。」
「…はい…。」
とっさで声をかけた翔、急に話しかけられたその女子は困惑している。
「なんですか?」
「俺のこと、覚えていませんか?GW、市営屋内プールに行きませんでした?」
唐突な質問返しに怪訝そうな表情を浮かべる女子に翔は畳みかけた。
「確かにプールには遊びに行きましたけど…。」
ストーカーを見るような女子の視線が翔に突き刺さっている。
「そのプールで溺れませんでしたか?」
「えっ!?」
「その時、医務室に運んだのが俺です。」
一瞬とても驚いた顔をした後、女子の表情は笑顔に変わった。翔はGWのその日、プール監視員のバイトをしていたことを話した。
「その節は本当にありがとうございました。助けてくれた方にずっとお礼を伝えたいと思っていたんですけど、まさか大学内で会えるなんて。」
「もし、時間があったら学食で話しませんか?」
礼儀正しく深々と頭を下げ、笑顔で感謝を述べる女子の顔は翔のタイプど真ん中だ。この機会を逃すまいと学食に誘う翔は人生初めてのナンパに成功する。心の中でガッツポーズの翔の鼻の下は伸びていた。
開いたばかりの学食に移動した二人はテーブルに向かい合って座っている。
「俺、理工学部応用化学過程2年の西宮 翔っていいます。よろしく。」
「私は芸術・造形学部美術過程2年生の若井玲奈です。よろしくお願いします。」
互いに自己紹介した二人、きれいな玲奈を前に翔は少し緊張していた。
「玲奈ちゃん、2年生なんだ。同じ全共講義、履修してたかもな。」
「翔君、イケメンだから一緒になってたらきっと覚えてるよ。」
玲奈を「ちゃん」付で呼んだ翔はその返答に手ごたえを感じた。この勢いで玲奈とLINEを交換した翔は完全に舞い上がっている。玲奈に話しかける語尾もパンツの中の恥部も熱を帯びた。
「美術過程2年ってことは櫻田真人って知ってる?友達なんだけど。」
「もちろん、真人君、知ってるよ。すっごく絵が上手。」
「その真人に今日午後のデッサンの講義のモデルを頼まれちゃってさ。」
デッサンモデルの話を翔が持ち出すと玲奈は目を丸くした。
「えっ、翔君、本当に?今日は…ヌードデッサンだよ。」
今度は翔が目を丸くした、驚きすぎて声も出せなかった。オーギュスト・ロダンの「考える人」のブロンズ像の姿勢で翔は完全に固まる。状況を理解するのに時間がかかった。
「大丈夫?でも翔君、イケメンだからちょっと楽しみかも。じゃあ、2限講義あるからまた午後にね、バイバイ。」
そんな翔の体を玲奈は一旦上から下まで舐めるように眺めるとにやけて去って行った。
LINE通話「真人、今日のデッサンの講義なんだけど、ヌードなのか?」
玲奈がいなくなった学食で急に我に返った翔は焦って真人にLINE通話をかける。
LINE通話「…うん。ごめん、翔君。言いづらくて…。」
LINE通話「そういうのは初めに言うことだろ!!」
珍しく翔は声を荒げていた。まだ誰もいない学食に響く怒号に出勤したばかりのおばさんが驚いている。
LINE通話「…ごめん、翔君。ごめん、いつも来てくれるペアモデルの仲野さんが急に入院しちゃって。男性モデルのリクルートを教授に頼まれて、お願いできる友達が翔君しかいなくて…。」
真人は電話越しで泣き出しそうになっている。
LINE通話「ペアモデル?今日は俺以外にもモデルがいるのか?」
LINE通話「…うん、今日は男女ペア、女性モデルさんはクリニックのお客さんでベテランの人。伝えてなくてごめんね。」
翔は一人ではないことに妙に安心する。真人の小さな声に少し冷静を取り戻し始めた翔はどうしようか悩んでいた。
LINE通話「…翔君、嫌だったら断ってくれていいからね。教授には僕から伝えておくから…。」
LINE通話「でも、それじゃ…困るんだろ?真人。」
前払いの謝金をアパートの家賃にすでに使ってしまったこともあったが、翔は真剣に真人の夢を応援したいと思っていた。翔は男気を見せる。もうすぐ2限講義が始まる時間だ、通話を切った翔は講義棟に走った。
「遅いぞ、翔。もう講義始まるぞ。」
講義室では楽しそうな裕紀が待っていた。いつものクシャっとした笑顔で翔を手招きしている。翔は裕紀の隣に着席するとすぐに講義が始まった。
「前回は結晶場理論について説明したが、覚えているか?今日は配位子場理論について学んでいくぞ。」
無機錯体化学の講義が始まる。平静を装う翔は普段通り板書したが、講義内容は全くと言っていいほど頭に入ってこなかった。足元に置いた翔の手さげカバンに詰め込んだ汗びっしょりのトレーニングウェアが少し匂いを放っている。ふとスマホを見ると真人からありがとうスタンプが届いていた。あっという間に2限終了の時間となり、教授は講義室を出て行った。
「翔、学食行こうぜ。」
学生でごった返す昼休みの学食で二人はいつものからあげ丼を食べていた。
「翔、今日、調子悪いのか?」
「そんなことないけどな。」
幼馴染の体調を心配する裕紀はおバカそうだが、普段と少し違う様子の翔を敏感に感じ取っているようだった。そんな裕紀の気遣いに翔も感謝していた。箸があまり進まない翔だったが、なんとかからあげ丼を完食した。小食の裕紀は普段通り、からあげ丼を三分の一残した。
「裕紀、午後からバイトだろ。夜にいつもの銭湯で。じゃあな。」
翔は裕紀を普段通り見送った。裕紀はクシャっとした笑顔で大きく手を振っていた。翔は真人たちが待つ芸術・造形学部棟に歩を向ける。一人戦場に赴く兵士のような自分を鼓舞していた。
芸術・造形学部棟を見上げる翔は緊張していた。そのせいか、急に尿意を催した翔は1階の男子トイレに駆け込む。他の棟とは違い、トイレの中にまで小さな絵画が飾られている。小便器の前に立ちイチモツを取り出す翔、これからこれを同じ学年の学生を前に披露しなければならない。何とも言えない感情に包まれながら用を足した。
翔は指定された絵画実習室の隣の準備室に向かっていた。実習室前の廊下を通りかかると部屋の中には8人ほどの学生がモデルの到着を待っている様子だった。そこにはもちろん真人もいる。通り過ぎるその時、目が合った玲奈はきれいな顔でにやけていた。翔は顔を背ける。むしろ玲奈さえいなければ気が楽だと思っていた。翔は準備室のドアをノックする。
「失礼します。」
「ボンジュール、翔君ですネ~。今日はメルシーボーク。」
油の匂いが充満する部屋の中には独特の日本語で話す外国人のおじさんが満面の笑みを浮かべて待っていた。
「私は~、美術過程絵画分野ノ~、グウェルターズ教授で~ス。フランス人で~ス。」
「理工学部応用化学過程2年の西宮 翔です。よろしくお願いします。」
随分陽気なグウェルターズ教授に翔は礼儀正しく挨拶した。近づいてきた教授は翔の手をぎゅっと握る。大きくごつごつした手だった。
「モデルはハジメテですカ~?」
「はい、初めてで緊張しています。」
教授は緊張する翔を気遣ってくれている様子だった。
「タンキエット!タンキエット!ポーズはシンプルで~ス。」
そう言うと教授はポーズを実演してくれた。教授は両足を肩幅に開き、両手を頭の後ろに組むと胸を張る。そうそれは先日、クリニックで真人に剃毛してもらった時の翔のポーズそのものだった。翔はその大胆なポーズに恥ずかしくなる。
「そうそう~、女性モデルさんは~遅刻してキま~ス。」
「えっ、それまでは一人ですか?」
「ウイ、セ サ。」
相方のベテランモデルが遅刻してくることを知った翔は緊張と不安で少し震えた。教授は翔の両肩に自身の両手を置いて力強く握る。
「タンキエット!タンキエット!」
この教授は悪い人ではないことは間違いないが、緊張と不安が消えることはなかった。服を脱いでハンガーラックに掛けられたバスローブに着替え、絵画実習室に入るよう翔に指示した教授は先に二つの部屋を繋ぐドアから学生の待つ実習室に入って行った。翔は準備室に一人取り残されていた。手さげカバンを床に置き、靴下を脱いで上半身裸になる翔は逃げ出したい気持ちになっている。それを必死に我慢してズボンを脱ぐとボクサーパンツ姿になった。心配したのか、この時教授が実習室と準備室を繋ぐドアの窓から覗いていたが、一瞬笑顔を見せるとドアから離れて何やら学生に向かって話し始めた。勢いでパンツを下ろす翔の少し膨らんだイチモツの先っぽからは亀頭が顔を出していた。素っ裸にバスローブを羽織った翔は用意されたスリッパを履くと実習室に繋がるドアを開ける。
実習室にいる全員の視線が一手に翔に集まった。バスローブ姿のイケメンの登場に女子たちは少しざわついたが、意外とすぐに治まった。部屋の真ん中には少し高いモデル台が配置され、その周りを囲むように学生が座っている。教授はそのモデル台を指さし、そこでポーズをとるようジェスチャーしている。室内に足を踏み入れゆっくりと歩く翔は真人・玲奈の横を通り過ぎた。二人の視線を感じた。翔がモデル台に上がるとその真人・玲奈が最前席で待ち受けている。しばらくそのまま翔が立ち尽くしていると二人は心配そうに翔の顔を見上げていた。覚悟を決めてバスローブを脱ぎ捨てる翔、きれいな裸体があらわになる。翔があの剃毛ポーズをとると脱毛したばかりで完全にツルツルの両腋と恥部が学生に披露された。イケメンの大胆なポーズにしばらく女子たちは色めき立っていた。最前席の玲奈はにやけながら恥部を見つめている。恥ずかしくてたまらない翔は自身のイチモツの皮がめくりあがるのを感じた。なんとか膨張を鎮めようとする翔、実習室内の学生全員がその亀頭を凝視していた。健闘むなしく翔のイチモツはむくむくと大きく硬くなり、完全に実習室の天井を向いてしまう。今、タイプど真ん中の玲奈の目の前でパンパンになった亀頭をさらけ出して赤面した翔はすでに自身の力ではどうすることもできない状態になっている。3限講義が終わるまで残りあと1時間、翔は羞恥心に耐えるしかなかった。鉛筆を握る真人は熱心にスケッチブックに描きこんでいる。周りを見ると他の学生も、ざわついていた女子たちさえも真剣そのものだった。それもそのはず、これはれっきとした大学の講義なのだ。にやける玲奈は相変わらず、翔のイチモツを凝視しているが、絵は進んでいる様子だ。30分が過ぎ、折り返しの頃には翔のイチモツも多少硬さを失い、下を向きそうになったその時だった。
「遅れてすいません。」
実習室に繋がるドアが開くと同時に聞き覚えのある女性の声が耳に入る。麻理亜さんだ。嫌な予感しかしなかった。モデル台に素っ裸で立つ翔の後ろに回った麻理亜さん、身に纏っていたバスローブが床に落ちるのを翔は視認した。男子学生がざわついたが、残念ながら前を向いてポーズをとる翔からは麻理亜さんの裸体を拝むことはできない。モデル台に飛び乗った麻理亜さんは後ろから抱き着いてくる。思いがけず驚いた翔のイチモツは完全に硬さを取り戻す。翔の右腋下から顔を出した麻理亜さんはその左手の親指と人差し指で翔の左乳首を摘まむ。そして、あろうことか右手でそそり立つイチモツをがっちり握った。
「ああうぅ…。」
思わずエッチな声が漏れてしまい赤面する翔、麻理亜さんは小悪魔のような笑みを浮かべている。とても大学の講義とは思えない卑猥なペアポーズに実習室中が再び色めき立つ。翔は自身の背中に麻理亜さんの豊満な胸の柔らかさを感じていた。さらにお尻には麻理亜さんのまだ見ぬ恥部が押し当てられている。翔は爆発寸前だったが、懸命に耐えた。時間はゆっくりと過ぎる、麻理亜さんは翔を観察しながら楽しんでいる様子だ。それから20分が過ぎた、相変わらず、握られたままの翔のイチモツは硬いままだ。あと10分耐え抜けば解放されると思った瞬間、麻理亜さんは翔の左乳首を摘まむ二本の指に力を入れたり抜いたりし始める。乳首が敏感な翔の体はくねくねした。
「ダメよ、翔君。デッサンモデルは動いちゃダメ。」
「すいません。」
他の誰にも聞こえないだろう小さな声で麻理亜さんは注意した。必死に背筋を伸ばす翔、しかし、麻理亜さんは魔の手を緩めない。次は翔のイチモツを握る右手に力を入れたり抜いたりし始めたのだ。なんとか堪える翔、パンパンになった亀頭は透明な粘性液体でヌルヌルになっていた。にやける玲奈はもうすでに絵を描く手を止め、弄ばれる翔のイチモツに夢中になっている。3限終了時刻まで残り5分になり、麻理亜さんが右手に力を込め、その親指で亀頭を刺激した瞬間だった。
「んん…もう…ダメ。」
どぴゅっどぴゅっどぴゅっどぴゅどぴゅどぴゅ!!
握られ続けた翔の大きくなったイチモツの先っぽから大量の白濁液が噴射された。その液は乳首まで舞い上がるとぼたぼたと床に落ちた。翔のイチモツもそれを握る麻理亜さんの右手もべとべとだ。飛び散った白濁液は最前席に座る二人のスケッチブックにもかかっていた。
「トレビア~~ン!!」
実習室中が騒然となる中、教授は大きな歓喜の声を上げる。
「動いちゃダメ、翔君。」
小刻みに震える翔を麻理亜さんは優しく注意した。翔は自身の痴態を複数人の同じ学年の学生に見られ、顔から火が出そうだ。生臭くなった実習室中の全員が翔の恥部に集中している。残された5分間、玲奈以外の学生は無我夢中で完成された芸術をスケッチブックに描き写していた。
「セ・フィニ!!」
「じゃあね、翔君。仕事に行かなきゃ。」
教授が両手をパンと叩いたのと同時にバスローブを羽織った麻理亜さんは急いで帰って行った。しばらく素っ裸で呆然としている翔に真人は優しくバスローブを羽織らせてくれた。
「終わったよ、お疲れ様、翔君。」
急に我に返った翔は足早に準備室に下がる。置いてあったボックスティッシュで自身のイチモツを拭う翔の体はすっかり脱力している。少し落ち着きを取り戻してパンツを履こうとしたが、脱ぎ捨てたパンツがどこにもない。一体どこに行ったのだろうか、探しても見つからなかった。仕方なく諦めた翔は朝筋トレで臭くなったパンツに足を通す。服を着て実習室を覗くとすでに真人以外誰もいない。その真人は一人で床を掃除していた。ドアを開けて近づく翔、それに気付くと真人はちょっと申し訳なさそうな表情を見せる。
「翔君、今日は本当にありがとう。かっこよくて絵になってたよ。」
「真人が描いた絵、見せてみろよ。」
真人のスケッチブックをめくると翔は衝撃を受ける。とても短時間で描き上げたとは思えない出来栄えだったのだ。真人の絵は後ろから攻められた翔が昇天したその瞬間を切り取っている。真人の人体表現は素人から見ても素晴らしく、絵の中の翔はまさに至福の表情を浮かべ、天を仰いでいた。とりわけ乳首、玉袋、イチモツは質感がわかるくらい細かく描き込まれ、写生技術の高さを感じさせた。
「真人、ちょっと生臭いけど絵の才能あるな。」
率直な感想を述べる翔、予想外に褒められた真人は照れくさそうにニコニコ笑顔になる。
「じゃあ、またお願いします。」
翔は真人を羽交い絞めにして頭をぐりぐりした。真人はうれしそうだった。
夕方、玲奈からお疲れ様スタンプが届いていることに翔は気付いたが、既読をつけなかった。この日もその後も結局、自身の痴態を見られてしまった玲奈に翔から連絡することはなかった。翌日、翔の学生メールアドレスにグウェルターズ教授からフランス語の長文メッセージが届く。それを自動翻訳してみると、芸術に対する熱い思いと次回の依頼だったので翔は日本語で丁重にお断りした。そうそう、後日明らかになったことだが、この日麻理亜さんは謝金代わりに準備室に脱ぎ捨ててあった翔のボクサーパンツを持ち帰ったそうだ。
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