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第四部
五侯爵家の会議◆
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王宮の廊下を侍従に先導されて奥へと向かう。フレディが王都に戻ってから三日後、五侯爵家の会議を行うと王からの通達があった。イステルやノイラート、更にはサザールに関しての話し合いなのは明白だが、呼ぶからには相応の決定がされたのだろう。処罰を決めるのは国王と宰相、騎士団長、更には法律の専門家らの役目だ。俺たち五侯爵家の当主は意向を伝えても決定には関与しない。そんな細かいところまで見ている暇はない。
「こちらでございます」
いつものようにいつもの部屋へと通される。養父が倒れて当主代理になったのは二十二の時、養父が死んで正式に当主になったのはその五年後だったか。かれこれ十五年以上になる。
「やぁ、侯爵、待っていたよ」
にこやかに声をかけてくる王に頷きで返し、自身の席に着く。他の者は既に席に着いていた。楕円の大机に五侯爵家の当主が並ぶ。上座に王が座し、筆頭の俺はその右隣、そこからベルトラム、アルトナー、ミュンター、ランベルツと続き、今日は騎士団長、法律に詳しいブラム伯爵、宰相のギレッセン侯爵が加わった。
「さて、これで揃ったな。時間がないから手短に済ませよう」
王の掛け声で会議が始まる。時間を持て余している者などいないから会議は常に効率重視で進む。最初に議題に上がったのはイステルの処分だった。これまでに調べた内容を騎士団長が朗々と語り、ブラム伯爵がその罪状に値する法律を挙げ、最後に宰相が処分内容を告げた。
イステル侯爵の家族、つまり侯爵と二人の妻、その間に生まれた子供で侯爵家に籍がある者、前当主の妻と侯爵の弟のオスヴィンは処刑。他家に嫁いで難を逃れた者もいるが、反逆者の一門の出となれば離縁は確実、その者が生んだ子も廃嫡・廃籍されるだろうが仕方がない。王家に反旗を翻すとはそういうことだ。ここで甘い処分を下せば侮られて追従する者が出るやもしれん。
次の当主は王家が指名することになり、現在候補者に数名が挙がっているという。辺境は一族の結束が固い上、イステルは昔から余所者を嫌うため一門の中から選ばざるを得ない。伯爵への降爵も検討されたが、初代国王の出身地であり建国以来の名家だ。貴族家の動揺と領民の反発が大きいとのことで見送られた。次はないと釘を刺す必要があるだろう。
また、イステルに賛同していたフルフトバーム侯爵も、重責を担う立場にありながら軽率な行動をとったと、今後五年の税の優遇処置を停止する。当面は王家の監視が付くという。既に現当主の引退と嫡男の爵位継承が奏上されている。事実上の引責辞任だ。
「処分に異論はないか?」
いつも通り王が一同にそう尋ねた。皆が俺を見るが黙して成り行きに任せる。法の専門家も交えて協議し、その結末に辿り着いたのならそれでいいだろう。
「では、次にノイラート侯爵家の件に移る」
同じように騎士団長、ブラム、宰相の順に報告が上がる。まだ捜査の途中だが、俺に対しての不当な告発はギュンターの妄言として侮辱罪と虚偽申告罪が適用される予定だという。ギュンター個人の暴走とし、奴はノイラート侯爵家から離縁されて廃籍、実家のランベルツ侯爵家も受け入れを拒否したため平民に落ちる予定だが、正式な処分が決まった後病死として公表されるだろう。
現当主も監督責任を問われ、後継者に名乗り出ていた長女もギュンターの愛人を襲撃した罪に問われて廃嫡、どちらも領地で死ぬまで監視付きの幽閉。侯爵家はギュンターとの間に生まれた長男が継ぐことになる。監視のため王家の文官が付き、いずれは王家の息のかかった娘が嫁ぐことになる。こちらも人選は始まっていた。
「ゾルガー侯爵、どうだろうか? 罰に不服があるのなら言ってくれ。侯爵にはその権利がある」
被害者は俺だからと、王が意見を聞いてきた。
「異論はない」
そう答えると王は一瞬だけ目を丸くしてこちらを見た。何だ? 俺への忖度など不要、法の範囲内での罰で十分だ。過分な罰は俺の、ゾルガーの立場を悪化させる。
「侯爵、本当にいいのか?」
「騎士団の調査を元に法に照らし合わせてそう判断したのだろう? だったら問題ない」
「それはそうだけど……」
王の口調が素に戻っていた。人前ではよせと言っているものを。
「だが、こんな時は一言あっただろう? 足りない点は補足してくれるとありがたいのだが」
その補足が俺の立場を悪くしているとこいつは気付いていない。俺も気付けなかったから仕方がないが。思うところはあるが、もう言うつもりはない。
「王よ、俺は近々爵位をフレディに譲るつもりだ」
「………………え?」
王とのやり取りを皆が注視している中、イルーゼに話した未来を告げた。息を呑む音がいくつか上がった後、沈黙が場を満たす。王が紫瞳を見開いて呆けたように俺を見ていた。
「……侯爵様……今、なんと……?」
暫くの沈黙の後、声を上げたのは隣に座すベルトラムの娘だった。それは問うというより思わず声に出ていたもののようで、慌てて「申し訳ありません」と呟いた。
「ぁ、ぁあああ兄上? 何を言っているんだ? 爵位をフレディにって! ど、どういうことだよ!?」
ベルトラムの声にようやく正気に戻った王が立ち上がって問い詰めてきた。落ち着け、そして唾を飛ばすなとの意を込めて睨み上げる。
「言葉通りだ。この席をフレディに譲る」
「だから何故!? 病でも見つかったのか?」
「どこも悪くはない」
「だったら! 今侯爵がいなくなったら国はどうなる? やっと落ち着いてきたところなのに!」
王の必死な様子に他の当主らが口を噤む。理由はこういうところなのだがな。
「俺は力を持ち過ぎた。簒奪の噂が消えないのは皆が俺を恐れるからだ。今回の騒動もそうだろう」
ゾルガーの、国の力を取り戻すことを最優先として今までやって来た。そうせねば他国の干渉を受け国が危うくなると危惧したからだが、やりすぎた、いや、早すぎたのだろう。気が付けば俺に意見出来る者はいなくなり、王ですら俺の傀儡だと巷では囁かれている。それは俺が目指していた未来ではない。
「だが、侯爵の力は国をまとめるのに役立っているだろう」
「それも程度による。世間ではいつ俺がお前を弑し王位を奪うかと賭けまでする輩もいる」
「そ、そんな奴はいつの時代にだっているだろ。それを気にしていたら国など背負えない」
「そうだな。だが、何度も疑われればその度に疑念は増し、いつか誰かがその流れを作るだろう。冤罪も緻密に計画されれば防ぐことは出来ん」
今回はイステルもギュンターも杜撰な計画だから難を逃れたが、もっと賢い奴が計画したら防げるかわからない。俺は万能ではない。隙などその気になればいくらでも作れる。あれや子どもたちが利用されたらなおさらだ。もっとも、そんなことをした奴らはただでは済まさん。死んだ方がましだと、殺してほしいと懇願することになるだろうが。
「だ、だからって……どうして何の瑕疵もない侯爵が……」
俺が言いたいことが伝わったらしく、呆然としながらも反論は弱々しくなっていた。お前のこれまでの態度も一因だ。せめてお前が人前だけでも毅然とした態度でいてくれたらよかったのだがな。過ぎたことを言っても意味はないから言わないが。
「簒奪の噂、か……」
呟いたのは最年長のアルトナーだった。皆の視線が集まるとそれに気付いて僅かに焦りを見せた。
「ははっ、いや、我が家も父の代にそんな話がありましたからな」
「グレンゲルとシリングスか」
「ええ、先王様が即位される前後の五年、いえ、十年ほどでしょうか。我が家が臣籍降下した王子を祭り上げて簒奪しようとしていると、ずっと言われ続けていましたからね。あの頃は何をするにも気を揉んだものです。父の頭髪が見事に一掃するほどには」
自身の頭を撫でながらアルトナーがお道化たように言い、場の空気が緩んだ。若い二人が頬を緩ませているが実際は笑える話ではない。あの時代ではその苦労は相当なものだったろう。
「幸いにも我が家は噂だけで済みましたが……周到に証拠を用意されれば否定するのは簡単ではないでしょう。なかったことを証明するのは難しい。ゾルガー殿の懸念はわかりますよ」
アルトナーがそう告げると若くない者は沈痛な面持ちで頷いた。長く当主を務める男の言葉には重みがある。
「そういうことだ。冤罪も繰り返せば疑惑は深まり国を乱す。それは俺の本意ではない」
あれが嬉しそうにしていたからそれもいいかと思ったが、簡単に出来ることではない。まず王が許さんだろうし、フレディもザーラに反対されたら断るだろう。だが、俺も人間、いつまでも生きているわけではない。あてにするのはいいが依存はするな。
♢ ♦︎ ♢ ♦︎ ♢ ♦︎ ♢ ♦︎ ♢ ♦︎ ♢ ♦︎ ♢ ♦︎
大変お待たせして申し訳ありません。
お陰様で大分楽になったので再開します(週末はひたすら寝ていました)
咳のせいで集中力が続かず誤字脱字があるかもしれませんが、あったら教えてくださると助かります(AI校正使ってますが、たまに見落とされるので)
皆様からの温かいお言葉、病んでる中とても励まされて本当に嬉しかったです(⁎˃ᴗ˂⁎)
コメントへの返信も順次して参りますのでもう少しお待ちください。
「こちらでございます」
いつものようにいつもの部屋へと通される。養父が倒れて当主代理になったのは二十二の時、養父が死んで正式に当主になったのはその五年後だったか。かれこれ十五年以上になる。
「やぁ、侯爵、待っていたよ」
にこやかに声をかけてくる王に頷きで返し、自身の席に着く。他の者は既に席に着いていた。楕円の大机に五侯爵家の当主が並ぶ。上座に王が座し、筆頭の俺はその右隣、そこからベルトラム、アルトナー、ミュンター、ランベルツと続き、今日は騎士団長、法律に詳しいブラム伯爵、宰相のギレッセン侯爵が加わった。
「さて、これで揃ったな。時間がないから手短に済ませよう」
王の掛け声で会議が始まる。時間を持て余している者などいないから会議は常に効率重視で進む。最初に議題に上がったのはイステルの処分だった。これまでに調べた内容を騎士団長が朗々と語り、ブラム伯爵がその罪状に値する法律を挙げ、最後に宰相が処分内容を告げた。
イステル侯爵の家族、つまり侯爵と二人の妻、その間に生まれた子供で侯爵家に籍がある者、前当主の妻と侯爵の弟のオスヴィンは処刑。他家に嫁いで難を逃れた者もいるが、反逆者の一門の出となれば離縁は確実、その者が生んだ子も廃嫡・廃籍されるだろうが仕方がない。王家に反旗を翻すとはそういうことだ。ここで甘い処分を下せば侮られて追従する者が出るやもしれん。
次の当主は王家が指名することになり、現在候補者に数名が挙がっているという。辺境は一族の結束が固い上、イステルは昔から余所者を嫌うため一門の中から選ばざるを得ない。伯爵への降爵も検討されたが、初代国王の出身地であり建国以来の名家だ。貴族家の動揺と領民の反発が大きいとのことで見送られた。次はないと釘を刺す必要があるだろう。
また、イステルに賛同していたフルフトバーム侯爵も、重責を担う立場にありながら軽率な行動をとったと、今後五年の税の優遇処置を停止する。当面は王家の監視が付くという。既に現当主の引退と嫡男の爵位継承が奏上されている。事実上の引責辞任だ。
「処分に異論はないか?」
いつも通り王が一同にそう尋ねた。皆が俺を見るが黙して成り行きに任せる。法の専門家も交えて協議し、その結末に辿り着いたのならそれでいいだろう。
「では、次にノイラート侯爵家の件に移る」
同じように騎士団長、ブラム、宰相の順に報告が上がる。まだ捜査の途中だが、俺に対しての不当な告発はギュンターの妄言として侮辱罪と虚偽申告罪が適用される予定だという。ギュンター個人の暴走とし、奴はノイラート侯爵家から離縁されて廃籍、実家のランベルツ侯爵家も受け入れを拒否したため平民に落ちる予定だが、正式な処分が決まった後病死として公表されるだろう。
現当主も監督責任を問われ、後継者に名乗り出ていた長女もギュンターの愛人を襲撃した罪に問われて廃嫡、どちらも領地で死ぬまで監視付きの幽閉。侯爵家はギュンターとの間に生まれた長男が継ぐことになる。監視のため王家の文官が付き、いずれは王家の息のかかった娘が嫁ぐことになる。こちらも人選は始まっていた。
「ゾルガー侯爵、どうだろうか? 罰に不服があるのなら言ってくれ。侯爵にはその権利がある」
被害者は俺だからと、王が意見を聞いてきた。
「異論はない」
そう答えると王は一瞬だけ目を丸くしてこちらを見た。何だ? 俺への忖度など不要、法の範囲内での罰で十分だ。過分な罰は俺の、ゾルガーの立場を悪化させる。
「侯爵、本当にいいのか?」
「騎士団の調査を元に法に照らし合わせてそう判断したのだろう? だったら問題ない」
「それはそうだけど……」
王の口調が素に戻っていた。人前ではよせと言っているものを。
「だが、こんな時は一言あっただろう? 足りない点は補足してくれるとありがたいのだが」
その補足が俺の立場を悪くしているとこいつは気付いていない。俺も気付けなかったから仕方がないが。思うところはあるが、もう言うつもりはない。
「王よ、俺は近々爵位をフレディに譲るつもりだ」
「………………え?」
王とのやり取りを皆が注視している中、イルーゼに話した未来を告げた。息を呑む音がいくつか上がった後、沈黙が場を満たす。王が紫瞳を見開いて呆けたように俺を見ていた。
「……侯爵様……今、なんと……?」
暫くの沈黙の後、声を上げたのは隣に座すベルトラムの娘だった。それは問うというより思わず声に出ていたもののようで、慌てて「申し訳ありません」と呟いた。
「ぁ、ぁあああ兄上? 何を言っているんだ? 爵位をフレディにって! ど、どういうことだよ!?」
ベルトラムの声にようやく正気に戻った王が立ち上がって問い詰めてきた。落ち着け、そして唾を飛ばすなとの意を込めて睨み上げる。
「言葉通りだ。この席をフレディに譲る」
「だから何故!? 病でも見つかったのか?」
「どこも悪くはない」
「だったら! 今侯爵がいなくなったら国はどうなる? やっと落ち着いてきたところなのに!」
王の必死な様子に他の当主らが口を噤む。理由はこういうところなのだがな。
「俺は力を持ち過ぎた。簒奪の噂が消えないのは皆が俺を恐れるからだ。今回の騒動もそうだろう」
ゾルガーの、国の力を取り戻すことを最優先として今までやって来た。そうせねば他国の干渉を受け国が危うくなると危惧したからだが、やりすぎた、いや、早すぎたのだろう。気が付けば俺に意見出来る者はいなくなり、王ですら俺の傀儡だと巷では囁かれている。それは俺が目指していた未来ではない。
「だが、侯爵の力は国をまとめるのに役立っているだろう」
「それも程度による。世間ではいつ俺がお前を弑し王位を奪うかと賭けまでする輩もいる」
「そ、そんな奴はいつの時代にだっているだろ。それを気にしていたら国など背負えない」
「そうだな。だが、何度も疑われればその度に疑念は増し、いつか誰かがその流れを作るだろう。冤罪も緻密に計画されれば防ぐことは出来ん」
今回はイステルもギュンターも杜撰な計画だから難を逃れたが、もっと賢い奴が計画したら防げるかわからない。俺は万能ではない。隙などその気になればいくらでも作れる。あれや子どもたちが利用されたらなおさらだ。もっとも、そんなことをした奴らはただでは済まさん。死んだ方がましだと、殺してほしいと懇願することになるだろうが。
「だ、だからって……どうして何の瑕疵もない侯爵が……」
俺が言いたいことが伝わったらしく、呆然としながらも反論は弱々しくなっていた。お前のこれまでの態度も一因だ。せめてお前が人前だけでも毅然とした態度でいてくれたらよかったのだがな。過ぎたことを言っても意味はないから言わないが。
「簒奪の噂、か……」
呟いたのは最年長のアルトナーだった。皆の視線が集まるとそれに気付いて僅かに焦りを見せた。
「ははっ、いや、我が家も父の代にそんな話がありましたからな」
「グレンゲルとシリングスか」
「ええ、先王様が即位される前後の五年、いえ、十年ほどでしょうか。我が家が臣籍降下した王子を祭り上げて簒奪しようとしていると、ずっと言われ続けていましたからね。あの頃は何をするにも気を揉んだものです。父の頭髪が見事に一掃するほどには」
自身の頭を撫でながらアルトナーがお道化たように言い、場の空気が緩んだ。若い二人が頬を緩ませているが実際は笑える話ではない。あの時代ではその苦労は相当なものだったろう。
「幸いにも我が家は噂だけで済みましたが……周到に証拠を用意されれば否定するのは簡単ではないでしょう。なかったことを証明するのは難しい。ゾルガー殿の懸念はわかりますよ」
アルトナーがそう告げると若くない者は沈痛な面持ちで頷いた。長く当主を務める男の言葉には重みがある。
「そういうことだ。冤罪も繰り返せば疑惑は深まり国を乱す。それは俺の本意ではない」
あれが嬉しそうにしていたからそれもいいかと思ったが、簡単に出来ることではない。まず王が許さんだろうし、フレディもザーラに反対されたら断るだろう。だが、俺も人間、いつまでも生きているわけではない。あてにするのはいいが依存はするな。
♢ ♦︎ ♢ ♦︎ ♢ ♦︎ ♢ ♦︎ ♢ ♦︎ ♢ ♦︎ ♢ ♦︎
大変お待たせして申し訳ありません。
お陰様で大分楽になったので再開します(週末はひたすら寝ていました)
咳のせいで集中力が続かず誤字脱字があるかもしれませんが、あったら教えてくださると助かります(AI校正使ってますが、たまに見落とされるので)
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