58 / 74
脳筋に付ける薬、どこかにありませんか?
しおりを挟む
悪阻で体調が悪い王子への断罪を静かに行っていた私だったが、そこに入り込んできたのは…もう一人の当事者だった。
まぁ、来るのはわかっていたし、何ならその為に今日、王子の元を訪れたんだから、来てくれなきゃ困るんだよね。私もいい性格しているなぁ…とは思うけど、大切にしていた身体を奪われたんだから、これくらいの事は許されるんじゃない?
それに、大勢の前でやられないだけマシだと思って欲しい。気持ち的には衆目に晒してやりたいけど、それをすると『私の身体』が晒し物になってしまうし、他の二人に影響が出ないとも限らない。入れ替わりの事を公表する事も出来ないからこそ、こうして慎ましくやっているのだ。
「まぁ、これはお兄様、ようこそ」
「貴様…よくもルシアに…!」
今にも飛び掛からんばかりの野犬のような異母兄だったけれど…私はそれを冷たい視線で受け止めた。異母兄とは言っても、私には兄でも何でもない、ただの強姦魔だ。
セラフィーナに聞いてみたけど、彼女は兄との関係が悪化しても困らない、と言っていた。もうセラフィーナに戻る気はないから、私の好きにしていい、とも。
それに…アイザック様に嫁いで侯爵夫人になったら、立場は私の方が上だ。侯爵家と子爵家では雲泥の差があり、今だって私が望めば二人を消すことくらい、なんて事はない。アイザック様にはその力があり、何ならクローディアやセラフィーナも王子や異母兄の味方をする事はないのだ。
「全く、売女の娘がルシアに何の用だ?」
「売女ですって?まさか母の事を言っているのではありませんよね?」
「そうだろう。母を亡くした父に無理やり迫って婚姻を結んだのだからな!」
え?もしかして異母兄って…バカ?そんな話を本気で信じていたの?って言うか、誰よ、そんな事言ったの。エレノーラにも聞いたけど、あれはレイトン侯爵が、由緒あるハットン子爵家に子どもが一人しかいないのは問題だと言って、母との結婚を命じたんだけど…
「まぁ、まだそんな事を言っているんですの?子どもじゃあるまいし…」
「何だと?!!」
「母が父と結婚したのは、主家でもあるレイトン侯爵様のご意向ですわ。それをその様に口汚く仰るとは…お兄様はいつから侯爵様がお決めになった事に異を唱えられるお立場になられたのです?」
「な…何を…!」
「言った通りですわ。それに母はレイトン侯爵様の従妹に当たりますのよ。血筋的にはお父様よりもずっと主家に近いのですけど?」
「な…!」
狼狽えている異母兄だけど、セラフィーナが反論するとは思わなかったのだろうか?それとも、レイトン侯爵の話を知らなかったとか?
でも、こんな事、ちょっと考えればわかる事だ。主家を無視して分家が勝手に婚姻出来る筈もない。
「婚約すらもまだなのに、順序を無視して子供を作ったお兄様に、偉そうな事を言われたくありませんわ」
「なん、だと…」
「リット子爵にも、養女にするよう裏で口添えして下さったアイザック様にも泥を被せて、何を仰っているんです?」
「…ロ、ローウェル侯爵様、が…?」
どうやらその事までは異母兄は知らなかった…らしい。養女にして貰って浮かれてて、そんな裏があったとは気づかなかったの?
でも、通常は養子にするなんて年単位で時間がかかる話なのだから、ちょっと考えれば何かありそうなものだと思うんだけど…
「リット子爵家はローウェル侯爵家の分家です。ルシアが養女になれたのは、アイザック様のご協力があったからこそ。そうでなければあんな短期間で、陛下から許可が下りる筈がありませんでしょう?」
「う、嘘、だ…」
「嘘だと思うなら、アイザック様かリット子爵にお尋ねになって下さい」
「マ、マイルズ殿、が…まさか…」
「アイザック様はお兄様たちが駆け落ちしてハットン家の跡取りがいなくなり、私との婚約が解消されるのを危惧されたのです。それで、リット子爵に援助を交換条件に養女とする事を打診されましたの。リット子爵家はここ数年、財政難で苦しんでいらっしゃいましたからね」
「そんな…まさか…」
「リット子爵当主もアイザック様も、無責任なお二人にお怒りですよ。その理由は…お分かりになりますよね?」
「そ、それは…」
やだ、何なのよ、こんなにもあっさりと狼狽えるなんて…こうなったからには、王子を守るためにしっかりしてくれなきゃ困るんですけど。こんなのに私の身体を委ねなきゃいけないなんて…こんなにヘタレじゃ、話にならないんだけど…
「それに、お父様も大変お嘆きの上、肩身の狭い思いをしていらっしゃいますのよ?貴家の教育はどうなっているのだ、と」
「父上が…」
えええ?ちょっと、しっかりしなさいよね!こんな事、わざわざ指摘しなくてもわかる事でしょうが…これで本当に結婚してやっていけるの、この二人?ハットン子爵家、大丈夫なの?クリフォードさんは凄く優秀だって聞いていたけど…その息子はまさかの脳筋、いや、お馬鹿だったとは…騎士団にいれたのは、間違いだったんじゃないだろうか…いや、その前に脳筋を治す薬ってないの?
「ま、待って…!ラ、ラスは悪くないんだ…全ては僕が…」
すっかり打ちのめされている異母兄を庇ったのは、王子だったけど…それ、逆効果でしかないから。
「そうですわね、貴女が元凶なのはわかっていますわ。それに、謝罪する気がない事も。まぁ、謝罪されても許しませんけど」
「な…」
「ルシアを悪く言うな!」
「でも、全ての元凶はそこにいるルシアさんですよ。そうですよね、ル・シ・アさん?」
私が名前に力を込めてそう言うと、王子は黙り込んだ。全く、都合が悪くなると黙るくらいなら、最初から口を開かなきゃいいのに。そういうところもイラっと来るのよね。
王子の事だ、異母兄に入れ替わった事を話す事も出来ないだろう。自分が男だったと、王子だったと知れれば、異母兄の気持ちがどう飛んでいくかわからないから。脳筋で単純だから、それを知られれば離れていく可能性もあるだろう。
「どういうことだ?!!ルシアを馬鹿にするな!!!」
「人を馬鹿にしているのは、そこのルシアさんですよ。自分の非を謝りもせず、ご自身は何をやっても許されると思っていらっしゃるのですもの」
「いい加減にしろ!」
とうとう脳筋の限界が来たらしく、異母兄が私に向かって来たけれど…
「いい加減にするのはお前達の方だろう」
地の底を這うような低くて力強い声が、異母兄の動きを止めた。
まぁ、来るのはわかっていたし、何ならその為に今日、王子の元を訪れたんだから、来てくれなきゃ困るんだよね。私もいい性格しているなぁ…とは思うけど、大切にしていた身体を奪われたんだから、これくらいの事は許されるんじゃない?
それに、大勢の前でやられないだけマシだと思って欲しい。気持ち的には衆目に晒してやりたいけど、それをすると『私の身体』が晒し物になってしまうし、他の二人に影響が出ないとも限らない。入れ替わりの事を公表する事も出来ないからこそ、こうして慎ましくやっているのだ。
「まぁ、これはお兄様、ようこそ」
「貴様…よくもルシアに…!」
今にも飛び掛からんばかりの野犬のような異母兄だったけれど…私はそれを冷たい視線で受け止めた。異母兄とは言っても、私には兄でも何でもない、ただの強姦魔だ。
セラフィーナに聞いてみたけど、彼女は兄との関係が悪化しても困らない、と言っていた。もうセラフィーナに戻る気はないから、私の好きにしていい、とも。
それに…アイザック様に嫁いで侯爵夫人になったら、立場は私の方が上だ。侯爵家と子爵家では雲泥の差があり、今だって私が望めば二人を消すことくらい、なんて事はない。アイザック様にはその力があり、何ならクローディアやセラフィーナも王子や異母兄の味方をする事はないのだ。
「全く、売女の娘がルシアに何の用だ?」
「売女ですって?まさか母の事を言っているのではありませんよね?」
「そうだろう。母を亡くした父に無理やり迫って婚姻を結んだのだからな!」
え?もしかして異母兄って…バカ?そんな話を本気で信じていたの?って言うか、誰よ、そんな事言ったの。エレノーラにも聞いたけど、あれはレイトン侯爵が、由緒あるハットン子爵家に子どもが一人しかいないのは問題だと言って、母との結婚を命じたんだけど…
「まぁ、まだそんな事を言っているんですの?子どもじゃあるまいし…」
「何だと?!!」
「母が父と結婚したのは、主家でもあるレイトン侯爵様のご意向ですわ。それをその様に口汚く仰るとは…お兄様はいつから侯爵様がお決めになった事に異を唱えられるお立場になられたのです?」
「な…何を…!」
「言った通りですわ。それに母はレイトン侯爵様の従妹に当たりますのよ。血筋的にはお父様よりもずっと主家に近いのですけど?」
「な…!」
狼狽えている異母兄だけど、セラフィーナが反論するとは思わなかったのだろうか?それとも、レイトン侯爵の話を知らなかったとか?
でも、こんな事、ちょっと考えればわかる事だ。主家を無視して分家が勝手に婚姻出来る筈もない。
「婚約すらもまだなのに、順序を無視して子供を作ったお兄様に、偉そうな事を言われたくありませんわ」
「なん、だと…」
「リット子爵にも、養女にするよう裏で口添えして下さったアイザック様にも泥を被せて、何を仰っているんです?」
「…ロ、ローウェル侯爵様、が…?」
どうやらその事までは異母兄は知らなかった…らしい。養女にして貰って浮かれてて、そんな裏があったとは気づかなかったの?
でも、通常は養子にするなんて年単位で時間がかかる話なのだから、ちょっと考えれば何かありそうなものだと思うんだけど…
「リット子爵家はローウェル侯爵家の分家です。ルシアが養女になれたのは、アイザック様のご協力があったからこそ。そうでなければあんな短期間で、陛下から許可が下りる筈がありませんでしょう?」
「う、嘘、だ…」
「嘘だと思うなら、アイザック様かリット子爵にお尋ねになって下さい」
「マ、マイルズ殿、が…まさか…」
「アイザック様はお兄様たちが駆け落ちしてハットン家の跡取りがいなくなり、私との婚約が解消されるのを危惧されたのです。それで、リット子爵に援助を交換条件に養女とする事を打診されましたの。リット子爵家はここ数年、財政難で苦しんでいらっしゃいましたからね」
「そんな…まさか…」
「リット子爵当主もアイザック様も、無責任なお二人にお怒りですよ。その理由は…お分かりになりますよね?」
「そ、それは…」
やだ、何なのよ、こんなにもあっさりと狼狽えるなんて…こうなったからには、王子を守るためにしっかりしてくれなきゃ困るんですけど。こんなのに私の身体を委ねなきゃいけないなんて…こんなにヘタレじゃ、話にならないんだけど…
「それに、お父様も大変お嘆きの上、肩身の狭い思いをしていらっしゃいますのよ?貴家の教育はどうなっているのだ、と」
「父上が…」
えええ?ちょっと、しっかりしなさいよね!こんな事、わざわざ指摘しなくてもわかる事でしょうが…これで本当に結婚してやっていけるの、この二人?ハットン子爵家、大丈夫なの?クリフォードさんは凄く優秀だって聞いていたけど…その息子はまさかの脳筋、いや、お馬鹿だったとは…騎士団にいれたのは、間違いだったんじゃないだろうか…いや、その前に脳筋を治す薬ってないの?
「ま、待って…!ラ、ラスは悪くないんだ…全ては僕が…」
すっかり打ちのめされている異母兄を庇ったのは、王子だったけど…それ、逆効果でしかないから。
「そうですわね、貴女が元凶なのはわかっていますわ。それに、謝罪する気がない事も。まぁ、謝罪されても許しませんけど」
「な…」
「ルシアを悪く言うな!」
「でも、全ての元凶はそこにいるルシアさんですよ。そうですよね、ル・シ・アさん?」
私が名前に力を込めてそう言うと、王子は黙り込んだ。全く、都合が悪くなると黙るくらいなら、最初から口を開かなきゃいいのに。そういうところもイラっと来るのよね。
王子の事だ、異母兄に入れ替わった事を話す事も出来ないだろう。自分が男だったと、王子だったと知れれば、異母兄の気持ちがどう飛んでいくかわからないから。脳筋で単純だから、それを知られれば離れていく可能性もあるだろう。
「どういうことだ?!!ルシアを馬鹿にするな!!!」
「人を馬鹿にしているのは、そこのルシアさんですよ。自分の非を謝りもせず、ご自身は何をやっても許されると思っていらっしゃるのですもの」
「いい加減にしろ!」
とうとう脳筋の限界が来たらしく、異母兄が私に向かって来たけれど…
「いい加減にするのはお前達の方だろう」
地の底を這うような低くて力強い声が、異母兄の動きを止めた。
75
あなたにおすすめの小説
捨てられ侯爵令嬢ですが、逃亡先で息子と幸せに過ごしていますので、邪魔しないでください。
蒼月柚希
恋愛
公爵様の呪いは解かれました。
これで、貴方も私も自由です。
……だから、もういいですよね?
私も、自由にして……。
5年後。
私は、ある事情から生まれ育った祖国を離れ、
親切な冒険者パーティーと、その地を治める辺境伯様のご家族に守られながら、
今日も幸せに子育てをしています。
だから貴方も勝手に、お幸せになってくださいね。
私のことは忘れて……。
これは、お互いの思いがこじれ、離れ離れになってしまった一組の夫婦の物語。
はたして、夫婦は無事に、離婚を回避することができるのか?
遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。
沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。
すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。
だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。
イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。
変わり果てた現実を前に、
夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。
深い後悔と悲しみに苛まれながら、
失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。
しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。
贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。
そして、母の心を知っていく子供たち。
イネスが求める愛とは、
そして、幸せとは――。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
最愛の番に殺された獣王妃
望月 或
恋愛
目の前には、最愛の人の憎しみと怒りに満ちた黄金色の瞳。
彼のすぐ後ろには、私の姿をした聖女が怯えた表情で口元に両手を当てこちらを見ている。
手で隠しているけれど、その唇が堪え切れず嘲笑っている事を私は知っている。
聖女の姿となった私の左胸を貫いた彼の愛剣が、ゆっくりと引き抜かれる。
哀しみと失意と諦めの中、私の身体は床に崩れ落ちて――
突然彼から放たれた、狂気と絶望が入り混じった慟哭を聞きながら、私の思考は止まり、意識は閉ざされ永遠の眠りについた――はずだったのだけれど……?
「憐れなアンタに“選択”を与える。このままあの世に逝くか、別の“誰か”になって新たな人生を歩むか」
謎の人物の言葉に、私が選択したのは――
魔法師団長の家政婦辞めたら溺愛されました
iru
恋愛
小説家になろうですでに完結済みの作品です。よければお気に入りブックマークなどお願いします。
両親と旅をしている途中、魔物に襲われているところを、魔法師団に助けられたティナ。
両親は亡くなってしまったが、両親が命をかけて守ってくれた自分の命を無駄にせず強く生きていこうと決めた。
しかし、肉親も家もないティナが途方に暮れていると、魔物から助けてくれ、怪我の入院まで面倒を見てくれた魔法師団の団長レオニスから彼の家政婦として住み込みで働かないと誘われた。
魔物から助けられた時から、ひどく憧れていたレオニスの誘いを、ティナはありがたく受ける事にした。
自分はただの家政婦だと強く言い聞かせて、日に日に膨らむ恋心を抑え込むティナだった。
一方、レオニスもティナにどんどん惹かれていっていた。
初めはなくなった妹のようで放っては置けないと家政婦として雇ったが、その健気な様子に強く惹かれていった。
恋人になりたいが、年上で雇い主。
もしティナも同じ気持ちでないなら仕事まで奪ってしまうのではないか。
そんな思いで一歩踏み出せないレオニスだった。
そんな中ある噂から、ティナはレオニスの家政婦を辞めて家を出る決意をする。
レオニスは思いを伝えてティナを引き止めることができるのか?
両片思いのすれ違いのお話です。
公爵様のバッドエンドを回避したいだけだったのに、なぜか溺愛されています
六花心碧
恋愛
お気に入り小説の世界で名前すら出てこないモブキャラに転生してしまった!
『推しのバッドエンドを阻止したい』
そう思っただけなのに、悪女からは脅されるし、小説の展開はどんどん変わっていっちゃうし……。
推しキャラである公爵様の反逆を防いで、見事バッドエンドを回避できるのか……?!
ゆるくて、甘くて、ふわっとした溺愛ストーリーです➴⡱
◇2025.3 日間・週間1位いただきました!HOTランキングは最高3位いただきました!
皆様のおかげです、本当にありがとうございました(ˊᗜˋ*)
(外部URLで登録していたものを改めて登録しました! ◇他サイト様でも公開中です)
〖完結〗死にかけて前世の記憶が戻りました。側妃? 贅沢出来るなんて最高! と思っていたら、陛下が甘やかしてくるのですが?
藍川みいな
恋愛
私は死んだはずだった。
目を覚ましたら、そこは見知らぬ世界。しかも、国王陛下の側妃になっていた。
前世の記憶が戻る前は、冷遇されていたらしい。そして池に身を投げた。死にかけたことで、私は前世の記憶を思い出した。
前世では借金取りに捕まり、お金を返す為にキャバ嬢をしていた。給料は全部持っていかれ、食べ物にも困り、ガリガリに痩せ細った私は路地裏に捨てられて死んだ。そんな私が、側妃? 冷遇なんて構わない! こんな贅沢が出来るなんて幸せ過ぎるじゃない!
そう思っていたのに、いつの間にか陛下が甘やかして来るのですが?
設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる