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番外編~レニエ⑨
それから一年近くが経った。今日は待ち焦がれたジゼルとの結婚式だ。侯爵邸で行われる結婚披露パーティーは久しぶりの慶事に使用人たちも高揚していた。嫁入りするのは王子妃の母の実家であるセシャン伯爵家の養女、その実弟はドルレアク公爵の跡取り娘の婿で次期公爵なのだ。王家のみならず国内の主要な貴族から祝いが届き、屋敷はこれまでにないほどの華やぎに包まれていた。
「ジゼル、準備はいいかな?」
用意が出来たと聞いて彼女の元へと向かった。使用人が開けた扉の向こうには、柔らかい白金色のドレスに身を包んだジゼルが佇んでいた。窓から差し込む光が彼女を照らしてまるで女神が降り立ったのかと息を呑んだ。普段はきっちり結わえられた髪も今日は緩やかに巻かれて優美さが増し、最低限の化粧しかしない顔も艶やかさが増していた。
着飾れば美しくなるのに何故か彼女は自分の容姿に自信がなく、私なんかには似合いませんからと言って万事控えめにしようとする。慎ましいところは美点だが、度が過ぎれば心配になる。あの父と妹のせいで自尊心が低く育ってしまったことが痛々しい。
一方で、彼女の美しさを知っているのは自分だけでいいとの思いもあり、何とも複雑な心境ではある。余計な虫が付くのは看過し難い。そういう意味では余計な心配をしなくて済むのは喜ぶべきか……だが、美しい彼女を見せびらかしたい思いもある。悩ましい……
「ああ、ジゼル!! 凄く綺麗だよ!!」
ありきたりな言葉しか出てこない自分がもどかしいが、本当に綺麗なんだ。彼女の隣に立てることが誇らしく幸せが溢れてくる。暗い淵の底にいた私を日の当たるところに引き上げてくれた彼女は私の女神なのだ。
「レニエ様……レニエ様も素敵です……」
恥ずかしそうに私を見つめた後で頬を染めて俯く彼女が可愛らしくて困る。結婚式はさっき終わらせたばかりなのだ。このまま寝室に向かってはダメだろうか? ダメか? 目が合った家令が静かに頭を左右に振った。どうやら俺の考えが伝わったらしい。そんなに飢えている様に見えるのか? だが仕方がないだろう。ずっと同じ屋根の下で暮らしていながら手を出さなかったんだ。心配だから屋敷に住んでくれるように頼んだが、それがこんなに忍耐を強いられるとは思わなかった……!
だがそれもジゼルのためだ。真面目な彼女は式の前に子が出来れば気に止むだろう。それがわかるから手を出せなかった。彼女にはこれ以上辛い思いも肩身の狭い思いもさせたくないのだから。
「ああ、よく見せて」
気を取り直して彼女の前に立ち、そっと顎に手を添えるとようやく目を合わせてくれた。頬が薔薇色に染まって目を潤ませる彼女の愛らしさに理性が焼き切れそうだ。そこに侍女がそろそろお時間ですと告げに来た。理性が戻ってきた。いいタイミングだ。心を読まれたのかもしれないが。
「さぁ、ジゼル、行こうか」
手を差し出すと、はいと言って手を重ねてきた。さぁ、私たちの晴れ舞台だ。今日のパーティーにはロルモー家の方々も呼んである。クロエの弟妹は既に伴侶を得て子もいるが、最後に残ったのは私だった。長らく心配をかけた彼らのためにも幸せにならなければと思う。そしてそれは容易いだろう。ジゼルがいてくれるから。
「新郎新婦のご入場です!」
家令の声と共に扉が開かれた。シャンデリアの光に目が眩む。最愛の妻を伴って夫婦としての一歩を踏み出した。この時感じた心の震えは一生忘れることはないだろう。
あれから二年の歳月が流れた。ルイ殿下が立太子されたのは半年ほど前の話。王太子夫妻に結局王子は生まれず、また違法薬物のこともあって王太子の即位は夢と消えたが、民や他国への配慮からそのことは秘された。ルイ殿下とルイーズ様の間には二人の王子と一人の王女が生まれ、健やかにお育ちになっている。そのこともあって王太子は臣籍降下となり、ルイ殿下が立太子されたのだ。ようやく俺の悲願も成された。
だが、今の俺はそれどころではない。正直ルイ殿下もルイーズ様も頭の中になかった。というのも……
「旦那様、落ち着いて下さいまし」
そう言って声をかけてきたのは家令だ。うろうろと室内を歩き回る俺に何度目かのため息と共に声をかけて来た。わかっている。わかっているが心配なんだ……!!
「旦那様が右往左往しても意味がありませんから」
「わかっている……」
わかっているがじっと座っているなど不可能だ。心配で怖くて不安で居ても立っても居られないんだから。
その時だった。
「旦那様!」
慌ただしい足音が近づいてきて、俺はその場に立ち尽くした。何だ? 何かあったのか? ジゼルはどうなった? 無事なのか?
「旦那様! お、お生まれに! お生まれになりました! 男児です!!」
侍女頭の叫ぶ声に息が止まる。
「生まれた? ジ、ジゼルは? ジゼルは無事なのか!?」
赤子も心配だがそれよりもジゼルのことが心配で不安でたまらなかった。既に一日が経過していたからだ。医師も難しい顔をして不安を余計に煽ってきた。
「はい。奥様もお子様も健やかでいらっしゃいます。今医師が処置をしておりますのでもう少しお待ちください」
「ああ、神様、感謝します……」
侍女頭の言葉に神への感謝の言葉が無意識に出た。クロエがあんなことになってから神に祈ることなどなかった。神がいるならクロエに、善良で心優しいクロエにあんな非道な仕打ちなどしないだろう。神など必要ないと呪いの言葉すら口にしていたのに……
程なくして部屋に呼ばれると、ジゼルはベッドの上で私を微笑みと共に迎えてくれた。赤子は侍女が抱いてその側に立っていた。小さい……思った以上に……
「レニエ様」
弱々しいけれど確かな笑みを浮かべていたジゼルの側に近付いて寝台の横に膝を折った。握った手が温かい。それだけのことなのにどうしようもないほどの安堵が広がって息が出来なくなりそうだった。
「ありがとうジゼル。よく耐えてくれた」
どんなに言葉を尽くしても彼女の労をねぎらえるとは思えなかった。それでも、無事でいてくれたことを心から感謝した。
「ふふ、レニエ様ったら……」
ジゼルがそっと俺の頬に触れた。そこで自分が初めて泣いているのだと気付いた。ああ、私にもまだ涙が残っていたのかと驚いた。あの日涙など枯れたと思っていたのに。
「ああ、あまりにも嬉しすぎて……心の震えが止まらないんだ」
こんなに心が揺さぶられるとは思わなかった。ジゼルが無事だったことも、赤子が無事に生まれたことも。丸一日苦しんでいるジゼルのために何も出来なかった自分の歯がゆさにも。
「長くかかりましたけれど、お医者様には安産だったと言われましたわ」
「あれで?」
「ええ。初めての子は時間がかかるみたいですわ。でも、お産自体は軽い方だったそうですよ」
「そうか……」
あれで軽いのか? 女性は偉大だな。とてもじゃないが二人目はいらないと思ってしまったんだが。
「よかったよ、あなたを失うんじゃないかと……不安だったんだ」
温かい手を両手で包んで額に当てた。ジゼルを失ったら今度こそ狂ってしまいそうだ。
「大丈夫ですわ、レニエ様。ほら、ちゃんといるでしょう?」
そう言って私の手を握り返してくれた。その温かさと強さに安堵が心の隅々まで広がっていくのを感じた。
【完】
- - - - -
最後まで読んで下さってありがとうございました。
「ジゼル、準備はいいかな?」
用意が出来たと聞いて彼女の元へと向かった。使用人が開けた扉の向こうには、柔らかい白金色のドレスに身を包んだジゼルが佇んでいた。窓から差し込む光が彼女を照らしてまるで女神が降り立ったのかと息を呑んだ。普段はきっちり結わえられた髪も今日は緩やかに巻かれて優美さが増し、最低限の化粧しかしない顔も艶やかさが増していた。
着飾れば美しくなるのに何故か彼女は自分の容姿に自信がなく、私なんかには似合いませんからと言って万事控えめにしようとする。慎ましいところは美点だが、度が過ぎれば心配になる。あの父と妹のせいで自尊心が低く育ってしまったことが痛々しい。
一方で、彼女の美しさを知っているのは自分だけでいいとの思いもあり、何とも複雑な心境ではある。余計な虫が付くのは看過し難い。そういう意味では余計な心配をしなくて済むのは喜ぶべきか……だが、美しい彼女を見せびらかしたい思いもある。悩ましい……
「ああ、ジゼル!! 凄く綺麗だよ!!」
ありきたりな言葉しか出てこない自分がもどかしいが、本当に綺麗なんだ。彼女の隣に立てることが誇らしく幸せが溢れてくる。暗い淵の底にいた私を日の当たるところに引き上げてくれた彼女は私の女神なのだ。
「レニエ様……レニエ様も素敵です……」
恥ずかしそうに私を見つめた後で頬を染めて俯く彼女が可愛らしくて困る。結婚式はさっき終わらせたばかりなのだ。このまま寝室に向かってはダメだろうか? ダメか? 目が合った家令が静かに頭を左右に振った。どうやら俺の考えが伝わったらしい。そんなに飢えている様に見えるのか? だが仕方がないだろう。ずっと同じ屋根の下で暮らしていながら手を出さなかったんだ。心配だから屋敷に住んでくれるように頼んだが、それがこんなに忍耐を強いられるとは思わなかった……!
だがそれもジゼルのためだ。真面目な彼女は式の前に子が出来れば気に止むだろう。それがわかるから手を出せなかった。彼女にはこれ以上辛い思いも肩身の狭い思いもさせたくないのだから。
「ああ、よく見せて」
気を取り直して彼女の前に立ち、そっと顎に手を添えるとようやく目を合わせてくれた。頬が薔薇色に染まって目を潤ませる彼女の愛らしさに理性が焼き切れそうだ。そこに侍女がそろそろお時間ですと告げに来た。理性が戻ってきた。いいタイミングだ。心を読まれたのかもしれないが。
「さぁ、ジゼル、行こうか」
手を差し出すと、はいと言って手を重ねてきた。さぁ、私たちの晴れ舞台だ。今日のパーティーにはロルモー家の方々も呼んである。クロエの弟妹は既に伴侶を得て子もいるが、最後に残ったのは私だった。長らく心配をかけた彼らのためにも幸せにならなければと思う。そしてそれは容易いだろう。ジゼルがいてくれるから。
「新郎新婦のご入場です!」
家令の声と共に扉が開かれた。シャンデリアの光に目が眩む。最愛の妻を伴って夫婦としての一歩を踏み出した。この時感じた心の震えは一生忘れることはないだろう。
あれから二年の歳月が流れた。ルイ殿下が立太子されたのは半年ほど前の話。王太子夫妻に結局王子は生まれず、また違法薬物のこともあって王太子の即位は夢と消えたが、民や他国への配慮からそのことは秘された。ルイ殿下とルイーズ様の間には二人の王子と一人の王女が生まれ、健やかにお育ちになっている。そのこともあって王太子は臣籍降下となり、ルイ殿下が立太子されたのだ。ようやく俺の悲願も成された。
だが、今の俺はそれどころではない。正直ルイ殿下もルイーズ様も頭の中になかった。というのも……
「旦那様、落ち着いて下さいまし」
そう言って声をかけてきたのは家令だ。うろうろと室内を歩き回る俺に何度目かのため息と共に声をかけて来た。わかっている。わかっているが心配なんだ……!!
「旦那様が右往左往しても意味がありませんから」
「わかっている……」
わかっているがじっと座っているなど不可能だ。心配で怖くて不安で居ても立っても居られないんだから。
その時だった。
「旦那様!」
慌ただしい足音が近づいてきて、俺はその場に立ち尽くした。何だ? 何かあったのか? ジゼルはどうなった? 無事なのか?
「旦那様! お、お生まれに! お生まれになりました! 男児です!!」
侍女頭の叫ぶ声に息が止まる。
「生まれた? ジ、ジゼルは? ジゼルは無事なのか!?」
赤子も心配だがそれよりもジゼルのことが心配で不安でたまらなかった。既に一日が経過していたからだ。医師も難しい顔をして不安を余計に煽ってきた。
「はい。奥様もお子様も健やかでいらっしゃいます。今医師が処置をしておりますのでもう少しお待ちください」
「ああ、神様、感謝します……」
侍女頭の言葉に神への感謝の言葉が無意識に出た。クロエがあんなことになってから神に祈ることなどなかった。神がいるならクロエに、善良で心優しいクロエにあんな非道な仕打ちなどしないだろう。神など必要ないと呪いの言葉すら口にしていたのに……
程なくして部屋に呼ばれると、ジゼルはベッドの上で私を微笑みと共に迎えてくれた。赤子は侍女が抱いてその側に立っていた。小さい……思った以上に……
「レニエ様」
弱々しいけれど確かな笑みを浮かべていたジゼルの側に近付いて寝台の横に膝を折った。握った手が温かい。それだけのことなのにどうしようもないほどの安堵が広がって息が出来なくなりそうだった。
「ありがとうジゼル。よく耐えてくれた」
どんなに言葉を尽くしても彼女の労をねぎらえるとは思えなかった。それでも、無事でいてくれたことを心から感謝した。
「ふふ、レニエ様ったら……」
ジゼルがそっと俺の頬に触れた。そこで自分が初めて泣いているのだと気付いた。ああ、私にもまだ涙が残っていたのかと驚いた。あの日涙など枯れたと思っていたのに。
「ああ、あまりにも嬉しすぎて……心の震えが止まらないんだ」
こんなに心が揺さぶられるとは思わなかった。ジゼルが無事だったことも、赤子が無事に生まれたことも。丸一日苦しんでいるジゼルのために何も出来なかった自分の歯がゆさにも。
「長くかかりましたけれど、お医者様には安産だったと言われましたわ」
「あれで?」
「ええ。初めての子は時間がかかるみたいですわ。でも、お産自体は軽い方だったそうですよ」
「そうか……」
あれで軽いのか? 女性は偉大だな。とてもじゃないが二人目はいらないと思ってしまったんだが。
「よかったよ、あなたを失うんじゃないかと……不安だったんだ」
温かい手を両手で包んで額に当てた。ジゼルを失ったら今度こそ狂ってしまいそうだ。
「大丈夫ですわ、レニエ様。ほら、ちゃんといるでしょう?」
そう言って私の手を握り返してくれた。その温かさと強さに安堵が心の隅々まで広がっていくのを感じた。
【完】
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