離縁前提の結婚ですが、冷徹上司に甘く不埒に愛でられています

みなつき菫

文字の大きさ
34 / 45
【R18】afterStory happy honeymoon〜

17

しおりを挟む


「なら、今日は、こっち向いて」

 こっち? と思っていると、ちゅぽっ……と蜜口から指が抜け、体がぐるりと反転されてしまう。

 目の前には大きな鏡。それ越しに彼と目が合った途端、見せつけるように両足を抱えあげられ、大事な場所が丸見えになる恥ずかしい格好をさせられてしまう。
 全身が羞恥に包まれる。
 
「えっ……ぁ――やぁ、これ――」
「いやじゃない、ちゃんと見ててください」

 千秋さんは鏡越しにそう言い退け、シャワーのコックをひねると、泡の流れた屹立をぐちゅっ……と蜜のあふれる秘口に宛がう。
 そして、そのまま一気に根元まで挿入してきた。

「ふぁあああ……!」
「はっ……」
 
 ズン! と重たい衝撃が脳天を貫く。
 目の前でチカチカと花火が飛び散り、激しい淫悦で脳内が真っ白に染め上げられた。

 ――やだ、挿れただけなのに……

 ビクビクと下肢が痙攣し蜜道が収縮する。
 だけど、千秋さんは構わずガツガツ屹立を突き上げ、容赦なく攻め立ててきた。
 
「あぁっ! あんっ! いま達って――ああっ!」
「知ってる……」
 
 上下に揺さぶられ、解れた肉壁を熱い肉槍で削られ子宮を押し上げられる。
 呼吸もままならなくて、視界が霞む。意識が飛びそうなほど気持ちがよくて蜜道がさらにぎゅうぎゅう収縮した。
 
「はっ……食い締め過ぎでしょう……。纏わりついてっ、もう搾り取ろうとしてる……」
 
 千秋さんは私を揺さぶりながら「ほら」と顎を掴んで私の鏡の方へ向ける。
 そこには、媚びるように開脚し彼のモノを愛蜜を垂らしながら喜んで頬張っている私の淫らな姿。
 見ていられないくらい恥ずかしいのに、そんな風にぐしゃぐしゃに犯される自分を見て、どうしようもなく欲情してしまう。

「やぁ、んっ、ああっ……」

 恥ずかしのに、最高にきもちがいい。もう何も、考えられない……

 やがて、千秋さんが余裕なさそうに胸の先端を捏ねながら、耳を甘噛みしてきた。

「次は一緒に達きましょうか……? 俺ももう……限界っ」
 
 子宮口をごちゅごちゅと加速して攻め立てられ、乳首も陰芽をくにくにと転がされる。
 
「ひゃあ! それはだめえ……っ」
「――好きなくせに」

 なじられながら、ごちゅん! ごちゅん! と一際深く子宮口を突き上げられ、ふたつの突起をきゅ~っ! と指で摘まれた。
 その瞬間、視界がバチバチと弾け、蜜口でぷしゃっとなにかが溢れるのを感じた。

「ああぁぁっ……!」

 瞬く間にガクガク震え、さっきより深い絶頂へ押し上げられてしまった。

「――っく……っ」

 千秋さんはそのまま脱力した私を抱きしめたまま何度か揺さぶり、ナカでドクドクと精を放った。

 お腹の奥がじわりと温かくなって、深い昂揚感につつまれる。
 
「ぁ……んぅ……ふっ――んんっ」

 しばらく吐精されたまま唇を貪られたあと、ズルリと雄芯が引き抜かれた。

 ――力が……入らない……

 だけど、ほぅっと息をついた瞬間、バスタオルで軽く体を拭かれ千秋さんが私を包んで抱き上げた。
 
しおりを挟む
感想 8

あなたにおすすめの小説

【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜

来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、 疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。 無愛想で冷静な上司・東條崇雅。 その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、 仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。 けれど―― そこから、彼の態度は変わり始めた。 苦手な仕事から外され、 負担を減らされ、 静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。 「辞めるのは認めない」 そんな言葉すらないのに、 無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。 これは愛? それともただの執着? じれじれと、甘く、不器用に。 二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。 無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。 ※この物語はフィクションです。 登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。

娼館で元夫と再会しました

無味無臭(不定期更新)
恋愛
公爵家に嫁いですぐ、寡黙な夫と厳格な義父母との関係に悩みホームシックにもなった私は、ついに耐えきれず離縁状を机に置いて嫁ぎ先から逃げ出した。 しかし実家に帰っても、そこに私の居場所はない。 連れ戻されてしまうと危惧した私は、自らの体を売って生計を立てることにした。 「シーク様…」 どうして貴方がここに? 元夫と娼館で再会してしまうなんて、なんという不運なの!

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される

奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。 けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。 そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。 2人の出会いを描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630 2人の誓約の儀を描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜

来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。 望んでいたわけじゃない。 けれど、逃げられなかった。 生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。 親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。 無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。 それでも――彼だけは違った。 優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。 形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。 これは束縛? それとも、本当の愛? 穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。 ※この物語はフィクションです。 登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。

甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。

海咲雪
恋愛
その日、新幹線の隣の席に疲れて寝ている男性がいた。 ただそれだけのはずだったのに……その日、私の世界に甘さが加わった。 「案外、本当に君以外いないかも」 「いいの? こんな可愛いことされたら、本当にもう逃してあげられないけど」 「もう奏葉の許可なしに近づいたりしない。だから……近づく前に奏葉に聞くから、ちゃんと許可を出してね」 そのドクターの甘さは手加減を知らない。 【登場人物】 末永 奏葉[すえなが かなは]・・・25歳。普通の会社員。気を遣い過ぎてしまう性格。   恩田 時哉[おんだ ときや]・・・27歳。医者。奏葉をからかう時もあるのに、甘すぎる? 田代 有我[たしろ ゆうが]・・・25歳。奏葉の同期。テキトーな性格だが、奏葉の変化には鋭い? 【作者に医療知識はありません。恋愛小説として楽しんで頂ければ幸いです!】

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

10 sweet wedding

國樹田 樹
恋愛
『十年後もお互い独身だったら、結婚しよう』 そんな、どこかのドラマで見た様な約束をした私達。 けれど十年後の今日、私は彼の妻になった。 ……そんな二人の、式後のお話。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にエタニティの小説・漫画・アニメを1話以上レンタルしている と、エタニティのすべての番外編を読むことができます。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。