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第三章 嫌われた王子様と呪われた乞食
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「ま、どうでもいいですけど。貴女に忘れられるのはこれで二回目ですから」
「……どういう意味?」
「そんなの、貴女が知ってるんじゃないんですか?」
つんと顔を背けられた。意味がわからない。知らないが?
この山羊頭――ルコルス・カロナールは、カリオストロと同じく私の従者らしい。しかも、幼馴染? 山羊が幼馴染になったことは一度もない。そもそも、こいつを私は知らない。
本当に、カリオストロとこの山羊の男のいう私とは一体誰なのだろう?
本当にこんな化け物どもを従者にしていたと? そっちの方が信じられない。
「意地悪を言うなよ。ルコルス、どうしてイヴァン・ランカンを殺した?」
「どうして? それ、答える必要ありますか?」
「あるだろ」
カリオストロは神経質そうな声で食いついた。
シャンデリアが揺れている。きらきらと、クリスタルが光を反射していた。
何百人と入れる会場には私達の他には山羊達しかいない。彼らは黙りこくり、伺うように私達を見ていた。声ががらんどうなな会場に響いていた。
「こいつの従者だ。カルディアの裁定を待たずに殺していいと本気で思っているのか」
「いいでしょ、別に。恋敵を殺しただけなので」
……は?
こいつ、今何と言った?
聞き間違えか? 耳がおかしくなった?
恋敵を殺したと言ったのか?
こんな、場所で? こんな異常事態で?
こいつは恋敵を殺しただけだと平気でいうのか?
「イヴァンも、あの糞鼠をこうしたかったんですよ。あぁ、すっきりした」
「アハトを見殺しにしてしたかったことがこれとは驚きだな」
「貴方も見殺しにしているでしょうが」
山羊頭は苛立ちを隠しながら吠えた。横長な瞳孔が睫毛に押しつぶされるように消えていく。
「アハトは前と同じだ。見殺しにされた。嘆かれもしない。せっかく蘇ったんですけどね? 貴女は別にアハトのことなんてどうでも良かったんでしょうが。死んでも報われない男ですよ」
「――やはり、蘇ったんだよな。これ、どうなってると思う?」
「そういうのはカリオストロ、貴方の得意分野だと思っていましたけどね。おれは詳しくない。けれど、おれたちを呼び出したのはイヴァンではなさそうでしたよ。ほら、首を切り落としても、こうやっておれ達は気ままに生きているでしょう?」
「やめて」
掲げられた長い水色の髪を垂れ流した首を見て、どうしても口を開かずにはいられなかった。まるで旗のように掲げているそれは血がぽたぽたと滴っている。目は見開かれ、唇は生々しく少しだけ開いていた。石像のようだと思う。それぐらい作り物めいて見えた。
「掲げるのを、やめて。丁寧に扱って」
「ハッ、愛人にはお優しいですね、相変わらず。股を開いた男にはやはり情が移るものなんでしょうか?」
「お、お前!」
どうして、そんなに下品な物言いをされなくてはならないんだ。処刑人とは、一度も寝たことはない。それどころか、きちんと話をしたことさえないのだ。嘲笑に怒りを表すと、何故かカリオストロまで白けたような表情を浮かべた。
「死人を陵辱する権利は誰にも与えられていないはずよ」
「罪人は別でしょう。殺人鬼が死後に遺族に石を投げられて原型をとどめていないことだってよくありましたし。人を殺した者は、その罪に見遣った罰を受ける公共的な義務を持つ。そもそも、おれは生きている状態で拷問なりなんなりをする方が人道に反すると思いますが。死んだ後の体は、痛みを感じない。人々の気も晴れて一石二鳥だと思いますが」
……ど、独特な持論を展開されてしまった。こんなことを話したかったのではなくて、単純に、処刑人の首を置いて欲しいという意図だったのだが……。だいたい、恋敵を殺したいだけだった男を遺族と同列に扱うのは間違っているだろう。
そこまでいい感情を抱いている奴ではないとしても、首だけになっている奴を見るのは忍びない。
それだけの理由なのに、突き刺さる視線の鋭さは増すばかりだ。
「その処刑人に罪があると言いたいの?」
「……どうしたんです?」
「どうって、どういう意味?」
ふむと言いながら、山羊はちろりと舌を出してうっすら視認できる唇を舐めた。
「貴女がイヴァンを処刑人と呼ぶのは珍しいでしょう。前は騎士と呼んでいたのに」
「……はあ」
大きくため息をつくと、山羊は肩を震わせた。怯えているようだった。でも、何に?
この場にいる脅威は明らかに目の前の山羊だ。大きさからいっても、私がこの山羊に勝てる要素は一つもない。では、どうして、この大山羊は私を見て微かに怯えているのだろう?
「お前も人違いをしているの」
「人違い? カルディアと呼ばれて、貴女はそれを受け入れていましたよね? それに、おれを知っているようでしたが。嘘ならばもっとましにつけと、誰も教えなかったのですか?」
「それは、……その、自分でもよく分かってはいないのだけど。お前と一度、どこかで会ったことがある気がして……」
「ハッ、いいですね。おれはルコルス・カロナール。貴女と夢の中で一度会っていると思うんですが、覚えていない? ああ、悲しいな。あんなに睦合ったのに。――おぇ。三文小説のくだらない男の役は吐き気がするんですが」
「そうではなくて!」
こいつ、私をおちょくっているのか?
「揶揄われているとしたら、業腹だ。おれはそういうからかいが一番嫌いです。それとも、また記憶喪失? お断りの定型文みたいですね。今日は具合が悪くって、いけそうにありません。いけるのを楽しみにしていたんですが、申し訳ない。記憶がないから、一から教えて。お前の名前を知らないけれど、どこかで見覚えがある気がする。だから、こんなことが聞けるのって。一度、おれは記憶喪失の貴女を見てる。二回目は冴えませんし、面白みがない」
「記憶喪失なんかじゃない」
強く否定すると、山羊はぐわっと大口を開けた。人間のように歯が何本も規則正しく並んでいた。
「私は、確かにカルディアだし、お前を知っているような気がしたけれど、本当にお前のことなんか知らないの」
「なるほど、納得しました。おれをどこまでもコケにするつもりなんですね」
がこんと、音がして、体が吹っ飛ばされた。地面に頭を叩きつけられたと分かった瞬間、ぬめりとしたものが髪の方から滴ってくる。何だろうと思って、手で探ろうとしたとき、ぱきっと腕が鳴った。えと声が漏れるか、漏れないかというところで痛みが全身を駆け巡った。息が上手く吐けない。みしみしと、骨が軋んでいる。目の前に、大きな蹄が見えた。
「不愉快ですよ」
最初は、頭だったように思う。いや、胸だったか? 蹄で何度も踏まれて、そのたびに強烈な痛みが襲った。ひゅうひゅうとこぼれるのは、本当に喉からであっているのだろうか。指先の感覚がない。
……腕はきちんと繋がっている?
本当に?
ぶちっと吐き気がしそうな音がさっきした。あれは、いったいどこの筋繊維が切れる音だったのだろう。目がきちんと開けていられるのが、不思議だった。
「クロード」
何度も名前を呼んだ。もういないのは、分かっている。けれど、さっきまで私が抱えていた彼はどうなっているのだろう。首が動かせない。体が床にめり込んだみたいだ。屋敷に、連れて帰らないといけないのに。きちんと弔ってやらないといけないのに。
指が、動かせない。耳鳴りがする。
痛みが熱さに変わっていく。汗なのか、血なのか分からないものが視界を遮ろうとしている。
「クロード」
怖い。熱い。怖い。寒い。
何も見えない。
クロード。
命の炎がゆらゆら揺らいでいる。心臓が、動きを鈍くして、頭がどんどん回らなくなっていく。
結局、何も出来なかった。復讐も、自分で死ぬことも。
なんて、無様なんだろう。
きっと私は、地獄に行く。
シャンデリアの光がきらきらしている。
どうしてだろう。
クロードと初めて踊った舞踏会のことを思い出した。
結婚して、子供が出来るまでの短い期間の出来事だ。
あいつの靴を私が踏んで、ぶつぶつとお小言をこぼされた。あのときも、シャンデリアのクリスタルが星のように瞬いていて眩しかった。
そのとき、ドレスの文句も言われた。地味で、姫というより侍女っぽいと。だから、あいつがこれからは服を選ぶと言っていた。帰って、本当にドレスを侍女と話し合って決めていたので驚いた。私に嫌悪感しか抱いていないと思っていたから。
――あぁ。
引き攣った声で名前を呼ぶ。
クロード。どうして、私はこんな服を着ているの。
子供の頃に着ていた、幼すぎる地味な色。
きちんと言ってくれればよかったのに。品がないと。
あいつは、どれだけ我慢したのだろう。やはり記憶がぼんやりとしている。どうしてこの服を着たのかは、よく分からない。けれど、クロードが自分を殺して自由にさせてくれていたのだけはよく分かった。あいつは私を思いやってくれたのだ、と何故か強烈に思った。自分の意見を押し殺し、好きにさせてくれた。自己犠牲を尊ぶような男じゃなかった。なのにあいつは死んだのだ。
寒いのに、熱い。熱いのに、心まで凍るように寒い。
血のこびりついた蹄の底が顔に覆い被さろうとしている。目を閉じた。
痛みは一瞬だった。
「……どういう意味?」
「そんなの、貴女が知ってるんじゃないんですか?」
つんと顔を背けられた。意味がわからない。知らないが?
この山羊頭――ルコルス・カロナールは、カリオストロと同じく私の従者らしい。しかも、幼馴染? 山羊が幼馴染になったことは一度もない。そもそも、こいつを私は知らない。
本当に、カリオストロとこの山羊の男のいう私とは一体誰なのだろう?
本当にこんな化け物どもを従者にしていたと? そっちの方が信じられない。
「意地悪を言うなよ。ルコルス、どうしてイヴァン・ランカンを殺した?」
「どうして? それ、答える必要ありますか?」
「あるだろ」
カリオストロは神経質そうな声で食いついた。
シャンデリアが揺れている。きらきらと、クリスタルが光を反射していた。
何百人と入れる会場には私達の他には山羊達しかいない。彼らは黙りこくり、伺うように私達を見ていた。声ががらんどうなな会場に響いていた。
「こいつの従者だ。カルディアの裁定を待たずに殺していいと本気で思っているのか」
「いいでしょ、別に。恋敵を殺しただけなので」
……は?
こいつ、今何と言った?
聞き間違えか? 耳がおかしくなった?
恋敵を殺したと言ったのか?
こんな、場所で? こんな異常事態で?
こいつは恋敵を殺しただけだと平気でいうのか?
「イヴァンも、あの糞鼠をこうしたかったんですよ。あぁ、すっきりした」
「アハトを見殺しにしてしたかったことがこれとは驚きだな」
「貴方も見殺しにしているでしょうが」
山羊頭は苛立ちを隠しながら吠えた。横長な瞳孔が睫毛に押しつぶされるように消えていく。
「アハトは前と同じだ。見殺しにされた。嘆かれもしない。せっかく蘇ったんですけどね? 貴女は別にアハトのことなんてどうでも良かったんでしょうが。死んでも報われない男ですよ」
「――やはり、蘇ったんだよな。これ、どうなってると思う?」
「そういうのはカリオストロ、貴方の得意分野だと思っていましたけどね。おれは詳しくない。けれど、おれたちを呼び出したのはイヴァンではなさそうでしたよ。ほら、首を切り落としても、こうやっておれ達は気ままに生きているでしょう?」
「やめて」
掲げられた長い水色の髪を垂れ流した首を見て、どうしても口を開かずにはいられなかった。まるで旗のように掲げているそれは血がぽたぽたと滴っている。目は見開かれ、唇は生々しく少しだけ開いていた。石像のようだと思う。それぐらい作り物めいて見えた。
「掲げるのを、やめて。丁寧に扱って」
「ハッ、愛人にはお優しいですね、相変わらず。股を開いた男にはやはり情が移るものなんでしょうか?」
「お、お前!」
どうして、そんなに下品な物言いをされなくてはならないんだ。処刑人とは、一度も寝たことはない。それどころか、きちんと話をしたことさえないのだ。嘲笑に怒りを表すと、何故かカリオストロまで白けたような表情を浮かべた。
「死人を陵辱する権利は誰にも与えられていないはずよ」
「罪人は別でしょう。殺人鬼が死後に遺族に石を投げられて原型をとどめていないことだってよくありましたし。人を殺した者は、その罪に見遣った罰を受ける公共的な義務を持つ。そもそも、おれは生きている状態で拷問なりなんなりをする方が人道に反すると思いますが。死んだ後の体は、痛みを感じない。人々の気も晴れて一石二鳥だと思いますが」
……ど、独特な持論を展開されてしまった。こんなことを話したかったのではなくて、単純に、処刑人の首を置いて欲しいという意図だったのだが……。だいたい、恋敵を殺したいだけだった男を遺族と同列に扱うのは間違っているだろう。
そこまでいい感情を抱いている奴ではないとしても、首だけになっている奴を見るのは忍びない。
それだけの理由なのに、突き刺さる視線の鋭さは増すばかりだ。
「その処刑人に罪があると言いたいの?」
「……どうしたんです?」
「どうって、どういう意味?」
ふむと言いながら、山羊はちろりと舌を出してうっすら視認できる唇を舐めた。
「貴女がイヴァンを処刑人と呼ぶのは珍しいでしょう。前は騎士と呼んでいたのに」
「……はあ」
大きくため息をつくと、山羊は肩を震わせた。怯えているようだった。でも、何に?
この場にいる脅威は明らかに目の前の山羊だ。大きさからいっても、私がこの山羊に勝てる要素は一つもない。では、どうして、この大山羊は私を見て微かに怯えているのだろう?
「お前も人違いをしているの」
「人違い? カルディアと呼ばれて、貴女はそれを受け入れていましたよね? それに、おれを知っているようでしたが。嘘ならばもっとましにつけと、誰も教えなかったのですか?」
「それは、……その、自分でもよく分かってはいないのだけど。お前と一度、どこかで会ったことがある気がして……」
「ハッ、いいですね。おれはルコルス・カロナール。貴女と夢の中で一度会っていると思うんですが、覚えていない? ああ、悲しいな。あんなに睦合ったのに。――おぇ。三文小説のくだらない男の役は吐き気がするんですが」
「そうではなくて!」
こいつ、私をおちょくっているのか?
「揶揄われているとしたら、業腹だ。おれはそういうからかいが一番嫌いです。それとも、また記憶喪失? お断りの定型文みたいですね。今日は具合が悪くって、いけそうにありません。いけるのを楽しみにしていたんですが、申し訳ない。記憶がないから、一から教えて。お前の名前を知らないけれど、どこかで見覚えがある気がする。だから、こんなことが聞けるのって。一度、おれは記憶喪失の貴女を見てる。二回目は冴えませんし、面白みがない」
「記憶喪失なんかじゃない」
強く否定すると、山羊はぐわっと大口を開けた。人間のように歯が何本も規則正しく並んでいた。
「私は、確かにカルディアだし、お前を知っているような気がしたけれど、本当にお前のことなんか知らないの」
「なるほど、納得しました。おれをどこまでもコケにするつもりなんですね」
がこんと、音がして、体が吹っ飛ばされた。地面に頭を叩きつけられたと分かった瞬間、ぬめりとしたものが髪の方から滴ってくる。何だろうと思って、手で探ろうとしたとき、ぱきっと腕が鳴った。えと声が漏れるか、漏れないかというところで痛みが全身を駆け巡った。息が上手く吐けない。みしみしと、骨が軋んでいる。目の前に、大きな蹄が見えた。
「不愉快ですよ」
最初は、頭だったように思う。いや、胸だったか? 蹄で何度も踏まれて、そのたびに強烈な痛みが襲った。ひゅうひゅうとこぼれるのは、本当に喉からであっているのだろうか。指先の感覚がない。
……腕はきちんと繋がっている?
本当に?
ぶちっと吐き気がしそうな音がさっきした。あれは、いったいどこの筋繊維が切れる音だったのだろう。目がきちんと開けていられるのが、不思議だった。
「クロード」
何度も名前を呼んだ。もういないのは、分かっている。けれど、さっきまで私が抱えていた彼はどうなっているのだろう。首が動かせない。体が床にめり込んだみたいだ。屋敷に、連れて帰らないといけないのに。きちんと弔ってやらないといけないのに。
指が、動かせない。耳鳴りがする。
痛みが熱さに変わっていく。汗なのか、血なのか分からないものが視界を遮ろうとしている。
「クロード」
怖い。熱い。怖い。寒い。
何も見えない。
クロード。
命の炎がゆらゆら揺らいでいる。心臓が、動きを鈍くして、頭がどんどん回らなくなっていく。
結局、何も出来なかった。復讐も、自分で死ぬことも。
なんて、無様なんだろう。
きっと私は、地獄に行く。
シャンデリアの光がきらきらしている。
どうしてだろう。
クロードと初めて踊った舞踏会のことを思い出した。
結婚して、子供が出来るまでの短い期間の出来事だ。
あいつの靴を私が踏んで、ぶつぶつとお小言をこぼされた。あのときも、シャンデリアのクリスタルが星のように瞬いていて眩しかった。
そのとき、ドレスの文句も言われた。地味で、姫というより侍女っぽいと。だから、あいつがこれからは服を選ぶと言っていた。帰って、本当にドレスを侍女と話し合って決めていたので驚いた。私に嫌悪感しか抱いていないと思っていたから。
――あぁ。
引き攣った声で名前を呼ぶ。
クロード。どうして、私はこんな服を着ているの。
子供の頃に着ていた、幼すぎる地味な色。
きちんと言ってくれればよかったのに。品がないと。
あいつは、どれだけ我慢したのだろう。やはり記憶がぼんやりとしている。どうしてこの服を着たのかは、よく分からない。けれど、クロードが自分を殺して自由にさせてくれていたのだけはよく分かった。あいつは私を思いやってくれたのだ、と何故か強烈に思った。自分の意見を押し殺し、好きにさせてくれた。自己犠牲を尊ぶような男じゃなかった。なのにあいつは死んだのだ。
寒いのに、熱い。熱いのに、心まで凍るように寒い。
血のこびりついた蹄の底が顔に覆い被さろうとしている。目を閉じた。
痛みは一瞬だった。
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