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大審議委員会
転生したら王だった
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「大審議委員会って、誰が出席するの?」
俺はアンドルーに尋ねてみる。
「そうですね。大臣達の方々、貴族院の代表、教会からと、あとはこの国を補佐して来た長老ですかね。コーデリア様も出席なさいます」
「ふ~ん。以前は何時あったのかな」
「・・・レイ様を王妃にするかどうかの時でした」
「!」
(そう言えば王妃は男だったっけ!)
「あの時はお世継ぎがどうなるかが争点でしたが、お妃様が数多くいらしたので、レイ様を王妃と認めても問題無いと言う事になりました」
「ああ~、そうだったね(汗、汗)」
会議場となる大広間には、テーブルと椅子が円卓状に並べられている。その中に段々と人が入り始めて来ている。
俺は反対側のドアの隙間から入って来る人物をアンドルーに確認する。
「あっ、コーデリアさんだ」
コーデリアは女性ながらも威風堂々と入ってきた。
(相変わらず美しい)
ついつい見惚れてしまう。
「あれは?」
「あれは、貴族院の代表の方々ですね」
やたら豪華な衣装と装飾品で身を包んでいる。貴族の方々はお金があるらしい。
「あの人ら教会関係者だな」
「まあ、僧服ですからね」
最後に小柄で髭を生やした老人が入ってきた。
「あの老人は?」
「長老のイヴン様です。陛下の父上の時から仕えていらした方です」
「頑固そうだね」
「かなり」
全員が席に着いた所で、俺とアンドルーが扉をを開けて中に入っていく。皆んなの視線が一斉俺に向けられた。
(ヤ、ヤバイ!)
皆んなの視線が気になって足がもつれた。とっさに椅子に捕まりドスンと腰掛ける形になった。
(良かった。転ばなくて・・)
アンドルーは俺の後ろに控えた。
「ではこれより、審議会を開きます」
進行役の人なのだろう。大臣の一人が声を上げる。
「議題はダン・グレイ侯爵の謀反に対する処遇、及び、親族に対する処遇になります」
その問題にいち早く声を上げたのは侯爵と同じ貴族院の代表だった。
「これは国家に対する謀反です。もっとも厳しい死刑に値します」
「その通りです」
「異議なし」
ほとんどのメンバーはその意見に賛成な様だ。
「まあ、仕方無いですね。国王を暗殺し、自分の子を国王にしてこの国の実権を握ろうと企だてのですから」
コーデリアさんも同意見らしい。
「では、ダン・グレイ侯爵は死刑に処すると言う事でよろしいでしょうか?」
「異議なし」
あっという間に結論に達してしまった。
「陛下も同意見でよろしいですか?」
「えっ、俺?」
俺の前に紙がすっと差し出された。
(えっ? 早く無い)
前もって用意されていたとしか思えない。
「問題無ければサインを」
俺はため息を吐くと、紙を手に取り二つに裂いた。
「! な、何を!」
皆んなが一斉に驚愕の声を上げる。
「俺、血を見るのって嫌いなんだよね」
俺のノホホンとした回答に、老人が立ち上がって噛み付いて来た。
「陛下の好き嫌いの問題ではありません! これは国家を転覆しようとした大罪人のさいぼんなのですぞ!」
「まあ、それは分かりますが・・・」
「分かっていない!」
俺は耳を塞いだ。老人なのに声デカイ。
「何か訳があるのですか、リューク」
皆んなが語気荒げる中で、コーデリアさんは冷静に尋ねてきた。
「はい。俺はこの事件・・・いや、謀反の裏にはまだ加担している誰かがいるのでは無いかと思ってます」
「他にもダン・グレイ侯爵の協力者が居ると?」
「はい。だから、侯爵の処刑を早くしたいのかなぁと、思ったりして・・・」
ほら、貴族院の代表の何人かの顔色が変わった。
「それが誰がなのか分かっているのですか?」
「それはまだ・・・それを明らかにするにも侯爵の早期の処刑には反対します」
俺の言葉に今度は誰も反対する声を上げる者はいなかった。
「そ、それでは、ダン・グレイ侯爵の家族も・・」
「そうだね。直接会って話したいなぁ」
皆んなのため息をが聞こえた。
「で、では、陛下を暗殺しようとしたジェスは如何しますか」
「あー、その事だけど。侯爵の娘のエリサとジェスは陰謀が、発覚して直ぐに二人とも自害しました」
「自害!」
「はい。止める間もなくて、残念です。報告が遅くなってすいませんでした」
「それは本当で かな、アンドルー」
「!」
うわぁー、アンドルーの顔色が変わった。嘘つけないタイプだからな。
「私の聞いていた事とは違いますけど」
今度はコーデリアの鋭い視線がアンドルーに突き刺さる。そして、皆んなの視線も。
「あー、えーと、エリサ様とジェスは・・・確かに自害しました」
答えたには答えたけど、目が泳いでるよアンドルー。右向いたり、左から向いたりと、安定しない。オドオドしてるアンドルーも可愛いな。
「い、遺体は謀反人ゆえこちらで埋葬しました」
「子供が居たはずですが?」
「子供は、子供は・・・」
「養子に出しました」
アンドルーは限界だったので助け船を出す。
「養子ですと?」
「はい。丁度子供が出来ない夫婦がいましたので」
「随分と都合が良いですね」
「はい。運が良かったのでしょうね」
シレッとして俺は答えた。
審議会は俺の強引な幕引きで終わりにした。皆んなが退室した後、イヴン長老が近寄って来た。
「何時もながら勝手が過ぎますぞ、陛下」
と、長老のお叱りを受けた。
「すみません」
俺は頭を下げた。でも、俺は死刑には反対だよ。侯爵の家族にも関与してくるしな。俺は侯爵の家族に会いに行こうと思った。
俺はアンドルーに尋ねてみる。
「そうですね。大臣達の方々、貴族院の代表、教会からと、あとはこの国を補佐して来た長老ですかね。コーデリア様も出席なさいます」
「ふ~ん。以前は何時あったのかな」
「・・・レイ様を王妃にするかどうかの時でした」
「!」
(そう言えば王妃は男だったっけ!)
「あの時はお世継ぎがどうなるかが争点でしたが、お妃様が数多くいらしたので、レイ様を王妃と認めても問題無いと言う事になりました」
「ああ~、そうだったね(汗、汗)」
会議場となる大広間には、テーブルと椅子が円卓状に並べられている。その中に段々と人が入り始めて来ている。
俺は反対側のドアの隙間から入って来る人物をアンドルーに確認する。
「あっ、コーデリアさんだ」
コーデリアは女性ながらも威風堂々と入ってきた。
(相変わらず美しい)
ついつい見惚れてしまう。
「あれは?」
「あれは、貴族院の代表の方々ですね」
やたら豪華な衣装と装飾品で身を包んでいる。貴族の方々はお金があるらしい。
「あの人ら教会関係者だな」
「まあ、僧服ですからね」
最後に小柄で髭を生やした老人が入ってきた。
「あの老人は?」
「長老のイヴン様です。陛下の父上の時から仕えていらした方です」
「頑固そうだね」
「かなり」
全員が席に着いた所で、俺とアンドルーが扉をを開けて中に入っていく。皆んなの視線が一斉俺に向けられた。
(ヤ、ヤバイ!)
皆んなの視線が気になって足がもつれた。とっさに椅子に捕まりドスンと腰掛ける形になった。
(良かった。転ばなくて・・)
アンドルーは俺の後ろに控えた。
「ではこれより、審議会を開きます」
進行役の人なのだろう。大臣の一人が声を上げる。
「議題はダン・グレイ侯爵の謀反に対する処遇、及び、親族に対する処遇になります」
その問題にいち早く声を上げたのは侯爵と同じ貴族院の代表だった。
「これは国家に対する謀反です。もっとも厳しい死刑に値します」
「その通りです」
「異議なし」
ほとんどのメンバーはその意見に賛成な様だ。
「まあ、仕方無いですね。国王を暗殺し、自分の子を国王にしてこの国の実権を握ろうと企だてのですから」
コーデリアさんも同意見らしい。
「では、ダン・グレイ侯爵は死刑に処すると言う事でよろしいでしょうか?」
「異議なし」
あっという間に結論に達してしまった。
「陛下も同意見でよろしいですか?」
「えっ、俺?」
俺の前に紙がすっと差し出された。
(えっ? 早く無い)
前もって用意されていたとしか思えない。
「問題無ければサインを」
俺はため息を吐くと、紙を手に取り二つに裂いた。
「! な、何を!」
皆んなが一斉に驚愕の声を上げる。
「俺、血を見るのって嫌いなんだよね」
俺のノホホンとした回答に、老人が立ち上がって噛み付いて来た。
「陛下の好き嫌いの問題ではありません! これは国家を転覆しようとした大罪人のさいぼんなのですぞ!」
「まあ、それは分かりますが・・・」
「分かっていない!」
俺は耳を塞いだ。老人なのに声デカイ。
「何か訳があるのですか、リューク」
皆んなが語気荒げる中で、コーデリアさんは冷静に尋ねてきた。
「はい。俺はこの事件・・・いや、謀反の裏にはまだ加担している誰かがいるのでは無いかと思ってます」
「他にもダン・グレイ侯爵の協力者が居ると?」
「はい。だから、侯爵の処刑を早くしたいのかなぁと、思ったりして・・・」
ほら、貴族院の代表の何人かの顔色が変わった。
「それが誰がなのか分かっているのですか?」
「それはまだ・・・それを明らかにするにも侯爵の早期の処刑には反対します」
俺の言葉に今度は誰も反対する声を上げる者はいなかった。
「そ、それでは、ダン・グレイ侯爵の家族も・・」
「そうだね。直接会って話したいなぁ」
皆んなのため息をが聞こえた。
「で、では、陛下を暗殺しようとしたジェスは如何しますか」
「あー、その事だけど。侯爵の娘のエリサとジェスは陰謀が、発覚して直ぐに二人とも自害しました」
「自害!」
「はい。止める間もなくて、残念です。報告が遅くなってすいませんでした」
「それは本当で かな、アンドルー」
「!」
うわぁー、アンドルーの顔色が変わった。嘘つけないタイプだからな。
「私の聞いていた事とは違いますけど」
今度はコーデリアの鋭い視線がアンドルーに突き刺さる。そして、皆んなの視線も。
「あー、えーと、エリサ様とジェスは・・・確かに自害しました」
答えたには答えたけど、目が泳いでるよアンドルー。右向いたり、左から向いたりと、安定しない。オドオドしてるアンドルーも可愛いな。
「い、遺体は謀反人ゆえこちらで埋葬しました」
「子供が居たはずですが?」
「子供は、子供は・・・」
「養子に出しました」
アンドルーは限界だったので助け船を出す。
「養子ですと?」
「はい。丁度子供が出来ない夫婦がいましたので」
「随分と都合が良いですね」
「はい。運が良かったのでしょうね」
シレッとして俺は答えた。
審議会は俺の強引な幕引きで終わりにした。皆んなが退室した後、イヴン長老が近寄って来た。
「何時もながら勝手が過ぎますぞ、陛下」
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