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9.迷い家
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竜次が居間に入ると、すでに食卓には山盛りにもられた、おにぎりが用意されていた。
いつの間に用意したのだろうと思うほどの早業だった。
ホノカが麦茶を汲んで、竜次の前に置いた。キンキンに冷えていたらしく、コップにはすぐに玉のような水滴がついた。いかにもおいしそうだ。
そこで初めて、竜次は喉がカラカラに渇いていることに気がついた。夜とはいえ、初夏の中ずっと走りまわっていたのだから、当然である。
竜次はコップを掴むと、ゴクゴクと飲み干した。渇いた喉に、麦茶が沁みわたる。
「あ~、生きかえる!!」
思わず漏れた声に、灼が顔をしかめる。
「おっさんかよ……」
灼の憎まれ口が全く気にならないほど、竜次は上機嫌だった。
死を覚悟するような大変な夜をのり越え、麦茶を飲んで、改めて命がある喜びを噛みしめていた。
空になったコップにすかさず、ホノカが黙って2杯目の麦茶を注ぐ。
「あ、すんません」
会釈しながら、コップを受けとる。
近くで見ると、なおさら美人だと改めて思った。どこか儚げな雰囲気が漂った大人な女性といった感じで、天真爛漫な燈とは趣きの違う美女だ。
迷い家の主ということは、この人もお化けなのだろうか。だが、先ほどの土蜘蛛と比べると、はるかに人間らしい。
(まあ、燈ちゃんがお化けだとわからなかったくらいだもんなあ……。案外、人間に紛れて普通に生活しているお化けも多いのかな……)
そのようなことを考えながら、2杯目の麦茶をひと飲みでコップの半分くらいまで飲んで、ようやく人心地ついた。
喉の渇きが潤うと、途端に腹の虫が疼く。
竜次はおもむろに、おにぎりに手を伸ばした。外見から具がわからないので、手近なものをとりあえず掴んでみる。
基本的に好き嫌いはないので、何が入っていても大丈夫だろう。人間の食べものならば。
「いただきます」
一瞬恐ろしいことを考えたが、気をとり直して、おにぎりにかぶりついた。
口いっぱいに梅干しの酸味が広がる。ずいぶんと大きな梅干しが入っていたようだ。
疲れた身体が塩分をほっしていたから、ちょうどよかった。おまけにサッパリしていて、夏にはもってこいの食べものだ。
竜次が手をつけるのを待ってから、燈や灼もおにぎりを頬張った。
「ん~、おいしい」
ほっぺたに米粒をつけながら、燈が恍惚とした顔をしている。
何ともかわいらしい表情だと、竜次は見入ってしまった。その瞬間、わずかに出遅れた。
「お米がついています」
竜次がとろうとしたが、それよりも早く、灼が目にも止まらぬ速さでつまみとった。
一瞬、竜次と灼の間に火花が散ったことに、燈は全く気がつかなかった。
その様子を、式島は愉快そうに眺めていた。
「いやあ、青春ですねえ」
竜次はその口調にムッとしつつも、式島をなるべく視界に入れないようにして、横に立つホノカに礼を述べた。
「おにぎり、ありがとうございました。とっても、おいしいです」
ホノカは黙ったまま、頷いた。その顔は無表情だが、どこか誇らしげだった。
「ごめんね、彼女は人見知りだから。初対面の人とは大体喋らないの」
見かねた燈が口を挟んだ。
ホノカは竜次と会ってから今まで、ひと言も発していない。
話せないのではないかとさえ思っていたので、人間らしい理由に拍子抜けした。
「ホノカさんって見た目は人間だけど、お化け?」
竜次は燈に訊いてみた。
「正確にはお化けじゃなくて、幽霊ね。お化けほどの霊力はないし、多分彼女は普通の人には見えないし」
「ふーん……。ん? じゃあ、オレは何で見えているの? 迷い家の中だから?」
嫌な予感がして慌てる竜次に、燈は不思議そうな顔を向けた。
「迷い家の中だって、見えない人には見えないわよ。だって竜次くん、霊感がゼロじゃないでしょう?」
「え? そうなの?」
自分のことなのにわからないとは、何ともおかしな話である。だが、知らないものは知らない。
しかし、本当に霊感があるとしたら、辻褄があわないこともある。
「でも、灼が教室に幽霊がいるといったけど、何も見えなかったよ?」
「ええ、そこまで強くはないみたい。たまに波長のあう幽霊が見えたり、気配を感じたり程度ね。ここは特殊な場所だから、普段よりも見えやすかったんでしょう」
いいながら、燈は2つ目のおにぎりを口に運ぶ。そのおにぎりもおいしかったらしく、うっとりしている。
ひと口目を嚥下したあと、思い出したようにつけ加えた。
「あ、気をつけてね。一度幽霊を認識しちゃったら、普通の空間でも多分、次からは普通に見えるから」
「え?」
竜次は訊きかえしたが、あいにく燈はふた口目を頬張っており、口をモグモグさせている。
代わりに、灼が答えてくれた。
「一度認識してしまえば、自然とそういう存在に目がいくようになるもんだ。今まではたとえ見えても、幽霊だと認識していなかったから、平気だったんだろうけどな」
「え~……」
何ともショッキングなことを聞いてしまった気がする。というか、それならいわないでほしかったし、何ならここにつれて来ないでほしいくらいだった。
竜次は式島を睨んだが、理解していないらしく、式島はニコニコと笑いかけてくる。
しかし、声に出して非難すると、何の罪もないホノカを責めているようになってしまう。
さすがに、自分のためにおにぎりを用意してくれた相手の前でそれはいえなかった。一飯の恩である。
竜次は言葉をぐっと飲みこんだ。
その様子を眺めていた灼が、思い出したようにつけ加えた。
「ああ、そうそう。もしここ以外の異界に紛れこんでも、そこの食べものは絶対に食うなよ」
「何で?」
異界に紛れこむようなことはそうそうないとは思うが、竜次は念のために訊いてみた。
「ここの食べものは人間界からもってきているからいいけど、異界の食べものを食べたら、もう人間界には戻れなくなるんだ。だから帰りたければ、腹が空いていようが絶対に何も食うな」
灼の言葉に、竜次は身震いした。
異界がどのような場所かもよくわかっていないが、灼の話しぶりからして、異界に入りこむのはよくないことだとはわかった。
そして、何も食べられないとは、まるで拷問のようだ。
どうやって異界に入るのかは、あえて聞かないことにした。先ほどのように藪蛇になるかもしれない。
竜次は好奇心から目を逸らすために、別のことを考えようとした。そこでふと、ある重大事実に気づいた。
「あれ? 奥さんじゃないとしても、先生はホノカさんとここに一緒に住んでいるんでしょ? じゃあ、幽霊だけど同棲になるの?」
「いやあ、照れますねえ」
竜次の言葉に、式島は一切否定しない。燈が怒ったように割ってはいる。
「わたしだって、一緒に住んでいるわよ!」
「え? そうなの?」
竜次はびっくりした。両手に花状態で、それはちょっと羨ましい、と思ってしまった。
その心のうちを知ってか知らずか、灼も加わる。
「僕も先生の手伝いで、よく泊まる」
「くそっ、羨ましいな!」
今度は素直に口に出した。
当の式島は、どこ吹く風といった体である。
「手伝いって、管理者のだろ? 灼はどうして手伝いなんかしているんだ?」
「助手……? いや、弟子……? みたいなものらしいから……?」
灼にしては珍しく、何とも歯切れの悪い回答である。
「拝み屋だっけ? お前もそれなの? 将来は管理者にでもなるのか?」
「いや……。ただ、拝み屋の資格はとるつもりだから、先生に霊力を上げるための修行はつけてもらっている。あと、お化けの対処法とかも、少しずつ教えてもらっている」
いってから、灼はチラッと式島を見た。
「ええ。拝み屋の資格がとれるくらい、立派になってもらう約束ですから」
式島はひと口麦茶をすすると、灼に向かっていった。
「でも、今回みたいに不甲斐ない結果が続きますと、燈さんをとり戻すことはできないよ?」
先ほどまでの穏やかな口調はそのままに、眼鏡の奥の眼光が鋭く光った。
竜次にはその言葉の意味はわからなかったが、灼はひどく暗い顔をしてうつむいていた。
いつの間に用意したのだろうと思うほどの早業だった。
ホノカが麦茶を汲んで、竜次の前に置いた。キンキンに冷えていたらしく、コップにはすぐに玉のような水滴がついた。いかにもおいしそうだ。
そこで初めて、竜次は喉がカラカラに渇いていることに気がついた。夜とはいえ、初夏の中ずっと走りまわっていたのだから、当然である。
竜次はコップを掴むと、ゴクゴクと飲み干した。渇いた喉に、麦茶が沁みわたる。
「あ~、生きかえる!!」
思わず漏れた声に、灼が顔をしかめる。
「おっさんかよ……」
灼の憎まれ口が全く気にならないほど、竜次は上機嫌だった。
死を覚悟するような大変な夜をのり越え、麦茶を飲んで、改めて命がある喜びを噛みしめていた。
空になったコップにすかさず、ホノカが黙って2杯目の麦茶を注ぐ。
「あ、すんません」
会釈しながら、コップを受けとる。
近くで見ると、なおさら美人だと改めて思った。どこか儚げな雰囲気が漂った大人な女性といった感じで、天真爛漫な燈とは趣きの違う美女だ。
迷い家の主ということは、この人もお化けなのだろうか。だが、先ほどの土蜘蛛と比べると、はるかに人間らしい。
(まあ、燈ちゃんがお化けだとわからなかったくらいだもんなあ……。案外、人間に紛れて普通に生活しているお化けも多いのかな……)
そのようなことを考えながら、2杯目の麦茶をひと飲みでコップの半分くらいまで飲んで、ようやく人心地ついた。
喉の渇きが潤うと、途端に腹の虫が疼く。
竜次はおもむろに、おにぎりに手を伸ばした。外見から具がわからないので、手近なものをとりあえず掴んでみる。
基本的に好き嫌いはないので、何が入っていても大丈夫だろう。人間の食べものならば。
「いただきます」
一瞬恐ろしいことを考えたが、気をとり直して、おにぎりにかぶりついた。
口いっぱいに梅干しの酸味が広がる。ずいぶんと大きな梅干しが入っていたようだ。
疲れた身体が塩分をほっしていたから、ちょうどよかった。おまけにサッパリしていて、夏にはもってこいの食べものだ。
竜次が手をつけるのを待ってから、燈や灼もおにぎりを頬張った。
「ん~、おいしい」
ほっぺたに米粒をつけながら、燈が恍惚とした顔をしている。
何ともかわいらしい表情だと、竜次は見入ってしまった。その瞬間、わずかに出遅れた。
「お米がついています」
竜次がとろうとしたが、それよりも早く、灼が目にも止まらぬ速さでつまみとった。
一瞬、竜次と灼の間に火花が散ったことに、燈は全く気がつかなかった。
その様子を、式島は愉快そうに眺めていた。
「いやあ、青春ですねえ」
竜次はその口調にムッとしつつも、式島をなるべく視界に入れないようにして、横に立つホノカに礼を述べた。
「おにぎり、ありがとうございました。とっても、おいしいです」
ホノカは黙ったまま、頷いた。その顔は無表情だが、どこか誇らしげだった。
「ごめんね、彼女は人見知りだから。初対面の人とは大体喋らないの」
見かねた燈が口を挟んだ。
ホノカは竜次と会ってから今まで、ひと言も発していない。
話せないのではないかとさえ思っていたので、人間らしい理由に拍子抜けした。
「ホノカさんって見た目は人間だけど、お化け?」
竜次は燈に訊いてみた。
「正確にはお化けじゃなくて、幽霊ね。お化けほどの霊力はないし、多分彼女は普通の人には見えないし」
「ふーん……。ん? じゃあ、オレは何で見えているの? 迷い家の中だから?」
嫌な予感がして慌てる竜次に、燈は不思議そうな顔を向けた。
「迷い家の中だって、見えない人には見えないわよ。だって竜次くん、霊感がゼロじゃないでしょう?」
「え? そうなの?」
自分のことなのにわからないとは、何ともおかしな話である。だが、知らないものは知らない。
しかし、本当に霊感があるとしたら、辻褄があわないこともある。
「でも、灼が教室に幽霊がいるといったけど、何も見えなかったよ?」
「ええ、そこまで強くはないみたい。たまに波長のあう幽霊が見えたり、気配を感じたり程度ね。ここは特殊な場所だから、普段よりも見えやすかったんでしょう」
いいながら、燈は2つ目のおにぎりを口に運ぶ。そのおにぎりもおいしかったらしく、うっとりしている。
ひと口目を嚥下したあと、思い出したようにつけ加えた。
「あ、気をつけてね。一度幽霊を認識しちゃったら、普通の空間でも多分、次からは普通に見えるから」
「え?」
竜次は訊きかえしたが、あいにく燈はふた口目を頬張っており、口をモグモグさせている。
代わりに、灼が答えてくれた。
「一度認識してしまえば、自然とそういう存在に目がいくようになるもんだ。今まではたとえ見えても、幽霊だと認識していなかったから、平気だったんだろうけどな」
「え~……」
何ともショッキングなことを聞いてしまった気がする。というか、それならいわないでほしかったし、何ならここにつれて来ないでほしいくらいだった。
竜次は式島を睨んだが、理解していないらしく、式島はニコニコと笑いかけてくる。
しかし、声に出して非難すると、何の罪もないホノカを責めているようになってしまう。
さすがに、自分のためにおにぎりを用意してくれた相手の前でそれはいえなかった。一飯の恩である。
竜次は言葉をぐっと飲みこんだ。
その様子を眺めていた灼が、思い出したようにつけ加えた。
「ああ、そうそう。もしここ以外の異界に紛れこんでも、そこの食べものは絶対に食うなよ」
「何で?」
異界に紛れこむようなことはそうそうないとは思うが、竜次は念のために訊いてみた。
「ここの食べものは人間界からもってきているからいいけど、異界の食べものを食べたら、もう人間界には戻れなくなるんだ。だから帰りたければ、腹が空いていようが絶対に何も食うな」
灼の言葉に、竜次は身震いした。
異界がどのような場所かもよくわかっていないが、灼の話しぶりからして、異界に入りこむのはよくないことだとはわかった。
そして、何も食べられないとは、まるで拷問のようだ。
どうやって異界に入るのかは、あえて聞かないことにした。先ほどのように藪蛇になるかもしれない。
竜次は好奇心から目を逸らすために、別のことを考えようとした。そこでふと、ある重大事実に気づいた。
「あれ? 奥さんじゃないとしても、先生はホノカさんとここに一緒に住んでいるんでしょ? じゃあ、幽霊だけど同棲になるの?」
「いやあ、照れますねえ」
竜次の言葉に、式島は一切否定しない。燈が怒ったように割ってはいる。
「わたしだって、一緒に住んでいるわよ!」
「え? そうなの?」
竜次はびっくりした。両手に花状態で、それはちょっと羨ましい、と思ってしまった。
その心のうちを知ってか知らずか、灼も加わる。
「僕も先生の手伝いで、よく泊まる」
「くそっ、羨ましいな!」
今度は素直に口に出した。
当の式島は、どこ吹く風といった体である。
「手伝いって、管理者のだろ? 灼はどうして手伝いなんかしているんだ?」
「助手……? いや、弟子……? みたいなものらしいから……?」
灼にしては珍しく、何とも歯切れの悪い回答である。
「拝み屋だっけ? お前もそれなの? 将来は管理者にでもなるのか?」
「いや……。ただ、拝み屋の資格はとるつもりだから、先生に霊力を上げるための修行はつけてもらっている。あと、お化けの対処法とかも、少しずつ教えてもらっている」
いってから、灼はチラッと式島を見た。
「ええ。拝み屋の資格がとれるくらい、立派になってもらう約束ですから」
式島はひと口麦茶をすすると、灼に向かっていった。
「でも、今回みたいに不甲斐ない結果が続きますと、燈さんをとり戻すことはできないよ?」
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