146 / 330
三章
百三十八話 夕飯時
しおりを挟む
「……という訳なんだが、エリスとハティはなにか、こうしたいとか思う事あるか?」
受付の人からオススメされた酒場は、オススメされるだけあってかなり飯が美味い。
値段もかなりリーズナブルで、かなりの客の入りだった。これはたしかに当たりの店だ。
で、そんな酒場で俺とチェリーさん、エリスとハティの四人で腹を膨らませつつ今後の活動方針について等の話をしているわけなのだが……
「ん~……じゃあ、私も一緒にやりたい」
「あうっ」
「ハティもだって」
まぁ、そう言いだすんだろうなぁとは思っていた。
というか、特に何の問題もないので最初から連れていく予定だんだけどな。
何か理由があって街に残り違ったらその時考えるつもりだったが、どっちでも良いと言えば『じゃあ一緒に行こう』という方向で話を進める予定だった。
慣れてない街でエリスとハティだけを残してレベリングに行くってのも、それはそれで残した二人が気になって集中できそうにないからな。
「わかった。それじゃエリスとハティは俺と一緒に行動だな」
「あれ? チェリー姉ちゃんは?」
「チェリーさんは俺達とは別に特訓だな」
「ちょっ……私は別ってどゆこと!?」
えぇ? 何でチェリーさんから疑問が来るんだよ。
「チェリーさんはレベル上げよりもむしろ小手先の技って言ったろ? チェリーさんこそ対人慣れするために闘技場で手合わせした方が良いんじゃないか?」
「うっ……それは、そうかもだけど……」
モンスター討伐のスペシャリストになりたいって言うなら、俺達と一緒に新しいモンスターと戦えばいいと思う。
でも、チェリーさんの場合は公式プレイヤーとしてニワカじゃないところを見せたいというのと同時に、何時か俺やSADに勝つって言う目標があるって話だったからな。
となると必要なのは当然、今致命的に足りていない対人戦での駆け引きになる。
どうもチェリーさんは俺のことを格上として捉えているフシがあって、俺に負けるのを実力不足だと考えてるフシがあるからな。このまま俺と組み手していても重要なことに気が付かないままになるかもしれない。
同じくらいの実力者が闘技場に居てくれると良いんだが……
「やっぱ私も初日は一緒に行く! この辺りの敵の強さも知りたいし!」
「まぁチェリーさんがそれで良いなら俺は別に構わんけどさ。面倒くさがって苦手な所から目を背けてると、一生俺やSADには勝てないと思うぜ?」
「うぅ……それはそうなんだけどさぁ。言い出しっぺの私が初日からボッチとか心が痛い……」
一人でいるのが寂しいだけかよ!
……まぁ、初めての街で、しかも仲間がいるのに自分一人だけ別行動ってのは確かに寂しいかもしれんが。
なにげに寂しがり屋なのか?
「最初の一日ぐらい良いでしょ~? 武器直さないとどっちにしろ戦えないんだしさぁ」
だからこそ、闘技場で見取り稽古すればいいと思ったんだが……
「そもそも、戦うだけならスペアにしている今まで使っていた槍があるだろ」
「せっかく武器を乗り換えたのに、古い武器使ってたら感覚がズレちゃうじゃない」
いや、言うほど新調した武器使ってないだろ。使う前にひん曲がっちまった訳だし。
このままじゃ置いて行っても良いが、そんな事しても拗ねるだけか。嫌々やっても、身につかねぇし……仕方ねぇなぁ。
「わかった、わかりました。その変わりチェリーさんも見てるだけじゃなく役割振り分けるからな?」
「大丈夫! まかせてよ!」
戦う気が無いなら、記録係でもやった貰おう。
生で見たモンスターの情報はこれから先色々役に立ちそうだからな。
魔獣とはまだ戦った事は無いが、野獣でも俺にとっては十分脅威だ。全く知らずに戦いを挑むのは流石にリスクが高すぎる。
「まず、明日の狩りは早くても午後からな」
「あら、どうして? 午前中から狩ったほうがライバルも少ないだろうし効率よくない?」
「今さっき自分で言っておいてもう忘れたのか? チェリーさんメイン武器曲がったままだろ」
「あ~……あぁ……」
さては嫌なことを考えないようにしてたな……
というか、そもそもレベル上げにライバルなんて居るのか?
一体いくつの国があるのか判らないが、たった一国でもくっそ広いこの世界の中でテストプレイヤーは50人も居ない。その中でチェリーさんを除いても既に二人も遭遇している時点でとんでもない超低確率を引いたようなものだ。
レベル帯的に製品版発売直前に参加した俺のレベルとカチ合うようなテスターはさらに限られるはず。
となると、残るのはテスターではなくこっちのNPCと言うことになるが、大会期間中だからなのか受付に使われていた協会の建物は、少なくとも大会の受付以外に機能していなかったように見えた。
今なら同業者も殆ど居ないんじゃなかろうか。
「チェリーさんは午前中に武器の修理ができそうな店を探すこと。俺達はその間にこの辺りの手頃な狩場の情報を探すから」
「は~い、了解」
まぁ、ライバルというようなものじゃないが、同業者の活動が少ないならそれはそれでやりやすいのは確かだ。
協会の職員も手が開いてるだろうからな。今のうちに聞けそうな情報は色々入手しておきたい。
「で、情報が集まったら狩りに出かける。ろくに情報が揃わなかったり、俺達じゃ手に負えないと思えたら今日通ってきた森を狩場にする。エリス達もここまでは良いか?」
「うん。大丈夫」
「がう」
やたら生き物が攻撃的なあの森は出来れば使いたくないが、他に周囲に戦えそうな獲物が居なかった場合は仕方ないと諦めるしか無いだろう。
キツイが経験だけは積めそうだからな、あそこは。
「チェリーさんは店が見つからなかったらそのまま店探し続行な」
「え゙え゙~……」
「当たり前だろ。自分でレベリング強行しておいて、壊れた武器を修理できる店が見つからなかったからといって、その後も店も探さずにただ見学してるだけとか流石に許されんでしょうよ。言っとくけど大会まであと5日しか無いんだぜ?」
「わかったわよぉ……」
まぁコレについては殆運任せだな。
これだけ大きな街なのだから、武器屋や鍛冶屋が一つもないということはないだろう。
特にこの街は戦いを商売にしているんだから、ソレに類する店が一切無いとは考えにくい。
あとは、この広い街の中からチェリーさんが当たりの鍛冶屋を探し出せるかどうかだが、そこはチェリーさんの探索力次第だ。
「じゃあ明日はその方向で決定な。朝起きたら俺やエリス達は、大会の受付してた所へ行こう。協会というのが本当に俺達の知っている冒険者ギルドと似たような組織かどうか確かめるためにも一度顔を出す必要があるし、そのついでに情報収集だな」
「キョウ、私は何をするの?」
「エリス達は午前中は一緒について来てくれれば良い。道や建物の場所を覚えてくれな。本番は午後からだな」
「は~い、わかった~」
「あう」
これでやるべき事はとりあえず決まったな。
武器の修理も協会の内情も、足を運んでみなければ何とも言えないし、細かい事はこれ以上詰めることは出来ないだろうからな。
なら、明日からの話は一旦おしまいでいいだろう。
「おし、面倒な話はこれで終わりだ。まずは腹を満たそうぜ」
「おー!」
「わう!」
ちょうどよく飯も運ばれてきたし、今はまず腹ごしらえだ。森の中は歩きづくめでまともに飯も食ってなかったから腹が減って仕方ない。
腹が減っては戦は出来ぬと、昔からよく言うしな。
ちなみにハティは滅茶苦茶食った。
見た目が小さくなっても胃袋はそのままらしい。
肉だけじゃなく、野菜だろうが穀物だろうが何でも食うようなので、量的コスパの良さそうなものを畳み掛けるように頼むことになったが、やはり財布へのダメージは想定以上だったようで、チェリーさんの頬が軽く引きつっていた。
受付の人からオススメされた酒場は、オススメされるだけあってかなり飯が美味い。
値段もかなりリーズナブルで、かなりの客の入りだった。これはたしかに当たりの店だ。
で、そんな酒場で俺とチェリーさん、エリスとハティの四人で腹を膨らませつつ今後の活動方針について等の話をしているわけなのだが……
「ん~……じゃあ、私も一緒にやりたい」
「あうっ」
「ハティもだって」
まぁ、そう言いだすんだろうなぁとは思っていた。
というか、特に何の問題もないので最初から連れていく予定だんだけどな。
何か理由があって街に残り違ったらその時考えるつもりだったが、どっちでも良いと言えば『じゃあ一緒に行こう』という方向で話を進める予定だった。
慣れてない街でエリスとハティだけを残してレベリングに行くってのも、それはそれで残した二人が気になって集中できそうにないからな。
「わかった。それじゃエリスとハティは俺と一緒に行動だな」
「あれ? チェリー姉ちゃんは?」
「チェリーさんは俺達とは別に特訓だな」
「ちょっ……私は別ってどゆこと!?」
えぇ? 何でチェリーさんから疑問が来るんだよ。
「チェリーさんはレベル上げよりもむしろ小手先の技って言ったろ? チェリーさんこそ対人慣れするために闘技場で手合わせした方が良いんじゃないか?」
「うっ……それは、そうかもだけど……」
モンスター討伐のスペシャリストになりたいって言うなら、俺達と一緒に新しいモンスターと戦えばいいと思う。
でも、チェリーさんの場合は公式プレイヤーとしてニワカじゃないところを見せたいというのと同時に、何時か俺やSADに勝つって言う目標があるって話だったからな。
となると必要なのは当然、今致命的に足りていない対人戦での駆け引きになる。
どうもチェリーさんは俺のことを格上として捉えているフシがあって、俺に負けるのを実力不足だと考えてるフシがあるからな。このまま俺と組み手していても重要なことに気が付かないままになるかもしれない。
同じくらいの実力者が闘技場に居てくれると良いんだが……
「やっぱ私も初日は一緒に行く! この辺りの敵の強さも知りたいし!」
「まぁチェリーさんがそれで良いなら俺は別に構わんけどさ。面倒くさがって苦手な所から目を背けてると、一生俺やSADには勝てないと思うぜ?」
「うぅ……それはそうなんだけどさぁ。言い出しっぺの私が初日からボッチとか心が痛い……」
一人でいるのが寂しいだけかよ!
……まぁ、初めての街で、しかも仲間がいるのに自分一人だけ別行動ってのは確かに寂しいかもしれんが。
なにげに寂しがり屋なのか?
「最初の一日ぐらい良いでしょ~? 武器直さないとどっちにしろ戦えないんだしさぁ」
だからこそ、闘技場で見取り稽古すればいいと思ったんだが……
「そもそも、戦うだけならスペアにしている今まで使っていた槍があるだろ」
「せっかく武器を乗り換えたのに、古い武器使ってたら感覚がズレちゃうじゃない」
いや、言うほど新調した武器使ってないだろ。使う前にひん曲がっちまった訳だし。
このままじゃ置いて行っても良いが、そんな事しても拗ねるだけか。嫌々やっても、身につかねぇし……仕方ねぇなぁ。
「わかった、わかりました。その変わりチェリーさんも見てるだけじゃなく役割振り分けるからな?」
「大丈夫! まかせてよ!」
戦う気が無いなら、記録係でもやった貰おう。
生で見たモンスターの情報はこれから先色々役に立ちそうだからな。
魔獣とはまだ戦った事は無いが、野獣でも俺にとっては十分脅威だ。全く知らずに戦いを挑むのは流石にリスクが高すぎる。
「まず、明日の狩りは早くても午後からな」
「あら、どうして? 午前中から狩ったほうがライバルも少ないだろうし効率よくない?」
「今さっき自分で言っておいてもう忘れたのか? チェリーさんメイン武器曲がったままだろ」
「あ~……あぁ……」
さては嫌なことを考えないようにしてたな……
というか、そもそもレベル上げにライバルなんて居るのか?
一体いくつの国があるのか判らないが、たった一国でもくっそ広いこの世界の中でテストプレイヤーは50人も居ない。その中でチェリーさんを除いても既に二人も遭遇している時点でとんでもない超低確率を引いたようなものだ。
レベル帯的に製品版発売直前に参加した俺のレベルとカチ合うようなテスターはさらに限られるはず。
となると、残るのはテスターではなくこっちのNPCと言うことになるが、大会期間中だからなのか受付に使われていた協会の建物は、少なくとも大会の受付以外に機能していなかったように見えた。
今なら同業者も殆ど居ないんじゃなかろうか。
「チェリーさんは午前中に武器の修理ができそうな店を探すこと。俺達はその間にこの辺りの手頃な狩場の情報を探すから」
「は~い、了解」
まぁ、ライバルというようなものじゃないが、同業者の活動が少ないならそれはそれでやりやすいのは確かだ。
協会の職員も手が開いてるだろうからな。今のうちに聞けそうな情報は色々入手しておきたい。
「で、情報が集まったら狩りに出かける。ろくに情報が揃わなかったり、俺達じゃ手に負えないと思えたら今日通ってきた森を狩場にする。エリス達もここまでは良いか?」
「うん。大丈夫」
「がう」
やたら生き物が攻撃的なあの森は出来れば使いたくないが、他に周囲に戦えそうな獲物が居なかった場合は仕方ないと諦めるしか無いだろう。
キツイが経験だけは積めそうだからな、あそこは。
「チェリーさんは店が見つからなかったらそのまま店探し続行な」
「え゙え゙~……」
「当たり前だろ。自分でレベリング強行しておいて、壊れた武器を修理できる店が見つからなかったからといって、その後も店も探さずにただ見学してるだけとか流石に許されんでしょうよ。言っとくけど大会まであと5日しか無いんだぜ?」
「わかったわよぉ……」
まぁコレについては殆運任せだな。
これだけ大きな街なのだから、武器屋や鍛冶屋が一つもないということはないだろう。
特にこの街は戦いを商売にしているんだから、ソレに類する店が一切無いとは考えにくい。
あとは、この広い街の中からチェリーさんが当たりの鍛冶屋を探し出せるかどうかだが、そこはチェリーさんの探索力次第だ。
「じゃあ明日はその方向で決定な。朝起きたら俺やエリス達は、大会の受付してた所へ行こう。協会というのが本当に俺達の知っている冒険者ギルドと似たような組織かどうか確かめるためにも一度顔を出す必要があるし、そのついでに情報収集だな」
「キョウ、私は何をするの?」
「エリス達は午前中は一緒について来てくれれば良い。道や建物の場所を覚えてくれな。本番は午後からだな」
「は~い、わかった~」
「あう」
これでやるべき事はとりあえず決まったな。
武器の修理も協会の内情も、足を運んでみなければ何とも言えないし、細かい事はこれ以上詰めることは出来ないだろうからな。
なら、明日からの話は一旦おしまいでいいだろう。
「おし、面倒な話はこれで終わりだ。まずは腹を満たそうぜ」
「おー!」
「わう!」
ちょうどよく飯も運ばれてきたし、今はまず腹ごしらえだ。森の中は歩きづくめでまともに飯も食ってなかったから腹が減って仕方ない。
腹が減っては戦は出来ぬと、昔からよく言うしな。
ちなみにハティは滅茶苦茶食った。
見た目が小さくなっても胃袋はそのままらしい。
肉だけじゃなく、野菜だろうが穀物だろうが何でも食うようなので、量的コスパの良さそうなものを畳み掛けるように頼むことになったが、やはり財布へのダメージは想定以上だったようで、チェリーさんの頬が軽く引きつっていた。
2
あなたにおすすめの小説
戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに
千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」
「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」
許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。
許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。
上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。
言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。
絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、
「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」
何故か求婚されることに。
困りながらも巻き込まれる騒動を通じて
ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。
こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。
僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた
黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。
その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。
曖昧なのには理由があった。
『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。
どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。
※小説家になろうにも随時転載中。
レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。
それでも皆はレンが勇者だと思っていた。
突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。
はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。
ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。
※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】
~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
男女比1対5000世界で俺はどうすれバインダー…
アルファカッター
ファンタジー
ひょんな事から男女比1対5000の世界に移動した学生の忠野タケル。
そこで生活していく内に色々なトラブルや問題に巻き込まれながら生活していくものがたりである!
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
帰って来た勇者、現代の世界を引っ掻きまわす
黄昏人
ファンタジー
ハヤトは15歳、中学3年生の時に異世界に召喚され、7年の苦労の後、22歳にて魔族と魔王を滅ぼして日本に帰還した。帰還の際には、莫大な財宝を持たされ、さらに身につけた魔法を始めとする能力も保持できたが、マナの濃度の低い地球における能力は限定的なものであった。しかし、それでも圧倒的な体力と戦闘能力、限定的とは言え魔法能力は現代日本を、いや世界を大きく動かすのであった。
4年前に書いたものをリライトして載せてみます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる