ヒミツの能力～時間停止能力所持の兄と～

2

「亜矢音あやね……、可愛い、僕の亜矢音」

(ばっ……！！ばかばかばかばか兄貴……っっ！！)



私は今日も、変態のむっつり兄に下半身を剥き出しにされて、そこをペロペロペロペロ延々と舐められていた。



私の視線の先には、正確さが売りの電子時計がずっと同じ時・・・を刻み続けている。

(……あと、六分、位……？)



実の兄にずっと開発され続けた陰核と膣は、簡単に快楽を拾って、私の脳に送り続けていた。



(やばいやばいやばいもうイクイクぅ……っっ！！)

「お兄ちゃんの舌でぷっくりお豆をペロペロされて、下のお口が涎垂らしてキュンキュン欲しがってるね。……ああ、もうすぐでクリイキタイムかな？ほらほら、お潮吹いて沢山僕に飲ませてよ」

兄は私の膣に埋めた指をクイクイっと曲げ動かして、私の的確な快感スイッチを何度も押す。



くちゃ♡くちゃ♡ぐちっ♡ぢゅぷ♡♡

「～～～っ、ふぅ……っっ♡♡」

必死で歯を食い縛り、シーツを握りしめて足をピンと伸ばし、私は達した。





膣に兄の指を埋めたまま、腰がガクンガクンと勝手に揺れるのを止められない。指が抜かれて、ぷしぷし♡♡と潮が飛び散る前に、兄の口が膣をパクリと覆ったのを感じた。

こくりこくりと、私の放った液体を兄が飲み干していく。

「……っ♡…………♡♡」

私は目をぎゅう、と瞑って絶頂の波が去るのをひたすら耐えた……のに。



──ぢゅぷん！！♡♡

「ふぁ"♡♡」

「あー、亜矢音のトロトロまんこ最高♡♡愛してるよ、僕の子種をたーっぷり注いであげるからね♡♡」



(う……うそ、だめ、駄目ぇ……っっ！！)

ばちゅん！ばちゅん！ばちゅん！ばちゅん！

兄は容赦なく腰を振りはじめ、私の膣内を自分のペニスで何度も突き入れた。

「ん♡あ"ッ♡」

「亜矢音の子宮の入り口、今日もトントンして欲しいって、下りてきてる♡」

(やだ、変態、ヘタレ兄貴……っっ！！)

眦に浮かんだ涙をペロリと舐めて、兄は私の首筋にキスマークが付く程強く吸い上げた。



「沢山沢山沢山愛してあげるから……だから、僕だけの亜矢音でいて」

(……何で、今、言うの……っっ)

──世界の時間を停止させた状態で。





そう、私の兄は、能力持ちのエリートだ。

そして、彼の能力は時間停止能力。

二十六歳の今は、一日に最大二十六分時間を停止させることが出来るのだ。