3 / 22
第1章
第3話
しおりを挟む
酒場の隅で野暮な男どもに絡まれている、駆け出し冒険者と思しき三人の少女たち。
少女たちはいずれも若く、パッと見では十五歳ほどに見える。
職業適性は装備から見るに、それぞれ【ウィザード】【モンク】【プリースト】ってところか。
一方で、そんな少女たちに絡んでいるのは、わりとどうしようもなさそうな男たちだ。
さっきからの様子を見ている感じ、手練れとは思えない。
第一迷宮を踏破できるかどうかすら怪しいぐらいのレベルに見える。
それでも、駆け出しの少女たちと比べると、さすがに幾分か上なんだろうが……。
ちらっとギルドの受付のほうを見ると、騒動に気付いたギルド職員が、奥に誰かを呼びにいったようだった。
じきに解決はするだろうが、時間稼ぎだけでもしておこう。
俺は騒動のほうへと向かうと、少女たちを無理やり押さえつけている男たちに言う。
「もうやめとけよ。嫌がってるだろ」
「あぁん、なんだぁ……? おう兄ちゃん、威勢がいいな」
男の一人が、捕まえていた少女を向こうに突き飛ばして、俺のほうへと向かってきた。
突き飛ばされた【ウィザード】姿の少女は、「きゃっ」と悲鳴をあげて床に倒れる。
その顔からメガネが落ちた。
慌ててメガネを拾い上げた少女に、俺は拝み手を立てて『悪いな、許せ』とジェスチャーをしてみせる。
その俺の仕草が癇に障ったのか知らないが、俺の目の前まで来た男は、俺の胸倉をぐいとつかみ上げた。
「おう兄ちゃん、ずいぶんと舐めた真似してくれんじゃねぇか、ああ? その優男面、ボコボコにされて不細工になりてぇのか?」
「いやぁ、どんなにボコボコにされたって、アンタたちほど醜いツラにはならないだろ。今の自分たちの顔、鏡で見てみるといいぜ」
「──野郎っ!」
男の沸点は、どうやらすさまじく低いようだった。
そいつは左手で俺の胸倉をつかんだまま、右の拳で俺を殴りつけようとしてくる。
だが、遅い。
俺は殴りつけてくる男の手首を、自分の手で素早くつかみ取る。
「なっ……!?」
「なぁアンタ──自分と相手、どっちが格上かぐらいは、見極められるようになっといたほうが、いいぜ!」
「がっ……!」
俺は男の顔面に、頭突きを食らわせてやる。
男は俺から手を離し、鼻を押さえて床にうずくまった。
「ぐぉおおおおっ……! い、痛ぇっ……!」
「なっ……!?」
「な、なんだこの野郎!?」
残る二人の男たちも、自らが捕まえていた少女たちを手放して、俺のほうへと注意を向ける。
手放された少女の一人、【プリースト】姿のほうは、四つん這いになってカサカサと台所によくいるアレのような動きで【ウィザード】姿の少女の隣へと逃げ込んだ。
一方で【モンク】姿の少女は、その二人を守るように前に立つと、自らの乱れた衣服を整えてから、俺のほうに真摯な瞳を向けてくる。
「あ、ありがとうございます! ボクも加勢を──」
「いや、いいよ。そこで見ていてくれ」
俺は【モンク】姿の少女の申し出を、丁重にお断りする。
必要があるとも思えないしな。
「──野郎っ! 格好つけやがって、優男が!」
「くたばりやがれ!」
男たちが俺に殴りかかってくる。
俺はそれをひょいひょいとよけつつ、男たちの足を引っかけて転ばせてやった。
「ぐわあっ!」
「く、くっそぉ……!」
今の俺にとっては、こいつらの動きは遅すぎて、まるでお話にならない。
しかし一方で、絶対的な【敏捷力】のステータス値で見れば、こいつらも第一迷宮深層のモンスターに匹敵するぐらいはあるような気もする。
「ってことは、俺のほうが速くなってるのか……」
【マスターシーフ】にクラスチェンジしてから戦闘らしきことをするのは初めてなので、感覚が少しズレていたようだ。
だが一方で、男たちの行動はさらにエスカレートする。
「野郎、もう許さねぇ!」
「ぶっ殺してやる!」
立ち上がった三人の男たちは、腰に提げていた武器──それぞれ剣、手斧、短剣──を抜いてきた。
銀色の刃が、ぎらりと光る。
「おいおい、マジかよ」
俺は苦笑する。
素手ゴロならともかく、あんなものは街中の喧嘩で抜いていいものじゃない。
まあ、だからといって負ける気もしないんだが──
だとしても、踏み越えてはならない一線というものがある。
向こうがそこを越えたなら、こちらもそれなりの姿勢を見せるべきだろう。
俺は自分の腰のベルト、左右に一本ずつ刺さった、愛用の短剣へと手をかける。
「アンタたち、そんなものを抜くってことは──それなりの覚悟はあるんだろうな」
腰の短剣を、左右同時に引き抜く。
第三迷宮に棲息するモンスターの牙を素材として作られた、上等の短剣だ。
目の前の男たちの武器とは、その質において比べ物にならない。
そして、ある程度以上の実力を持った【シーフ】は、たいていは二本の短剣を同時に扱う【ツインダガー】のスキルを修得している。
俺もまた、ご多分に漏れずだ。
俺は二振りの短剣を手に、身を低くして構える。
それを見た男たちはみな、ごくりと唾を飲んだ。
怯えて足が前に出ないという様子だ。
そして、そこに──
「おう、クソガキども! テメェらの冒険者資格は一時停止、それが解除されるまでギルドには出禁だって、この間しっかり言ったはずだよなぁ、ああ?」
ギルドの受付窓口のカウンターを乗り越えて、ギルドマスターがのしのしと歩み寄ってきた。
ギルドマスターの言葉は、男たちに向けられたものだ。
筋骨隆々としたギルドマスターの姿を見て、男たちはあからさまにビビった。
そして──
「「「お、覚えてやがれ!」」」
見事な捨て台詞を吐いて、冒険者ギルドから慌てて逃げ去っていった。
ギルドマスターは、男たちが出ていったギルドの出入り口を見て、大きくため息をつく。
「まったく……。ああいうのは、できるならずっと豚箱にぶち込んどきたいんだがな、なかなかそうもいかねぇ。──それはそうとクリード、手間かけさせちまって悪かったな」
俺はそれに、笑って答える。
「おやっさんが出てくるまで、時間稼ぎをしようと思っただけだ。しかしあんなのにも慈悲をかけなきゃいけないなんて、ギルドマスターってのも大変だな」
「まったくだ。迷宮でモンスターを狩っていたほうがよほど楽だぜ。どっかの誰かさんは、【マスターシーフの書】なんてとんでもねぇものを見つけてくるしよ。──あとクリード、お前さんは分かってると思うが、街中で武器は振り回すなよ。目こぼしできるのは脅しに使うところまでだぞ」
「分かってるって。お仕事お疲れ様です」
俺は短剣を鞘に納めて、ギルドマスターの背中をポンと叩く。
このギルドマスターには、俺も駆け出しとして第一迷宮に挑んでいた頃に、散々世話になったものだ。
ギルドマスターは、「一丁前のこと言うようになりやがって」と捨て台詞を残してから、奥へと戻っていった。
それから俺は、少女たちのほうへと向き直る。
「よう、アンタたちも災難だったな。ただ冒険者には、荒っぽいやつも多いからな。ああいった手合いに絡まれても、それなりに対応できるようにはしといたほうがいいぜ」
実力差ばかりはいかんともし難いんだけどな、と心の中で付け加える。
一方で少女たちは、三者三様、俺にお礼を言ってくる。
「あ、ありがとうございました……」
「ありがとうございました! ボク、お兄さんの腕前に感服しました!」
「いやぁ、助かりましたっすよ。冒険者になってこんなにすぐに貞操のピンチが来るとは思ってなかったっす。モンスターの前に、冒険者が野獣。うち覚えたっす。──あ、でもお兄さんは別っすよ? むしろお兄さんになら、うちは……ぽっ」
それぞれ【ウィザード】【モンク】【プリースト】の格好の少女である。
なお、このわずかなやりとりだけで、【モンク】姿の子がボクっ娘で、【プリースト】姿の子はまあまあ様子がおかしいということが分かった。
ちなみに、三人とも外見だけならすんごく可愛い。
あの【プリースト】姿の子も、容姿はとても可愛らしいので、先のセリフに少しだけ男心が揺れたのは内緒である。
「おう。これからも冒険者として苦楽はあると思うが、くじけずに頑張れよ。応援してる。じゃあな」
俺はお礼を言ってきた三人にそう返してから、少女たちと別れ、再び自分の席に戻って一人で酒を飲み始めた。
あんな可愛い子たちにお酌でもしてもらえたら、さぞ気分がいいだろうなぁとは思ったが、それじゃあ先の男たちと同じくどうしようもないので、その想いは心の中にしまっておくことにした。
だが、この後──
少女たちのほうから再び、俺に関わってきたのである。
少女たちはいずれも若く、パッと見では十五歳ほどに見える。
職業適性は装備から見るに、それぞれ【ウィザード】【モンク】【プリースト】ってところか。
一方で、そんな少女たちに絡んでいるのは、わりとどうしようもなさそうな男たちだ。
さっきからの様子を見ている感じ、手練れとは思えない。
第一迷宮を踏破できるかどうかすら怪しいぐらいのレベルに見える。
それでも、駆け出しの少女たちと比べると、さすがに幾分か上なんだろうが……。
ちらっとギルドの受付のほうを見ると、騒動に気付いたギルド職員が、奥に誰かを呼びにいったようだった。
じきに解決はするだろうが、時間稼ぎだけでもしておこう。
俺は騒動のほうへと向かうと、少女たちを無理やり押さえつけている男たちに言う。
「もうやめとけよ。嫌がってるだろ」
「あぁん、なんだぁ……? おう兄ちゃん、威勢がいいな」
男の一人が、捕まえていた少女を向こうに突き飛ばして、俺のほうへと向かってきた。
突き飛ばされた【ウィザード】姿の少女は、「きゃっ」と悲鳴をあげて床に倒れる。
その顔からメガネが落ちた。
慌ててメガネを拾い上げた少女に、俺は拝み手を立てて『悪いな、許せ』とジェスチャーをしてみせる。
その俺の仕草が癇に障ったのか知らないが、俺の目の前まで来た男は、俺の胸倉をぐいとつかみ上げた。
「おう兄ちゃん、ずいぶんと舐めた真似してくれんじゃねぇか、ああ? その優男面、ボコボコにされて不細工になりてぇのか?」
「いやぁ、どんなにボコボコにされたって、アンタたちほど醜いツラにはならないだろ。今の自分たちの顔、鏡で見てみるといいぜ」
「──野郎っ!」
男の沸点は、どうやらすさまじく低いようだった。
そいつは左手で俺の胸倉をつかんだまま、右の拳で俺を殴りつけようとしてくる。
だが、遅い。
俺は殴りつけてくる男の手首を、自分の手で素早くつかみ取る。
「なっ……!?」
「なぁアンタ──自分と相手、どっちが格上かぐらいは、見極められるようになっといたほうが、いいぜ!」
「がっ……!」
俺は男の顔面に、頭突きを食らわせてやる。
男は俺から手を離し、鼻を押さえて床にうずくまった。
「ぐぉおおおおっ……! い、痛ぇっ……!」
「なっ……!?」
「な、なんだこの野郎!?」
残る二人の男たちも、自らが捕まえていた少女たちを手放して、俺のほうへと注意を向ける。
手放された少女の一人、【プリースト】姿のほうは、四つん這いになってカサカサと台所によくいるアレのような動きで【ウィザード】姿の少女の隣へと逃げ込んだ。
一方で【モンク】姿の少女は、その二人を守るように前に立つと、自らの乱れた衣服を整えてから、俺のほうに真摯な瞳を向けてくる。
「あ、ありがとうございます! ボクも加勢を──」
「いや、いいよ。そこで見ていてくれ」
俺は【モンク】姿の少女の申し出を、丁重にお断りする。
必要があるとも思えないしな。
「──野郎っ! 格好つけやがって、優男が!」
「くたばりやがれ!」
男たちが俺に殴りかかってくる。
俺はそれをひょいひょいとよけつつ、男たちの足を引っかけて転ばせてやった。
「ぐわあっ!」
「く、くっそぉ……!」
今の俺にとっては、こいつらの動きは遅すぎて、まるでお話にならない。
しかし一方で、絶対的な【敏捷力】のステータス値で見れば、こいつらも第一迷宮深層のモンスターに匹敵するぐらいはあるような気もする。
「ってことは、俺のほうが速くなってるのか……」
【マスターシーフ】にクラスチェンジしてから戦闘らしきことをするのは初めてなので、感覚が少しズレていたようだ。
だが一方で、男たちの行動はさらにエスカレートする。
「野郎、もう許さねぇ!」
「ぶっ殺してやる!」
立ち上がった三人の男たちは、腰に提げていた武器──それぞれ剣、手斧、短剣──を抜いてきた。
銀色の刃が、ぎらりと光る。
「おいおい、マジかよ」
俺は苦笑する。
素手ゴロならともかく、あんなものは街中の喧嘩で抜いていいものじゃない。
まあ、だからといって負ける気もしないんだが──
だとしても、踏み越えてはならない一線というものがある。
向こうがそこを越えたなら、こちらもそれなりの姿勢を見せるべきだろう。
俺は自分の腰のベルト、左右に一本ずつ刺さった、愛用の短剣へと手をかける。
「アンタたち、そんなものを抜くってことは──それなりの覚悟はあるんだろうな」
腰の短剣を、左右同時に引き抜く。
第三迷宮に棲息するモンスターの牙を素材として作られた、上等の短剣だ。
目の前の男たちの武器とは、その質において比べ物にならない。
そして、ある程度以上の実力を持った【シーフ】は、たいていは二本の短剣を同時に扱う【ツインダガー】のスキルを修得している。
俺もまた、ご多分に漏れずだ。
俺は二振りの短剣を手に、身を低くして構える。
それを見た男たちはみな、ごくりと唾を飲んだ。
怯えて足が前に出ないという様子だ。
そして、そこに──
「おう、クソガキども! テメェらの冒険者資格は一時停止、それが解除されるまでギルドには出禁だって、この間しっかり言ったはずだよなぁ、ああ?」
ギルドの受付窓口のカウンターを乗り越えて、ギルドマスターがのしのしと歩み寄ってきた。
ギルドマスターの言葉は、男たちに向けられたものだ。
筋骨隆々としたギルドマスターの姿を見て、男たちはあからさまにビビった。
そして──
「「「お、覚えてやがれ!」」」
見事な捨て台詞を吐いて、冒険者ギルドから慌てて逃げ去っていった。
ギルドマスターは、男たちが出ていったギルドの出入り口を見て、大きくため息をつく。
「まったく……。ああいうのは、できるならずっと豚箱にぶち込んどきたいんだがな、なかなかそうもいかねぇ。──それはそうとクリード、手間かけさせちまって悪かったな」
俺はそれに、笑って答える。
「おやっさんが出てくるまで、時間稼ぎをしようと思っただけだ。しかしあんなのにも慈悲をかけなきゃいけないなんて、ギルドマスターってのも大変だな」
「まったくだ。迷宮でモンスターを狩っていたほうがよほど楽だぜ。どっかの誰かさんは、【マスターシーフの書】なんてとんでもねぇものを見つけてくるしよ。──あとクリード、お前さんは分かってると思うが、街中で武器は振り回すなよ。目こぼしできるのは脅しに使うところまでだぞ」
「分かってるって。お仕事お疲れ様です」
俺は短剣を鞘に納めて、ギルドマスターの背中をポンと叩く。
このギルドマスターには、俺も駆け出しとして第一迷宮に挑んでいた頃に、散々世話になったものだ。
ギルドマスターは、「一丁前のこと言うようになりやがって」と捨て台詞を残してから、奥へと戻っていった。
それから俺は、少女たちのほうへと向き直る。
「よう、アンタたちも災難だったな。ただ冒険者には、荒っぽいやつも多いからな。ああいった手合いに絡まれても、それなりに対応できるようにはしといたほうがいいぜ」
実力差ばかりはいかんともし難いんだけどな、と心の中で付け加える。
一方で少女たちは、三者三様、俺にお礼を言ってくる。
「あ、ありがとうございました……」
「ありがとうございました! ボク、お兄さんの腕前に感服しました!」
「いやぁ、助かりましたっすよ。冒険者になってこんなにすぐに貞操のピンチが来るとは思ってなかったっす。モンスターの前に、冒険者が野獣。うち覚えたっす。──あ、でもお兄さんは別っすよ? むしろお兄さんになら、うちは……ぽっ」
それぞれ【ウィザード】【モンク】【プリースト】の格好の少女である。
なお、このわずかなやりとりだけで、【モンク】姿の子がボクっ娘で、【プリースト】姿の子はまあまあ様子がおかしいということが分かった。
ちなみに、三人とも外見だけならすんごく可愛い。
あの【プリースト】姿の子も、容姿はとても可愛らしいので、先のセリフに少しだけ男心が揺れたのは内緒である。
「おう。これからも冒険者として苦楽はあると思うが、くじけずに頑張れよ。応援してる。じゃあな」
俺はお礼を言ってきた三人にそう返してから、少女たちと別れ、再び自分の席に戻って一人で酒を飲み始めた。
あんな可愛い子たちにお酌でもしてもらえたら、さぞ気分がいいだろうなぁとは思ったが、それじゃあ先の男たちと同じくどうしようもないので、その想いは心の中にしまっておくことにした。
だが、この後──
少女たちのほうから再び、俺に関わってきたのである。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
鑑定持ちの荷物番。英雄たちの「弱点」をこっそり塞いでいたら、彼女たちが俺から離れなくなった
仙道
ファンタジー
異世界の冒険者パーティで荷物番を務める俺は、名前もないようなMOBとして生きている。だが、俺には他者には扱えない「鑑定」スキルがあった。俺は自分の平穏な雇用を守るため、雇い主である女性冒険者たちの装備の致命的な欠陥や、本人すら気づかない体調の異変を「鑑定」で見抜き、誰にもバレずに密かに対処し続けていた。英雄になるつもりも、感謝されるつもりもない。あくまで業務の一環だ。しかし、致命的な危機を未然に回避され続けた彼女たちは、俺の完璧な管理なしでは生きていけないほどに依存し始めていた。剣聖、魔術師、聖女、ギルド職員。気付けば俺は、最強の美女たちに囲まれて逃げ場を失っていた。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
無能扱いされ会社を辞めさせられ、モフモフがさみしさで命の危機に陥るが懸命なナデナデ配信によりバズる~色々あって心と音速の壁を突破するまで~
ぐうのすけ
ファンタジー
大岩翔(オオイワ カケル・20才)は部長の悪知恵により会社を辞めて家に帰った。
玄関を開けるとモフモフ用座布団の上にペットが座って待っているのだが様子がおかしい。
「きゅう、痩せたか?それに元気もない」
ペットをさみしくさせていたと反省したカケルはペットを頭に乗せて大穴(ダンジョン)へと走った。
だが、大穴に向かう途中で小麦粉の大袋を担いだJKとぶつかりそうになる。
「パンを咥えて遅刻遅刻~ではなく原材料を担ぐJKだと!」
この奇妙な出会いによりカケルはヒロイン達と心を通わせ、心に抱えた闇を超え、心と音速の壁を突破する。
異世界転移したら、神の力と無敵の天使軍団を授かったんだが。
猫正宗
ファンタジー
白羽明星は気付けば異世界転移しており、背に純白の六翼を生やした熾天使となっていた。
もともと現世に未練などなかった明星は、大喜びで異世界の大空を飛び回る。
すると遥か空の彼方、誰も到達できないほどの高度に存在する、巨大な空獣に守られた天空城にたどり着く。
主人不在らしきその城に入ると頭の中にダイレクトに声が流れてきた。
――霊子力パターン、熾天使《セラフ》と認識。天界の座マスター登録します。……ああ、お帰りなさいルシフェル様。お戻りをお待ち申し上げておりました――
風景が目まぐるしく移り変わる。
天空城に封じられていた七つの天国が解放されていく。
移り変わる景色こそは、
第一天 ヴィロン。
第二天 ラキア。
第三天 シャハクィム。
第四天 ゼブル。
第五天 マオン。
第六天 マコン。
それらはかつて天界を構成していた七つの天国を再現したものだ。
気付けば明星は、玉座に座っていた。
そこは天の最高位。
第七天 アラボト。
そして玉座の前には、明星に絶対の忠誠を誓う超常なる存在《七元徳の守護天使たち》が膝をついていたのだった。
――これは異世界で神なる権能と無敵の天使軍団を手にした明星が、調子に乗ったエセ強者を相手に無双したり、のんびりスローライフを満喫したりする物語。
戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに
千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」
「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」
許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。
許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。
上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。
言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。
絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、
「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」
何故か求婚されることに。
困りながらも巻き込まれる騒動を通じて
ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。
こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件
こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる