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ルートB
メンギャの章:ルロ討伐編
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遠くにセイドさんと膝から崩れ落ちているルーナさんが見える。
「メンギャ様、人間どもの動きが止まったので、もう1本投げますか?」
側近っぽいハギョがモリを持ちながらそう言ってきた。
メンギャの章:ルロ討伐編
「いや、状況を整理するために一旦撤退する。住処に戻るぞ」
え?と言うような表情をハギョがしたが、逆らえないのだろうかおとなしく従った。
ピーーッ!
ハギョが何かを鳴らしたらセイドさん達の近くにいたハギョ達が戻ってきた。
側近のハギョが先に進むのでついていった。
住処への案内の命令はできないのでこれは助かる。
しばらく進むと、大きな湖が見えてきた。
その湖に向ってハギョ達が飛び込んだ。
僕も一緒に飛び込んだ。
水中でも自由に動けて呼吸も問題ないようだ。
湖の中を下へ上へと移動を繰り返した。
途中から上にあがって行ってる方が多くなっているような気がする。
移動速度が速いのでどれぐらい進んだのか見当はつかないが、ようやくそれっぽいが見えてきた。
ここが住処っぽいな。
中に入ると空洞になっていた。
たぶん僕は一番奥の真ん中あたりに座ればいいのだろう。
とりあえず知らない事が多すぎるので、側近のハギョにしらじらしく声をかけた。
「んー、オマエ、えーっと、名前はなんだったかな・・・」
・・・
さすがに苦しいか。
「メンギャ様、いいかげん覚えてくださいよ。ゾハギですよ!」
「あぁ、すまんすまん、ゾハギだったな」
運がいいのか、元のメンギャは物覚えが悪いようだ。
「で、ゾハギ。今の戦況を報告しろ」
これも何度も言わされているのだろう、やれやれといった感じでゾハギが説明をしてくれた。
どうやら、ここはセキライミの近くの湖らしい。
ヨサトもワナニも通り越していつの間にか僕が目的地に一番乗りしていたようだ。
ラッキー!
とか、言ってる場合じゃない。
今の僕はハギョだった。
ハギョ達があそこにいたのは僕達を狙ったわけではなく、その先にいるルロ族と戦うために移動していたようだ。
で、ちょうど僕達が通りかかったので攻撃をしかけてきたと。
全く迷惑な話だ。
ゾハギが広げた地図を見ると、セキライミの近くにワナニ。
そしてというか、やっぱりというか、森があった。
「ゾハギ、ここの森の状況ってわかるか?」
「一応、沼もあるので移動はできますけど、あまりいかないですね」
「そうか」
「最近行ったやつの話では雰囲気が違ってて慌てて引き返したとも言ってました。まったく恥さらしなやつだ」
「!」
やっぱりここの森もそうなのか。
「ゾハギ、最近セキライミが光ったりはしたか?」
「セキライミ?あぁ、遺跡ですか。ここからだと見えないですよ」
「見えない?どういうことだ?」
「うーん、説明するより見てもらった方がいいでしょうね。ついてきてください」
ゾハギの言う通りついていった。
ザッパーン!
湖から飛び出すと、目の前にはセキライミが・・・ない?
「メンギャ様、そっちじゃなくてこっちです」
そういいながらゾハギは下の方を指差した。
・・・
セキダイコとセキダインと違ってセキライミは大きな窪みの中にあった。
確かにここだと光ったとしても湖の中だと気がつかないか。
「ちなみに、森はそっちで、人間どもがいるのがあっちです」
ついでにワナニの場所も教えてくれた。
「わかった、戻るぞ」
元の場所に戻った僕は次にどうするか考えた。
ルロ族とは敵対中。
森の様子も気になる。
地上の道のように他の場所にある湖や沼とも繋がっているのでセキダインの方に行く事もできる。
今は行っても仕方がないが。
立場上、ルロ族を倒しておくのが先か。
偶然僕達が通りかかっただけで、ついさっきもそのために移動していたわけだから。
「はぁ・・・」
思わずため息をついてしまった。
「メンギャ様がそうなるのも仕方がないです。敵はボルスルル率いるルロ族だけじゃないですからね」
「どういうことだ?」
「なぜかブクドも飛び回ってますし、森の様子もおかしいし、バイアもいつ襲ってくるかわからないですし」
知らないことだらけだ。
1つずつ解決していくしかないか。
「ゾハギ、ボルスルルってどんなやつだ?勝てそうか?」
「土に逃げ込まれると厄介ですけど、沼にいれば勝てるでしょうね」
「土?」
「あいつらは土の中を自由に移動するんですよ」
なるほどね。
沼ならこっちも移動できるが土の中へは行けない。
「よし、ルロ達を倒しにいくぞ」
もうやけくそだ。
「そう言うとおもって、もう先に向わせてますよ」
このゾハギというやつは意外とやるやつだ。
というか、メンギャがダメ過ぎなヤツだったのか?
ゾハギと一緒にさっきの場所まで移動した。
他のハギョ達はそこで待機していた。
「メンギャ様、さっきの人間達はヨサトの方に向っていったそうです」
「わかった」
セイドさんとルーナさんはなんとかサーカさん達と合流できそうだな。
「今日でルロ達を殲滅するぞ!」
ハギョ達を鼓舞した。
ハギョー!ハギョー!
・・・
なんだか間抜けな雄たけびであるが仕方が無い。
ルロ族の住処に近づいていった。
移動速度が落ちているのを感じた。
「ゾハギ、なんで移動しづらい?」
「沼に入ったからです」
ってことは、ルロ族がそろそろおでましか。
というか、ルロってどんなやつなんだ?
「メンギャ様、この先にルロがうろついてます!」
先行させていたハギョが報告に来た。
「思いっきり暴れてやれ!」
ハギョー!
いや、だからそれやめて欲しい。
ルロ族との戦いが始まった。
どういうやつかわからないままだったが、ようやくわかった。
へび?ミミズ?
とにかく身体が長くニョロニョロしている。
巻きつかれるとやっかいか。
沼内の移動にも慣れてきた。
モリのリーチがある分、あまり近寄らなくても攻撃は出来る。
ブスッ!
ブスッ!
「ボルスルルでてこーい!」
こっちの言葉を理解しているとは思えないがそう叫びながらルロを倒していく。
ゴゴゴ・・・
なにやら沼全体がぐらぐらと揺れている。
「こ、これは?」
「メンギャ様、ヤツが来ますよ!」
ゴゴゴゴゴ・・・
何かここにいるとヤバイ予感がした。
ザッパーン!
沼から一旦飛び出した。
ザッパーン!
ドサッ!
後に続くように何かが飛び出してきた。
「で、でかくない?」
思わずゾハギに声をかけた。
「ボルスルルですよ、説明しませんでした?」
そういう事は早く言え!・・・と言いそうになったが、恐らく元のメンギャには何度か説明をしていたんだろう。
とはいえ、どうやって戦う?
モリでついてみる。
ブスッ!
ブスッ!
ブスッ!
・・・
ちゃんと刺さってはいるが、あまりダメージが無さそうだ。
ブオーン!
ボルスルルの体の後ろ側を振り回してきた。
モリで受け止めるか?飛び越えるか?
トプンッ!
沼に潜って回避した。
ブオーン!
ヒョコッ!
通過したっぽいので顔を出してみた。
潜った事が功を奏したのか、ボルスルルの後ろ側が見えた。
なんとなく色が違うのがわかった。
もしかして?
ブスッ!
ボルルルォォォ!
これまでと反応が違う。
そして少し短くなった気がする。
なるほど、ここが弱点か。
敵もバカではない。
すぐに体をこちらに向けてくる。
ドドドドドッ!
突進してきた。
ここだと潜れない。
左右に避けるにしても大きいのと方向転換されるだけ。
どうする、どうする!?
後から考えると、何故そういう行動をとったのかはわからないが、追い込まれた人間(今はハギョだけど)の底力というやつだろうか。
僕はモリを地面に突き刺して、その上に乗って大きくジャンプして避けた。
「メンギャ様!」
ゾハギが僕に向けてモリを投げてくる。
こいつは本当に出来るやつだ。
パシッ!
空中でモリを掴んでボルスルルの弱点に突き刺した。
ズブズブズブ!
落下の勢いもあってか、どんどんめり込んでいく。
ボルルルォォォォォォォォォォォォ!
断末魔だろうか。
ボルスルルは動かなくなった。
「あと一息だ!殲滅させるぞ!」
ハギョー!
あ、しまった。
ハギョ達の雄たけびに気が抜けた。
とはいえ、残りは雑魚だけ。
ハギョ達の頑張りもあり、ルロ族の殲滅は成功に終わった。
「帰るぞ」
ゾハギに伝えて、僕は元の住処に戻った。
広間の奥に座って一息つくとゾハギが話しかけてきた。
「メンギャ様、いつの間に先ほどのような技を?」
モリを使った大ジャンプの事を言っているようだ。
「さぁ?自分でもわからない。気がついたら飛んでいた。ゾハギの方こそ、よくあのタイミングでモリを投げてきたな」
「メンギャ様の世話が私の役割ですので」
元のメンギャはこまったちゃんだったってことか。
「とりあえず、体を休めるように伝えておいてくれ」
ゾハギにそう言って僕は広間を出た。
疲れはあるが、森の様子をみてみたい。
メンギャの章つづく
「メンギャ様、人間どもの動きが止まったので、もう1本投げますか?」
側近っぽいハギョがモリを持ちながらそう言ってきた。
メンギャの章:ルロ討伐編
「いや、状況を整理するために一旦撤退する。住処に戻るぞ」
え?と言うような表情をハギョがしたが、逆らえないのだろうかおとなしく従った。
ピーーッ!
ハギョが何かを鳴らしたらセイドさん達の近くにいたハギョ達が戻ってきた。
側近のハギョが先に進むのでついていった。
住処への案内の命令はできないのでこれは助かる。
しばらく進むと、大きな湖が見えてきた。
その湖に向ってハギョ達が飛び込んだ。
僕も一緒に飛び込んだ。
水中でも自由に動けて呼吸も問題ないようだ。
湖の中を下へ上へと移動を繰り返した。
途中から上にあがって行ってる方が多くなっているような気がする。
移動速度が速いのでどれぐらい進んだのか見当はつかないが、ようやくそれっぽいが見えてきた。
ここが住処っぽいな。
中に入ると空洞になっていた。
たぶん僕は一番奥の真ん中あたりに座ればいいのだろう。
とりあえず知らない事が多すぎるので、側近のハギョにしらじらしく声をかけた。
「んー、オマエ、えーっと、名前はなんだったかな・・・」
・・・
さすがに苦しいか。
「メンギャ様、いいかげん覚えてくださいよ。ゾハギですよ!」
「あぁ、すまんすまん、ゾハギだったな」
運がいいのか、元のメンギャは物覚えが悪いようだ。
「で、ゾハギ。今の戦況を報告しろ」
これも何度も言わされているのだろう、やれやれといった感じでゾハギが説明をしてくれた。
どうやら、ここはセキライミの近くの湖らしい。
ヨサトもワナニも通り越していつの間にか僕が目的地に一番乗りしていたようだ。
ラッキー!
とか、言ってる場合じゃない。
今の僕はハギョだった。
ハギョ達があそこにいたのは僕達を狙ったわけではなく、その先にいるルロ族と戦うために移動していたようだ。
で、ちょうど僕達が通りかかったので攻撃をしかけてきたと。
全く迷惑な話だ。
ゾハギが広げた地図を見ると、セキライミの近くにワナニ。
そしてというか、やっぱりというか、森があった。
「ゾハギ、ここの森の状況ってわかるか?」
「一応、沼もあるので移動はできますけど、あまりいかないですね」
「そうか」
「最近行ったやつの話では雰囲気が違ってて慌てて引き返したとも言ってました。まったく恥さらしなやつだ」
「!」
やっぱりここの森もそうなのか。
「ゾハギ、最近セキライミが光ったりはしたか?」
「セキライミ?あぁ、遺跡ですか。ここからだと見えないですよ」
「見えない?どういうことだ?」
「うーん、説明するより見てもらった方がいいでしょうね。ついてきてください」
ゾハギの言う通りついていった。
ザッパーン!
湖から飛び出すと、目の前にはセキライミが・・・ない?
「メンギャ様、そっちじゃなくてこっちです」
そういいながらゾハギは下の方を指差した。
・・・
セキダイコとセキダインと違ってセキライミは大きな窪みの中にあった。
確かにここだと光ったとしても湖の中だと気がつかないか。
「ちなみに、森はそっちで、人間どもがいるのがあっちです」
ついでにワナニの場所も教えてくれた。
「わかった、戻るぞ」
元の場所に戻った僕は次にどうするか考えた。
ルロ族とは敵対中。
森の様子も気になる。
地上の道のように他の場所にある湖や沼とも繋がっているのでセキダインの方に行く事もできる。
今は行っても仕方がないが。
立場上、ルロ族を倒しておくのが先か。
偶然僕達が通りかかっただけで、ついさっきもそのために移動していたわけだから。
「はぁ・・・」
思わずため息をついてしまった。
「メンギャ様がそうなるのも仕方がないです。敵はボルスルル率いるルロ族だけじゃないですからね」
「どういうことだ?」
「なぜかブクドも飛び回ってますし、森の様子もおかしいし、バイアもいつ襲ってくるかわからないですし」
知らないことだらけだ。
1つずつ解決していくしかないか。
「ゾハギ、ボルスルルってどんなやつだ?勝てそうか?」
「土に逃げ込まれると厄介ですけど、沼にいれば勝てるでしょうね」
「土?」
「あいつらは土の中を自由に移動するんですよ」
なるほどね。
沼ならこっちも移動できるが土の中へは行けない。
「よし、ルロ達を倒しにいくぞ」
もうやけくそだ。
「そう言うとおもって、もう先に向わせてますよ」
このゾハギというやつは意外とやるやつだ。
というか、メンギャがダメ過ぎなヤツだったのか?
ゾハギと一緒にさっきの場所まで移動した。
他のハギョ達はそこで待機していた。
「メンギャ様、さっきの人間達はヨサトの方に向っていったそうです」
「わかった」
セイドさんとルーナさんはなんとかサーカさん達と合流できそうだな。
「今日でルロ達を殲滅するぞ!」
ハギョ達を鼓舞した。
ハギョー!ハギョー!
・・・
なんだか間抜けな雄たけびであるが仕方が無い。
ルロ族の住処に近づいていった。
移動速度が落ちているのを感じた。
「ゾハギ、なんで移動しづらい?」
「沼に入ったからです」
ってことは、ルロ族がそろそろおでましか。
というか、ルロってどんなやつなんだ?
「メンギャ様、この先にルロがうろついてます!」
先行させていたハギョが報告に来た。
「思いっきり暴れてやれ!」
ハギョー!
いや、だからそれやめて欲しい。
ルロ族との戦いが始まった。
どういうやつかわからないままだったが、ようやくわかった。
へび?ミミズ?
とにかく身体が長くニョロニョロしている。
巻きつかれるとやっかいか。
沼内の移動にも慣れてきた。
モリのリーチがある分、あまり近寄らなくても攻撃は出来る。
ブスッ!
ブスッ!
「ボルスルルでてこーい!」
こっちの言葉を理解しているとは思えないがそう叫びながらルロを倒していく。
ゴゴゴ・・・
なにやら沼全体がぐらぐらと揺れている。
「こ、これは?」
「メンギャ様、ヤツが来ますよ!」
ゴゴゴゴゴ・・・
何かここにいるとヤバイ予感がした。
ザッパーン!
沼から一旦飛び出した。
ザッパーン!
ドサッ!
後に続くように何かが飛び出してきた。
「で、でかくない?」
思わずゾハギに声をかけた。
「ボルスルルですよ、説明しませんでした?」
そういう事は早く言え!・・・と言いそうになったが、恐らく元のメンギャには何度か説明をしていたんだろう。
とはいえ、どうやって戦う?
モリでついてみる。
ブスッ!
ブスッ!
ブスッ!
・・・
ちゃんと刺さってはいるが、あまりダメージが無さそうだ。
ブオーン!
ボルスルルの体の後ろ側を振り回してきた。
モリで受け止めるか?飛び越えるか?
トプンッ!
沼に潜って回避した。
ブオーン!
ヒョコッ!
通過したっぽいので顔を出してみた。
潜った事が功を奏したのか、ボルスルルの後ろ側が見えた。
なんとなく色が違うのがわかった。
もしかして?
ブスッ!
ボルルルォォォ!
これまでと反応が違う。
そして少し短くなった気がする。
なるほど、ここが弱点か。
敵もバカではない。
すぐに体をこちらに向けてくる。
ドドドドドッ!
突進してきた。
ここだと潜れない。
左右に避けるにしても大きいのと方向転換されるだけ。
どうする、どうする!?
後から考えると、何故そういう行動をとったのかはわからないが、追い込まれた人間(今はハギョだけど)の底力というやつだろうか。
僕はモリを地面に突き刺して、その上に乗って大きくジャンプして避けた。
「メンギャ様!」
ゾハギが僕に向けてモリを投げてくる。
こいつは本当に出来るやつだ。
パシッ!
空中でモリを掴んでボルスルルの弱点に突き刺した。
ズブズブズブ!
落下の勢いもあってか、どんどんめり込んでいく。
ボルルルォォォォォォォォォォォォ!
断末魔だろうか。
ボルスルルは動かなくなった。
「あと一息だ!殲滅させるぞ!」
ハギョー!
あ、しまった。
ハギョ達の雄たけびに気が抜けた。
とはいえ、残りは雑魚だけ。
ハギョ達の頑張りもあり、ルロ族の殲滅は成功に終わった。
「帰るぞ」
ゾハギに伝えて、僕は元の住処に戻った。
広間の奥に座って一息つくとゾハギが話しかけてきた。
「メンギャ様、いつの間に先ほどのような技を?」
モリを使った大ジャンプの事を言っているようだ。
「さぁ?自分でもわからない。気がついたら飛んでいた。ゾハギの方こそ、よくあのタイミングでモリを投げてきたな」
「メンギャ様の世話が私の役割ですので」
元のメンギャはこまったちゃんだったってことか。
「とりあえず、体を休めるように伝えておいてくれ」
ゾハギにそう言って僕は広間を出た。
疲れはあるが、森の様子をみてみたい。
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