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メインストーリー2
続々々々々・メムロの章:対策編
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プ~ン。
なにやらギルドからいい匂いがしてくる。
僕は匂いに釣られるようにギルドへ入った。
続々々々々・メムロの章:対策編
「やっぱ、おばちゃんの料理は世界一やでー!」
サーカさんが満面の笑みでご飯をほおばっている。
「おいしい!サーカもたまには本当の事を言うのね」
ルーナさんもサーカさんに負けじとほおばっている。
「ホホホ、そう言ってもらえると作り甲斐があるわ。あら、メムロ。おかえり、さぁさぁアナタも早く食べなさい」
母親はそういいながら次々と料理を運んできている。
「はぁ、いただきます」
とりあえず僕もご飯を食べることにした。
「で・・・モグモグ・・・メムロ・・・モグモグ・・・知っている事を話せ・・・モグモグ」
セイドさんも話半分、ご飯半分の状態だ。
「セイド、オマエ行儀悪いやっちゃなー。食うなら食う、しゃべるならしゃべる、どっちかにせーよ」
この状況では珍しくオオカさんが一番まともにみえる。
さて、どう説明しよう。
というより、本当の事を言っても信用してもらえないだろうな。
「モグモグ・・・ゴクッ」
セイドさんはとりあえず一息ついたようだ。
「さてメムロ、ゴブリ達がここを守ってくれるのは、理由はわからんがガイアとサーカが討伐に行った後からだからそこはいいとして、何故タウス族が一緒に守ってくれていたのだ?そしてドマシやジュマシの様子がおかしいのとボルカシのようなヤツもいた。それに何故お前はここが危ない事を知っていた?」
いっぱい聞かれた。
「まず、ドマシとジュマシの様子がおかしい理由はわかりません」
本当にわからない。
でも、プリジュドが何かをしたのだろう。
「それで?」
「僕はオオカさん達を呼びにギノツの方に向いましたが、オオカさん達とは合えませんでした」
「メムロちゃん、すまんのー。ちょっと森の方も寄っててん」
オオカさんが両手を合わせて申し訳無さそうにしていた。
「あ、オオカさんが悪いわけじゃないので別にいいです。出会えなければ引き返す事になっていたので」
「オオカとは合えなかった理由はわかった、それで?」
「ギノツの近くで1匹のタウス族がドマシとジュマシの集団に攻撃されていたんです」
もちろん嘘だ。
「おー、メムロちゃん、男気あるやん」
「サーカ、茶化すな」
サーカさんはセイドさんに怒られた。
「それで、タウスを助けるためにドマシ達と戦っていたのですが、途中でビビーがやってきて【村を攻めるから戻れ】とドマシ達に伝えてました」
「メムロ、ビビーの言葉がわかるのか!」
「はい、少しぐらいは」
「さっすが、頭でっかちのメムロちゃん」
「サーカ!」
セイドさんがギロッとサーカさんを睨みつけた。
さすがにサーカさんもヤバイと思ったのか顔をそむけた。
「タウスは助けてもらったお礼に村を守りに来てくれたんだと思います」
でたらめもいいとこだ。
「ふむ・・・信じがたい話だが、実際に守りに来てくれたな」
セイドさんは納得してくれたようだ。
「でもさ、メムロくん。あの時、何故わたしに魔法を撃つように指示をだしたの?」
ルーナさんが鋭い質問をしてきた。
「どういうことだ?」
ルーナさんはセイドさんにその時の状況を説明している。
「メムロ、何故ルーナに魔法を撃たせた?」
「何故って・・・なんででしょう?」
「オマエがわからないのに、オレがわかるわけないだろ」
セイドさんは困った顔をしている。
とりあえず、当たり障りのない事を言っておくか。
「うーん、物音が聞こえたというか、気配を感じたというか・・・」
「お、気配がわかるなんて、メムロちゃんもいっぱしの剣士になっ・・・グエッ」
サーカさんが茶化しに入った途端、オオカさんがサーカさんのお腹を殴った。
「食後にお腹はあかんで・・・」
サーカさんは悶絶している。
「さて、これからどうしたものか」
セイドさんがオオカさんの方に視線をやった。
「せやなー、ギノツは砦ができてたし、あっこの森もヤバイ雰囲気やからあかんで」
「なるほどな、となると・・・」
「ま、そういうこっちゃな」
セイドさんとオオカさんにしかわからない考えがあるみたいだ。
「よし、一旦ナトリに戻るぞ!」
セイドさんがみんなに声をかけた。
頷くとそれぞれギルドを出て行った。
「ま、まってぇな、オレお腹いたいねん・・・」
サーカさんがお腹をさすっている。
「自業自得じゃない」
「そんな、ルーナちゃん殺生な」
気の毒だが自業自得である。
ギルドを出るとみんな走って移動しだした。
「メムロちゃん、おいてかんといてー。一緒にゴールするってゆーたやん」
「え?」
思わず聞き返してしまった。
「メムロくん、サーカは無視していいわよ」
ルーナさんがそう言ってきたので僕は頷いた。
そう言いながらも必死に走る僕と同じ速度で軽々と走るサーカさんはさすがだ。
ナトリのギルドについた。
『みなさん、おかえりなさい』
ボルカシはギルドの中でロキさんの手当てをしていた。
「ロキ、ボルカシはオマエと一緒にいたか?」
セイドさんがギルドに入るなりロキさんに尋ねた。
「あぁサーカの持ってきた草のおかげで魔法は解けたようだが、体力まではまだ回復してないからな。ずっと世話をしてもらっていた」
あれ?
チラッとサーカさんとルーナさんの方を見ると、目を逸らした。
「あのー・・・もしかして、セイドさん達はボルカシの話を聞いてません?」
恐る恐る聞いてみた。
「ボルカシの話?なんだそれは」
セイドさんが聞き返してきた。
やっぱり・・・
2人ともちゃんと説明していないから、ボルカシがあの場に居たとセイドさんが勘違いしたようだ。
・・・
「そういうことか。そういう大切な話は先に言え」
セイドさんが2人に向っていった。
「そんなんゆーたかって、こっちもいろいろあったんやし、な、ルーナちゃん」
「いろいろあったのよねー、サーカ」
こういう時は息ぴったりだ。
「メムロ、ドマシやジュマシの様子がおかしい事に関して何か知っているかボルカシに聞いてみてくれ」
いつの間にか僕が通訳係になってしまったようだ。
別にいいけど。
『ボルカシ、ドマシ達の様子が変だったんだけど、何か心当たりある?』
『変とは?』
『うーん、目つきが違うというか、魔法の威力も段違いだったというか・・・』
『!』
ハッとした表情をしたので、なにか心当たりがあるようだ。
『何か知っているようだね』
『メムロさん、例えばこの壁を殴ってくださいって言われたら全力で殴れますか?』
『全力では殴らないかな』
『何故ですか?』
『もちろん、痛いから』
『そうですよね、痛いから全力は出せませんよね』
『!』
え、それってもしかして?
『その顔は理解してもらえたようですね。そういうことです』
『そんな事できるの?』
『向こうの方が攻撃にたけてますからね』
なんて恐ろしいヤツなんだ。
やっぱり監視していた方がよかったのかな。
「メムロ、何かわかったのか?」
僕の表情を見てセイドさんが尋ねてきた。
「解決策ではないですが、僕の想像通りならですが・・・」
・・・
「ほんまかいな、いや、たぶんほんまやろうな」
オオカさんは珍しく茶化すことなく信じてくれた。
「それで、アイツの魔法を封じる方法とかはあるのか?」
セイドさんが聞いてきた。
「いや、まだそこまでは聞いてません」
『魔法を封じる方法ってある?』
『残念ながら知りません。だからロキさんの呪いも治せませんでした。でも、威力を弱める方法なら』
『えっ!それはどうやるの?』
『い、痛いです、メムロさん。落ち着いてください』
思わずボルカシの両肩を掴んでしまった。
『あ、あぁ、ごめん。それでどうやるの?』
両手を離すとボルカシはホッとした表情になって話し出した。
『いろいろと道具が必要ですが、それさえ揃えば・・・』
『道具?』
『はい、その道具を使って結界を作るのです』
『へー・・・それでその道具ってのは?』
『ある程度は揃ってますけど、足りないものが・・・』
『何が足りないの?』
『龍の鱗です』
龍?ドラゴンのことか?
『ちなみにいくつ必要?』
『最低でも6枚です』
『6枚も!』
とりあえず、みんなに説明した。
「色は何色でもえぇのんか?」
オオカさんが聞いてきたのでボルカシに尋ねた。
『何色だったかなぁ・・・』
そこはしっかりして欲しい。
『効果の強弱はありますが、一応何色でも大丈夫です』
そんな適当な感じでいいのか?
「ほな、集めてきたるけど、これでアカンかったらしばくでー」
オオカさんはそう言うと、颯爽とギルドを出て行った。
「とりあえず、鱗に関してはオオカに任せるか」
みんな頷いた。
続々々々々・メムロの章つづく
なにやらギルドからいい匂いがしてくる。
僕は匂いに釣られるようにギルドへ入った。
続々々々々・メムロの章:対策編
「やっぱ、おばちゃんの料理は世界一やでー!」
サーカさんが満面の笑みでご飯をほおばっている。
「おいしい!サーカもたまには本当の事を言うのね」
ルーナさんもサーカさんに負けじとほおばっている。
「ホホホ、そう言ってもらえると作り甲斐があるわ。あら、メムロ。おかえり、さぁさぁアナタも早く食べなさい」
母親はそういいながら次々と料理を運んできている。
「はぁ、いただきます」
とりあえず僕もご飯を食べることにした。
「で・・・モグモグ・・・メムロ・・・モグモグ・・・知っている事を話せ・・・モグモグ」
セイドさんも話半分、ご飯半分の状態だ。
「セイド、オマエ行儀悪いやっちゃなー。食うなら食う、しゃべるならしゃべる、どっちかにせーよ」
この状況では珍しくオオカさんが一番まともにみえる。
さて、どう説明しよう。
というより、本当の事を言っても信用してもらえないだろうな。
「モグモグ・・・ゴクッ」
セイドさんはとりあえず一息ついたようだ。
「さてメムロ、ゴブリ達がここを守ってくれるのは、理由はわからんがガイアとサーカが討伐に行った後からだからそこはいいとして、何故タウス族が一緒に守ってくれていたのだ?そしてドマシやジュマシの様子がおかしいのとボルカシのようなヤツもいた。それに何故お前はここが危ない事を知っていた?」
いっぱい聞かれた。
「まず、ドマシとジュマシの様子がおかしい理由はわかりません」
本当にわからない。
でも、プリジュドが何かをしたのだろう。
「それで?」
「僕はオオカさん達を呼びにギノツの方に向いましたが、オオカさん達とは合えませんでした」
「メムロちゃん、すまんのー。ちょっと森の方も寄っててん」
オオカさんが両手を合わせて申し訳無さそうにしていた。
「あ、オオカさんが悪いわけじゃないので別にいいです。出会えなければ引き返す事になっていたので」
「オオカとは合えなかった理由はわかった、それで?」
「ギノツの近くで1匹のタウス族がドマシとジュマシの集団に攻撃されていたんです」
もちろん嘘だ。
「おー、メムロちゃん、男気あるやん」
「サーカ、茶化すな」
サーカさんはセイドさんに怒られた。
「それで、タウスを助けるためにドマシ達と戦っていたのですが、途中でビビーがやってきて【村を攻めるから戻れ】とドマシ達に伝えてました」
「メムロ、ビビーの言葉がわかるのか!」
「はい、少しぐらいは」
「さっすが、頭でっかちのメムロちゃん」
「サーカ!」
セイドさんがギロッとサーカさんを睨みつけた。
さすがにサーカさんもヤバイと思ったのか顔をそむけた。
「タウスは助けてもらったお礼に村を守りに来てくれたんだと思います」
でたらめもいいとこだ。
「ふむ・・・信じがたい話だが、実際に守りに来てくれたな」
セイドさんは納得してくれたようだ。
「でもさ、メムロくん。あの時、何故わたしに魔法を撃つように指示をだしたの?」
ルーナさんが鋭い質問をしてきた。
「どういうことだ?」
ルーナさんはセイドさんにその時の状況を説明している。
「メムロ、何故ルーナに魔法を撃たせた?」
「何故って・・・なんででしょう?」
「オマエがわからないのに、オレがわかるわけないだろ」
セイドさんは困った顔をしている。
とりあえず、当たり障りのない事を言っておくか。
「うーん、物音が聞こえたというか、気配を感じたというか・・・」
「お、気配がわかるなんて、メムロちゃんもいっぱしの剣士になっ・・・グエッ」
サーカさんが茶化しに入った途端、オオカさんがサーカさんのお腹を殴った。
「食後にお腹はあかんで・・・」
サーカさんは悶絶している。
「さて、これからどうしたものか」
セイドさんがオオカさんの方に視線をやった。
「せやなー、ギノツは砦ができてたし、あっこの森もヤバイ雰囲気やからあかんで」
「なるほどな、となると・・・」
「ま、そういうこっちゃな」
セイドさんとオオカさんにしかわからない考えがあるみたいだ。
「よし、一旦ナトリに戻るぞ!」
セイドさんがみんなに声をかけた。
頷くとそれぞれギルドを出て行った。
「ま、まってぇな、オレお腹いたいねん・・・」
サーカさんがお腹をさすっている。
「自業自得じゃない」
「そんな、ルーナちゃん殺生な」
気の毒だが自業自得である。
ギルドを出るとみんな走って移動しだした。
「メムロちゃん、おいてかんといてー。一緒にゴールするってゆーたやん」
「え?」
思わず聞き返してしまった。
「メムロくん、サーカは無視していいわよ」
ルーナさんがそう言ってきたので僕は頷いた。
そう言いながらも必死に走る僕と同じ速度で軽々と走るサーカさんはさすがだ。
ナトリのギルドについた。
『みなさん、おかえりなさい』
ボルカシはギルドの中でロキさんの手当てをしていた。
「ロキ、ボルカシはオマエと一緒にいたか?」
セイドさんがギルドに入るなりロキさんに尋ねた。
「あぁサーカの持ってきた草のおかげで魔法は解けたようだが、体力まではまだ回復してないからな。ずっと世話をしてもらっていた」
あれ?
チラッとサーカさんとルーナさんの方を見ると、目を逸らした。
「あのー・・・もしかして、セイドさん達はボルカシの話を聞いてません?」
恐る恐る聞いてみた。
「ボルカシの話?なんだそれは」
セイドさんが聞き返してきた。
やっぱり・・・
2人ともちゃんと説明していないから、ボルカシがあの場に居たとセイドさんが勘違いしたようだ。
・・・
「そういうことか。そういう大切な話は先に言え」
セイドさんが2人に向っていった。
「そんなんゆーたかって、こっちもいろいろあったんやし、な、ルーナちゃん」
「いろいろあったのよねー、サーカ」
こういう時は息ぴったりだ。
「メムロ、ドマシやジュマシの様子がおかしい事に関して何か知っているかボルカシに聞いてみてくれ」
いつの間にか僕が通訳係になってしまったようだ。
別にいいけど。
『ボルカシ、ドマシ達の様子が変だったんだけど、何か心当たりある?』
『変とは?』
『うーん、目つきが違うというか、魔法の威力も段違いだったというか・・・』
『!』
ハッとした表情をしたので、なにか心当たりがあるようだ。
『何か知っているようだね』
『メムロさん、例えばこの壁を殴ってくださいって言われたら全力で殴れますか?』
『全力では殴らないかな』
『何故ですか?』
『もちろん、痛いから』
『そうですよね、痛いから全力は出せませんよね』
『!』
え、それってもしかして?
『その顔は理解してもらえたようですね。そういうことです』
『そんな事できるの?』
『向こうの方が攻撃にたけてますからね』
なんて恐ろしいヤツなんだ。
やっぱり監視していた方がよかったのかな。
「メムロ、何かわかったのか?」
僕の表情を見てセイドさんが尋ねてきた。
「解決策ではないですが、僕の想像通りならですが・・・」
・・・
「ほんまかいな、いや、たぶんほんまやろうな」
オオカさんは珍しく茶化すことなく信じてくれた。
「それで、アイツの魔法を封じる方法とかはあるのか?」
セイドさんが聞いてきた。
「いや、まだそこまでは聞いてません」
『魔法を封じる方法ってある?』
『残念ながら知りません。だからロキさんの呪いも治せませんでした。でも、威力を弱める方法なら』
『えっ!それはどうやるの?』
『い、痛いです、メムロさん。落ち着いてください』
思わずボルカシの両肩を掴んでしまった。
『あ、あぁ、ごめん。それでどうやるの?』
両手を離すとボルカシはホッとした表情になって話し出した。
『いろいろと道具が必要ですが、それさえ揃えば・・・』
『道具?』
『はい、その道具を使って結界を作るのです』
『へー・・・それでその道具ってのは?』
『ある程度は揃ってますけど、足りないものが・・・』
『何が足りないの?』
『龍の鱗です』
龍?ドラゴンのことか?
『ちなみにいくつ必要?』
『最低でも6枚です』
『6枚も!』
とりあえず、みんなに説明した。
「色は何色でもえぇのんか?」
オオカさんが聞いてきたのでボルカシに尋ねた。
『何色だったかなぁ・・・』
そこはしっかりして欲しい。
『効果の強弱はありますが、一応何色でも大丈夫です』
そんな適当な感じでいいのか?
「ほな、集めてきたるけど、これでアカンかったらしばくでー」
オオカさんはそう言うと、颯爽とギルドを出て行った。
「とりあえず、鱗に関してはオオカに任せるか」
みんな頷いた。
続々々々々・メムロの章つづく
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