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黒の口づけ
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「すごい! あなたは本物の除霊師だったのね! ここまで私のことを看破されるなんて考えてもみなかった。ひょっとして、普通そうに見えてあなたも狂っているんじゃないの?」
今まで見せたことのないヘラヘラした顔で、乃恵は挑発的な言葉を吐く。
「でも、一つだけ間違っているよ」
「間違ってる?」
手に持った果物ナイフの刀身を指でなぞる乃恵に、宗介は訊き返した。
「私は大学院生の彼に呪いなんて掛けてない」
「呪いを掛けていない? じゃあ、彼は本当に事故死したって言うのか?」
「ふふ、知りたい?」
乃恵は小さな舌でナイフをちろりと舐め、妖しい視線を宗介に送ってくる。
「教えてくれるのならな」
「私と交わったから死んだんだよ」
隣にいた光から「えっ!?」という驚きの声が上がる。
それを聞いて、乃恵の唇が不吉に歪んだ。
「なんでそんなことをした?」
「ふふ。どうしてだろうね。自分でもよく分からないんだよ。あなたが言ったように、憎しみや嫉妬もあったと思う。破滅を望む気持ちも、自暴自棄になっていた部分もね。でも、そうだね……きっと淡い希望みたいなものもあったんじゃないかな」
「希望?」
宗介の質問には答えず、乃恵は隣の光へと視線を移す。
「ねえ、教えてよ。愛している人に抱かれるのって、どんな気分なの?」
「えっ!? な、なんで私!?」
乃恵に尋ねられた光はしどろもどろになる。初日の風呂場で交わした会話のせいで、乃恵は今も宗介と光が恋人同士だと思っているのだろう。
狼狽する光に対して、乃恵は更に言葉を続ける。
「本に書いてあるみたいに、満たされた気分になれるの? 甘く蕩けるような気持ちになれるの? 幸せを感じられるの? 愛されるって何? 一体感って何? 温もりって何なのよ!?」
最後の方は、ほとんど叫ぶような口調になっていた。光は何も答えられず
(そういう経験がなかったせいか、乃恵の態度に気圧されたせいかは分からないが)、ただ茫然とした顔で乃恵を見つめるだけだった。
「……そういうの、ひょっとしたら分かるのかもって思った。でも、ダメだった。やっぱり、私には無理だった。せっかくだから、その時の話を聞かせてあげるよ。私ね、初めてだったんだ。痛かったよ。身体だけじゃなくて心もね。突かれる度に、身体は熱くなっていくのに、心は冷えていくの。どんな言葉を掛けられても、どんなに優しく触れられても、私の心は何も感じなかった。そう思うと、なんだか悲しくなってきてね。やっぱり私は出来損ないの人間なんだって思うと、自然と涙が零れた。でも、彼はその涙を勘違いしたみたいでね、『君の初めてになれて嬉しいよ。ありがとう』って声を掛けてきたの。私のせいで死ぬのに、ありがとう、って。その瞬間、私は自分が人間ですらないことを悟った。生きてちゃダメな存在なんだって。それからしばらくして、やっぱり彼は死んだ。その時ね、私は全然泣けなかったのに、あの子はすごく泣いていたの。それ見て、もう本当に、自分でもびっくりするくらい自然に『この子も殺そう』って思った。あなたさ、さっき凶巫との性交は禁忌だったって言ったじゃない? 次に生まれてくる子供が化け物になるから、って。あれは違うよ。化け物になるのは交わった凶巫の方なんだ。今なら、お母さんが私に殺意を向けた理由も理解できる……ねえ、一つだけ訊いてもいい?」
乃恵はそこまで話すと、真っ直ぐな眼差しを宗介に向けてきた。
「なんだ?」
「あなたは、除霊師の中でも別格なのよね?」
「ああ」
「じゃあ、私の血に刻み込まれた呪いを解いてくれる? 私を、凶巫でもない、化け物でもない、普通の女の子に戻すことはできるの?」
乃恵の目には縋るような光が見え隠れしていた。だが、宗介に彼女の望んでいるであろう答えを用意してやることはできなかった。
「それは無理だ。例えどんな除霊師であっても、お前の宿命を変えることはできない」
宗介が答えると、乃恵は「そうだよね……」と言って少しだけ頬を緩める。
目尻も少し垂れ、先ほどまであった眼光が消えたように思えた。
(あの目は……)
宗介は胸騒ぎを覚える。
「なんかもう疲れた……。私が生きていても、誰かを不幸にすることしかできないだよね。あなたたちのように愛し合う資格を私は持ってない……だから――」
乃恵の言葉が終わらぬ内に、宗介は駆け出していた。
先ほど見せた乃恵の目――除霊師なんかをやっていると、稀にあの目に出くわすことがある。全てを諦め、光が消失した目。本気で自らの命を絶ち、終焉を迎えようとする者の目だ。
「――さよなら」
乃恵は別れの言葉を告げると、手に持った果物ナイフの刃を喉へと向けた。
(間に合え!)
一足飛びで距離を詰めた宗介は、今まさに喉に突き刺さらんとするナイフに手を伸ばす。
次の瞬間、宗介の右手に鋭い痛みが走った。
ナイフの先は乃恵の首――薄皮一枚のところで止まっている。
そして、素手で刀身を掴んでいる宗介の手からは、鮮血が滴り落ちた。
「これだけのことをしておいて、勝手に死のうとしてんじゃねえ、よ!」
宗介は左手でボディーブローをお見舞いする。
「うっ……」
乃恵の華奢な身体が『く』の字に折れる。
宗介はその隙に彼女の手からナイフを奪い取った。
「…………ふ、ふふ……」
宗介がナイフに付いた血をシャツの裾で拭っていると、背中を丸めたまま乃恵が不気味な笑い声をあげた。
「……生きてちゃんと罪を償え……そう、言いたいの……?」
乃恵は苦しそうな声で、問い掛けてくる。
「別にそんなことを言うつもりはねえよ。でも、それでお前が生きる気になるっていうなら言ってやる。生きて罪を償え」
「ふざけないで!」
乃恵は声を荒げて顔を上げる。その表情は怒りに満ちていたが、目だけは先ほどと同じく光を失っていた。
「私にこの先どうやって生きろと言うの? 私みたいな化け物が人間の中でどうやって……。あなたは除霊師なんでしょ? 私みたいな化け物を退治するのが仕事なんでしょ? だったら、もう死なせてよ……。これ以上、生きろなんて言わないで……」
「……そうか」
宗介は一つ大きく息を吐く。
乃恵には、もうどんな言葉も通じない。励ましも、共感も、慰めも、彼女にとっては無意味。彼女の心は、それだけ深い闇に閉ざされてしまっている。
例えどんなに優秀な除霊師でも、その闇を払うことなどできない。
だが、宗介はこのまま乃恵を見過ごすつもりもなかった。
乃恵を排除すべき化け物とみなし、存在そのものを否定する。
それは宗介自身をも否定することに繋がるから。
「……そうだな。俺が間違っていた。俺がやるべきことは、軽々に『生きろ』なんて口にすることではなく、生きる気力をお前に与えてやることだった――最悪なやり方でな」
宗介は血を拭き取ったナイフを床に落とす。
そして、乃恵に近づきながら、赤く濡れた右手を口元に持ってくる。
指で唇をなぞると、微かに血の味がした。
宗介は乃恵の正面に立つ。
「お前、凶巫だろ。だったらまあ、たぶん死ぬことはないはずだ」
「えっ?」
乃恵が躊躇いの言葉を発すると同時に、宗介は血に濡れた唇を乃恵の唇に重ねた。
唇が合わさった瞬間、乃恵はびくりと身体を硬直させる。
だが、その直後、乃恵は「うぅぅ……」と呻き声を漏らした。
恐ろしいものを見たように瞳孔が開き、両手がだらりと落ちる。
宗介が唇を離すと、乃恵はすとんとその場にしゃがみ込んでしまった。
「あ……あ……」
焦点の定まらぬ目で宗介を見上げ、乃恵は怯えるような声を漏らす。
「あ、あなた……そ、そんなものが中にいて、ど、どうして生きていられるの……」
「何度も言っているはずだぜ。俺は格が違うってさ。宿命を背負って生きているのは、お前だけじゃないってことだ。そして、そんな俺でも、今こうして生きてる。お前の人生だ。後はお前の好きにすればいいが、俺みたいな『人間』もいることは覚えておけよ」
それだけ言って、宗介は踵を返す。
「帰るぞ」
「え!? ちょ、か、帰るって!? あ、ま、待って――」
宗介は光を置いてさっさと歩き出す。
最後にチラリと乃恵の方を見ると、彼女は呆然自失の状態で、目からぽろぽろと涙を零していた。
それを確認し、宗介は乃恵の部屋を後にする。
今まで見せたことのないヘラヘラした顔で、乃恵は挑発的な言葉を吐く。
「でも、一つだけ間違っているよ」
「間違ってる?」
手に持った果物ナイフの刀身を指でなぞる乃恵に、宗介は訊き返した。
「私は大学院生の彼に呪いなんて掛けてない」
「呪いを掛けていない? じゃあ、彼は本当に事故死したって言うのか?」
「ふふ、知りたい?」
乃恵は小さな舌でナイフをちろりと舐め、妖しい視線を宗介に送ってくる。
「教えてくれるのならな」
「私と交わったから死んだんだよ」
隣にいた光から「えっ!?」という驚きの声が上がる。
それを聞いて、乃恵の唇が不吉に歪んだ。
「なんでそんなことをした?」
「ふふ。どうしてだろうね。自分でもよく分からないんだよ。あなたが言ったように、憎しみや嫉妬もあったと思う。破滅を望む気持ちも、自暴自棄になっていた部分もね。でも、そうだね……きっと淡い希望みたいなものもあったんじゃないかな」
「希望?」
宗介の質問には答えず、乃恵は隣の光へと視線を移す。
「ねえ、教えてよ。愛している人に抱かれるのって、どんな気分なの?」
「えっ!? な、なんで私!?」
乃恵に尋ねられた光はしどろもどろになる。初日の風呂場で交わした会話のせいで、乃恵は今も宗介と光が恋人同士だと思っているのだろう。
狼狽する光に対して、乃恵は更に言葉を続ける。
「本に書いてあるみたいに、満たされた気分になれるの? 甘く蕩けるような気持ちになれるの? 幸せを感じられるの? 愛されるって何? 一体感って何? 温もりって何なのよ!?」
最後の方は、ほとんど叫ぶような口調になっていた。光は何も答えられず
(そういう経験がなかったせいか、乃恵の態度に気圧されたせいかは分からないが)、ただ茫然とした顔で乃恵を見つめるだけだった。
「……そういうの、ひょっとしたら分かるのかもって思った。でも、ダメだった。やっぱり、私には無理だった。せっかくだから、その時の話を聞かせてあげるよ。私ね、初めてだったんだ。痛かったよ。身体だけじゃなくて心もね。突かれる度に、身体は熱くなっていくのに、心は冷えていくの。どんな言葉を掛けられても、どんなに優しく触れられても、私の心は何も感じなかった。そう思うと、なんだか悲しくなってきてね。やっぱり私は出来損ないの人間なんだって思うと、自然と涙が零れた。でも、彼はその涙を勘違いしたみたいでね、『君の初めてになれて嬉しいよ。ありがとう』って声を掛けてきたの。私のせいで死ぬのに、ありがとう、って。その瞬間、私は自分が人間ですらないことを悟った。生きてちゃダメな存在なんだって。それからしばらくして、やっぱり彼は死んだ。その時ね、私は全然泣けなかったのに、あの子はすごく泣いていたの。それ見て、もう本当に、自分でもびっくりするくらい自然に『この子も殺そう』って思った。あなたさ、さっき凶巫との性交は禁忌だったって言ったじゃない? 次に生まれてくる子供が化け物になるから、って。あれは違うよ。化け物になるのは交わった凶巫の方なんだ。今なら、お母さんが私に殺意を向けた理由も理解できる……ねえ、一つだけ訊いてもいい?」
乃恵はそこまで話すと、真っ直ぐな眼差しを宗介に向けてきた。
「なんだ?」
「あなたは、除霊師の中でも別格なのよね?」
「ああ」
「じゃあ、私の血に刻み込まれた呪いを解いてくれる? 私を、凶巫でもない、化け物でもない、普通の女の子に戻すことはできるの?」
乃恵の目には縋るような光が見え隠れしていた。だが、宗介に彼女の望んでいるであろう答えを用意してやることはできなかった。
「それは無理だ。例えどんな除霊師であっても、お前の宿命を変えることはできない」
宗介が答えると、乃恵は「そうだよね……」と言って少しだけ頬を緩める。
目尻も少し垂れ、先ほどまであった眼光が消えたように思えた。
(あの目は……)
宗介は胸騒ぎを覚える。
「なんかもう疲れた……。私が生きていても、誰かを不幸にすることしかできないだよね。あなたたちのように愛し合う資格を私は持ってない……だから――」
乃恵の言葉が終わらぬ内に、宗介は駆け出していた。
先ほど見せた乃恵の目――除霊師なんかをやっていると、稀にあの目に出くわすことがある。全てを諦め、光が消失した目。本気で自らの命を絶ち、終焉を迎えようとする者の目だ。
「――さよなら」
乃恵は別れの言葉を告げると、手に持った果物ナイフの刃を喉へと向けた。
(間に合え!)
一足飛びで距離を詰めた宗介は、今まさに喉に突き刺さらんとするナイフに手を伸ばす。
次の瞬間、宗介の右手に鋭い痛みが走った。
ナイフの先は乃恵の首――薄皮一枚のところで止まっている。
そして、素手で刀身を掴んでいる宗介の手からは、鮮血が滴り落ちた。
「これだけのことをしておいて、勝手に死のうとしてんじゃねえ、よ!」
宗介は左手でボディーブローをお見舞いする。
「うっ……」
乃恵の華奢な身体が『く』の字に折れる。
宗介はその隙に彼女の手からナイフを奪い取った。
「…………ふ、ふふ……」
宗介がナイフに付いた血をシャツの裾で拭っていると、背中を丸めたまま乃恵が不気味な笑い声をあげた。
「……生きてちゃんと罪を償え……そう、言いたいの……?」
乃恵は苦しそうな声で、問い掛けてくる。
「別にそんなことを言うつもりはねえよ。でも、それでお前が生きる気になるっていうなら言ってやる。生きて罪を償え」
「ふざけないで!」
乃恵は声を荒げて顔を上げる。その表情は怒りに満ちていたが、目だけは先ほどと同じく光を失っていた。
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「……そうか」
宗介は一つ大きく息を吐く。
乃恵には、もうどんな言葉も通じない。励ましも、共感も、慰めも、彼女にとっては無意味。彼女の心は、それだけ深い闇に閉ざされてしまっている。
例えどんなに優秀な除霊師でも、その闇を払うことなどできない。
だが、宗介はこのまま乃恵を見過ごすつもりもなかった。
乃恵を排除すべき化け物とみなし、存在そのものを否定する。
それは宗介自身をも否定することに繋がるから。
「……そうだな。俺が間違っていた。俺がやるべきことは、軽々に『生きろ』なんて口にすることではなく、生きる気力をお前に与えてやることだった――最悪なやり方でな」
宗介は血を拭き取ったナイフを床に落とす。
そして、乃恵に近づきながら、赤く濡れた右手を口元に持ってくる。
指で唇をなぞると、微かに血の味がした。
宗介は乃恵の正面に立つ。
「お前、凶巫だろ。だったらまあ、たぶん死ぬことはないはずだ」
「えっ?」
乃恵が躊躇いの言葉を発すると同時に、宗介は血に濡れた唇を乃恵の唇に重ねた。
唇が合わさった瞬間、乃恵はびくりと身体を硬直させる。
だが、その直後、乃恵は「うぅぅ……」と呻き声を漏らした。
恐ろしいものを見たように瞳孔が開き、両手がだらりと落ちる。
宗介が唇を離すと、乃恵はすとんとその場にしゃがみ込んでしまった。
「あ……あ……」
焦点の定まらぬ目で宗介を見上げ、乃恵は怯えるような声を漏らす。
「あ、あなた……そ、そんなものが中にいて、ど、どうして生きていられるの……」
「何度も言っているはずだぜ。俺は格が違うってさ。宿命を背負って生きているのは、お前だけじゃないってことだ。そして、そんな俺でも、今こうして生きてる。お前の人生だ。後はお前の好きにすればいいが、俺みたいな『人間』もいることは覚えておけよ」
それだけ言って、宗介は踵を返す。
「帰るぞ」
「え!? ちょ、か、帰るって!? あ、ま、待って――」
宗介は光を置いてさっさと歩き出す。
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