7 / 44
白雲の遺跡
6
しおりを挟む
「ハイネル、あそこを!」
セイルの指さした場所を見たハイネルが目を張る。
ウッドゴーレムをあそこにおびき寄せれば川に落とせるかもしれない。
だが、この高さでは大した衝撃を与える事は出来ないだろう。
「あの程度では恐らく無理ですよ!?」
「大丈夫、わたしに考えがあります!」
「…………分かりました!」
もはやヤケクソである。
制御盤の事を思いついたのもセイルだ。何か考えがあるというのなら、それに乗ってやろうじゃないか。
二人は必死の形相で走り出すと、上手くその場にウッドゴーレムを追い込めるように角度を調整する。
今度は逃げるのではなく、待ちである。
ドシーン、ドシーンと体に響く重い音にセイルとハイネルの顔色は青ざめていた。
「あと少し……もう少し……」
鞄から『火トカゲ』を取り出し手でいじりながら、ハイネルは自分を落ち着けるようにぶつぶつと呟く。
そしてウッドゴーレムがひびわれた石の床に差し掛かった時、
「今だ!」
掛け声と共に『火トカゲ』を投げた。
今度はウッドゴーレムではなく、それが立つ床を狙ってである。
床にぶつかった瞬間、けたたましい音と火柱を上げ『火トカゲ』は爆発する。
同時にピシピシッと何かが崩れる音が聞こえ、次いで重い物が落ちる音と、水しぶきが上がった。
煙が晴れて行くと、川の中にウッドゴーレムが落ちているのが見えた。
だがやはりその程度の衝撃ではゴーレムを停止させるダメージに足りないようで、ウッドゴーレムは直ぐに起き上がった。
「駄目か……!」
「大丈夫です!」
セイルは水音の杖の底で地面を突く。
ポーン、と、まるでピアノの鍵盤を弾いたような音が辺りに響いた。
静かで澄んだ音の波が波紋のように自分の体を通り抜けた事をハイネルは感じて、思わずセイルを見る。
先程聞こえた音と同じだ。
セイルは視線を逸らさず、ウッドゴーレムが川から上がり、崖を登って来るのをじっと待った。
杖を握った手は緊張の汗でじっとりと濡れている。
「――――来た」
頭から足の先までずぶ濡れのウッドゴーレムの目は、相変わらず警戒色の赤が爛々と光っている。
ずるり、ずるりと、崖を上がると、地面に水溜まりを作りながらゆっくりと、セイルとハイネルに一直線に向かって来る。
身構えるハイネルの隣で、セイルは杖の先をウッドゴーレムに向けた。
「行きます」
するとセイルの体から金色の砂のような光が現れた。
そしてそれはセイルの杖の先に向かってさらさらと集まり始める。
「"ログティア"セイル・ヴェルスより、ウッドゴーレムへ。ログの名は"太陽"――――照らし、熱せよ。衣よ乾け!」
ゴーレムが回廊まで登りきった時だ。
セイルが言葉を言い終えると、金色の砂がウッドゴーレムに向かって飛び、その頭上で弾ける。
その瞬間、熱を伴った強い光がウッドゴーレムに降り注ぐ。
あまりの眩しさにハイネルは反射的に腕で顔を隠した。セイルも同様だ。
その眩しさの向こう側で、じゅわっと、水が蒸発する音が聞こえた。
光は数十秒で収まり、恐る恐る腕を下ろしたセイルとハイネルの視線の先には、体から湯気を立てたウッドゴーレムが立っている。
ウッドゴーレムはまだ動かない。
ごくりと喉を鳴らした瞬間、その大きな足に、ピシリ、と亀裂が入るのがはっきりと見えた。
「ハイネル!」
「くらいなさい!」
セイルがハイネルの名を呼んだとほぼ同時だ。
ハイネルは鞄から最後の『火トカゲ』を取り出すと、ウッドゴーレムに向かって思い切り投げつけた。
ドオンと激しい音を立てて『火トカゲ』は爆発する。
セイルとハイネルは煙から身を守るように体を低くした。
「…………どうだ?」
ゆっくりと煙が晴れて行く。
そこには変わらずウッドゴーレムが立っていた。
ごくりと喉が鳴る。
すると、足に入った亀裂からピシピシと小さな亀裂が広がり始めるのが見えた。
祈るように二人が見つめている二人の耳にバキッと音がしたが届いたかと思うと、ウッドゴーレムは膝をつき、地面へと倒れ込んだ。
しばらくその大きな腕をを動かしていたが、やがて目から光を消し、動かなくなった。
「か、勝った……」
倒れたウッドゴーレムを見て緊張の糸が切れたのか、セイルとハイネルはへなへなとへたり込む。
走って出た汗とは別の汗がドッと出てきた。
「うわ、汗でびしょびしょですよ。ああ、死ぬかと思った……」
「あー上手く行って良かったぁ……」
両手をつくと、ぽたぽたと汗が落ちた。
「それにしても良く思いつきましたね、アレ」
「やー、ははは。うちの近所に住んでいる大工のおじさんが、前にあんな事言っていたなぁって」
セイルとハイネルは「ははは」とお互いに笑いあうと、倒れたウッドゴーレムを見て大きく息を吐いた。
「ログティアだったのですね」
「はい。黙っていてすみません」
「いえ、助かりました」
セイルとハイネルは動けるようになるまで休憩すると立ち上がる。
ウッドゴーレムを気にしながらも、一先ずは白雲の花の採取が先だと、遺跡の一番奥にある白雲の花の群生地へと向かって歩き出した。
セイルの指さした場所を見たハイネルが目を張る。
ウッドゴーレムをあそこにおびき寄せれば川に落とせるかもしれない。
だが、この高さでは大した衝撃を与える事は出来ないだろう。
「あの程度では恐らく無理ですよ!?」
「大丈夫、わたしに考えがあります!」
「…………分かりました!」
もはやヤケクソである。
制御盤の事を思いついたのもセイルだ。何か考えがあるというのなら、それに乗ってやろうじゃないか。
二人は必死の形相で走り出すと、上手くその場にウッドゴーレムを追い込めるように角度を調整する。
今度は逃げるのではなく、待ちである。
ドシーン、ドシーンと体に響く重い音にセイルとハイネルの顔色は青ざめていた。
「あと少し……もう少し……」
鞄から『火トカゲ』を取り出し手でいじりながら、ハイネルは自分を落ち着けるようにぶつぶつと呟く。
そしてウッドゴーレムがひびわれた石の床に差し掛かった時、
「今だ!」
掛け声と共に『火トカゲ』を投げた。
今度はウッドゴーレムではなく、それが立つ床を狙ってである。
床にぶつかった瞬間、けたたましい音と火柱を上げ『火トカゲ』は爆発する。
同時にピシピシッと何かが崩れる音が聞こえ、次いで重い物が落ちる音と、水しぶきが上がった。
煙が晴れて行くと、川の中にウッドゴーレムが落ちているのが見えた。
だがやはりその程度の衝撃ではゴーレムを停止させるダメージに足りないようで、ウッドゴーレムは直ぐに起き上がった。
「駄目か……!」
「大丈夫です!」
セイルは水音の杖の底で地面を突く。
ポーン、と、まるでピアノの鍵盤を弾いたような音が辺りに響いた。
静かで澄んだ音の波が波紋のように自分の体を通り抜けた事をハイネルは感じて、思わずセイルを見る。
先程聞こえた音と同じだ。
セイルは視線を逸らさず、ウッドゴーレムが川から上がり、崖を登って来るのをじっと待った。
杖を握った手は緊張の汗でじっとりと濡れている。
「――――来た」
頭から足の先までずぶ濡れのウッドゴーレムの目は、相変わらず警戒色の赤が爛々と光っている。
ずるり、ずるりと、崖を上がると、地面に水溜まりを作りながらゆっくりと、セイルとハイネルに一直線に向かって来る。
身構えるハイネルの隣で、セイルは杖の先をウッドゴーレムに向けた。
「行きます」
するとセイルの体から金色の砂のような光が現れた。
そしてそれはセイルの杖の先に向かってさらさらと集まり始める。
「"ログティア"セイル・ヴェルスより、ウッドゴーレムへ。ログの名は"太陽"――――照らし、熱せよ。衣よ乾け!」
ゴーレムが回廊まで登りきった時だ。
セイルが言葉を言い終えると、金色の砂がウッドゴーレムに向かって飛び、その頭上で弾ける。
その瞬間、熱を伴った強い光がウッドゴーレムに降り注ぐ。
あまりの眩しさにハイネルは反射的に腕で顔を隠した。セイルも同様だ。
その眩しさの向こう側で、じゅわっと、水が蒸発する音が聞こえた。
光は数十秒で収まり、恐る恐る腕を下ろしたセイルとハイネルの視線の先には、体から湯気を立てたウッドゴーレムが立っている。
ウッドゴーレムはまだ動かない。
ごくりと喉を鳴らした瞬間、その大きな足に、ピシリ、と亀裂が入るのがはっきりと見えた。
「ハイネル!」
「くらいなさい!」
セイルがハイネルの名を呼んだとほぼ同時だ。
ハイネルは鞄から最後の『火トカゲ』を取り出すと、ウッドゴーレムに向かって思い切り投げつけた。
ドオンと激しい音を立てて『火トカゲ』は爆発する。
セイルとハイネルは煙から身を守るように体を低くした。
「…………どうだ?」
ゆっくりと煙が晴れて行く。
そこには変わらずウッドゴーレムが立っていた。
ごくりと喉が鳴る。
すると、足に入った亀裂からピシピシと小さな亀裂が広がり始めるのが見えた。
祈るように二人が見つめている二人の耳にバキッと音がしたが届いたかと思うと、ウッドゴーレムは膝をつき、地面へと倒れ込んだ。
しばらくその大きな腕をを動かしていたが、やがて目から光を消し、動かなくなった。
「か、勝った……」
倒れたウッドゴーレムを見て緊張の糸が切れたのか、セイルとハイネルはへなへなとへたり込む。
走って出た汗とは別の汗がドッと出てきた。
「うわ、汗でびしょびしょですよ。ああ、死ぬかと思った……」
「あー上手く行って良かったぁ……」
両手をつくと、ぽたぽたと汗が落ちた。
「それにしても良く思いつきましたね、アレ」
「やー、ははは。うちの近所に住んでいる大工のおじさんが、前にあんな事言っていたなぁって」
セイルとハイネルは「ははは」とお互いに笑いあうと、倒れたウッドゴーレムを見て大きく息を吐いた。
「ログティアだったのですね」
「はい。黙っていてすみません」
「いえ、助かりました」
セイルとハイネルは動けるようになるまで休憩すると立ち上がる。
ウッドゴーレムを気にしながらも、一先ずは白雲の花の採取が先だと、遺跡の一番奥にある白雲の花の群生地へと向かって歩き出した。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
【完結】奇跡のおくすり~追放された薬師、実は王家の隠し子でした~
いっぺいちゃん
ファンタジー
薬草と静かな生活をこよなく愛する少女、レイナ=リーフィア。
地味で目立たぬ薬師だった彼女は、ある日貴族の陰謀で“冤罪”を着せられ、王都の冒険者ギルドを追放されてしまう。
「――もう、草とだけ暮らせればいい」
絶望の果てにたどり着いた辺境の村で、レイナはひっそりと薬を作り始める。だが、彼女の薬はどんな難病さえ癒す“奇跡の薬”だった。
やがて重病の王子を治したことで、彼女の正体が王家の“隠し子”だと判明し、王都からの使者が訪れる――
「あなたの薬に、国を救ってほしい」
導かれるように再び王都へと向かうレイナ。
医療改革を志し、“薬師局”を創設して仲間たちと共に奔走する日々が始まる。
薬草にしか心を開けなかった少女が、やがて王国の未来を変える――
これは、一人の“草オタク”薬師が紡ぐ、やさしくてまっすぐな奇跡の物語。
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
主婦が役立たず? どう思うかは勝手だけど、こっちも勝手にやらせて貰うから
渡里あずま
ファンタジー
安藤舞は、専業主婦である。ちなみに現在、三十二歳だ。
朝、夫と幼稚園児の子供を見送り、さて掃除と洗濯をしようとしたところで――気づけば、石造りの知らない部屋で座り込んでいた。そして映画で見たような古めかしいコスプレをした、外国人集団に囲まれていた。
「我々が召喚したかったのは、そちらの世界での『学者』や『医者』だ。それを『主婦』だと!? そんなごく潰しが、聖女になどなれるものか! 役立たずなどいらんっ」
「いや、理不尽!」
初対面の見た目だけ美青年に暴言を吐かれ、舞はそのまま無一文で追い出されてしまう。腹を立てながらも、舞は何としても元の世界に戻ることを決意する。
「主婦が役立たず? どう思うかは勝手だけど、こっちも勝手にやらせて貰うから」
※※※
専業主婦の舞が、主婦力・大人力を駆使して元の世界に戻ろうとする話です(ざまぁあり)
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
アルフレッドは平穏に過ごしたい 〜追放されたけど謎のスキル【合成】で生き抜く〜
芍薬甘草湯
ファンタジー
アルフレッドは貴族の令息であったが天から与えられたスキルと家風の違いで追放される。平民となり冒険者となったが、生活するために竜騎士隊でアルバイトをすることに。
ふとした事でスキルが発動。
使えないスキルではない事に気付いたアルフレッドは様々なものを合成しながら密かに活躍していく。
⭐︎注意⭐︎
女性が多く出てくるため、ハーレム要素がほんの少しあります。特に苦手な方はご遠慮ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる