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本編
04 早く外せよ
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「…………」
「図星でしょ? もしかしてお酒のせいだとか思ってます? 違いますよそれ、私に欲情してるんです」
「はぁ? お前相手に欲情なんてするわけないだろ。馬鹿なこと言ってないで早くこれ外せよ」
腕をカチャカチャ鳴らして早く取れと睨むけれど、水瀬は知らんぷりで顔を寄せてくる。
「そうなんですか? なら素直になってくれるまで、おててはそのままにしましょうか。いっぱい気持ち良くしてあげますからね、先輩♡」
「やめ……んむっ!」
腕の使えない黒戸は、何も抵抗できない。水瀬は黒戸の頬を両手で挟み、性急に唇を重ねた。驚きに目を見張る黒戸だが、その間にも水瀬の舌が黒戸のそれを絡め取り、ぬるぬると擦り合わせてくる。
久々の濃厚な口づけに、思考が鈍ったのかもしれない。口内をまさぐろうとする水無につい応えるように、口を開き舌を差し出してしまった。
「っ、は……」
「ん……っせんぱい、やらし……私としては大歓迎ですけど、誰にでもこんなこと許しちゃダメですよ?」
「くっ……! お前こそ、誰にでもやってんじゃねぇだろうな? それに俺にこんなことするようなモノ好きお前しかおらんわ! さっさと放せ!」
「ひどぉい! 好きな人しか誘うわけないでしょ? ていうか先輩、本当にわかってないんですか?」
「な・に・が・だ・よ!!」
何か言いたげな水瀬を睨みつけ、もう一度ベルトを外せと促すが、それで言うことを聞くような奴なら初めから拘束なんてしていない。
「ま、いいですよ。やっと巡ってきた好機だし、今はこっちに集中してもらえます? ほら、さっきのキス、気持ち良かったでしょ?」
「ぐっ」
「は……夢みたい。大好きな先輩とこれからえっちできるなんて」
「するか馬鹿! おい触んな!」
黒戸の言葉など無視をして、水瀬は彼の乱れたガウンから覗く、浅黒い素肌へと指を滑らせる。うっとりと女の蕩けた瞳は色っぽく、言葉とは裏腹に、黒戸のモノは今にもはちきれそうに熱が集中する。
「んー……やっぱりお酒入ってるから? 感度鈍い?」
素肌を撫でていた指先は、いつしか小さな胸の先端をくるくると弄んでいる。少し擽ったいような焦れったいような、そんな奇妙な感覚に、黒戸は少し身を捩った。
「男の人でも感じる人はいるみたいですけど。先輩はどっちかな~?」
楽しそうにそう言って、片方の乳首を爪で引っ掻いた。
「いっ……!」
「ありゃ、ここはあんまりお好きじゃない? ま、でも私がやりたいんで。舐めますね」
紅い舌を出して、黒戸の返事を待たずにもう片方の乳首を一気に舐め上げた。
「図星でしょ? もしかしてお酒のせいだとか思ってます? 違いますよそれ、私に欲情してるんです」
「はぁ? お前相手に欲情なんてするわけないだろ。馬鹿なこと言ってないで早くこれ外せよ」
腕をカチャカチャ鳴らして早く取れと睨むけれど、水瀬は知らんぷりで顔を寄せてくる。
「そうなんですか? なら素直になってくれるまで、おててはそのままにしましょうか。いっぱい気持ち良くしてあげますからね、先輩♡」
「やめ……んむっ!」
腕の使えない黒戸は、何も抵抗できない。水瀬は黒戸の頬を両手で挟み、性急に唇を重ねた。驚きに目を見張る黒戸だが、その間にも水瀬の舌が黒戸のそれを絡め取り、ぬるぬると擦り合わせてくる。
久々の濃厚な口づけに、思考が鈍ったのかもしれない。口内をまさぐろうとする水無につい応えるように、口を開き舌を差し出してしまった。
「っ、は……」
「ん……っせんぱい、やらし……私としては大歓迎ですけど、誰にでもこんなこと許しちゃダメですよ?」
「くっ……! お前こそ、誰にでもやってんじゃねぇだろうな? それに俺にこんなことするようなモノ好きお前しかおらんわ! さっさと放せ!」
「ひどぉい! 好きな人しか誘うわけないでしょ? ていうか先輩、本当にわかってないんですか?」
「な・に・が・だ・よ!!」
何か言いたげな水瀬を睨みつけ、もう一度ベルトを外せと促すが、それで言うことを聞くような奴なら初めから拘束なんてしていない。
「ま、いいですよ。やっと巡ってきた好機だし、今はこっちに集中してもらえます? ほら、さっきのキス、気持ち良かったでしょ?」
「ぐっ」
「は……夢みたい。大好きな先輩とこれからえっちできるなんて」
「するか馬鹿! おい触んな!」
黒戸の言葉など無視をして、水瀬は彼の乱れたガウンから覗く、浅黒い素肌へと指を滑らせる。うっとりと女の蕩けた瞳は色っぽく、言葉とは裏腹に、黒戸のモノは今にもはちきれそうに熱が集中する。
「んー……やっぱりお酒入ってるから? 感度鈍い?」
素肌を撫でていた指先は、いつしか小さな胸の先端をくるくると弄んでいる。少し擽ったいような焦れったいような、そんな奇妙な感覚に、黒戸は少し身を捩った。
「男の人でも感じる人はいるみたいですけど。先輩はどっちかな~?」
楽しそうにそう言って、片方の乳首を爪で引っ掻いた。
「いっ……!」
「ありゃ、ここはあんまりお好きじゃない? ま、でも私がやりたいんで。舐めますね」
紅い舌を出して、黒戸の返事を待たずにもう片方の乳首を一気に舐め上げた。
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