4 / 31
第一話
銀鐘の魔術師
しおりを挟む
助けを求める声が聞こえ続けている。
俺はそれを聞かないふりをした。
視界の端に親子の姿が見えたが、それも無視をした。
ただ、一心にヨクルの足跡を追い続けた。
紫色の霧の先、かぼちゃ頭が見えた。
ヨクルだ。
俺がホッとしたのも束の間、ヨクルに襲いかかる異形の姿が見えた。
これは幻影じゃない。
俺は腰に提げていた剣を掴み、雪を蹴って、異形の前に飛び出した。
剣を横に薙ぎ、異形を斬った。
異形が断末魔を上げて、黒い塵となって、空中で消えた。
「フロスティ辺境伯、無事か!?」
俺は振り返って、ヨクルに問いかけた。
ヨクルは驚いたようにかぼちゃの被り物を揺らした。
「ティルヴィングさん……? 霧に惑わされていたはずでは……」
「話は後だ。まずは、異形を倒さないと……」
俺は視線を前に向けた。
異形が立ち上がるように地面から生えてくる。
濃い紫色の肌をした、顔のない人型生物。表面はゆらゆらとうねり、何人もの息遣いのような声が聞こえてくる。
いつ見ても、おぞましい。
「……ええ、そうですね」
ヨクルはランプの杖を積雪に差し、自身の剣を抜いた。汚れ一つない、綺麗な銀色の剣だった。
「直ぐに殲滅しましょう」
剣を構えたと思った瞬間、ヨクルの姿が消えた。
ぎゃ、と横で異形の短い悲鳴が聞こえた。
ヨクルはいつの間にか異形に迫り、三体の異形の体を真っ二つにしていた。
俺はごくりと息を呑んだ。
流石、一人で異形と戦ってきた剣士だ。その強さは俺とは比べ物にならない。
俺も遅れを取るわけにはいかないと、剣を握り直して、異形の群れに向かっていった。
一体、二体、と倒してくが、霧の向こうから次々と異形が現れる。
息を整えようと、手を止めたとき、異形の影が俺の背に迫った。
まずい──そう思った時、ベルの音が響いた。
すると、異形は苦しそうな呻き声を上げた。
俺はその隙に、異形の腹へ剣を差し込んだ。
音のする方を見ると、ヨクルがシップスベルを鳴らしていた。
「異形除けのベル──」
そのおかげで、異形が怯んだのか。
俺は村長から貰ったハンドベルのことを思い出した。
確か、ポケットに入れてそのままにしていたはず。
俺はハンドベルを取り出し、上下に振った。
からんからん、と軽い音が鳴ると、異形達の足がぴたりと止まった。
今だ。
俺とヨクルは示し合わせたかのように、異形を斬り伏せた。
「良い剣筋ですね、ティルヴィングさん」
「あんたほどじゃないさ。なあ、その被り物をしてると周りがよく見えないんじゃないか?」
「これは人と良好な関係を築くために必要なものでして」
再び、異形の雄叫びが上がり、妖霧の中から異形が現れる。
「くっ……! これじゃキリがない!」
「ティルヴィングさん、ランプの元へ避難していて下さい」
「あんた、何をする気だ」
「一掃します」
強い意志が感じられる声だった。
俺はヨクルの言葉を信じて、ランプの近くに移動した。
異形達はヨクルに集まっていく。
大丈夫なのだろうか。
焦る俺に対して、ヨクルは非常に落ち着いていた。
シップスベルを目の前に出し、目を閉じた。
「『我が愛しき雪達よ、我に力を分け与えたまえ。銀鐘のヨクルの名において命じる』……」
雪の上に、じわじわと氷の結晶のような紋様が浮かび上がった。
「──凍結せよ」
ヨクルがシップスベルを揺らすと、一帯にベルの音が鳴り響いた。
次の瞬間、氷柱が地面から針山のように出現し、異形の体を突き刺していく。
俺は瞬きを忘れてしまっていた。
これは……魔術だ。
「彷徨い続ける戦士達よ、雪解けにはまだ早いだろう。眠っていたまえ」
異形が黒い塵となって空中に消えていく。
最後の一体が消えると、徐々に霧が晴れていった。
「妖霧が晴れましたね。もう大丈夫でしょう」
ヨクルは、ふう、と息を吐くと、剣を鞘の中に収めた。
俺は剣を握ったまま、ヨクルを見つめて言った。
「あんた……魔術師だったのか……」
「ええ。お見せするつもりはなかったのですが……」
ヨクルは戦いでずれたかぼちゃ頭の位置を両手で調節した。
魔術師の存在は聞いたことがある。
呪文や儀式などによって、超常的な力を発動出来る者達のことだ。
魔術の才がある者はごく僅かで、国で保護されているのだとか。
魔術の鍛錬をしたのち、階段飛びで宮廷に仕えることとなる。
その希少性から魔術師は滅多に表舞台に顔を出さない。
そんな魔術師がこんな辺境の地にいるなんて……。
ヨクルは俺の視線に気づいたようで、こちらを向いた。
「魔術は恐ろしいですか?」
「まさか!」
俺は首を横に振った。
「魔術なんて初めて見た! あんなに簡単に異形を倒すなんて……あんた、最高だ!」
興奮が抑えられず、ヨクルの肩を掴んだ。
「はて」とヨクルが首を傾げると、かぼちゃの被り物もことりと動いた。
「都にも魔術師がいるはずでは?」
「魔術を使える人が一握りなように、間近で見られる人も一握りだ」
正直、目覚ましい成果も聞こえてこないから、存在自体が怪しいと思っていた。
「だが、俺は今この目でいると確信した! 魔術師は実在すると!」
「……お褒め頂き、光栄です」
ヨクルはやんわりと俺の手を退け、少しだけ距離をとった。
興奮して唾を飛ばしてしまったのかもしれない。
俺は「すまない」と謝ったが、どうしても高鳴る胸を抑えられなかった。
「あんたは英雄になれる……。なあ、都に行く気はないか? そこにはあんたの力を必要としている人達がたくさんいる!」
「……申し訳ありませんが、僕はこの森から離れるつもりはありません」
「何故だ? 宮廷魔術師になったら、富も名誉も手に入れられるんだぞ?」
「どちらにも興味がありません」
ヨクルは俺に背を向け、空から落ちてくる雪を見上げた。
「僕はこの森での生活が気に入っているのです。一面に広がる雪達、森の静けさ、凍えるような寒さ……どれも僕の心を満たしてくれるものです」
かぼちゃ頭に静かに降り積もる雪。
ヨクルの白い服装も相まって、雪に溶け込んで見えた。
切っても切り離せない何かが、ヨクルと森にあるのかもしれない。
「そうか……。なら、無理にとは言えないが……。勿体無い。こんなところにいても、宝の持ち腐れだろうに」
「僕の力はこの森の雪達を守るために使うと決めています」
「さて」とヨクルは俺に向き直った。
「僕は魔術が使えます。しかし、それを国のためには使いません。ティルヴィングさんは僕を危険分子だと思いますか?」
その物言いは、俺がヨクルに疑いを向けていたことを知っているかのようだった。
俺は笑ってしまった。
もうとっくに、答えは出ていたからだ。
「いいや、全く思わない。あんたは悪い奴じゃない」
俺はハンドベルを鳴らして見せた。
ヨクルはそれを見て首を傾げた。
その仕草が何だか子供のようで、また笑ってしまった。
「そのハンドベルは……」
「村の爺さんから貰ったんだ。異形除けのお守りだと」
「ああ、ホヴズさんですか。なるほど」
俺はハンドベルを見つめた。
「異形除けのベルなんて、最初はうさんくさいと思ってたんだが……。ちゃんと異形を退けた。あんたは本物の森の守り神だ」
「守り神などと。僕はそんな大それたものではありませんよ」
ヨクルは自嘲気味に笑った。
「ティルヴィングさんは……不思議な方ですね。森の雪達に好かれているようです」
「そうか?」
「ええ。僕の元に来ることが出来たのも、雪達が導いたからでしょう。まあ、ただの気紛れかもしれませんが」
「認められたなら、それは光栄なことだな……」
突然、ヨクルのかぼちゃ頭がぼやけ始めた。
おかしいな、と俺は頭を振った。
すると、頭が思った以上に大きく揺れた。
「ん……? あれ……?」
「ティルヴィングさん? どうしましたか?」
ぐるりと世界が一回転したかと思うと、俺は意識は途切れた。
俺はそれを聞かないふりをした。
視界の端に親子の姿が見えたが、それも無視をした。
ただ、一心にヨクルの足跡を追い続けた。
紫色の霧の先、かぼちゃ頭が見えた。
ヨクルだ。
俺がホッとしたのも束の間、ヨクルに襲いかかる異形の姿が見えた。
これは幻影じゃない。
俺は腰に提げていた剣を掴み、雪を蹴って、異形の前に飛び出した。
剣を横に薙ぎ、異形を斬った。
異形が断末魔を上げて、黒い塵となって、空中で消えた。
「フロスティ辺境伯、無事か!?」
俺は振り返って、ヨクルに問いかけた。
ヨクルは驚いたようにかぼちゃの被り物を揺らした。
「ティルヴィングさん……? 霧に惑わされていたはずでは……」
「話は後だ。まずは、異形を倒さないと……」
俺は視線を前に向けた。
異形が立ち上がるように地面から生えてくる。
濃い紫色の肌をした、顔のない人型生物。表面はゆらゆらとうねり、何人もの息遣いのような声が聞こえてくる。
いつ見ても、おぞましい。
「……ええ、そうですね」
ヨクルはランプの杖を積雪に差し、自身の剣を抜いた。汚れ一つない、綺麗な銀色の剣だった。
「直ぐに殲滅しましょう」
剣を構えたと思った瞬間、ヨクルの姿が消えた。
ぎゃ、と横で異形の短い悲鳴が聞こえた。
ヨクルはいつの間にか異形に迫り、三体の異形の体を真っ二つにしていた。
俺はごくりと息を呑んだ。
流石、一人で異形と戦ってきた剣士だ。その強さは俺とは比べ物にならない。
俺も遅れを取るわけにはいかないと、剣を握り直して、異形の群れに向かっていった。
一体、二体、と倒してくが、霧の向こうから次々と異形が現れる。
息を整えようと、手を止めたとき、異形の影が俺の背に迫った。
まずい──そう思った時、ベルの音が響いた。
すると、異形は苦しそうな呻き声を上げた。
俺はその隙に、異形の腹へ剣を差し込んだ。
音のする方を見ると、ヨクルがシップスベルを鳴らしていた。
「異形除けのベル──」
そのおかげで、異形が怯んだのか。
俺は村長から貰ったハンドベルのことを思い出した。
確か、ポケットに入れてそのままにしていたはず。
俺はハンドベルを取り出し、上下に振った。
からんからん、と軽い音が鳴ると、異形達の足がぴたりと止まった。
今だ。
俺とヨクルは示し合わせたかのように、異形を斬り伏せた。
「良い剣筋ですね、ティルヴィングさん」
「あんたほどじゃないさ。なあ、その被り物をしてると周りがよく見えないんじゃないか?」
「これは人と良好な関係を築くために必要なものでして」
再び、異形の雄叫びが上がり、妖霧の中から異形が現れる。
「くっ……! これじゃキリがない!」
「ティルヴィングさん、ランプの元へ避難していて下さい」
「あんた、何をする気だ」
「一掃します」
強い意志が感じられる声だった。
俺はヨクルの言葉を信じて、ランプの近くに移動した。
異形達はヨクルに集まっていく。
大丈夫なのだろうか。
焦る俺に対して、ヨクルは非常に落ち着いていた。
シップスベルを目の前に出し、目を閉じた。
「『我が愛しき雪達よ、我に力を分け与えたまえ。銀鐘のヨクルの名において命じる』……」
雪の上に、じわじわと氷の結晶のような紋様が浮かび上がった。
「──凍結せよ」
ヨクルがシップスベルを揺らすと、一帯にベルの音が鳴り響いた。
次の瞬間、氷柱が地面から針山のように出現し、異形の体を突き刺していく。
俺は瞬きを忘れてしまっていた。
これは……魔術だ。
「彷徨い続ける戦士達よ、雪解けにはまだ早いだろう。眠っていたまえ」
異形が黒い塵となって空中に消えていく。
最後の一体が消えると、徐々に霧が晴れていった。
「妖霧が晴れましたね。もう大丈夫でしょう」
ヨクルは、ふう、と息を吐くと、剣を鞘の中に収めた。
俺は剣を握ったまま、ヨクルを見つめて言った。
「あんた……魔術師だったのか……」
「ええ。お見せするつもりはなかったのですが……」
ヨクルは戦いでずれたかぼちゃ頭の位置を両手で調節した。
魔術師の存在は聞いたことがある。
呪文や儀式などによって、超常的な力を発動出来る者達のことだ。
魔術の才がある者はごく僅かで、国で保護されているのだとか。
魔術の鍛錬をしたのち、階段飛びで宮廷に仕えることとなる。
その希少性から魔術師は滅多に表舞台に顔を出さない。
そんな魔術師がこんな辺境の地にいるなんて……。
ヨクルは俺の視線に気づいたようで、こちらを向いた。
「魔術は恐ろしいですか?」
「まさか!」
俺は首を横に振った。
「魔術なんて初めて見た! あんなに簡単に異形を倒すなんて……あんた、最高だ!」
興奮が抑えられず、ヨクルの肩を掴んだ。
「はて」とヨクルが首を傾げると、かぼちゃの被り物もことりと動いた。
「都にも魔術師がいるはずでは?」
「魔術を使える人が一握りなように、間近で見られる人も一握りだ」
正直、目覚ましい成果も聞こえてこないから、存在自体が怪しいと思っていた。
「だが、俺は今この目でいると確信した! 魔術師は実在すると!」
「……お褒め頂き、光栄です」
ヨクルはやんわりと俺の手を退け、少しだけ距離をとった。
興奮して唾を飛ばしてしまったのかもしれない。
俺は「すまない」と謝ったが、どうしても高鳴る胸を抑えられなかった。
「あんたは英雄になれる……。なあ、都に行く気はないか? そこにはあんたの力を必要としている人達がたくさんいる!」
「……申し訳ありませんが、僕はこの森から離れるつもりはありません」
「何故だ? 宮廷魔術師になったら、富も名誉も手に入れられるんだぞ?」
「どちらにも興味がありません」
ヨクルは俺に背を向け、空から落ちてくる雪を見上げた。
「僕はこの森での生活が気に入っているのです。一面に広がる雪達、森の静けさ、凍えるような寒さ……どれも僕の心を満たしてくれるものです」
かぼちゃ頭に静かに降り積もる雪。
ヨクルの白い服装も相まって、雪に溶け込んで見えた。
切っても切り離せない何かが、ヨクルと森にあるのかもしれない。
「そうか……。なら、無理にとは言えないが……。勿体無い。こんなところにいても、宝の持ち腐れだろうに」
「僕の力はこの森の雪達を守るために使うと決めています」
「さて」とヨクルは俺に向き直った。
「僕は魔術が使えます。しかし、それを国のためには使いません。ティルヴィングさんは僕を危険分子だと思いますか?」
その物言いは、俺がヨクルに疑いを向けていたことを知っているかのようだった。
俺は笑ってしまった。
もうとっくに、答えは出ていたからだ。
「いいや、全く思わない。あんたは悪い奴じゃない」
俺はハンドベルを鳴らして見せた。
ヨクルはそれを見て首を傾げた。
その仕草が何だか子供のようで、また笑ってしまった。
「そのハンドベルは……」
「村の爺さんから貰ったんだ。異形除けのお守りだと」
「ああ、ホヴズさんですか。なるほど」
俺はハンドベルを見つめた。
「異形除けのベルなんて、最初はうさんくさいと思ってたんだが……。ちゃんと異形を退けた。あんたは本物の森の守り神だ」
「守り神などと。僕はそんな大それたものではありませんよ」
ヨクルは自嘲気味に笑った。
「ティルヴィングさんは……不思議な方ですね。森の雪達に好かれているようです」
「そうか?」
「ええ。僕の元に来ることが出来たのも、雪達が導いたからでしょう。まあ、ただの気紛れかもしれませんが」
「認められたなら、それは光栄なことだな……」
突然、ヨクルのかぼちゃ頭がぼやけ始めた。
おかしいな、と俺は頭を振った。
すると、頭が思った以上に大きく揺れた。
「ん……? あれ……?」
「ティルヴィングさん? どうしましたか?」
ぐるりと世界が一回転したかと思うと、俺は意識は途切れた。
0
あなたにおすすめの小説
冷遇された没落姫は、風に乗せて真実を詠う ─残り香の檻─
あとりえむ
恋愛
「お前の練る香など、埃と同じだ」
没落した名家の姫・瑠璃は、冷酷な夫・道隆に蔑まれ、極寒の離れに追いやられていた。夫の隣には、贅を尽くした香料を纏う愛人の明子。
しかし道隆は知らなかった。瑠璃が魂を削って練り上げた香は、焚く者の心根を映し出す「真実の鏡」であることを。
瑠璃が最後に残した香の種を、明子が盗み出し、手柄を偽って帝の前で焚き上げた瞬間。美しき夢は、獣の死臭が漂う地獄へと変貌する。
「この香りの主を探せ。これほど澄み切った魂が、この都に在るはずだ」
絶望の淵で放たれた一筋の香りに導かれ、孤独な東宮が泥の中に咲く白蓮を見つけ出す。
嘘と虚飾にまみれた貴族社会を、ひとりの調香師が浄化する、雅やかな逆転劇。
聖女の力は使いたくありません!
三谷朱花
恋愛
目の前に並ぶ、婚約者と、気弱そうに隣に立つ義理の姉の姿に、私はめまいを覚えた。
ここは、私がヒロインの舞台じゃなかったの?
昨日までは、これまでの人生を逆転させて、ヒロインになりあがった自分を自分で褒めていたのに!
どうしてこうなったのか、誰か教えて!
※アルファポリスのみの公開です。
この度娘が結婚する事になりました。女手一つ、なんとか親としての務めを果たし終えたと思っていたら騎士上がりの年下侯爵様に見初められました。
毒島かすみ
恋愛
真実の愛を見つけたと、夫に離婚を突きつけられた主人公エミリアは娘と共に貧しい生活を強いられながらも、自分達の幸せの為に道を切り開き、幸せを掴んでいく物語です。
短編)どうぞ、勝手に滅んでください。
黑野羊
恋愛
二度も捨てられた聖女です。真実の愛を見つけたので、国は救いません。
あらすじ)
大陸中央にあるルオーゴ王国で、国を守る結界を維持してきた聖女ロザリア。
政略のため王太子と婚約していた彼女は、突如『真の聖女』が現れたとして婚約を破棄され、聖女の座を追われてしまう。さらに、代わりに婚姻しろと命じられた聖騎士からも拒絶され、実家にも見捨てられたロザリアは、『最果ての修道院』へと追放された。
けれど彼女はそこで、地位や栄光、贅沢などとはほど遠い、無条件に寄り添ってくれる『真実の愛』と穏やかな日々を手にいれる。
やがて聖女を失った王国は、崩壊へ向かっていき――。
ーーー
※カクヨム、なろうにも掲載しています
はじめまして、私の知らない婚約者様
有木珠乃@『ヒロ弟』コミカライズ配信中
ファンタジー
ミルドレッド・カーマイン公爵令嬢は突然、学園の食堂で話しかけられる。
見覚えのない男性。傍らには豊満な体型の女性がいる。
けれどその女性から発せられた男性の名前には、聞き覚えがあった。
ミルドレッドの婚約者であるブルーノ王子であることを。
けれどミルドレッドの反応は薄い。なぜなら彼女は……。
この世界を乙女ゲームだと知った人々による、悪役令嬢とヒロイン、魔女の入れ替え話です。
悪役令嬢を救いたかったはずなのに、どうしてこんなことに?
※他サイトにも掲載しています。
シナリオ通り追放されて早死にしましたが幸せでした
黒姫
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢に転生しました。神様によると、婚約者の王太子に断罪されて極北の修道院に幽閉され、30歳を前にして死んでしまう設定は変えられないそうです。さて、それでも幸せになるにはどうしたら良いでしょうか?(2/16 完結。カテゴリーを恋愛に変更しました。)
最強転生悪役令嬢は人生を謳歌したい!~今更SSクラスに戻れと言われても『もう遅い!』Cクラスで最強を目指します!~【改稿版】
てんてんどんどん
ファンタジー
ベビーベッドの上からこんにちは。
私はセレスティア・ラル・シャンデール(0歳)。聖王国のお姫様。
私はなぜかRPGの裏ボス令嬢に転生したようです。
何故それを思い出したかというと、ごくごくとミルクを飲んでいるときに、兄(4歳)のアレスが、「僕も飲みたいー!」と哺乳瓶を取り上げてしまい、「何してくれるんじゃワレ!??」と怒った途端――私は闇の女神の力が覚醒しました。
闇の女神の力も、転生した記憶も。
本来なら、愛する家族が目の前で魔族に惨殺され、愛した国民たちが目の前で魔族に食われていく様に泣き崩れ見ながら、魔王に復讐を誓ったその途端目覚める力を、私はミルクを取られた途端に目覚めさせてしまったのです。
とりあえず、0歳は何も出来なくて暇なのでちょっと魔王を倒して来ようと思います。デコピンで。
--これは最強裏ボスに転生した脳筋主人公が最弱クラスで最強を目指す勘違いTueee物語--
※最強裏ボス転生令嬢は友情を謳歌したい!の改稿版です(5万文字から10万文字にふえています)
※27話あたりからが新規です
※作中で主人公最強、たぶん神様も敵わない(でも陰キャ)
※超ご都合主義。深く考えたらきっと負け
※主人公はそこまで考えてないのに周囲が勝手に深読みして有能に祀り上げられる勘違いもの。
※副題が完結した時点で物語は終了します。俺たちの戦いはこれからだ!
※他Webサイトにも投稿しております。
【完結】前代未聞の婚約破棄~なぜあなたが言うの?~【長編】
暖夢 由
恋愛
「サリー・ナシェルカ伯爵令嬢、あなたの婚約は破棄いたします!」
高らかに宣言された婚約破棄の言葉。
ドルマン侯爵主催のガーデンパーティーの庭にその声は響き渡った。
でもその婚約破棄、どうしてあなたが言うのですか?
*********
以前投稿した小説を長編版にリメイクして投稿しております。
内容も少し変わっておりますので、お楽し頂ければ嬉しいです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる