15 / 31
第三話
言いつけを破った子供達には
しおりを挟む
「──ホヴズのじっちゃん!」
村長の家で談笑をしていると、突然、一人の少女が家の中に飛び込んできた。
彼女の顔には見覚えがあった。先程、ヨクルを『パンプキンヘッド』と言って馬鹿にしていた少年と一緒にいた子だ。
「そんなに慌ててどうした、フレイヤちゃん──」
ホヴズが少女にそう声をかけた。どうやら、彼女はフレイヤという名前らしい。フレイヤはヨクルを見つけると、彼に駆け寄り、腕を掴んだ。
「ヨクル様……! お願い! お兄ちゃんを助けて!」
彼女のただならぬ様子に、部屋の空気が張り詰めた。
「一体何があったんです?」
ヨクルが冷静に、尚且つ優しい声で尋ねた。
フレイヤはひっく、ひっくとしゃくり上げながら言った。
「お兄ちゃんが……森で魔女にさらわれちゃったの!」
「なっ……!?」
俺と村長は目を見開いた。
「お前さん達、森に入ったんか!? 絶対入っちゃいかんと言ったじゃろう!」
「ごめんなさい……!」
フレイヤはぼろぼろと涙を流しながら、何度も謝った。
「何があったのか、詳しく聞かせて頂けますか? フレイヤさん」
フレイヤは鐘塔の下であった鐘撞・ニョルズの娘だ。彼女には双子の兄がおり、名をフレイと言う。
フレイはかぼちゃのおばけ──ヨクルをよく思っていなかった。
「あいつの屋敷に忍び込んで、あいつの本性を暴いてやろう!」
フレイはそう言っていたらしい。フレイヤは嫌だったが、一人でヨクルのいる村に置いていかれる方が怖かった。
ヨクルと俺が村長の家で話している間、大人達の目を盗んで、二人は森に足を踏み入れた。
彼女達は森に入ってすぐ、お菓子で出来た家を見つけたという。当初の目的を忘れ、美味しそうなお菓子を食べていたところ、恐ろしい魔女に捕まってしまった。
兄であるフレイは自ら囮となって、妹を逃した。フレイヤは来た道を急いで戻って、何とか村に戻ることが出来た。
そして、村長家にいたヨクルに助けを求めた。
フレイヤから話を聞いている間、村長の家には騒ぎを聞きつけた村人達が集まってきていた。
父親であるニョルズはフレイヤに寄り添い、背中を撫でながら、彼女の話を根気強く聞いた。
「【甘い罠の魔女】──」
ヨクルがぽつりと呟いた。
「子供好きな異変です。お菓子の家という甘い罠で子供を誘い、捕らえて──食らいます」
「そんな……お兄ちゃん食べられちゃうの……!?」
フレイヤは手で顔を覆って、わあっと泣き出した。
ニョルズが顔を青くして、震え声で言った。
「じゃあ、フレイはもう既に……」
「幸いなことに、甘い罠の魔女は美食家です」
「それの何処が幸いなんすか!」
ニョルズは思わず声を荒げた。
ヨクルは冷静に答えた。
「魔女は下ごしらえに時間をかけるタイプなのですよ」
「つまり……?」
「フレイさんはまだ生きている可能性が高い、ということです」
ヨクルは壁に立てかけてあったランプの杖を手に取った。
「ニョルズさん、鐘塔の鍵を開けて下さい」
「鐘を鳴らすんですか? それなら俺が……」
「勿論、鐘を鳴らすのは貴方の役目です。高所から森を観察し、お菓子の家が今何処にあるのか、見当をつけてから森へ入ります」
フレイヤは目をぱちくりさせた。
「……助けてくれるの?」
「それが僕の役目ですから」
ヨクルはそれが当たり前のことのように言った。
ニョルズは深く頭を下げた。
「……ありがとうございます、ヨクル様。直ぐに鍵を開けます!」
ニョルズはフレイヤを村長に任せ、鐘塔へと向かった。
□
鐘塔の鍵を開き、ニョルズとヨクルと俺は鐘塔の中に入った。内部は螺旋階段のようになっていて、鐘のある最上階に繋がっているようだった。
最上階につくと、ヨクルは森を見下ろした。俺はヨクルの隣に立ち、同じように森を見た。各所に点々と妖霧が発生しているのが見える。
「あの霧は……」
「妖霧です。あの霧の中では今、異変が発生しています」
「森ではこんなに異変が起きてるのか……」
「ほぼ無害な異変です。害のある異変も、森に入らなければ問題ありません」
ヨクルはランプの杖に欄干に立てかけ、目元の穴ぶれないように、かぼちゃの被り物を両手で固定した。
「一軒家を覆う広さの霧。お菓子の家は〝家〟という性質上、移動しないことを考慮すると……」
ぶつぶつと呟きながら、森の端から端までじっくりと観察する。
「……三つほど、お菓子の家が発生してそうな場所を確認しました。ニョルズさん、僕が戻るまで鐘を鳴らし続けて下さい」
「わ、わかりました!」
俺が階段を降りようと踵を返したとき、ヨクルは欄干に立った。
「ヨクル!?」
止める間もなく、ヨクルは地上へ飛び降りた。
俺は慌てて、欄干から身を乗り出し、下を見た。
ヨクルは足をクッションにして着地していた。
突然飛び降りてきたヨクルに、集まった村人達は驚きの声を上げた。
ヨクルは何事もなかったかのように立ち上がると、すたすたと森へと向かっていく。
「待て待て待て!」
俺は置き去りにされたランプの杖を掴むと、慌てて鐘塔の階段を下った。
「ヨクル! 俺も行く!」
「ティリルさんはここにいて下さい」
「一旦、落ち着け! ランプの杖を忘れてるぞ! これがないと、妖霧の中を進めないだろう!」
「……あ」
ヨクルは手に何も持っていないことに気づいたようだ。俺の手から杖を取ろうとするのを、俺はかわした。
「一旦、落ち着け。深呼吸だ」
「深呼吸……」
ヨクルは数秒、固まった。
「しました」
「……本当にしたか?」
「ええ」
俺は疑いの目でヨクルを見た。深呼吸どころか、呼吸すらしてないように見えたからだ。
ヨクルは手を差し出して、ランプの杖を渡すように催促する。俺は仕方なく、ヨクルに杖を手渡した。
「ヨクル様!」
フレイヤが叫び、ヨクルに駆け寄った。
「お兄ちゃんを助けて下さい……! お願いします……!」
フレイヤが深く頭を下げた。
ヨクルは強く頷いた。
「フレイさんは僕が必ず助けます」
「良い子で待ってるんだぞ」
俺はフレイヤの頭を撫でると、ヨクルと共に森の中へ入った。
村長の家で談笑をしていると、突然、一人の少女が家の中に飛び込んできた。
彼女の顔には見覚えがあった。先程、ヨクルを『パンプキンヘッド』と言って馬鹿にしていた少年と一緒にいた子だ。
「そんなに慌ててどうした、フレイヤちゃん──」
ホヴズが少女にそう声をかけた。どうやら、彼女はフレイヤという名前らしい。フレイヤはヨクルを見つけると、彼に駆け寄り、腕を掴んだ。
「ヨクル様……! お願い! お兄ちゃんを助けて!」
彼女のただならぬ様子に、部屋の空気が張り詰めた。
「一体何があったんです?」
ヨクルが冷静に、尚且つ優しい声で尋ねた。
フレイヤはひっく、ひっくとしゃくり上げながら言った。
「お兄ちゃんが……森で魔女にさらわれちゃったの!」
「なっ……!?」
俺と村長は目を見開いた。
「お前さん達、森に入ったんか!? 絶対入っちゃいかんと言ったじゃろう!」
「ごめんなさい……!」
フレイヤはぼろぼろと涙を流しながら、何度も謝った。
「何があったのか、詳しく聞かせて頂けますか? フレイヤさん」
フレイヤは鐘塔の下であった鐘撞・ニョルズの娘だ。彼女には双子の兄がおり、名をフレイと言う。
フレイはかぼちゃのおばけ──ヨクルをよく思っていなかった。
「あいつの屋敷に忍び込んで、あいつの本性を暴いてやろう!」
フレイはそう言っていたらしい。フレイヤは嫌だったが、一人でヨクルのいる村に置いていかれる方が怖かった。
ヨクルと俺が村長の家で話している間、大人達の目を盗んで、二人は森に足を踏み入れた。
彼女達は森に入ってすぐ、お菓子で出来た家を見つけたという。当初の目的を忘れ、美味しそうなお菓子を食べていたところ、恐ろしい魔女に捕まってしまった。
兄であるフレイは自ら囮となって、妹を逃した。フレイヤは来た道を急いで戻って、何とか村に戻ることが出来た。
そして、村長家にいたヨクルに助けを求めた。
フレイヤから話を聞いている間、村長の家には騒ぎを聞きつけた村人達が集まってきていた。
父親であるニョルズはフレイヤに寄り添い、背中を撫でながら、彼女の話を根気強く聞いた。
「【甘い罠の魔女】──」
ヨクルがぽつりと呟いた。
「子供好きな異変です。お菓子の家という甘い罠で子供を誘い、捕らえて──食らいます」
「そんな……お兄ちゃん食べられちゃうの……!?」
フレイヤは手で顔を覆って、わあっと泣き出した。
ニョルズが顔を青くして、震え声で言った。
「じゃあ、フレイはもう既に……」
「幸いなことに、甘い罠の魔女は美食家です」
「それの何処が幸いなんすか!」
ニョルズは思わず声を荒げた。
ヨクルは冷静に答えた。
「魔女は下ごしらえに時間をかけるタイプなのですよ」
「つまり……?」
「フレイさんはまだ生きている可能性が高い、ということです」
ヨクルは壁に立てかけてあったランプの杖を手に取った。
「ニョルズさん、鐘塔の鍵を開けて下さい」
「鐘を鳴らすんですか? それなら俺が……」
「勿論、鐘を鳴らすのは貴方の役目です。高所から森を観察し、お菓子の家が今何処にあるのか、見当をつけてから森へ入ります」
フレイヤは目をぱちくりさせた。
「……助けてくれるの?」
「それが僕の役目ですから」
ヨクルはそれが当たり前のことのように言った。
ニョルズは深く頭を下げた。
「……ありがとうございます、ヨクル様。直ぐに鍵を開けます!」
ニョルズはフレイヤを村長に任せ、鐘塔へと向かった。
□
鐘塔の鍵を開き、ニョルズとヨクルと俺は鐘塔の中に入った。内部は螺旋階段のようになっていて、鐘のある最上階に繋がっているようだった。
最上階につくと、ヨクルは森を見下ろした。俺はヨクルの隣に立ち、同じように森を見た。各所に点々と妖霧が発生しているのが見える。
「あの霧は……」
「妖霧です。あの霧の中では今、異変が発生しています」
「森ではこんなに異変が起きてるのか……」
「ほぼ無害な異変です。害のある異変も、森に入らなければ問題ありません」
ヨクルはランプの杖に欄干に立てかけ、目元の穴ぶれないように、かぼちゃの被り物を両手で固定した。
「一軒家を覆う広さの霧。お菓子の家は〝家〟という性質上、移動しないことを考慮すると……」
ぶつぶつと呟きながら、森の端から端までじっくりと観察する。
「……三つほど、お菓子の家が発生してそうな場所を確認しました。ニョルズさん、僕が戻るまで鐘を鳴らし続けて下さい」
「わ、わかりました!」
俺が階段を降りようと踵を返したとき、ヨクルは欄干に立った。
「ヨクル!?」
止める間もなく、ヨクルは地上へ飛び降りた。
俺は慌てて、欄干から身を乗り出し、下を見た。
ヨクルは足をクッションにして着地していた。
突然飛び降りてきたヨクルに、集まった村人達は驚きの声を上げた。
ヨクルは何事もなかったかのように立ち上がると、すたすたと森へと向かっていく。
「待て待て待て!」
俺は置き去りにされたランプの杖を掴むと、慌てて鐘塔の階段を下った。
「ヨクル! 俺も行く!」
「ティリルさんはここにいて下さい」
「一旦、落ち着け! ランプの杖を忘れてるぞ! これがないと、妖霧の中を進めないだろう!」
「……あ」
ヨクルは手に何も持っていないことに気づいたようだ。俺の手から杖を取ろうとするのを、俺はかわした。
「一旦、落ち着け。深呼吸だ」
「深呼吸……」
ヨクルは数秒、固まった。
「しました」
「……本当にしたか?」
「ええ」
俺は疑いの目でヨクルを見た。深呼吸どころか、呼吸すらしてないように見えたからだ。
ヨクルは手を差し出して、ランプの杖を渡すように催促する。俺は仕方なく、ヨクルに杖を手渡した。
「ヨクル様!」
フレイヤが叫び、ヨクルに駆け寄った。
「お兄ちゃんを助けて下さい……! お願いします……!」
フレイヤが深く頭を下げた。
ヨクルは強く頷いた。
「フレイさんは僕が必ず助けます」
「良い子で待ってるんだぞ」
俺はフレイヤの頭を撫でると、ヨクルと共に森の中へ入った。
0
あなたにおすすめの小説
冷遇された没落姫は、風に乗せて真実を詠う ─残り香の檻─
あとりえむ
恋愛
「お前の練る香など、埃と同じだ」
没落した名家の姫・瑠璃は、冷酷な夫・道隆に蔑まれ、極寒の離れに追いやられていた。夫の隣には、贅を尽くした香料を纏う愛人の明子。
しかし道隆は知らなかった。瑠璃が魂を削って練り上げた香は、焚く者の心根を映し出す「真実の鏡」であることを。
瑠璃が最後に残した香の種を、明子が盗み出し、手柄を偽って帝の前で焚き上げた瞬間。美しき夢は、獣の死臭が漂う地獄へと変貌する。
「この香りの主を探せ。これほど澄み切った魂が、この都に在るはずだ」
絶望の淵で放たれた一筋の香りに導かれ、孤独な東宮が泥の中に咲く白蓮を見つけ出す。
嘘と虚飾にまみれた貴族社会を、ひとりの調香師が浄化する、雅やかな逆転劇。
聖女の力は使いたくありません!
三谷朱花
恋愛
目の前に並ぶ、婚約者と、気弱そうに隣に立つ義理の姉の姿に、私はめまいを覚えた。
ここは、私がヒロインの舞台じゃなかったの?
昨日までは、これまでの人生を逆転させて、ヒロインになりあがった自分を自分で褒めていたのに!
どうしてこうなったのか、誰か教えて!
※アルファポリスのみの公開です。
この度娘が結婚する事になりました。女手一つ、なんとか親としての務めを果たし終えたと思っていたら騎士上がりの年下侯爵様に見初められました。
毒島かすみ
恋愛
真実の愛を見つけたと、夫に離婚を突きつけられた主人公エミリアは娘と共に貧しい生活を強いられながらも、自分達の幸せの為に道を切り開き、幸せを掴んでいく物語です。
短編)どうぞ、勝手に滅んでください。
黑野羊
恋愛
二度も捨てられた聖女です。真実の愛を見つけたので、国は救いません。
あらすじ)
大陸中央にあるルオーゴ王国で、国を守る結界を維持してきた聖女ロザリア。
政略のため王太子と婚約していた彼女は、突如『真の聖女』が現れたとして婚約を破棄され、聖女の座を追われてしまう。さらに、代わりに婚姻しろと命じられた聖騎士からも拒絶され、実家にも見捨てられたロザリアは、『最果ての修道院』へと追放された。
けれど彼女はそこで、地位や栄光、贅沢などとはほど遠い、無条件に寄り添ってくれる『真実の愛』と穏やかな日々を手にいれる。
やがて聖女を失った王国は、崩壊へ向かっていき――。
ーーー
※カクヨム、なろうにも掲載しています
はじめまして、私の知らない婚約者様
有木珠乃@『ヒロ弟』コミカライズ配信中
ファンタジー
ミルドレッド・カーマイン公爵令嬢は突然、学園の食堂で話しかけられる。
見覚えのない男性。傍らには豊満な体型の女性がいる。
けれどその女性から発せられた男性の名前には、聞き覚えがあった。
ミルドレッドの婚約者であるブルーノ王子であることを。
けれどミルドレッドの反応は薄い。なぜなら彼女は……。
この世界を乙女ゲームだと知った人々による、悪役令嬢とヒロイン、魔女の入れ替え話です。
悪役令嬢を救いたかったはずなのに、どうしてこんなことに?
※他サイトにも掲載しています。
シナリオ通り追放されて早死にしましたが幸せでした
黒姫
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢に転生しました。神様によると、婚約者の王太子に断罪されて極北の修道院に幽閉され、30歳を前にして死んでしまう設定は変えられないそうです。さて、それでも幸せになるにはどうしたら良いでしょうか?(2/16 完結。カテゴリーを恋愛に変更しました。)
最強転生悪役令嬢は人生を謳歌したい!~今更SSクラスに戻れと言われても『もう遅い!』Cクラスで最強を目指します!~【改稿版】
てんてんどんどん
ファンタジー
ベビーベッドの上からこんにちは。
私はセレスティア・ラル・シャンデール(0歳)。聖王国のお姫様。
私はなぜかRPGの裏ボス令嬢に転生したようです。
何故それを思い出したかというと、ごくごくとミルクを飲んでいるときに、兄(4歳)のアレスが、「僕も飲みたいー!」と哺乳瓶を取り上げてしまい、「何してくれるんじゃワレ!??」と怒った途端――私は闇の女神の力が覚醒しました。
闇の女神の力も、転生した記憶も。
本来なら、愛する家族が目の前で魔族に惨殺され、愛した国民たちが目の前で魔族に食われていく様に泣き崩れ見ながら、魔王に復讐を誓ったその途端目覚める力を、私はミルクを取られた途端に目覚めさせてしまったのです。
とりあえず、0歳は何も出来なくて暇なのでちょっと魔王を倒して来ようと思います。デコピンで。
--これは最強裏ボスに転生した脳筋主人公が最弱クラスで最強を目指す勘違いTueee物語--
※最強裏ボス転生令嬢は友情を謳歌したい!の改稿版です(5万文字から10万文字にふえています)
※27話あたりからが新規です
※作中で主人公最強、たぶん神様も敵わない(でも陰キャ)
※超ご都合主義。深く考えたらきっと負け
※主人公はそこまで考えてないのに周囲が勝手に深読みして有能に祀り上げられる勘違いもの。
※副題が完結した時点で物語は終了します。俺たちの戦いはこれからだ!
※他Webサイトにも投稿しております。
【完結】前代未聞の婚約破棄~なぜあなたが言うの?~【長編】
暖夢 由
恋愛
「サリー・ナシェルカ伯爵令嬢、あなたの婚約は破棄いたします!」
高らかに宣言された婚約破棄の言葉。
ドルマン侯爵主催のガーデンパーティーの庭にその声は響き渡った。
でもその婚約破棄、どうしてあなたが言うのですか?
*********
以前投稿した小説を長編版にリメイクして投稿しております。
内容も少し変わっておりますので、お楽し頂ければ嬉しいです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる