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:メイド、期待する:
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部屋に直行するのかとおもいきや、螺旋階段の踊り場で下ろされた。
階段を登り切ればすぐ目の前に社長の私室、という微妙な位置であるが、逃走のチャンスである。
「今よ!」
「おっと逃がすか!」
彩葉が逃げようと身を翻すよりはやく、あろうことか彩葉の片足が大きく持ち上げられた。
「や、やだ、うそっ……」
「へっ……」
するすると捲れていくスカートが彩葉の目にはスローモーションで映った。
そして、辰之進は彩葉をがっちりと抱きしめ、秘所をぱっくりと左右に割り広げた。
「ひ、えっ……」
ひんやりとした空気に触れ、そこが剥き出しであることを嫌でも実感してしまう。同時に、じんじんと、下腹部が疼く。
スカートの下は、何も履いていないのだ。彩葉の顔が真っ赤になった。階段を使う来た人がいたら秘所が丸見えである。ことに、登ろうとする人に見せつけるような格好なので、誰かが来たら恥ずかしくて気絶してしまうだろう。
「やだ、やめ、誰かきたらっ……」
「大人しくしていれば、すぐにすむぞ。しかしお前が少しでも騒げば、誰かが来る」
「こ、この、ば、ばかっ!」
「なんとでも言え」
彩葉は、玩具の振動にあわせて淫らな声が洩れそうになる己の唇を両手で必死に塞いだ。
「やだ、だめ、ぁ、それやだっ……とめてぇ……」
有能な男というのはどこまでも有能であるらしく、彼は彩葉の弱いところや恥ずかしい格好などをあっという間に学習してしまった。
たとえば、蜜壺に何かを挿入した状態でぷっくりと立ち上がった肉粒を弾くとそれだけで強く締まる。
「いい反応だな」
「くっ……」
「仕込み甲斐がある」
「変態……」
その締まった状態でさらに肉粒や胸の突起を刺激すればいい声で鳴き、身を捩って喜ぶことを、目の前の変態男は熟知しているらしい。
「ここだろう?」
「ひゃあ、あ、んっ、だめっ」
絶え間ない振動が下腹部を細かく揺らし官能の波となって駆け巡る。
「んも、おもちゃ、やめ、へん、たいっ……」
「お前が嫌なのは、このオモチャを使うことではないだろう?」
「……え……」
「誰か来るかもしれない状況が嫌なわけでもない」
どちらも嫌なんですけど、と、彩葉は喘ぎながら目の前の美形を睨みつける。と、辰之進が眉毛をぎゅっと寄せて嬲る手を止めた。
「こら、メイド。本物のSの俺を甘く見るなよ」
「はい?」
「いいか、俺は相手が嫌がることをして喜ぶような趣味はない。虐められて快感を得るタイプの人間をみつけて、徹底的に攻めて気持ちよくさせるのが俺の使命だ」
彩葉の目が点になった。一体何を語り始めるのか、この男は。
「あたし……虐められて快感を得るタイプじゃありませんから!」
今度は辰之進の目が点になった。
「お前……本当にそう思っているのか?」
「当然です。どちらかというと、自分は攻めるほうですね。とくに住良木辰之進を跪かせることが出来たなら……」
ふうぅん、と、辰之進の目が意地悪く光った。高くあげていた彩葉の足を下ろす。
「こう、でいいのかな? メイド?」
「え!?」
辰之進が、毛並みの良い赤い絨毯に片膝をついている。その姿はまるで、最愛の姫君にプロポーズする騎士のようであり、彩葉は思わず見とれてしまう。
「膝をついたら……することは」
スカートがいきなり捲りあげられた。捲ったスカートを、彩葉に持たせる。
「持て」
「――うー……」
「しっかりあげて。下ろすなよ」
「は、はい……」
足を開いて、と辰之進が囁く。大人しく指示に従うと、辰之進がいきなり下腹部へ顔を寄せてきた。どくん、と彩葉の心臓が跳ねた。期待と困惑、どちらが勝るだろうか。
「な、なにをっ……」
「決まってるだろう? 舐めるんだよ。お前もそれを期待してるくせに――」
ひっ、と思わず息を呑んだ。しかし言い当てられて、恥ずかしい、と、彩葉の首から上が真っ赤になる。
「……ぞくぞくするんだろう? 蜜が溢れてきた」
「ちが……」
「正直に言わないと刺激を止めるぞ」
「ひ……」
にやり、と、獰猛な獣が笑った。次の瞬間、あああ、と、彩葉は声にならない悲鳴を上げた。
信じられない。
辰之進が、己の秘部を舐めている。じゅるじゅると淫らな音をさせて。
尖らせた舌が、あちこち這いまわり嬲り、それらが彩葉の感覚すべて官能一色で染めてしまう。
それでも期待した快感を与えられ、彩葉の思考はどんどん蕩けていく。自分の意思ではどうにもならない。
「あ、あああ……も、だめ、それ……」
「違うだろう? 気持ちいい、だろう? 言ってみろ」
とろん、とした思考と表情で、彩葉は促されるままに淫らな言葉を口にした。
「気持ちい、ですぅ……ごしゅじ、ん、さま……」
階段を登り切ればすぐ目の前に社長の私室、という微妙な位置であるが、逃走のチャンスである。
「今よ!」
「おっと逃がすか!」
彩葉が逃げようと身を翻すよりはやく、あろうことか彩葉の片足が大きく持ち上げられた。
「や、やだ、うそっ……」
「へっ……」
するすると捲れていくスカートが彩葉の目にはスローモーションで映った。
そして、辰之進は彩葉をがっちりと抱きしめ、秘所をぱっくりと左右に割り広げた。
「ひ、えっ……」
ひんやりとした空気に触れ、そこが剥き出しであることを嫌でも実感してしまう。同時に、じんじんと、下腹部が疼く。
スカートの下は、何も履いていないのだ。彩葉の顔が真っ赤になった。階段を使う来た人がいたら秘所が丸見えである。ことに、登ろうとする人に見せつけるような格好なので、誰かが来たら恥ずかしくて気絶してしまうだろう。
「やだ、やめ、誰かきたらっ……」
「大人しくしていれば、すぐにすむぞ。しかしお前が少しでも騒げば、誰かが来る」
「こ、この、ば、ばかっ!」
「なんとでも言え」
彩葉は、玩具の振動にあわせて淫らな声が洩れそうになる己の唇を両手で必死に塞いだ。
「やだ、だめ、ぁ、それやだっ……とめてぇ……」
有能な男というのはどこまでも有能であるらしく、彼は彩葉の弱いところや恥ずかしい格好などをあっという間に学習してしまった。
たとえば、蜜壺に何かを挿入した状態でぷっくりと立ち上がった肉粒を弾くとそれだけで強く締まる。
「いい反応だな」
「くっ……」
「仕込み甲斐がある」
「変態……」
その締まった状態でさらに肉粒や胸の突起を刺激すればいい声で鳴き、身を捩って喜ぶことを、目の前の変態男は熟知しているらしい。
「ここだろう?」
「ひゃあ、あ、んっ、だめっ」
絶え間ない振動が下腹部を細かく揺らし官能の波となって駆け巡る。
「んも、おもちゃ、やめ、へん、たいっ……」
「お前が嫌なのは、このオモチャを使うことではないだろう?」
「……え……」
「誰か来るかもしれない状況が嫌なわけでもない」
どちらも嫌なんですけど、と、彩葉は喘ぎながら目の前の美形を睨みつける。と、辰之進が眉毛をぎゅっと寄せて嬲る手を止めた。
「こら、メイド。本物のSの俺を甘く見るなよ」
「はい?」
「いいか、俺は相手が嫌がることをして喜ぶような趣味はない。虐められて快感を得るタイプの人間をみつけて、徹底的に攻めて気持ちよくさせるのが俺の使命だ」
彩葉の目が点になった。一体何を語り始めるのか、この男は。
「あたし……虐められて快感を得るタイプじゃありませんから!」
今度は辰之進の目が点になった。
「お前……本当にそう思っているのか?」
「当然です。どちらかというと、自分は攻めるほうですね。とくに住良木辰之進を跪かせることが出来たなら……」
ふうぅん、と、辰之進の目が意地悪く光った。高くあげていた彩葉の足を下ろす。
「こう、でいいのかな? メイド?」
「え!?」
辰之進が、毛並みの良い赤い絨毯に片膝をついている。その姿はまるで、最愛の姫君にプロポーズする騎士のようであり、彩葉は思わず見とれてしまう。
「膝をついたら……することは」
スカートがいきなり捲りあげられた。捲ったスカートを、彩葉に持たせる。
「持て」
「――うー……」
「しっかりあげて。下ろすなよ」
「は、はい……」
足を開いて、と辰之進が囁く。大人しく指示に従うと、辰之進がいきなり下腹部へ顔を寄せてきた。どくん、と彩葉の心臓が跳ねた。期待と困惑、どちらが勝るだろうか。
「な、なにをっ……」
「決まってるだろう? 舐めるんだよ。お前もそれを期待してるくせに――」
ひっ、と思わず息を呑んだ。しかし言い当てられて、恥ずかしい、と、彩葉の首から上が真っ赤になる。
「……ぞくぞくするんだろう? 蜜が溢れてきた」
「ちが……」
「正直に言わないと刺激を止めるぞ」
「ひ……」
にやり、と、獰猛な獣が笑った。次の瞬間、あああ、と、彩葉は声にならない悲鳴を上げた。
信じられない。
辰之進が、己の秘部を舐めている。じゅるじゅると淫らな音をさせて。
尖らせた舌が、あちこち這いまわり嬲り、それらが彩葉の感覚すべて官能一色で染めてしまう。
それでも期待した快感を与えられ、彩葉の思考はどんどん蕩けていく。自分の意思ではどうにもならない。
「あ、あああ……も、だめ、それ……」
「違うだろう? 気持ちいい、だろう? 言ってみろ」
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「気持ちい、ですぅ……ごしゅじ、ん、さま……」
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