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閑話2
神獣様と一緒にダンジョン攻略! 2
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コハツの教会に着くと、コハツの教会に所属する司教様だけではなく、カザナラの司教様も出迎えてくれた。カザナラは僕たちの別荘のある街なので、教会の司教様とも顔見知りだ。
「ヴィゾーヴニル様、マーナガルム様、ようこそおいでくださいました。ユウさん、アレックス様、ありがとうございます」
「なんだか大事になってしまって、すみません」
「いえいえ、皆様のご協力に感謝いたします。さっそくギルドで収納をお願いします」
リネが飛んできたことはすぐにでも知れ渡るので、その前にギルドの移動しようと、馬車へと案内された。
聞くと、近いうちに神獣様が来ると街中噂になっているそうで、実際に教会に降り立つリネを見た今、リネを一目見ようと人が集まってくる可能性があるそうだ。僕たちに何かされることはないだろうけど、人が集まると事故も起きやすくなるので、避けたほうがいい。
「噂ですか?」
「ええ。その、ギルドが少し……」
司教様が言葉を濁しているのが気になるけど、もしギルドがリネの力を当てにするようなことをしているなら、今からギルドへ案内するはずもない。司教様たちの表情を見ていても、ギルドに特に悪い印象は持っていなさそうなので、不思議だなと思いながら馬車に乗り込んだ。ギルドに着けば何か分かるだろう。
移動中は窓を閉めたままにしてほしいと言われたので、街中の様子を見ることもできないまま、すぐにギルドに到着した。ギルドの倉庫にはすでにたくさんの野菜が集まっているそうなので、倉庫へと向かうためにギルドに入ると、人の少ないはずのお昼なのにたくさんの冒険者がいた。野菜を入れた籠を抱えている人が多い。
冒険者の一人がブランに気づいて、「氷花? ということは神獣様?」と呟いたのを聞いた周りの冒険者たちの視線がこちらに向く。
「おおー!」
「神獣様ー!」
「本当に来た!」
なぜかギルド内の冒険者たちから拍手で迎えられている。あ、カウンターの中のギルド職員も立ち上がって拍手したり、リネに向かって手を振ったりと、お祭り騒ぎだ。
「アル、これって普通?」
「違うな。初めてだ」
戸惑う僕たちとは対照的に、盛大な出迎えを受けたリネはご満悦だ。アルの肩で翼を広げて、拍手に応えている。
『(あの貼り紙だな)』
「貼り紙?」
冷静な言葉にブランの視線を追って壁を見ると、野菜の絵が描かれた大きなポスターが貼られていた。
――――――――
カンライの水害で、孤児院の食料が足りない
野菜ダンジョンの野菜を寄付しよう
たくさん集めれば、神獣様がこの街に現れるかも?!
一緒にダンジョン攻略も夢じゃない!
――――――――
僕は思わず口をポカンと開けてしまったけど、アルも苦笑いしている。司教様たちが言葉を濁したギルドのやらかしは、これか。
嘘は言ってない。野菜の回収にリネがこの街に来ることは決まっていたし、「リネと」一緒にダンジョン攻略とは言っていない。アウトかセーフかで言えばセーフだ。多分、ギリギリ。
「なんというか、たくましいな」
「そうだね」
それ以外に言葉がない。これは、司教様たちも苦笑いするしかないだろう。リネの名前を勝手に使うのが不敬だと言えなくもないけど、教会もそれで野菜が集まるならと黙認しているそうだ。実際、多くの冒険者が野菜ダンジョンに行って、ドロップ品の野菜を寄付しているから、ギルドの作戦としては大成功だろう。
その「リネと一緒にダンジョン攻略」の威力を、僕は倉庫で突き付けられることになった。
ギルド職員に案内されて向かった倉庫には、所狭しと野菜が積み上げられている。並べられている、とかではなく、積み上げられているのだ。その中で作業している冒険者の中には、兵士も交ざっている。大きな声で指示を飛ばしているのは、ここのギルドマスターらしいが、あのポスターを貼りだしたのも納得できる、いかにも冒険者上がりという感じの肝が据わってそうな人だ。
「野菜が集まりすぎたので、領兵の手も借りているのです。あそこで作業しているのは、この領の領主です」
「そうなんですか……」
まさかの領主様まで現場に駆り出されるようなことになっているとは。領主様は紙を見ながら仕分けの指示をしている。
リネが来ても挨拶不要だと伝えてあるそうで、倉庫内の冒険者や兵士たちは、こちらに気づくと頭を下げてから、また作業に戻った。次々に持ち込まれる野菜を、種類別に分けて箱に詰めている。領主様も他の兵士たちと同じように頭を下げただけで、こちらに近寄ってくる様子もなく、領主と聞いて思わず入った力が抜けた。
「下層でドロップした野菜は、神獣様に献上いたします。この箱になります」
『野菜ばっかり?』
「はい。野菜ダンジョンの野菜は、下層に行くほど美味しくなります。お口に合うといいのですが」
『野菜はあんまり好きじゃないなあ』
野菜ダンジョンは、ドロップ品拾いで腰が痛くなって大変だったけど、ドロップ品で作ってもらったパンプキンパイがお美味しかった。思い出すと、口の中に甘い記憶が広がって、お腹が空きそうだ。
「リネ、最下層のカボチャは、パンプキンパイにしてもらって食べたけど、甘くて美味しかったよ」
『食べてみたい。それある?』
「申し訳ございません。ここにはございませんので、後ほど献上いたします」
『アル、取りに行こう!』
フォローするつもりだった僕の発言で、リネがダンジョンに行く気になってしまった。リネは待ちきれないのか倉庫内を飛び回っているし、倉庫内で作業しながらもこちらの会話に聞き耳を立てていた兵士たちもリネのダンジョン行きに小さな歓声をあげて歓迎する雰囲気になっているし、行くしかない状況にアルがため息をついた。ごめんなさい。
「ユウ、ブランと教会で待っていてくれ。司教様、ユウをお願いします」
「畏まりました」
バツが悪そうな顔をしている僕の頭に、アルがチュッとキスをしてから、リネと一緒に倉庫を出ていった。
図らずも、「神獣様と一緒にダンジョン攻略」が本当のことになってしまった。僕が本当にしてしまった。
「ヴィゾーヴニル様、マーナガルム様、ようこそおいでくださいました。ユウさん、アレックス様、ありがとうございます」
「なんだか大事になってしまって、すみません」
「いえいえ、皆様のご協力に感謝いたします。さっそくギルドで収納をお願いします」
リネが飛んできたことはすぐにでも知れ渡るので、その前にギルドの移動しようと、馬車へと案内された。
聞くと、近いうちに神獣様が来ると街中噂になっているそうで、実際に教会に降り立つリネを見た今、リネを一目見ようと人が集まってくる可能性があるそうだ。僕たちに何かされることはないだろうけど、人が集まると事故も起きやすくなるので、避けたほうがいい。
「噂ですか?」
「ええ。その、ギルドが少し……」
司教様が言葉を濁しているのが気になるけど、もしギルドがリネの力を当てにするようなことをしているなら、今からギルドへ案内するはずもない。司教様たちの表情を見ていても、ギルドに特に悪い印象は持っていなさそうなので、不思議だなと思いながら馬車に乗り込んだ。ギルドに着けば何か分かるだろう。
移動中は窓を閉めたままにしてほしいと言われたので、街中の様子を見ることもできないまま、すぐにギルドに到着した。ギルドの倉庫にはすでにたくさんの野菜が集まっているそうなので、倉庫へと向かうためにギルドに入ると、人の少ないはずのお昼なのにたくさんの冒険者がいた。野菜を入れた籠を抱えている人が多い。
冒険者の一人がブランに気づいて、「氷花? ということは神獣様?」と呟いたのを聞いた周りの冒険者たちの視線がこちらに向く。
「おおー!」
「神獣様ー!」
「本当に来た!」
なぜかギルド内の冒険者たちから拍手で迎えられている。あ、カウンターの中のギルド職員も立ち上がって拍手したり、リネに向かって手を振ったりと、お祭り騒ぎだ。
「アル、これって普通?」
「違うな。初めてだ」
戸惑う僕たちとは対照的に、盛大な出迎えを受けたリネはご満悦だ。アルの肩で翼を広げて、拍手に応えている。
『(あの貼り紙だな)』
「貼り紙?」
冷静な言葉にブランの視線を追って壁を見ると、野菜の絵が描かれた大きなポスターが貼られていた。
――――――――
カンライの水害で、孤児院の食料が足りない
野菜ダンジョンの野菜を寄付しよう
たくさん集めれば、神獣様がこの街に現れるかも?!
一緒にダンジョン攻略も夢じゃない!
――――――――
僕は思わず口をポカンと開けてしまったけど、アルも苦笑いしている。司教様たちが言葉を濁したギルドのやらかしは、これか。
嘘は言ってない。野菜の回収にリネがこの街に来ることは決まっていたし、「リネと」一緒にダンジョン攻略とは言っていない。アウトかセーフかで言えばセーフだ。多分、ギリギリ。
「なんというか、たくましいな」
「そうだね」
それ以外に言葉がない。これは、司教様たちも苦笑いするしかないだろう。リネの名前を勝手に使うのが不敬だと言えなくもないけど、教会もそれで野菜が集まるならと黙認しているそうだ。実際、多くの冒険者が野菜ダンジョンに行って、ドロップ品の野菜を寄付しているから、ギルドの作戦としては大成功だろう。
その「リネと一緒にダンジョン攻略」の威力を、僕は倉庫で突き付けられることになった。
ギルド職員に案内されて向かった倉庫には、所狭しと野菜が積み上げられている。並べられている、とかではなく、積み上げられているのだ。その中で作業している冒険者の中には、兵士も交ざっている。大きな声で指示を飛ばしているのは、ここのギルドマスターらしいが、あのポスターを貼りだしたのも納得できる、いかにも冒険者上がりという感じの肝が据わってそうな人だ。
「野菜が集まりすぎたので、領兵の手も借りているのです。あそこで作業しているのは、この領の領主です」
「そうなんですか……」
まさかの領主様まで現場に駆り出されるようなことになっているとは。領主様は紙を見ながら仕分けの指示をしている。
リネが来ても挨拶不要だと伝えてあるそうで、倉庫内の冒険者や兵士たちは、こちらに気づくと頭を下げてから、また作業に戻った。次々に持ち込まれる野菜を、種類別に分けて箱に詰めている。領主様も他の兵士たちと同じように頭を下げただけで、こちらに近寄ってくる様子もなく、領主と聞いて思わず入った力が抜けた。
「下層でドロップした野菜は、神獣様に献上いたします。この箱になります」
『野菜ばっかり?』
「はい。野菜ダンジョンの野菜は、下層に行くほど美味しくなります。お口に合うといいのですが」
『野菜はあんまり好きじゃないなあ』
野菜ダンジョンは、ドロップ品拾いで腰が痛くなって大変だったけど、ドロップ品で作ってもらったパンプキンパイがお美味しかった。思い出すと、口の中に甘い記憶が広がって、お腹が空きそうだ。
「リネ、最下層のカボチャは、パンプキンパイにしてもらって食べたけど、甘くて美味しかったよ」
『食べてみたい。それある?』
「申し訳ございません。ここにはございませんので、後ほど献上いたします」
『アル、取りに行こう!』
フォローするつもりだった僕の発言で、リネがダンジョンに行く気になってしまった。リネは待ちきれないのか倉庫内を飛び回っているし、倉庫内で作業しながらもこちらの会話に聞き耳を立てていた兵士たちもリネのダンジョン行きに小さな歓声をあげて歓迎する雰囲気になっているし、行くしかない状況にアルがため息をついた。ごめんなさい。
「ユウ、ブランと教会で待っていてくれ。司教様、ユウをお願いします」
「畏まりました」
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