魔法使いリリィの冒険

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第4部:真実の追求

第11章:闇の城塞

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夜明け前、リリィたちは闇の王の城へと向かった。巨大な黒い城塞は、周囲の地形を完全に支配し、不吉な影を落としていた。

「よし、計画通りに行動するぞ」アーサーが低い声で言った。「シャドウ、お前が先導だ」

シャドウは無言で頷き、影のように静かに前進し始めた。リリィたちは彼の後を慎重に追った。

城の外壁に到達すると、シャドウは驚くべき身軽さで壁を登り始めた。そして、ロープを降ろして他のメンバーを引き上げた。

「すごい...」リリィは思わずつぶやいた。

城内に潜入した一行は、薄暗い廊下を進んでいった。しかし、彼らの前に立ちはだかったのは、予想外の障害だった。

「くそっ、魔法の結界か!」ミランダが唸った。

彼らの前には、目に見えない壁が立ちはだかっていた。ミランダが様々な呪文を試みたが、結界は微動だにしない。

「どうすりゃいいんだ?」ドワーフが焦りを隠せない様子で言った。

その時、リリィが一歩前に出た。「私に...やらせて」

彼女は深呼吸をし、両手を結界に向けて伸ばした。リリィは目を閉じ、自分の中に眠る力を呼び覚ました。

徐々に、彼女の手から柔らかな光が放たれ始めた。その光は結界に触れ、まるで氷が溶けるように、結界が消えていった。

「やった!」リアナが小声で歓声を上げた。

しかし、その喜びもつかの間。突如、警報が鳴り響いた。

「しまった、バレたか!」アーサーが剣を抜いた。

廊下の両端から、闇の兵士たちが押し寄せてきた。

「みんな、背中合わせで円陣を組むんだ!」アーサーの号令で、一行は素早く陣形を作った。

戦いが始まった。アーサーの剣さばき、リアナの正確無比な矢、ドワーフの力強い斧さばき、シャドウの素早い動き、ミランダの魔法。そして中心にいるリリィは、仲間たちを守るように光の障壁を展開した。

しかし、敵の数があまりにも多い。次第に、一行は押されていった。

「くっ...このままじゃ」アーサーが歯を食いしばった。

その時だった。リリィの中で、何かが大きく変化した。彼女の体から、まばゆい光が放たれ始めた。

「リリィ?」ミランダが驚いた声を上げた。

リリィの目が開いた。その瞳は、まるで星空のように輝いていた。

「星の力...感じる」彼女の声は、どこか遠くから響いてくるようだった。

突如、リリィの周りに星々が現れた。それは幻想的で美しい光景だった。そして次の瞬間、その星々が弾丸のように敵兵たちに向かって飛んでいった。

敵兵たちは次々と倒れていく。しかし、彼らは消滅するのではなく、ただ眠りについたかのように静かに横たわっていた。

数分後、廊下には立っている敵兵は一人もいなかった。

リリィの体から光が消え、彼女はその場にへたり込んだ。

「リリィ!」アーサーが彼女を支えた。

「大丈夫...ちょっと疲れただけ」リリィは弱々しく笑った。

ミランダが感嘆の声を上げた。「まさか...星々を操る力まで。リリィ、あなたの中に眠る力は、私たちの想像を遥かに超えているわ」

シャドウが静かに言った。「敵を殺さずに無力化するとは...さすがだな」

リリィは少し赤面した。「私...誰も傷つけたくなかったの」

アーサーが彼女の肩を優しく叩いた。「お前らしいな。さあ、少し休んだら先に進もう。闇の王はもう近いはずだ」

リリィは頷いた。彼女は自分の中に眠る力の大きさに戸惑いつつも、それを正しく使う決意を新たにした。

一行は短い休憩の後、さらに城の奥へと進んでいった。彼らの前には、巨大な扉が立ちはだかっていた。その向こうに、闇の王の姿があるはずだ。

リリィは深呼吸をした。(ここまで来た。もう後には引けない)

アーサーが皆を見回した。「準備はいいか?」

全員が頷いた。

「よし」アーサーは剣を構えた。「行くぞ!」

扉が開かれ、一行は中に踏み入れた。そこには...
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