『天使』にも『悪魔』の顔がある

双葉 陽菜

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ターゲット第2弾!

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雛はスマホのは録音アプリを起動させて画面を真っ暗にし、試着室のカーテンの下に滑り込ませた。
そして彼女が出てきたと同時に片足で靴紐を解き結びながらスマホを回収した。

これは家で唯一に音を綺麗にしてもらってから聞こ。

雛「あれれー?
木藤さん!悠と喋りたかったんじゃないの?
こっちおいで!」

雛がおいでおいでをすると木藤花苗はトコトコときて悠の隣に着いた。
雛は翔と話すフリをして会話を聞いていた。

そこは素直に来るんだwww

花苗「あ、あのっ…悠くんは、どんな女性が好き?」

そんなこと聞いちゃって…どーせまた同じ答えだろうけど…

悠「えー?そーだな…
亜衣みたいにしっかりしてるけどなんか抜けてるほっとけない子もいいけどヒナみたいな運動好きで、無邪気ででもなんか目を離せないような子も守ってあげたくなる感じがしていいと思うな。
わかりやすく例えたらだけどね」

雛と翔は顔を見合わせて少しびっくりした。

悠どうしたんだろう。いつもなら「亜衣とかヒナみたいにしつこくなくて一緒にいて楽しい人」と纏めるのに…

花苗「じゃ、じゃあ好きな食べ物は?」

めげずに質問する木藤さんときたらほんっとに不細工で、翔とニヤニヤしながら傾聴すると…

悠「んーとね、ヒナの作るシュークリームかな?ヒナ実際お菓子作り苦手なんだけど唯一作れるのがシュークリームでさ、ヒナ自信甘過ぎのがダメだし肌荒れやすいからホイップクリームじゃなくてカスタード入れるんだよね。それが好きかな~」

見なくても感覚でわかった。
悠が1度こっちをちらっと見てニヤッと笑ったのを…

翔「お前ほんっと甘過ぎのやつダメだもんな。
板チョコ完食どころか1/3も食えねぇだろ?
ま、俺もお前の作るシュークリーム好きだけど」

翔が耳元で囁く。

くっそ…かっこいいこと2人揃って私の目の前でしやがって…後で覚えてろ…

そう。雛はお菓子作りだけは大の苦手だがシュークリームだけは母親と何度か父親と悠たちに作ったことがあるため作れるようになっていたのだ。
てか、肌荒れやすいって何?
ニキビ出来やすいことサラッと言うなよ、アホちん!

雛は悠の手背をぎゅっとつまみにこっと笑って口パクで言った。

雛【だ・れ・が・ニ・キ・ビ・で・き・や・す・い・っ・て?】

悠は一瞬やばというような顔をして「何でもします」と雛に耳打ちしてからまたいつものクールな表情に戻った。

自分に笑いかけてくれる悠に優越感を感じる木藤さん。ふふっ…あなたのそのうざい顔体育祭で目一杯歪ませてあげるね。


帰り際、木藤さんは少し物足りなさそうな顔をする。

はっ…そうなのは可愛い子がするから効果あるのに…あなたみたいなブスがやって悠がときめくとでも思ってるのかな?

木藤さんは悠の服の裾をキュッと掴む。
この行動にはさすがの私も驚いた。悠の驚いた顔で木藤さんを見る。亜衣、和音、翔、朔なんかは笑をこらえてる。

花苗「今日…は…」

顔を赤くしながら途切れ途切れに言う木藤さんはほんっとに不細工で…
ここはちょっと和音に助け舟を借りるか…

雛「ね、和音。今日和音ん家泊まれない?無理ならいいんだけど…」

和音「ん?あぁ、全然いーよ。
多分姉貴喜ぶと思う」

雛「やったっ!
ねー今日みんなで和音ん家泊まるんだけど来る?」

雛がわざと聞こえるように言うと木藤さんと一緒に来てた2人はブンブンと首を振って断った。遠慮しますとでも言うかのように…
だけど木藤さんは悠をちらっと見た後に

花苗「ま、私も行った方が…いこっかな」

こいつどこまで図々しいんだよ…

それから雛、悠、翔、朔、亜衣、木藤さんの6人は和音の家に泊まることになった。
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