『天使』にも『悪魔』の顔がある

双葉 陽菜

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ターゲット第3段!

夏休み→新学期

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それから私達は夏休みはほぼ毎日会っていた。
ただ和音のお家はお金持ちでそれなりにでかいため結構いろんな人が知っていた。

古城寺先輩もその一人で、いつものように和音の家の前で待ち伏せしていたのだ。

和音「なんっで夏休みなのにあいつの顔毎日見なきゃいけないんだよっ!!💢」

3、4週間程続き、和音のイライラが限界になったため、和音のパパの別荘に行くことになったので残りの時間はかなり有意義なものとなった。


そして始まった始業式。
当然平和に始まるわけがない。

麗羅「和音くーん!夏休みどこ行ってたのぉ?
麗羅寂しかったんだからぁ~」

校門の入口で古城寺先輩達に待ち伏せされていた。
和音はというと連日のイライラで目つきが悪くなっていた。

雛は和音の袖をきゅっと掴んでクイクイっと引っ張って言った。

雛「和音っ、和音っ!
先生に朝イチでクレーハウスに来いって言われてたじゃん!いこっ!
ごめんなさい、私達行かなきゃいけないので…」

そう言いながら頭を下げると舌打ちをされた。

和音「ヒナ、いこ…」

雛「うん…」

これ以上和音のことイラつかせないでほしいな…
和音ここまで表出してるのに気づかないなんて…あの人達バカなのかな?

雛「和音っ…あの…そんな怒んないで?
和音がそんなに怒ってたら私…つらい…」

和音「あ、ごめんごめん。
俺そんな怖い顔してた?」

雛「うん…怖かった…」

そう言って和音の袖をきゅっと掴んでいうと和音は優しい顔になって…

和音「ごめんな。
大丈夫だから、心配すんなよ?」

雛「うん!」

和音とお喋りしながら教室に向かう。第一門をくぐってすぐ呼び止められたのにクレーハウスに来いと言われたなんて真っ赤な嘘に決まってる。
そんなことにも気づかないなんてほんっとバカ。

この白藤学院は日本トップレベルの学院だ。
悠はダントツ頭がいいし、私も悠の唯一のライバルと言われるくらいの学力はある。
そもそも私たちはここの小等部からいるし、私は小等部時代に飛び級しまくったから、頭がいいのは当然のこと。翔と朔も一見バカそうに見えるがこれでもテストでは毎回30位以内には入ってる。
亜衣はダメ元で受験したらたまたま受かったらしい。

そんな中ときたまいる根本のバカは金の力で入ってきたやつら。
各学年の9組、10組がいい例かな?

それはさておき、和音と早く学校に来たのは、古城寺先輩のことについて聞き回ろうと思ったからだ。
2年生だし、関わりのあまりない私達には潰すには情報が少なすぎる。朔の情報網を貶すわけではないがなにかあともう少し……なのに、彼女達が待ち伏せしてるなんて予想外、誤算だった。

雛はため息をつきながら席に着く。

和音「まぁ、始まったばっかだし、今からじゃん」

雛「そだね」

その時いきなり校門のあたりがざわざわしているのが見えた。それと同時に雛のスマホのバイブがなる。

和音「なにかあったのか?」

ーーーーーーーーーーーーーーーー


あいつが来てるよ。
田隈の彼女。

ヒナが会いたいならおいで
俺たちはヒナのそばにいるから
安心していいよ
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーー


わかった。
今から和音とそっちに行く
ーーーーーーーーーーーーーーーー

雛「和音、いこう!」

和音「おう!」

タタタ…

雛「悠!…と、絵理…?」

絵理「あ!ヒナじゃん!」

雛「絵理…なんで…」

絵理「んーと、昴に会いに…みたいな?」

和音「(小声)悠…こいつ誰?」

悠「(小声)田隈の彼女。
前にヒナから距離置くために田隈が告った相手がこいつだよ」

和音「そーゆーことね…」

田隈「あれ?双葉なにしてんの?
榛名と犬飼、水篠までいんじゃん…って…絵理?」

絵理「きゃーーーっ!昴ぅ~!」

田隈「なんでお前ここにいるわけ?
学校は?」

絵理「そんなの休んだに決まってんじゃん!」

田隈「ばっかじゃねぇの?」

絵理「す、昴?」

田隈「ここにはくるな。
今すぐ帰れ」

絵理「なんで?」

田隈「迷惑なんだよ。
双葉もいるし…」

雛「なんであなたがここにいるのかさっぱり不明だけど、今すぐ帰んないと不法侵入者扱いされるよ。
私ら授業始まるから戻るね」



悠「意外と冷静に対応できたな」

雛「古城寺先輩に比べれば絵理なんてかわいいもんだよ。古城寺先輩達の方がもっとひどい」

翔「和音やばかったもんな」

朔「眼がもうイかれてた…」

和音「あんなイライラ限界に達したの初めてだわ…」
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