最弱属性魔剣士の雷鳴轟く

愛鶴ソウ

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最終章 戦争編

197話 優しさを超える勝利

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至天破邪剣征流してんはじゃけんせいりゅう 薙払の型 『大凪』〉


 レオの横薙ぎの一閃をドルクは腕を立てて防御する。レオの一撃ですらも防ぎ切れる硬度だが、流石に衝撃を殺せずにドルクは地面を削りながら若干後退する。
 ドルクとレオの剣の腕は、レオに軍配が上がる。しかし、ドルクの異能『剣化討刀』は全身を武器として用いれる為、二刀流、四刀流と数を増やす事による優位性という点でドルクにも勝機はある。しかし、それでは埋めきれない実力差がレオとドルクの間にはあった。


「強力な剣技だ。このまま調子を上げられればいずれ砕けるか……」


 一旦距離を取る事でドルクは対策を練る。
 ドルクの唯一の技である〈百花繚乱〉は、手足を用いた高速乱舞の剣技である。普通の剣士が二本の剣を持って、乱舞を行ったとしても、人間の腕の可動域が分かれば必然的に全ての太刀筋を見切ることが出来る。しかし、足も用いた踊りにも近い動きは、相手を剣士だと認識すればするほど、その固定観念に縛られて相手の動きを読めなくなってしまう。どんな敵が相手でもドルクが勝利を収めてこれた理由でもある。
 しかし、レオの動体視力をもってすれば一度見た攻撃を見切れない道理はない。事実として初見だったにも関わらず、レオはナイアリスと自分を守り切って見せている。もう一度出した所で見切られるのは分かりきっており、更には反撃を食らう危険性まである。


「やっぱり、大したことないな。お前は」


 レオは若干がっかりしたように言い切る。
 ドルクの肉体の硬度はレオの斬撃に耐えられず、最速の乱舞は見切られる。つまり、この勝負は既に勝敗を決していると言っても過言ではない。もしもドルクにレオを打ち破る手段が無いとすれば、だが。


「本当にそうか、試してみよう」


 ドルクは手を剣に変え、一気に肉薄する。片足を剣に変え、もう片方の足で地面を蹴る事で推進力を生み、レオの動きに一瞬勝る速度でレオを切り裂く。だが、レオの防御速度も負けておらず、同時に打ち合う形で両者が後退。すぐさま接近と反発を繰り返す。一度の攻防でも激しく銀光月華と肉体を二度三度とぶつけあい、速度の上では互角と言える。更に高速の衝突故にレオは技を出す間が無く、ドルクの肉体を斬れずにいる。


「技を封じれば互角か……これほどまでの強者に出会えるとは嬉しい限りだ」


 ドルクはレオの突破法を脳内で何度も模索する。
 そして、それと同時にナイアリスも思考を巡らせていた。この攻防で、レオは負ける事が無い。しかし、勝てる保証もない。いずれはどちらかの体力が尽きてしまう。そうなる前にレオが勝てるように自分が有効に動かねばならない。最悪自分が倒れたとしても、レオの力はまだ戦争において必要になるはずだ。


「ハァッ!」


 レオとドルクが何度目かの衝突を行い、そしてすぐさま離れる。


「私を忘れんじゃねェぞ!!」


 再び両者が踏み込むと同時にナイアリスが二人の間に割って入る。三日月刀を交差させて構え、突撃してくるドルクと衝突する。
 しかし、ドルクは全身を細かく剣化する事でまさに切れる大砲となっており、ナイアリスは更にいくつかの傷を作りながら衝撃を受け止めきれずに大きく吹き飛ばされ、三日月刀もボロボロに砕けてしまう。


「だから言ったろう。お前では止められんと!」

「私はこれで良いんだよ……」


 もはや受け身も取れない程ダメージを受けているナイアリスだが、笑みを浮かべながらドルクを最後に睨む。
 仮に全力を出せる状態であればナイアリスもドルクの突進を受け止められただろう。しかし、先程の攻防でナイアリスは全身に傷を負ってしまっている。更には二人の速度に追いつくためにかなり無理をした為、防御の体勢も完璧では無かった。


「よくやった……」


 ナイアリスが言った通り、これで役割は十分に果たした。ドルクはナイアリスとの衝突で勢いを失い、更に一人倒した事でその場に静止している。それはこの男の前では致命的なほどの隙であり、ナイアリスはその一瞬を作り出す為に自らを犠牲にしたのだ。
 吹き飛ばされたナイアリスを今は受け止める事もせずにドルクに肉薄。と同時に飛び上がってドルクの背面へ銀光月華を叩きつける。


至天破邪剣征流してんはじゃけんせいりゅう 突破の型 『大地砕き潰す大蛇の顎』〉


 斬撃はドルクの背中を伝って切り裂き、ドルクの肉体を大きく斬る。更に銀光月華を打ち付ける力だけで背骨を砕いており、もはや戦える体ではなくなった。だが、ドルクもただでは倒れてくれない。
 最後の力で振り返り、剣へと変えた腕を振るってレオに逆袈裟斬りを食らわせる。レオが空中に居た為に斬撃を逃がす事も出来ず、ドルクの最後の攻撃は深くレオに傷を残す。


「レオ! 大丈夫!?」


 ドルクが倒れると同時にナイアリスがレオの元へ駆け寄る。恐らく走るだけでも激痛が走る傷だが、ナイアリスはまるで感じないという様子だ。そしてレオは最後の斬撃を食らった衝撃で背中から地面に落ち、そのまま大の字に倒れている。


「ナイアリスか、さっきは受け止めてやれなくて悪かったな」

「あそこで私を受け止めてたらドルクの隙を突けなかったでしょ。むしろ私の意図を理解してくれてありがとう……ってそんなこと言ってる場合じゃない! 傷が深すぎるわ」


 レオの傷は確かに深く、衝撃で肋骨にもダメージが来ているだろう。大量の血がドクドクと流れているが、レオは至って元気そうに立ち上がる。


「おれは問題ない。それよりお前の傷の方が重症だろう。シエラを探すぞ」

「私はいいのよ、無事にこいつには勝ったわけだし」

「敵には勝ったが仲間が死んだじゃおれは胸を張れん。行くぞ」


 レオはスタスタと歩いて行く。岩石の巨人やら巨大な光の柱が見えた事からそっちに居ると踏んだのか、迷いも無く歩いて行く。


「自分の事より私の事を心配してくれるの……? 好きッ!」

「置いてくぞ!」

「待ってよー!」


 幸か不幸か、ナイアリスの告白はレオには聞こえておらず、一人でどんどん進んでしまうレオに追いつく為に痛みも感じない様子で元気に走り出す。





「うふ。貴女、女の子のくせにそんな大振りな斧持ってて、すっごく素敵ね」

「あんたも、ずいぶん刺々しい装いじゃない?」


 オリハルコン級冒険者〈紅の伝説〉アジェンダの前に現れたのは、着物の裾から棘のついた茨の様な植物を出し、操る女の魔族。既に何度かの攻防を繰り返し、お互いがお互いを強者と認めて武器を向けている。
 アジェンダのクレセンティーヌは超決闘イベントの際に、剛力将軍ファリオスとの戦いで折れてしまっている。故に今使っているのは二代目。以前クロトの紹介でガーデルに作製を依頼し、無事に戦争までに完成したのだ。


「私の名前はロズ。異能は『薔薇之棘』って言って、体内から出現させられる茨を操れるの」

「私はアジェンダ。見ての通り斧一辺倒な女さ」

「いいわぁ。そういう女の子をぶち壊すのが、私の楽しみなの」

「その異能じゃ、私はやれないわ。お花屋さんでもすればいいんじゃない?」


 アジェンダは自らクレセンティーヌと名付けた巨斧を器用に操り、ロズに攻撃を仕掛ける。地面を強く蹴って上空に飛翔。そのまま落下に合わせて大振りに振り下ろす一撃を叩き込む。


「この異能は意外と便利なのよ。薔薇の茨をまっすぐ伸ばして硬化させれば……」


〈『茨之剣』〉


 アジェンダの巨斧とロズの硬化させた茨がぶつかり合い、上からの衝撃を受け止めたロズの足が少し地面にめり込むほどの激しい衝撃を受ける。
 ロズの異能『薔薇之棘』は以前エヴァが戦ったプレゲトーンと同じタイプの異能で、内包しておける薔薇やその茨の総量には限度がある。しかし、出現させた薔薇と茨を自在に操る事が出来、それこそ硬化や銃弾の真似事なども可能だ。


「……ッ!」

「ハァッ!」


 両者一歩も引かずにぶつかり、せめぎ合う。
 アジェンダが一瞬力を抜き、ロズが若干前傾姿勢になったところをすかさずクレセンティーヌを手放し、腰に差してある二本の斧を両手に握り、背中に向けて振り下ろす。が、茨が束となって盾のように展開し、ロズの背後を守る。


「咲き乱れなさい」


 茨の一本が槍の様に尖り、アジェンダの肩に深く突き刺さる。


「これは……」

「貴女の血を栄養分に私の薔薇は花開くのよ」


 突き刺さった茨が血を吸い、茨にいくつかの真っ赤な薔薇の花が咲き誇る。それに反比例するようにアジェンダは力を失い、膝を付く。相手の血液や魔力、体力を吸い取って咲くロズの薔薇はただ武器にするだけではなくからめ手にも使う事が出来る。


「こんな物騒な薔薇じゃ、お花屋さんにはなれなさそうね……」

「人間の最高峰。オリハルコンってそういう称号なんでしょ? にしては弱すぎないかしら?」

「さぁ、勝負はまだまだこれからだと思うけどッ!」


 アジェンダの足元に落ちていたクレセンティーヌを拾うと同時にいとも容易く振り回し、まるで嵐のように周囲を薙ぎ倒して斬り刻む。ロズの茨が斬られるのは勿論の事、ロズ自身も幾らかの手傷を負ってしまう。


「『茨之剣』を破れるかしら!」


 ロズの両腕から生えるように握られた二本の茨でクレセンティーヌに対抗しようと試みるが、先程と硬度は変わっていないのに嵐の如く振り回されるクレセンティーヌの射程に入った瞬間まるで果物の如くスパスパと斬られている。
 基本的に斬撃を扱う者とロズの相性は最悪である。ロズの体内に内包している茨や薔薇の花は総量が決まっており、出し入れは自由で、操作も可能。だがそれは、茨で繋がっているというのが前提であり、斬り落とされた茨や花は再びロズの体内に戻すことは出来ず、時間と共に再生するのを待つしかない。全ての茨を切り落とされれば、ロズの異能は無意味となってしまう。


「あの大振りな斧をこんな速度で振り回せるなんて、見た目に反してゴリラみたいな筋力ねぇ」

「それだけが私の生まれ持った特異性だからね」


 両者の攻撃が一旦止み、睨み合いが続く。


「素敵だわ。体力もかなり薔薇の花に吸収されたはずなのに……」


 アジェンダは斧の技術だけでオリハルコン級に認定されており、そこにはベンケイと同じく魔術を使用しないという共通点がある。
 魔術を使わない者は魔力が少しずつ衰退していき、その代わりに身体能力が向上する傾向がある。勿論全員がそうなわけではないが、そういった者は度々現れる。元々優秀な魔術の家系に生まれ、膨大な魔力を秘めていたアジェンダ。しかし魔術の才能はからっきしであり、その膨大な魔力がそのままアジェンダの肉体的な強さに直結している。


「ハァッ!」


 ロズが複数の茨を伸ばし、アジェンダ目掛けて一気に突き立てる。しかしそれを予備動作無しでクレセンティーヌを振るって払いのけ、更には細かく斬り刻むという、おまけ付きで返す。
 通常、あのサイズの斧の重さはそう容易く操れない重さになっている。当然軽量加工がされているというわけでもなく、クレセンティーヌは切れ味と耐久力に突き詰めている為、男であっても満足に扱うのは難しい。それを容易く操り、スピード重視の戦い方に転用できるのもアジェンダの唯一性である。


「私の体力が尽きるのが先か、貴女の茨が尽きるのが先か、勝負しましょう」

「本当に素敵ね、貴女。その勝負……乗ったわッ!」
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