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ブロンドの縦ロールは嘘をつかない?
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重厚な石造りの廊下に、湿り気を帯びた重苦しい足音が響き渡る。それは、一国の主としての威厳からと言うよりも、逃げ場のない焦燥に駆られた男たちの足音だった。
シャルロット王女の部屋の扉が、許しも待たずに左右へ開かれる。そこに現れたのは、苦渋という名の仮面を顔に張り付けたルミナス三世と、その傍らで獲物を狙う蛇のように瞳を光らせる大臣ボルゴフだった。
「……シャルロットよ。少し、話がある」
国王の絞り出すような一言で、部屋の空気は一瞬にして絶対零度まで凍りついた。 王女シャルロットは、天蓋付きのベッドの傍らで、いかにも「高貴なお姫様」という佇まいで椅子に腰掛けていた。
彼女の容姿は、まさに絵本から抜け出してきたような王道のお姫様そのものだ。日の光を吸い込んだような眩しいブロンドの髪は、一点の乱れもなく完璧な縦ロールに整えられ、彼女が動くたびに品良く跳ねる。 細身でしなやかな肢体は、締め付けのきついドレスの中でも優雅な曲線を保っている。
控えていた侍女たちが、主人の危機を察してサッと壁際に下がる。 沈黙を破り、大臣ボルゴフがふくよかな体を揺らしながら前に進み出た。
「姫様、国家の危急存亡の時にございます。魔王軍という悪鬼の脅威を、この大陸から根絶やしにするため……王家に伝わる禁断の呪術を執り行うこととなりました。……つきましては、その術の触媒として、王家の血を引く『清らかなる乙女』の生血が必要なのです」
ボルゴフの声は穏やかだったが、その内容は凄惨を極めていた。 国王が大臣の言葉を引き継ぐように、シャルロットの細い手を両手で握りしめた。その目には、目薬でも差したのではないかと思わせるほど、わざとらしい涙が溜まっている。
「すまぬ、シャルロット! わしの、わしの王としての不徳ゆえ、そなたに頼るしかないのだ。この大陸を、罪なき民を、そして我らルミナス家の誇りを救うため……どうか、生贄になってはくれまいか! 案ずるな、痛みは一瞬……のはずだ!」
シャルロットはしばし沈黙した。ブロンドの縦ロールが微かに震える。 彼女はゆっくりと顔を伏せ、父親と同じように、もらい泣きをしたようなふりをして両手で顔を覆った。
「……申し訳ありません、お父様。そして、大臣様。わたくし、お二人の熱い想いには、すでにお応えできぬ身なのでございます」
「……何?」
国王の動きが、ゼンマイの切れた玩具のように止まった。
「わたくしは……わたくしシャルロットは、すでにお国に捧げられるような、清らかな体ではございませんの」
「「えっ!?」」
国王と大臣の声が、見事なまでに重なった。大臣ボルゴフの眼鏡が、驚愕のあまり鼻筋からわずかにずり落ちる。
「け、経験がある、と言うのか……!」
「はい。左様にございます。よよよ……」
「ウソだろぉぉぉ!」
国王が絶叫した。
「お前はずっとこの城にいたのだぞ! 夜ごとの見張りも、侍女の監視もあったはずだ! 相手は誰だ!? どこのどいつだ!」
父親としての狂気が、国家の救済という大義名分をあっさりと上書きした。 シャルロットは、はかなげに視線を落とし、薄紅色の唇をそっと噛んだ。その仕草は、いかにも「守ってあげたい薄幸の美少女」を完璧に体現している。
「……勇者様、でございます」
「ゆ、勇者ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」
国王はひっくり返りそうな、裏返った声を上げた。部屋の装飾品が共鳴するほどの絶叫である。
「いや、あり得ないだろ! お前たち、公式の場で、一、二度しか顔を合わせていないじゃないか! まさか、密会していたと言うのか!?」
「お父様……。わたくしをそのような、はしたない娘だと思わないでくださいませ」
「だ、だとしたら、一体いつだ! どこでそんなことになった!」
「壮行会の夜にございます。勇者様の、あの孤独な旅立ちの前夜……窓から差し込む月明かりが、あまりにも切なくて……」
「えっ、あの時!?」
国王は絶句し、自分の額を叩いた。
「お前たち、あの日が初対面だったはずだろう!」
「ええ。ですが……ビビッと来たのですわ。雷に打たれたような、魂の共鳴とでも申しましょうか。そこからはもう、何と申しますか、勢いに任せて……」
「勢いありすぎだろ! 初対面の男と何をしてるんだ、一国の王女が! 勇者も勇者だ、明日から魔王を倒しに行くっていう前夜に!」
「ですが、お父様……。確かにお父様は、勇者様にこうおっしゃいましたわよね? 『魔王を倒したら、褒美は何でも望みを叶える。願うなら、我が娘シャルロットさえも与える』と」
「言った! 確かに言ったが、それは魔王を倒して、平和な世界を取り戻した後の、いわばハッピーエンドの報酬だろうが! なんで倒す前から、勝手に前払いで受け取ってるんだ!」
「それが若さでしょうか?」
「わしに聞かれても知らんよ!!」
国王は真っ赤な顔で頭を抱え、豪華な絨毯の上を激しく往復した。
「……とにかく、そういうわけでございます。心苦しいのですが、不純な血を持つわたくしには、聖なる禁術を成す資格はございません。お役に立てないわたくしを、どうぞお笑いください。……ああ、お国のために盾となれないこの身が恨めしい!」
シャルロットが膝をついて泣き崩れると、待機していた侍女たちが、待っていましたとばかりに一斉に駆け寄った。
「姫様! お気を確かに!」
「そんなに自分を責めないでください! 恋は事故のようなものですわ!」
「そうです。姫は、言わば、後ろから追突されたんです。姫は悪くありません」
侍女たちの、訓練された鉄壁のガード。国王がシャルロットに歩み寄ろうとしても、彼女たちが絶妙なフォーメーションで間に割り込み、物理的に王を遮断する。
「何ということだ……『アルカディアのバラ』と呼ばれるシャルロットを汚すとは……これは、わしへの侮辱に等しい!」
国王は屈辱と怒りで、ついにその場にへたり込んだ。隣で、終始冷静だった大臣ボルゴフが、苦々しげに眼鏡を直し、低い声で呟いた。
「……計算が狂いましたな。こうなれば、他の王家傍系の女性を探さなくてはなりますまい」
「禁術の準備は、一時中断だ」
国王の瞳には、生贄を拒まれたショックよりも、愛娘を「つまみ食い」された父親としての、火山のようなドロドロとした怒りが燃え盛っていた。
「……とおっしゃいますと?」
「決まってるだろ! 大切な姫を傷物にした不届き者の勇者に目に物見せてくれるわ! 騎士団を遣わせ! 王室不敬罪で逮捕だ!」
国王の絶叫が城の尖塔を震わせ、夕暮れの鳥たちが一斉に飛び立った。
二人が退室した後。 静まり返った室内で、シャルロットは伏せていた顔をゆっくりと上げた。その瞳には、もちろん、涙の一滴も浮かんではいない。
「ふぅ……何とか事なきを得たわね」
シャルロットは立ち上がり、ドレスの皺をパンパンと払った。ブロンドのクルクルロールが、勝利のダンスを踊るように軽やかに揺れる。
「お見事でした、姫様。ウソ泣きをさせたらアルカディアでトップ間違いなしです」
「……微妙な称号だけど、助かったんだから、まあ、いいわ。でも、お母様がいたらこうはうまくいかなかったでしょうから、こう言っては何だけれど、ご病気の療養のために里帰りされていて助かったわ」
そのあと、シャルロットは眉をひそめた。
「でも、お父様は勇者様を呼び戻す気みたいよ。もし彼が戻ってきて、『そんなことしていません』って言われたらどうするの?」
「その時は、姫様が『勇者様、あんなに激しく愛し合ったのに忘れたとおっしゃるのですか、このわたくしを捨てるおつもりですか……!?』と、再度お泣きになればよろしいのです」
「それで行きましょう……『毒を食らわば皿まで』と言うしね。こっちも命がけだし、なりふり構っていられないわ」
シャルロット王女の部屋の扉が、許しも待たずに左右へ開かれる。そこに現れたのは、苦渋という名の仮面を顔に張り付けたルミナス三世と、その傍らで獲物を狙う蛇のように瞳を光らせる大臣ボルゴフだった。
「……シャルロットよ。少し、話がある」
国王の絞り出すような一言で、部屋の空気は一瞬にして絶対零度まで凍りついた。 王女シャルロットは、天蓋付きのベッドの傍らで、いかにも「高貴なお姫様」という佇まいで椅子に腰掛けていた。
彼女の容姿は、まさに絵本から抜け出してきたような王道のお姫様そのものだ。日の光を吸い込んだような眩しいブロンドの髪は、一点の乱れもなく完璧な縦ロールに整えられ、彼女が動くたびに品良く跳ねる。 細身でしなやかな肢体は、締め付けのきついドレスの中でも優雅な曲線を保っている。
控えていた侍女たちが、主人の危機を察してサッと壁際に下がる。 沈黙を破り、大臣ボルゴフがふくよかな体を揺らしながら前に進み出た。
「姫様、国家の危急存亡の時にございます。魔王軍という悪鬼の脅威を、この大陸から根絶やしにするため……王家に伝わる禁断の呪術を執り行うこととなりました。……つきましては、その術の触媒として、王家の血を引く『清らかなる乙女』の生血が必要なのです」
ボルゴフの声は穏やかだったが、その内容は凄惨を極めていた。 国王が大臣の言葉を引き継ぐように、シャルロットの細い手を両手で握りしめた。その目には、目薬でも差したのではないかと思わせるほど、わざとらしい涙が溜まっている。
「すまぬ、シャルロット! わしの、わしの王としての不徳ゆえ、そなたに頼るしかないのだ。この大陸を、罪なき民を、そして我らルミナス家の誇りを救うため……どうか、生贄になってはくれまいか! 案ずるな、痛みは一瞬……のはずだ!」
シャルロットはしばし沈黙した。ブロンドの縦ロールが微かに震える。 彼女はゆっくりと顔を伏せ、父親と同じように、もらい泣きをしたようなふりをして両手で顔を覆った。
「……申し訳ありません、お父様。そして、大臣様。わたくし、お二人の熱い想いには、すでにお応えできぬ身なのでございます」
「……何?」
国王の動きが、ゼンマイの切れた玩具のように止まった。
「わたくしは……わたくしシャルロットは、すでにお国に捧げられるような、清らかな体ではございませんの」
「「えっ!?」」
国王と大臣の声が、見事なまでに重なった。大臣ボルゴフの眼鏡が、驚愕のあまり鼻筋からわずかにずり落ちる。
「け、経験がある、と言うのか……!」
「はい。左様にございます。よよよ……」
「ウソだろぉぉぉ!」
国王が絶叫した。
「お前はずっとこの城にいたのだぞ! 夜ごとの見張りも、侍女の監視もあったはずだ! 相手は誰だ!? どこのどいつだ!」
父親としての狂気が、国家の救済という大義名分をあっさりと上書きした。 シャルロットは、はかなげに視線を落とし、薄紅色の唇をそっと噛んだ。その仕草は、いかにも「守ってあげたい薄幸の美少女」を完璧に体現している。
「……勇者様、でございます」
「ゆ、勇者ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」
国王はひっくり返りそうな、裏返った声を上げた。部屋の装飾品が共鳴するほどの絶叫である。
「いや、あり得ないだろ! お前たち、公式の場で、一、二度しか顔を合わせていないじゃないか! まさか、密会していたと言うのか!?」
「お父様……。わたくしをそのような、はしたない娘だと思わないでくださいませ」
「だ、だとしたら、一体いつだ! どこでそんなことになった!」
「壮行会の夜にございます。勇者様の、あの孤独な旅立ちの前夜……窓から差し込む月明かりが、あまりにも切なくて……」
「えっ、あの時!?」
国王は絶句し、自分の額を叩いた。
「お前たち、あの日が初対面だったはずだろう!」
「ええ。ですが……ビビッと来たのですわ。雷に打たれたような、魂の共鳴とでも申しましょうか。そこからはもう、何と申しますか、勢いに任せて……」
「勢いありすぎだろ! 初対面の男と何をしてるんだ、一国の王女が! 勇者も勇者だ、明日から魔王を倒しに行くっていう前夜に!」
「ですが、お父様……。確かにお父様は、勇者様にこうおっしゃいましたわよね? 『魔王を倒したら、褒美は何でも望みを叶える。願うなら、我が娘シャルロットさえも与える』と」
「言った! 確かに言ったが、それは魔王を倒して、平和な世界を取り戻した後の、いわばハッピーエンドの報酬だろうが! なんで倒す前から、勝手に前払いで受け取ってるんだ!」
「それが若さでしょうか?」
「わしに聞かれても知らんよ!!」
国王は真っ赤な顔で頭を抱え、豪華な絨毯の上を激しく往復した。
「……とにかく、そういうわけでございます。心苦しいのですが、不純な血を持つわたくしには、聖なる禁術を成す資格はございません。お役に立てないわたくしを、どうぞお笑いください。……ああ、お国のために盾となれないこの身が恨めしい!」
シャルロットが膝をついて泣き崩れると、待機していた侍女たちが、待っていましたとばかりに一斉に駆け寄った。
「姫様! お気を確かに!」
「そんなに自分を責めないでください! 恋は事故のようなものですわ!」
「そうです。姫は、言わば、後ろから追突されたんです。姫は悪くありません」
侍女たちの、訓練された鉄壁のガード。国王がシャルロットに歩み寄ろうとしても、彼女たちが絶妙なフォーメーションで間に割り込み、物理的に王を遮断する。
「何ということだ……『アルカディアのバラ』と呼ばれるシャルロットを汚すとは……これは、わしへの侮辱に等しい!」
国王は屈辱と怒りで、ついにその場にへたり込んだ。隣で、終始冷静だった大臣ボルゴフが、苦々しげに眼鏡を直し、低い声で呟いた。
「……計算が狂いましたな。こうなれば、他の王家傍系の女性を探さなくてはなりますまい」
「禁術の準備は、一時中断だ」
国王の瞳には、生贄を拒まれたショックよりも、愛娘を「つまみ食い」された父親としての、火山のようなドロドロとした怒りが燃え盛っていた。
「……とおっしゃいますと?」
「決まってるだろ! 大切な姫を傷物にした不届き者の勇者に目に物見せてくれるわ! 騎士団を遣わせ! 王室不敬罪で逮捕だ!」
国王の絶叫が城の尖塔を震わせ、夕暮れの鳥たちが一斉に飛び立った。
二人が退室した後。 静まり返った室内で、シャルロットは伏せていた顔をゆっくりと上げた。その瞳には、もちろん、涙の一滴も浮かんではいない。
「ふぅ……何とか事なきを得たわね」
シャルロットは立ち上がり、ドレスの皺をパンパンと払った。ブロンドのクルクルロールが、勝利のダンスを踊るように軽やかに揺れる。
「お見事でした、姫様。ウソ泣きをさせたらアルカディアでトップ間違いなしです」
「……微妙な称号だけど、助かったんだから、まあ、いいわ。でも、お母様がいたらこうはうまくいかなかったでしょうから、こう言っては何だけれど、ご病気の療養のために里帰りされていて助かったわ」
そのあと、シャルロットは眉をひそめた。
「でも、お父様は勇者様を呼び戻す気みたいよ。もし彼が戻ってきて、『そんなことしていません』って言われたらどうするの?」
「その時は、姫様が『勇者様、あんなに激しく愛し合ったのに忘れたとおっしゃるのですか、このわたくしを捨てるおつもりですか……!?』と、再度お泣きになればよろしいのです」
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