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真幸の存在。
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「事務所から、正式に…言われた。真幸を同居人として動画に出て貰う事になりました。」
話題性は、あるんだけど…俺は、多分この判断に傷ついているんだと自分でも思った。
帰宅してから、夕食を作っている真幸に伝えた。
案の定、複雑そうな顔をしている。うーん、やっぱりな。俺もあんまり進んでは
こうなりたくなかっただけに。
基本的には、室内も撮っていい場所も限られてる。住所特定とかを避けるための対策は
日頃からしっかりできてはいる。
俺じゃ、…俺だけじゃきっと要素が弱いんだろうな。
はっきりと言われなくても想像はつく。
だからって、どうして。
『千紘、また考え込んで…裏読もうとしてる?』
「まぁ~…。だって、こんなのさ」
真幸は、手の込んだ炊き込みご飯を土鍋で炊いている。
『付き合ってるのは、言わなくても良いんだから。普通に紹介してくれたら良いよ。』
あ、そうだった。いや、なんか…自分らの全てをさらす事になるのかと思い込んでた。
「そ、か…」
『そこまでしなくとも、きっと登録者は増えると思う。』
「へー、やっぱり俺は人気声優さんのお力をお借りしないと駄目ですよ。」
大人のやり方って、ほんっとキタナイ。
『だれも、そんな事言わない。そうじゃなくてね…、千紘の新しい一面に期待するからだよ。』
「結局、真幸が加わるから…望める事じゃん。」
面白くない、と言うよりかは最近の事務所の方向性が俺に対してはものすごーく
真幸ありき。って言ってるみたいで、グサグサくるんだ。
話の途中だったけど、俺はむしゃくしゃしてて冷静になりたかった。
寝室で、猫の悪戯みたいにチェストから着替えの服を引っ張り出して
シャワーを浴びに行く。
八つ当たりだ。こんなのは…。真幸は、何も関係ないし…幼稚かもしれない。
ぼーっと浴室のライトを見上げてると、様々な考えが浮かんでいく。
やってやる…!そんなに話題を集めたいってんなら。
俺だけじゃ、役不足ってんなら…。
『俺、動画に出てもいいんだけどさ。千紘は納得してないんでしょ?そんな、今日直ぐにだなんて
無理しなくても良いんだよ?』
のんきに夕食を食べながら、真幸は俺の腹の底の考えなんて知らずに話している。
「今まで、隠して来たけど…そうだなぁ、素に近い状態を配信しようと思います。」
『あはは、いいね。じゃあさ…俺も、企画として考えたい事があるんだけどどうかな?』
真幸の笑顔に、うっかり俺はこの時騙されていた事に気づきもしなかった。
「声優としての真幸と話すのかな?じゃ」
『そうだね。じゃないと、ただのオッサンと同居してる感じになるから』
ライブ配信は22時からだ。あと2時間ほどの猶予がある。
「着替えた方が良いのかな…?」
『そのままでいいよ。なんかこう、リアルだし。部屋着とかは』
「モデルの看板降ろされないかな?」
『大丈夫でしょ。メイクとかもいらないよ』
「ぁ~、なんか今更?ドキドキしてきた。ね、困ったらさ…真幸に振っていい?」
真幸は、もちろん。と快諾してくれた。やっぱ、こういう時は頼りになるんだよな。
『いいの?千紘は、星明くんじゃなくても…』
「……ぁ~、ぉお、やっぱり気づくよな?」
『俺、どれだけ千紘の声を…聴いて来たと思ってるの?しかも、本当に色んな声を聴いて来たよね。
怒った声、優しい声、不安な声に…歌声。話し方の癖、イントネーション、抑揚とまぁ、挙げだせば
まだまだあるよ』
「俺はさ、この茶番企画嫌だったけどね。俺が歌う意味もよく分からないし。」
『あんまり、他の人に色んな千紘を勝手に見せないでほしかったよね。声も含めて…』
「悔しかった…。俺には経験もまだまだ足りないし。お芝居もまだ深く関われていない。
チャンスなんだろうけど。真幸になりたい訳じゃないのに。俺は、俺のままじゃダメなのかなって。」
配信用のソファーセットに座って、真幸を押し倒した。
全てを、穏やかに包んでくれる真幸の精神性に今まで何度、救われて来たか。
こんな時でも、真幸はニコリと笑う。俺の背中を撫でながら引き寄せて
慰めのキスをしてくれる。
俺は、別に構わない。この光景が例えば動画で配信されても、きっと後悔もしない。
『信じられない…それで、本当にこのままライブ配信をしたと?』
ほんの2分にも満たない、短い動画ではあったが。
「嘘が無い動画だったし。俺と、真幸の関係性を如実にしてるだろ。」
しばらくして、スマホの着信が鳴りまくり始めた。
真幸も同じ招待らしくて、俺は心がスッとした。
スマホの電源を落として後はもう寝てしまえ。
という妄想をしながら、風呂の湯船で考えていたが余りにこれでは身勝手すぎる。
俺のあてのない妄想は叶えられるはずもなく、22時には2人で仲良くライブ動画を配信していた。
たわいもないお互いの話をしながら、終わりに真幸からの企画で
俺が、どれだけ真幸の声優としての声に耐えられるかという、しょーもない企画に付き合った。
耳には、真幸からもらったウサギの耳付きのヘッドフォンを装着して
ドラマCDとか、真幸が選んだ俺に聞いて欲しいセリフが沢山選ばれていて
正直、耐えられるかなぁ…と思いながら黙って耳をすませる。
後で聞いた話では、コメント欄が投げ銭がとんでもない事になっていたらしい。
そもそも、イケメンとイケメンイケボの同棲って、これBLでしょ?とか
主に、女の子達が喜んでくれたみたいで。
俺は、自分の動画チャンネルの登録者数の増加に、ちょっと血の気が引いた。
ネットの力が、すごい、怖すぎる。
俺が、黙って真幸のお仕事を聞いている最中でも
俺の頬が赤くなっていくのが、目に見えて伝わっていたようで
我々は、何のプレイを見せてもらっているのだろうか。
と言った空気だったらしい。
コメント欄には、おすすめの真幸ボイスが大量に投稿されていた。
いやいや、俺は…聴かないからな。
最後に動画の締めで、真幸が
『この企画は毎回最後に入れるから。覚悟しておいてね。千紘…』
「ひぁ…、」
某呟き掲示板のトレンドに入ってしまったのは、言うまでもない。
話題性は、あるんだけど…俺は、多分この判断に傷ついているんだと自分でも思った。
帰宅してから、夕食を作っている真幸に伝えた。
案の定、複雑そうな顔をしている。うーん、やっぱりな。俺もあんまり進んでは
こうなりたくなかっただけに。
基本的には、室内も撮っていい場所も限られてる。住所特定とかを避けるための対策は
日頃からしっかりできてはいる。
俺じゃ、…俺だけじゃきっと要素が弱いんだろうな。
はっきりと言われなくても想像はつく。
だからって、どうして。
『千紘、また考え込んで…裏読もうとしてる?』
「まぁ~…。だって、こんなのさ」
真幸は、手の込んだ炊き込みご飯を土鍋で炊いている。
『付き合ってるのは、言わなくても良いんだから。普通に紹介してくれたら良いよ。』
あ、そうだった。いや、なんか…自分らの全てをさらす事になるのかと思い込んでた。
「そ、か…」
『そこまでしなくとも、きっと登録者は増えると思う。』
「へー、やっぱり俺は人気声優さんのお力をお借りしないと駄目ですよ。」
大人のやり方って、ほんっとキタナイ。
『だれも、そんな事言わない。そうじゃなくてね…、千紘の新しい一面に期待するからだよ。』
「結局、真幸が加わるから…望める事じゃん。」
面白くない、と言うよりかは最近の事務所の方向性が俺に対してはものすごーく
真幸ありき。って言ってるみたいで、グサグサくるんだ。
話の途中だったけど、俺はむしゃくしゃしてて冷静になりたかった。
寝室で、猫の悪戯みたいにチェストから着替えの服を引っ張り出して
シャワーを浴びに行く。
八つ当たりだ。こんなのは…。真幸は、何も関係ないし…幼稚かもしれない。
ぼーっと浴室のライトを見上げてると、様々な考えが浮かんでいく。
やってやる…!そんなに話題を集めたいってんなら。
俺だけじゃ、役不足ってんなら…。
『俺、動画に出てもいいんだけどさ。千紘は納得してないんでしょ?そんな、今日直ぐにだなんて
無理しなくても良いんだよ?』
のんきに夕食を食べながら、真幸は俺の腹の底の考えなんて知らずに話している。
「今まで、隠して来たけど…そうだなぁ、素に近い状態を配信しようと思います。」
『あはは、いいね。じゃあさ…俺も、企画として考えたい事があるんだけどどうかな?』
真幸の笑顔に、うっかり俺はこの時騙されていた事に気づきもしなかった。
「声優としての真幸と話すのかな?じゃ」
『そうだね。じゃないと、ただのオッサンと同居してる感じになるから』
ライブ配信は22時からだ。あと2時間ほどの猶予がある。
「着替えた方が良いのかな…?」
『そのままでいいよ。なんかこう、リアルだし。部屋着とかは』
「モデルの看板降ろされないかな?」
『大丈夫でしょ。メイクとかもいらないよ』
「ぁ~、なんか今更?ドキドキしてきた。ね、困ったらさ…真幸に振っていい?」
真幸は、もちろん。と快諾してくれた。やっぱ、こういう時は頼りになるんだよな。
『いいの?千紘は、星明くんじゃなくても…』
「……ぁ~、ぉお、やっぱり気づくよな?」
『俺、どれだけ千紘の声を…聴いて来たと思ってるの?しかも、本当に色んな声を聴いて来たよね。
怒った声、優しい声、不安な声に…歌声。話し方の癖、イントネーション、抑揚とまぁ、挙げだせば
まだまだあるよ』
「俺はさ、この茶番企画嫌だったけどね。俺が歌う意味もよく分からないし。」
『あんまり、他の人に色んな千紘を勝手に見せないでほしかったよね。声も含めて…』
「悔しかった…。俺には経験もまだまだ足りないし。お芝居もまだ深く関われていない。
チャンスなんだろうけど。真幸になりたい訳じゃないのに。俺は、俺のままじゃダメなのかなって。」
配信用のソファーセットに座って、真幸を押し倒した。
全てを、穏やかに包んでくれる真幸の精神性に今まで何度、救われて来たか。
こんな時でも、真幸はニコリと笑う。俺の背中を撫でながら引き寄せて
慰めのキスをしてくれる。
俺は、別に構わない。この光景が例えば動画で配信されても、きっと後悔もしない。
『信じられない…それで、本当にこのままライブ配信をしたと?』
ほんの2分にも満たない、短い動画ではあったが。
「嘘が無い動画だったし。俺と、真幸の関係性を如実にしてるだろ。」
しばらくして、スマホの着信が鳴りまくり始めた。
真幸も同じ招待らしくて、俺は心がスッとした。
スマホの電源を落として後はもう寝てしまえ。
という妄想をしながら、風呂の湯船で考えていたが余りにこれでは身勝手すぎる。
俺のあてのない妄想は叶えられるはずもなく、22時には2人で仲良くライブ動画を配信していた。
たわいもないお互いの話をしながら、終わりに真幸からの企画で
俺が、どれだけ真幸の声優としての声に耐えられるかという、しょーもない企画に付き合った。
耳には、真幸からもらったウサギの耳付きのヘッドフォンを装着して
ドラマCDとか、真幸が選んだ俺に聞いて欲しいセリフが沢山選ばれていて
正直、耐えられるかなぁ…と思いながら黙って耳をすませる。
後で聞いた話では、コメント欄が投げ銭がとんでもない事になっていたらしい。
そもそも、イケメンとイケメンイケボの同棲って、これBLでしょ?とか
主に、女の子達が喜んでくれたみたいで。
俺は、自分の動画チャンネルの登録者数の増加に、ちょっと血の気が引いた。
ネットの力が、すごい、怖すぎる。
俺が、黙って真幸のお仕事を聞いている最中でも
俺の頬が赤くなっていくのが、目に見えて伝わっていたようで
我々は、何のプレイを見せてもらっているのだろうか。
と言った空気だったらしい。
コメント欄には、おすすめの真幸ボイスが大量に投稿されていた。
いやいや、俺は…聴かないからな。
最後に動画の締めで、真幸が
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陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、
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漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
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