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5章 悪役令嬢の白星
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慈美子は遅くなってから下校していた。城之内にイタズラをされて自慢の赤い三つ編みが両方とも解かれてしまったのである。さらに追い打ちをかけるようにヘアスタイルをめちゃくちゃに乱されてしまった。慈美子は髪の毛を整え直し、三つ編みを編み直すのに時間がかかり帰る時間が遅くなったのだ。
「ふぅ~すっかり暗くなっちゃったわ~!」
慈美子は女の子走りでジョギングのように走って帰っていた。あまりにも急いで帰っていたため、つい不注意で人にぶつかってしまった。
「うおおおお!!」
「きゃあ!ごめんなさい」
つい注意を怠り正面衝突してしまった。慈美子はすぐに謝るが、相手が悪かった。ぶつかった相手は数人グループのリーダーで慈美子を怒鳴りつけた。
「テメー、どこ中だ?!」
「私は高校生ですけれど…」
リーダーは中学生とは思えないくらい背が高かった。長身の大人レベルの身長である。
慈美子が高校生だと知ると、リーダーは雄たけびを上げるように喚き散らした。
「高校生か。通りで俺らの事を知らない訳だ。俺は、呂美男!人呼んで中学処刑人だ!」
「呂美男くんは腕相撲の中学生部門の日本チャンプで、中学生の間ではちっとは名の知れた不良なんだぜ!」
「呂美男くんを怒らせたからにはただで済むと思うなよ!」
呂美男の取り巻き達がピーチパーチクと慈美子を盛んにはやし立てる。慈美子は泣きそうな表情になる。
その顔を見て、呂美男は気味の悪い笑い顔になり、慈美子を問い詰めた。
「泣いても許さないぜ?代償は身体で払ってもらおうか…?」
呂美男は薄気味悪く笑いながら話ジワリジワリと慈美子に迫っていく。しかし、慈美子はふと何かを見つめ、「助かった」という表情をし、手を振り出した。
「おまわりさ~ん!こっちですぅ!!!」
呂美男一味は母ちゃんに追いかけられているジャイアンの如く慌てふためく。慈美子は勢いよく手招きし、お巡りさんを呼ぶ。
呂美男は取り巻き達に一斉に号令を出した。
「やばい!ズラかるぞ!」
その号令を機に、呂美男一味は蜘蛛の子を散らすように去って行った。不良から解放された慈美子は家族に看取られながら息を引き取るような安堵した表情になった。
「助かったわ…。我ながらなかなかの演技ね!」
そう。警察など本当は居なかったのだ。嘘に気が付いた呂美男一味が引き返してくると困るので、慈美子は足早に自宅に帰宅した。今日の出来事も徒然なるままに日記にしたためた。
慈美子は、次の日の帰りもまたしても遅くなってしまった。城之内に一人で掃除するように押し付けられたせいである。
「今日もすっかり遅くなってしまったわ!」
すると、慈美子を待ち伏せる複数の不気味な影があった。呂美男一味である。呂美男一味は慈美子の前に立ちはだかった。
慈美子は遠くを見つめ、手招きしながら大声で叫ぶ。
「お、おまわりさん!この人達ですぅ~!」
「おっと!もうその手には引っかからないぜ!」
呂美男はもう騙されなかった。2度も同じ手は通用しない。呂美男は野獣のように鋭い眼光で慈美子を睨みつけた。
「昨日の借りは返させてもらうぜ…」
呂美男は慈美子の顔面を殴ろうとした。慈美子は恐怖のあまり目を閉じてしまう。
慈美子が絶体絶命のピンチに落ちったその時…!
「やめろ~!!!」
よく聞き覚えのある声だ。目を瞑っていても分かる。そう。関都の声である。関都は慈美子の間に割って入って、呂美男を静止した。
呂美男は突然やってきた関都にも激しい怒号を飛ばした。
「テメーも高校生だな!中学処刑人の呂美男を知らないとはお幸せだな」
呂美男は関都を指さし笑いものにした。呂美男一味はケタケタと爆笑している。そんな呂美男一味を憐れむ表情で見つめ、関都は言い放った。
「何も知らんと言うのは良いものだな」
関都は慈美子を庇い、背中に隠した。慈美子は怯えるように後ろで隠れている。
関都はそんな慈美子の手を撫で、慈美子を落ち着かせようとした。
「安心しろ。僕が来たからにはもう大丈夫だ。僕が最高のショーをご覧にいれよう」
関都は、せせら笑うように慈美子に囁いた。そんな2人を見て呂美男はいら立ちを隠せない。呂美男はボス猿のように指揮をとった。
「やっちまえ~!」
呂美男一味はいかにも雑魚敵が叫びそうな掛け声とともに、全員で関都に襲い掛かった。関都は翔ぶように跳んで、軽やかにかわし、両膝蹴りで取り巻き2人を倒した。
関都は翔ぶように跳び回り、呂美男一味を翻弄し続ける。だが、一旦距離をとった呂美男は隙を見て後ろから殴りかかる。関都は後ろ蹴りで呂美男の腹を思いっきり蹴り飛ばした。
「ぐあああああああああああああ!!!」
呂美男は丸くなったダンゴ虫のように腹を抱え倒れ込む。取り巻き達も呂美男のその姿を目の当たりにして怖気づいた。
関都は、合コンのあいさつのような軽快な自己紹介を始めた。
「僕は南斗関都。泣く子も黙る正義のヤンキーだ!」
「南斗関都だって!?あのバドミントン部ながら、空手も柔道もキックボクシングをもこなし、不良たちの公開処刑ショーをして回っている正義の大型ヤンキーの!?」
「ひいいいい!皆逃げろ~!!!」
呂美男一味は完全に戦意喪失していた。もはや放心状態である。戦争でいうならば無条件降伏だ。
取り巻き達は呂美男を置いて、徒競走のピストルの合図を聞いたのかの如く、全速力で走り去っていった。呂美男も這いつくばりながら逃げ出した。
「おーい…俺をおいて行くなぁ…」
「今日の所はこのくらいにしておいてやるぜ!」
関都は勝ち誇ったようにそう宣言し、ナメクジのように這いずりながら逃げていく呂美男を見逃した。
慈美子はあっけに取られている。関都にあっさりと助けられた慈美子はますます関都を大好きになった。
「凄いわ関都くん!」
「僕のショーは楽しんでいただけたかな?」
「ええ!まるでプロの格闘技を見てるみたいだったわ!」
その後、関都は慈美子を自宅まで送り届けて帰って行った。
次の日、慈美子は関都の昨日の武勇伝を自分の自慢話のように皆に言いふらした。しかし、誰も驚かない。そんな様子を見かねた城之内が慈美子の元にやってきた。
「ガイジンさん。あなたは知らないでしょうけれど、関都さんのショーはこの地区の高校生なら知らない人は居ませんわよ!」
「なんですって?」
「関都さんはこの町を巡回して皆への見せしめとして不良狩りショーをしてる正義のヤンキー、皆様からは『正義の大型ヤンキー』と呼ばれてますのよ!」
「知らなかったわ…」
「地味子さんは関都さんの事何にも知らないんですのね~!!」
城之内は、悪の女幹部のように慈美子を嘲り笑った。それに同調するように取り巻きの三バカトリオが、口を揃えて罵った。
「何も知らないって言うのは良いものね!」
「関都くんはキックボクシング部・柔道部・空手部の幽霊部員でもあって、ピンチヒッターとして抜擢されるくらい腕が立つって事もご存じないんでしょうね~!」
「今のいままで、関都さんのショーを見たことがなかったなんてお気の毒だわ~!」
城之内は、金メダリストのヒーローインタビューのように、完全に勝ち誇った顔をしている。取り巻き達もやんややんやと騒ぎ立てる。慈美子は何も言い返せない。
慈美子はその日も日課になっている城之内から嫌がらせを受け帰宅した。嫌がらせは慣れっこだが、この日は違った。いつもと同じような嫌がらせなのに、この日は酷く堪えたのだ。関都の事を全く知らなった敗北感が慈美子の心をえぐったのである。
慈美子は今日の悲しみと出来事も日課の日記に書き綴った。
「今日はとっても辛かったわ。明日はき~っと楽しくなるよね…?」
「ふぅ~すっかり暗くなっちゃったわ~!」
慈美子は女の子走りでジョギングのように走って帰っていた。あまりにも急いで帰っていたため、つい不注意で人にぶつかってしまった。
「うおおおお!!」
「きゃあ!ごめんなさい」
つい注意を怠り正面衝突してしまった。慈美子はすぐに謝るが、相手が悪かった。ぶつかった相手は数人グループのリーダーで慈美子を怒鳴りつけた。
「テメー、どこ中だ?!」
「私は高校生ですけれど…」
リーダーは中学生とは思えないくらい背が高かった。長身の大人レベルの身長である。
慈美子が高校生だと知ると、リーダーは雄たけびを上げるように喚き散らした。
「高校生か。通りで俺らの事を知らない訳だ。俺は、呂美男!人呼んで中学処刑人だ!」
「呂美男くんは腕相撲の中学生部門の日本チャンプで、中学生の間ではちっとは名の知れた不良なんだぜ!」
「呂美男くんを怒らせたからにはただで済むと思うなよ!」
呂美男の取り巻き達がピーチパーチクと慈美子を盛んにはやし立てる。慈美子は泣きそうな表情になる。
その顔を見て、呂美男は気味の悪い笑い顔になり、慈美子を問い詰めた。
「泣いても許さないぜ?代償は身体で払ってもらおうか…?」
呂美男は薄気味悪く笑いながら話ジワリジワリと慈美子に迫っていく。しかし、慈美子はふと何かを見つめ、「助かった」という表情をし、手を振り出した。
「おまわりさ~ん!こっちですぅ!!!」
呂美男一味は母ちゃんに追いかけられているジャイアンの如く慌てふためく。慈美子は勢いよく手招きし、お巡りさんを呼ぶ。
呂美男は取り巻き達に一斉に号令を出した。
「やばい!ズラかるぞ!」
その号令を機に、呂美男一味は蜘蛛の子を散らすように去って行った。不良から解放された慈美子は家族に看取られながら息を引き取るような安堵した表情になった。
「助かったわ…。我ながらなかなかの演技ね!」
そう。警察など本当は居なかったのだ。嘘に気が付いた呂美男一味が引き返してくると困るので、慈美子は足早に自宅に帰宅した。今日の出来事も徒然なるままに日記にしたためた。
慈美子は、次の日の帰りもまたしても遅くなってしまった。城之内に一人で掃除するように押し付けられたせいである。
「今日もすっかり遅くなってしまったわ!」
すると、慈美子を待ち伏せる複数の不気味な影があった。呂美男一味である。呂美男一味は慈美子の前に立ちはだかった。
慈美子は遠くを見つめ、手招きしながら大声で叫ぶ。
「お、おまわりさん!この人達ですぅ~!」
「おっと!もうその手には引っかからないぜ!」
呂美男はもう騙されなかった。2度も同じ手は通用しない。呂美男は野獣のように鋭い眼光で慈美子を睨みつけた。
「昨日の借りは返させてもらうぜ…」
呂美男は慈美子の顔面を殴ろうとした。慈美子は恐怖のあまり目を閉じてしまう。
慈美子が絶体絶命のピンチに落ちったその時…!
「やめろ~!!!」
よく聞き覚えのある声だ。目を瞑っていても分かる。そう。関都の声である。関都は慈美子の間に割って入って、呂美男を静止した。
呂美男は突然やってきた関都にも激しい怒号を飛ばした。
「テメーも高校生だな!中学処刑人の呂美男を知らないとはお幸せだな」
呂美男は関都を指さし笑いものにした。呂美男一味はケタケタと爆笑している。そんな呂美男一味を憐れむ表情で見つめ、関都は言い放った。
「何も知らんと言うのは良いものだな」
関都は慈美子を庇い、背中に隠した。慈美子は怯えるように後ろで隠れている。
関都はそんな慈美子の手を撫で、慈美子を落ち着かせようとした。
「安心しろ。僕が来たからにはもう大丈夫だ。僕が最高のショーをご覧にいれよう」
関都は、せせら笑うように慈美子に囁いた。そんな2人を見て呂美男はいら立ちを隠せない。呂美男はボス猿のように指揮をとった。
「やっちまえ~!」
呂美男一味はいかにも雑魚敵が叫びそうな掛け声とともに、全員で関都に襲い掛かった。関都は翔ぶように跳んで、軽やかにかわし、両膝蹴りで取り巻き2人を倒した。
関都は翔ぶように跳び回り、呂美男一味を翻弄し続ける。だが、一旦距離をとった呂美男は隙を見て後ろから殴りかかる。関都は後ろ蹴りで呂美男の腹を思いっきり蹴り飛ばした。
「ぐあああああああああああああ!!!」
呂美男は丸くなったダンゴ虫のように腹を抱え倒れ込む。取り巻き達も呂美男のその姿を目の当たりにして怖気づいた。
関都は、合コンのあいさつのような軽快な自己紹介を始めた。
「僕は南斗関都。泣く子も黙る正義のヤンキーだ!」
「南斗関都だって!?あのバドミントン部ながら、空手も柔道もキックボクシングをもこなし、不良たちの公開処刑ショーをして回っている正義の大型ヤンキーの!?」
「ひいいいい!皆逃げろ~!!!」
呂美男一味は完全に戦意喪失していた。もはや放心状態である。戦争でいうならば無条件降伏だ。
取り巻き達は呂美男を置いて、徒競走のピストルの合図を聞いたのかの如く、全速力で走り去っていった。呂美男も這いつくばりながら逃げ出した。
「おーい…俺をおいて行くなぁ…」
「今日の所はこのくらいにしておいてやるぜ!」
関都は勝ち誇ったようにそう宣言し、ナメクジのように這いずりながら逃げていく呂美男を見逃した。
慈美子はあっけに取られている。関都にあっさりと助けられた慈美子はますます関都を大好きになった。
「凄いわ関都くん!」
「僕のショーは楽しんでいただけたかな?」
「ええ!まるでプロの格闘技を見てるみたいだったわ!」
その後、関都は慈美子を自宅まで送り届けて帰って行った。
次の日、慈美子は関都の昨日の武勇伝を自分の自慢話のように皆に言いふらした。しかし、誰も驚かない。そんな様子を見かねた城之内が慈美子の元にやってきた。
「ガイジンさん。あなたは知らないでしょうけれど、関都さんのショーはこの地区の高校生なら知らない人は居ませんわよ!」
「なんですって?」
「関都さんはこの町を巡回して皆への見せしめとして不良狩りショーをしてる正義のヤンキー、皆様からは『正義の大型ヤンキー』と呼ばれてますのよ!」
「知らなかったわ…」
「地味子さんは関都さんの事何にも知らないんですのね~!!」
城之内は、悪の女幹部のように慈美子を嘲り笑った。それに同調するように取り巻きの三バカトリオが、口を揃えて罵った。
「何も知らないって言うのは良いものね!」
「関都くんはキックボクシング部・柔道部・空手部の幽霊部員でもあって、ピンチヒッターとして抜擢されるくらい腕が立つって事もご存じないんでしょうね~!」
「今のいままで、関都さんのショーを見たことがなかったなんてお気の毒だわ~!」
城之内は、金メダリストのヒーローインタビューのように、完全に勝ち誇った顔をしている。取り巻き達もやんややんやと騒ぎ立てる。慈美子は何も言い返せない。
慈美子はその日も日課になっている城之内から嫌がらせを受け帰宅した。嫌がらせは慣れっこだが、この日は違った。いつもと同じような嫌がらせなのに、この日は酷く堪えたのだ。関都の事を全く知らなった敗北感が慈美子の心をえぐったのである。
慈美子は今日の悲しみと出来事も日課の日記に書き綴った。
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