全てを失った俺が狂戦士(ベルセルク)として成り上がり全てを手に入れるまで

つくも/九十九弐式

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獣の交わり

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「やめてください! 放してください!」
 子羊(フレイ)の哀れな抵抗は続く。
「諦めろ」
 ここは砂漠のど真ん中だ。助けになど来るものなどいない。
「んんっ! んんっ!」
 恐らくはファーストキスであろう、キスを蹂躙するようなディープキスで奪い取る。
 舌を持って侵略する。お互いの舌と舌が絡み合い、唾液が交換される。
「あっ……ああ」
 唇を離された時、フレイは恍惚としたような表情を見せる。俺はフレイを全裸に剥いた。
 恐らくはまともに男に見せた事もないだろう。
 まだ未発達ではあるが女性として十分意識できる程度のボリュームの乳房。そして、何人たりとも侵入を許した事のないであろう秘処。
 俺は下半身を露出させる。
「ひぃ、ひぃっ!」
 フレイは顔を引きつらせる。眼前にあるのは勃起した男のペニスだ。一緒に風呂に入った時の父親のペニスしか見た事がないだろう。脈打った勃起したペニスは処女にとっては凶器そのものだろう。
「や、やだ! やめてっ! やめてくださいっ! いやっ!」
 じたばたするフレイの秘処に肉棒を突き立てる。メキメキという音がしそうな程だった。
 侵入していくペニス。初めての為か、膣の抵抗は強い。キツキツだった。接合部から滴る血は処女の証か。
「痛い! いやっ! 痛いです!」
 フレイは痛がる。だが、同情して行為をやめる事などない。今の俺はただの獣だからだ。
 腰を振り始める。
「あっ! ああっ! やっ! だめっ!」
 フレイはよがり始める。俺はフレイの事などお構いなしに気持ちよくなってガンガンと腰を振り続けた。ペニスの尖端がフレイの一番奥底まで当たる。
 頭の中にあるのは女を征服した事による高揚感。女を犯している興奮。男としての本能が全開になっていた。
「あっ……ああっ、ああっ」
 反対に暴力に屈したフレイは絶望的な表情をしていた。
「良い具合だ。フレイ。射精(だ)すぞ。お前の膣内(なか)にたっぷりと」
 俺は告げる。それはフレイにとっては死刑宣告のようなものだったのだろう。
「い、いやですっ! それだけはっ! いやっ!」
 俺は当然のようにフレイの言葉になど耳を傾けず、遠慮なしに射精した。
「おっ、おおっ!」
「い、いやあああああああああああああああああああああ!」
 砂漠のど真ん中。オアシスにフレイの悲鳴が響き渡る。
「で、でてる……私の中に。う、うああああああああああああああああああ!」
 どくっ、どくっ。ペニスが脈打ち、大量の精液が放出された。彼女の子宮を満たすべく。
 フレイは泣きわめいた。俺はペニスを引き抜く。どろり。割れ目から精液が零れた。
「どうして、こんな」
 しかし、俺のペニスはすぐに勢いを取り戻す。第二ラウンド開始だ。
「い、いやっ! ああっ!」
 次はバッグから犬のようにガンガンとつき始める。獣の交尾はまだ終わらない。

 精も根も果てたフレイは身体を隠す余裕すらなかった。ただ寝そべっている。
「どうして、こんな事」
 フレイは涙ながらに訴える。
「憧れてたのに。尊敬してたのに。それなのに、なんでこんな」
 悲痛な目が突き刺さる。だが、それに対して言い訳などしていいものなのか。「理性崩壊」のネガティブスキルのせいだと。そんなものは酒のせいで飲酒運転して事故を起こしたというような見苦しい言い訳である。 
 酒を飲んだのも自分の意思であり、事故を起こしたのも自分の落ち度だ。言い訳にもならない、俺も同じだ。
 本当に誰も傷つけたくないなら部屋の隅で震えていれば良かったんだ。だが俺はそれをしなかった。
 だからフレイを傷つけたのは俺の責任であり、それに対する言い訳のしようもなかった。
「それは俺が獣だからだ」
 俺は言う。
「うっうう!」
「これに懲りたら冒険者に憧れるのをやめろ。街に戻って慎ましく暮らせ。勿論街だって安全ではない。冒険者により守られている安全は、冒険者の数が減れば守られなくなるかもしれない。だが、最初に死ぬのは、最も危険なのは冒険者だ。冒険者を続けるよりは危険ではないかもしれない。もっとも」
 俺は言う。
「ボテ腹になって続けようと思っても続けられないかもしれんがな」
 この世界の避妊技術は高くはないだろう。堕胎も簡単ではないかもしれない。その点詳しく調べてはいないが、ピルのような避妊剤もなかったとしたら妊娠したら出産する以外にないのかもしれない。
「そんなっ……ううっ!」
 フレイは泣き始めた。何度目かわからぬ涙。父に憧れ、冒険者に憧れ、そして俺に憧れた少女の憧れを俺が叩き潰した。それに対する罪悪感は勿論ある。
 あるにはあるがどうしようもない。俺がそれをやったという事を受け入れなければならない。
 俺はフレイを見捨てて冒険者ギルドに戻った。セカンドレイプをされる事もないだろう。砂漠のど真ん中であるならば。彼女の心配をしたわけではないが、単純にそう思っただけだ。 
 冒険者ギルドに帰った俺は受付嬢にギルドの達成を報告する。
 それと同時に新人冒険者が潰れ引退した事を報告する。その報告の結果、評価はあまりあがらなくなる。それが俺が銀級から上がらない原因だった。
 新人冒険者(ルーキー)潰しの狂戦士(ベルセルク)。
 そう呼ばれる事もある。そしてそれに対する噂も立っていた。
 だがその噂は事実であり否定する要素などない。本当の事だ。
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