31 / 43
第31話 レティシアのステータスを確認する
しおりを挟む
「レティシア姫」
エルフの国の外まで向かう途中の事であった。
「は、はい。なんでしょうか?」
「これからきっと苛烈な闘いが起こる。だからその前に君の事をよく知っておきたいんだ」
「私の何を知りたいというのですか? ま、まさかスリーサイズとか、好みの男性のタイプとかでしょうか!?」
レティシアは驚いて見せた。
「違う! そんなボケをかましている程、俺達には余裕がない」
「そ、そうでしたね……つい」
「君のステータスを見せて欲しいんだ。俺には君のステータスを見る事ができるスキルがあるんだ」
「そうなのですか。不思議な力をお持ちなのですね。わかりました。どうぞご自由に見せ下さいませ」
「ありがとう。じゃあ、見せて貰うよ。解析(アナライズ)」
俺は解析(アナライズ)のスキルを発動させる。こうして俺はレティシアのステータスを見る事ができるのだ。
======================================
レティシア 〇〇〇歳【プライバシーに配慮して秘す】種族 エルフ 女 レベル:40
職業:賢者
HP:300
MP:500
攻撃力:200
防御力:200
素早さ:300
魔法力:500
魔法耐性:500
運:300
装備:賢者の杖※攻撃力+50 魔法攻撃力+100 MP+100 賢者のローブ 防御力+50 魔法耐性+100
スキル:『賢者の理』※ありとあらゆる魔法を修得できる可能性がある。LVUPする事に魔法を修得していく。『魔法威力強化大』※魔法攻撃の威力が通常より増加する『MP消費削減大』※魔法攻撃を通常より少ないMPで使用できる
『魔法耐性大』※魔法攻撃に対する耐性がある。魔法攻撃に対して、通常より少ないダメージで済むようになる。
『MP自動回復小』※戦闘中でもMPが自動回復する
魔法スキル:
火炎魔法一覧
『火炎魔法(フレイム)』『上級火炎魔法(ハイ・フレイム)』『最上級火炎魔法(メガ・フレイム)※敵全体に炎属性のダメージ。上級になる程MP消費が激しくなり、必然的に使用回数が少なくなる。
氷結魔法一覧
『氷結魔法(フロスト)』『上級火炎魔法(ハイ・フロスト)』『最上級氷結魔法(メガ・フロスト)』
雷撃魔法一覧
『雷撃魔法(ライトニング)』『上級雷撃魔法(ハイ・ライトニング)』『最上級雷撃魔法(メガ・ライトニング)』
風撃魔法一覧
『風撃魔法(エアロ)』『上級撃魔法(ハイ・エアロ)』『最上級風撃魔法(メガ・エアロ)』
地裂魔法一覧
『地裂魔法(クエイク)』『上級地裂魔法(ハイ・クエイク)』『最上級地裂魔法(メガ・クエイク)』
聖魔法
『聖魔法(ホーリー)』『上級聖魔法(ハイ・ホーリー)』『最上級聖魔法(メガ・ホーリー)』
回復魔法一覧
『ヒーリング(回復魔法)』『上級回復魔法(ハイ)・ヒーリング』
蘇生魔法
『レイズ(蘇生魔法)』
防御魔法『防御障壁(プロテクションウォール)』
※物理及び魔法攻撃を遮断する、無色透明の壁をパーティー全体に展開する
======================================
すごい……俺は感嘆とした。彼女は典型的な魔法職だった。その上にLVも高い。今の俺達のパーティーには必要な人物だった。
一通りの攻撃魔法を修得している上に、回復魔法も使えるのだ。彼女の年齢に関してはノーコメントだ。世の中には言わない方が良いこともある。絶対にだ。
「いかがだったでしょうか?」
「レティシア姫は典型的な魔法職業だな……わかったよ。俺とエステルが基本的には前衛を務めるから。後衛として、離れた距離から魔法攻撃で闘ってくれ。後は傷ついた時には回復魔法を使ってくれると助かる。俺達にはポーションがあるけど、数には限りがあるからな」
「わかりました……その旨留意して闘わせて貰います」
レティシアのステータスを確認した俺達は、侵入者が迫ってきているとされるエルフの国の外へと向かっていったのだ。そこで俺は、いや、俺とエルテルだから、『俺達』か。俺達は思わぬ人物と姿を出くわすのだ。
その人物とは誰か。そう、勇者として召喚されたはずの、あの日向勇人だったのだ。
エルフの国の外まで向かう途中の事であった。
「は、はい。なんでしょうか?」
「これからきっと苛烈な闘いが起こる。だからその前に君の事をよく知っておきたいんだ」
「私の何を知りたいというのですか? ま、まさかスリーサイズとか、好みの男性のタイプとかでしょうか!?」
レティシアは驚いて見せた。
「違う! そんなボケをかましている程、俺達には余裕がない」
「そ、そうでしたね……つい」
「君のステータスを見せて欲しいんだ。俺には君のステータスを見る事ができるスキルがあるんだ」
「そうなのですか。不思議な力をお持ちなのですね。わかりました。どうぞご自由に見せ下さいませ」
「ありがとう。じゃあ、見せて貰うよ。解析(アナライズ)」
俺は解析(アナライズ)のスキルを発動させる。こうして俺はレティシアのステータスを見る事ができるのだ。
======================================
レティシア 〇〇〇歳【プライバシーに配慮して秘す】種族 エルフ 女 レベル:40
職業:賢者
HP:300
MP:500
攻撃力:200
防御力:200
素早さ:300
魔法力:500
魔法耐性:500
運:300
装備:賢者の杖※攻撃力+50 魔法攻撃力+100 MP+100 賢者のローブ 防御力+50 魔法耐性+100
スキル:『賢者の理』※ありとあらゆる魔法を修得できる可能性がある。LVUPする事に魔法を修得していく。『魔法威力強化大』※魔法攻撃の威力が通常より増加する『MP消費削減大』※魔法攻撃を通常より少ないMPで使用できる
『魔法耐性大』※魔法攻撃に対する耐性がある。魔法攻撃に対して、通常より少ないダメージで済むようになる。
『MP自動回復小』※戦闘中でもMPが自動回復する
魔法スキル:
火炎魔法一覧
『火炎魔法(フレイム)』『上級火炎魔法(ハイ・フレイム)』『最上級火炎魔法(メガ・フレイム)※敵全体に炎属性のダメージ。上級になる程MP消費が激しくなり、必然的に使用回数が少なくなる。
氷結魔法一覧
『氷結魔法(フロスト)』『上級火炎魔法(ハイ・フロスト)』『最上級氷結魔法(メガ・フロスト)』
雷撃魔法一覧
『雷撃魔法(ライトニング)』『上級雷撃魔法(ハイ・ライトニング)』『最上級雷撃魔法(メガ・ライトニング)』
風撃魔法一覧
『風撃魔法(エアロ)』『上級撃魔法(ハイ・エアロ)』『最上級風撃魔法(メガ・エアロ)』
地裂魔法一覧
『地裂魔法(クエイク)』『上級地裂魔法(ハイ・クエイク)』『最上級地裂魔法(メガ・クエイク)』
聖魔法
『聖魔法(ホーリー)』『上級聖魔法(ハイ・ホーリー)』『最上級聖魔法(メガ・ホーリー)』
回復魔法一覧
『ヒーリング(回復魔法)』『上級回復魔法(ハイ)・ヒーリング』
蘇生魔法
『レイズ(蘇生魔法)』
防御魔法『防御障壁(プロテクションウォール)』
※物理及び魔法攻撃を遮断する、無色透明の壁をパーティー全体に展開する
======================================
すごい……俺は感嘆とした。彼女は典型的な魔法職だった。その上にLVも高い。今の俺達のパーティーには必要な人物だった。
一通りの攻撃魔法を修得している上に、回復魔法も使えるのだ。彼女の年齢に関してはノーコメントだ。世の中には言わない方が良いこともある。絶対にだ。
「いかがだったでしょうか?」
「レティシア姫は典型的な魔法職業だな……わかったよ。俺とエステルが基本的には前衛を務めるから。後衛として、離れた距離から魔法攻撃で闘ってくれ。後は傷ついた時には回復魔法を使ってくれると助かる。俺達にはポーションがあるけど、数には限りがあるからな」
「わかりました……その旨留意して闘わせて貰います」
レティシアのステータスを確認した俺達は、侵入者が迫ってきているとされるエルフの国の外へと向かっていったのだ。そこで俺は、いや、俺とエルテルだから、『俺達』か。俺達は思わぬ人物と姿を出くわすのだ。
その人物とは誰か。そう、勇者として召喚されたはずの、あの日向勇人だったのだ。
30
あなたにおすすめの小説
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
防御力を下げる魔法しか使えなかった俺は勇者パーティから追放されたけど俺の魔法に強制脱衣の追加効果が発現したので世界中で畏怖の対象になりました
かにくくり
ファンタジー
魔法使いクサナギは国王の命により勇者パーティの一員として魔獣討伐の任務を続けていた。
しかし相手の防御力を下げる魔法しか使う事ができないクサナギは仲間達からお荷物扱いをされてパーティから追放されてしまう。
しかし勇者達は今までクサナギの魔法で魔物の防御力が下がっていたおかげで楽に戦えていたという事実に全く気付いていなかった。
勇者パーティが没落していく中、クサナギは追放された地で彼の本当の力を知る新たな仲間を加えて一大勢力を築いていく。
そして防御力を下げるだけだったクサナギの魔法はいつしか次のステップに進化していた。
相手の身に着けている物を強制的に剥ぎ取るという究極の魔法を習得したクサナギの前に立ち向かえる者は誰ひとりいなかった。
※小説家になろうにも掲載しています。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
後日譚追加【完結】冤罪で追放された俺、真実の魔法で無実を証明したら手のひら返しの嵐!! でももう遅い、王都ごと見捨てて自由に生きます
なみゆき
ファンタジー
魔王を討ったはずの俺は、冤罪で追放された。 功績は奪われ、婚約は破棄され、裏切り者の烙印を押された。 信じてくれる者は、誰一人いない——そう思っていた。
だが、辺境で出会った古代魔導と、ただ一人俺を信じてくれた彼女が、すべてを変えた。 婚礼と処刑が重なるその日、真実をつきつけ、俺は、王都に“ざまぁ”を叩きつける。
……でも、もう復讐には興味がない。 俺が欲しかったのは、名誉でも地位でもなく、信じてくれる人だった。
これは、ざまぁの果てに静かな勝利を選んだ、元英雄の物語。
魔力ゼロで出来損ないと追放された俺、前世の物理学知識を魔法代わりに使ったら、天才ドワーフや魔王に懐かれて最強になっていた
黒崎隼人
ファンタジー
「お前は我が家の恥だ」――。
名門貴族の三男アレンは、魔力を持たずに生まれたというだけで家族に虐げられ、18歳の誕生日にすべてを奪われ追放された。
絶望の中、彼が死の淵で思い出したのは、物理学者として生きた前世の記憶。そして覚醒したのは、魔法とは全く異なる、世界の理そのものを操る力――【概念置換(コンセプト・シフト)】。
運動エネルギーの法則【E = 1/2mv²】で、小石は音速の弾丸と化す。
熱力学第二法則で、敵軍は絶対零度の世界に沈む。
そして、相対性理論【E = mc²】は、神をも打ち砕く一撃となる。
これは、魔力ゼロの少年が、科学という名の「本当の魔法」で理不尽な運命を覆し、心優しき仲間たちと共に、偽りの正義に支配された世界の真実を解き明かす物語。
「君の信じる常識は、本当に正しいのか?」
知的好奇心が、あなたの胸を熱くする。新時代のサイエンス・ファンタジーが、今、幕を開ける。
世界最強の賢者、勇者パーティーを追放される~いまさら帰ってこいと言われてももう遅い俺は拾ってくれた最強のお姫様と幸せに過ごす~
aoi
ファンタジー
「なぁ、マギそろそろこのパーティーを抜けてくれないか?」
勇者パーティーに勤めて数年、いきなりパーティーを戦闘ができずに女に守られてばかりだからと追放された賢者マギ。王都で新しい仕事を探すにも勇者パーティーが邪魔をして見つからない。そんな時、とある国のお姫様がマギに声をかけてきて......?
お姫様の為に全力を尽くす賢者マギが無双する!?
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる