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第2話 辺境の森でエルフの姫を救う
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カー! カー! カー! カー! カー! カー! カー! カー! カー! カー!
無数の烏がが空を飛んでいる。昼間なのに暗い空だった。不気味な烏の鳴き声が森に響き渡る。
「ううっ……なんでこんな事になるんだ」
大きなリュックサックを背負った俺は北の辺境へと向かっていった。辺境というだけあって、歩けば歩く程に人気から遠ざかっていく。北の辺境に辿り着く為には、不気味な森を抜けなければならない。
モンスターも出現する為、とても危険な森であった。
「死にたくないなぁ……こんなところで」
死の危険を感じつつも、実家を追い出された俺は辺境へ向けてひたすらに歩いていた。
ガサゴソ。
「う、うわっ!」
何かが動く音がした。
「なんだ……、野うさぎか」
草木の中から現れたのは野うさぎだった。俺はほっと胸を撫で下ろす。
ガサゴソ。
遠くでまた物音がした。また野うさぎかと思って油断していたら、どうやら違うようだった。
「きゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
甲高い悲鳴が聞こえてくる。この声は女性のものだ。
「なんだ! 一体、どうしたっていうんだ!」
俺は授かったスキルが【建築(ビルド)】なんていう、非戦闘向けのスキルだなんて事は気にも留めず、声がする方へと飛んでいったのだ。
◇
グウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!
鈍い唸り声がする。この唸り声は狼のものだ。それもただの狼ではない。好戦的で知られる狼型のモンスターである、ウォーウルフのものだ。
今にもウォーウルフが一人の少女に襲い掛かろうとしている。それも普通の少女ではない。金髪をした耳の長い少女だった。あれはエルフという、亜人種だ。ボロボロの恰好をした彼女は今にもウォーウルフに襲い掛かられる、寸前であった。
どうする? 俺にあるのは非戦闘用の外れスキルである『建築(ビルド)』しかない。あの獰猛で知られるモンスター、ウォーウルフに太刀打ちできるのか……。
だが、迷っている暇はなかった。ウォーウルフは今にもその獰猛な牙で、爪で彼女の命を奪わんとしているのだ……。
「あっ……ああっ……ああっ……あっ……ああっ……ああっ…」
エルフの少女は恐怖のあまり、足がすくんで一歩も動く事が出来ない様子だ。あれでは自力で逃げる事なんて困難だ。俺が見逃せば、間違いなくウォーウルフにより命を奪われる。
もはや『建築(ビルド)』が非戦闘用のスキルだなんだなんて言ってられなかった。まだウォーウルフは俺の存在に気づいていない。不意をつければいけるはずだ。
俺は『建築(ビルド)』スキルを発動する。授かったばかりなので、発動するのは初めての経験だった。
「『ビルドハンマー』」
俺が念じると、大きな木槌(ハンマー)が姿を現す。建物を建築する際に使用する、巨大なハンマーだ。
こいつで全力で殴打すれば、いくら何でもウォーウルフといえども一たまりもないであろう。
俺は慎重に近づき、ウォーウルフの背後に忍び寄った。
――そして。
「はあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
俺は『建築(ビルド)』スキルにより作り出した、『ビルドハンマー』でウォーウルフに襲い掛かったのである。
キャウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウン!
不意打ちは見事に成功した。後頭部に強烈な一撃を放ったのだ。ウォーウルフは長い断末魔を上げ、果てた。
「ふう……何とかなかったか」
俺は胸を撫で下ろす。
「大丈夫ですか! うっ……」
俺はウォーウルフに襲われていたエルフの少女を見やる。改めて見ると美しい少女だった。整った顔立ちに雪のような白い肌。人間離れした美貌をしていた……。エルフなんだから人間離れをしているのは当然の事だったが。
エルフを見るのは初めてだった為、思わずその美しさに見入ってしまった。
そして俺は彼女の霰もない姿に赤面し、目を反らす。彼女の着ていたドレスはボロボロだったのである。どういうわけだろうか。命からがら逃げだしてきた……そんな感じであった。胸元が斬り裂かれ、彼女の胸元は大きく開かれている。
想像していたよりもずっと大きいその二つの膨らみは目のやり場に困った。
「あ、ありがとうございます! あなた様は命の恩人です!」
そんな事には構いもせずに、エルフの少女は俺の手を握りしめてきた。確かな温かみを手を通じて感じる。
「私の名はリノアと申します……あなた様の名前はなんとおっしゃるのでしょうか?」
「グランだ……グラン・ロズベルグ」
俺はエルフの少女——リノアに名乗った。
ロズベルグ家は高名な名家ではあるが、エルフ界まで知れ渡っているとは思わなかった。エルフは他種族との交流を極力絶った閉じた種族だ。人間界の事など知りもしない事だろう。
「グラン様とおっしゃるのですか……。先ほどの力は一体……」
「ああ……エルフにもあるのかはわからないが、神が人間にひとつだけ授ける特別な力――スキルによる効果なんだ」
「スキル――その力であのような事ができたのですか。なんと素晴らしい力でしょう」
「素晴らしい力なわけあるか……さっきのウォーウルフなんて不意打ちしたから勝てたみたいなもんで、普通に闘ってたら負けていたよ。この【建築(ビルド)】なんてスキルを授かったら、闘えもしない無能って実家を追い出されたばかりなのさ」
「ま、まあ……そんな事があったんですか」
「それで……どうしたんだい? 君は。高貴な雰囲気がするけど、随分とズタボロじゃないか……エルフの国はどうしたんだ? 護衛もつけずにこんな危険な森で一人切りで出歩いているなんて、危ないじゃないか」
「それが……実は私、エルフの国の王女なのです」
リノアは語り始める。
「エルフの国の王女様なのか! だったら猶更だ! なんでこんなところに君のような高貴なエルフがいるんだ!」
俺は驚いた。リノアはエルフの国のお姫様だというのだ……。なぜ彼女がこんな辺境の森にいるのか、俺には見当もつかなかった。
「私達、エルフの国は平穏に暮らしていました……その日常がある日、突然のように崩れ去ったのです。普段、人目に付かない森の中に隠れ住んでいた私達の日常は魔王軍の侵攻により、崩れ去りました。奴らは私達の国を見つけると魔法で火を放ち、大勢の人々を虐殺し始めたのです」
リノアは悲痛な表情で告げてくる。
「な、なんだって! 魔王軍にエルフの国が攻め込まれただって!」
「はい……そして私達は命からがら、逃げ出しました。御付きの者もいましたが、途中ではぐれてしまい、私はひとりぼっちになり、当てもなく彷徨いました。そして先ほどの狼に襲われているところを、グラン様に助けられたのです」
「そ、そうだったのか! そんな事があったのか!」
「グラン様はこれからどうなさるつもりなのですか?」
「父親からは北の辺境を開拓していろって言われているよ……この【建築(ビルド)】スキルは戦闘には向かないけど、開拓には向いているからね。自分なりの住まいを作って、何とか細々暮らしていくつもりさ」
「辺境の開拓……グラン様、よろしければ私を雇ってくださいませんでしょうか?」
「君を雇うだって?」
「はい……どんな雑用でも致します。行く宛てもない私にどうか、慈悲をくださいませんでしょうか?」
「いいけど……着の身着のまま、ろくにお金も与えられずに追い出されたんだ。給料とかは出せないけど、それでもいいのかい?」
「勿論、お金なんていりません! あなた様に救われた命です! あなた様のお役に立ちたいのです!」
「そこまで言うなら構わないよ。良いよ、リノア姫。君を雇おう」
「ありがとうございます! 精一杯、あなた様のお役に立ってみせます!」
こうしてリノアが仲間になった。
「それに私は感じるのです……グラン様には大きな力が秘められているという事……そしてその力はこの世界の為に必要だという事を」
「大げさだよ。リノア。俺なんて別に何の力もないよ……それじゃあ、まずはこの森を抜けて、北の辺境に行こうか」
「はい! そうしましょう!」
こうして俺達は北の辺境へと向かうのであった。
無数の烏がが空を飛んでいる。昼間なのに暗い空だった。不気味な烏の鳴き声が森に響き渡る。
「ううっ……なんでこんな事になるんだ」
大きなリュックサックを背負った俺は北の辺境へと向かっていった。辺境というだけあって、歩けば歩く程に人気から遠ざかっていく。北の辺境に辿り着く為には、不気味な森を抜けなければならない。
モンスターも出現する為、とても危険な森であった。
「死にたくないなぁ……こんなところで」
死の危険を感じつつも、実家を追い出された俺は辺境へ向けてひたすらに歩いていた。
ガサゴソ。
「う、うわっ!」
何かが動く音がした。
「なんだ……、野うさぎか」
草木の中から現れたのは野うさぎだった。俺はほっと胸を撫で下ろす。
ガサゴソ。
遠くでまた物音がした。また野うさぎかと思って油断していたら、どうやら違うようだった。
「きゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
甲高い悲鳴が聞こえてくる。この声は女性のものだ。
「なんだ! 一体、どうしたっていうんだ!」
俺は授かったスキルが【建築(ビルド)】なんていう、非戦闘向けのスキルだなんて事は気にも留めず、声がする方へと飛んでいったのだ。
◇
グウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!
鈍い唸り声がする。この唸り声は狼のものだ。それもただの狼ではない。好戦的で知られる狼型のモンスターである、ウォーウルフのものだ。
今にもウォーウルフが一人の少女に襲い掛かろうとしている。それも普通の少女ではない。金髪をした耳の長い少女だった。あれはエルフという、亜人種だ。ボロボロの恰好をした彼女は今にもウォーウルフに襲い掛かられる、寸前であった。
どうする? 俺にあるのは非戦闘用の外れスキルである『建築(ビルド)』しかない。あの獰猛で知られるモンスター、ウォーウルフに太刀打ちできるのか……。
だが、迷っている暇はなかった。ウォーウルフは今にもその獰猛な牙で、爪で彼女の命を奪わんとしているのだ……。
「あっ……ああっ……ああっ……あっ……ああっ……ああっ…」
エルフの少女は恐怖のあまり、足がすくんで一歩も動く事が出来ない様子だ。あれでは自力で逃げる事なんて困難だ。俺が見逃せば、間違いなくウォーウルフにより命を奪われる。
もはや『建築(ビルド)』が非戦闘用のスキルだなんだなんて言ってられなかった。まだウォーウルフは俺の存在に気づいていない。不意をつければいけるはずだ。
俺は『建築(ビルド)』スキルを発動する。授かったばかりなので、発動するのは初めての経験だった。
「『ビルドハンマー』」
俺が念じると、大きな木槌(ハンマー)が姿を現す。建物を建築する際に使用する、巨大なハンマーだ。
こいつで全力で殴打すれば、いくら何でもウォーウルフといえども一たまりもないであろう。
俺は慎重に近づき、ウォーウルフの背後に忍び寄った。
――そして。
「はあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
俺は『建築(ビルド)』スキルにより作り出した、『ビルドハンマー』でウォーウルフに襲い掛かったのである。
キャウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウン!
不意打ちは見事に成功した。後頭部に強烈な一撃を放ったのだ。ウォーウルフは長い断末魔を上げ、果てた。
「ふう……何とかなかったか」
俺は胸を撫で下ろす。
「大丈夫ですか! うっ……」
俺はウォーウルフに襲われていたエルフの少女を見やる。改めて見ると美しい少女だった。整った顔立ちに雪のような白い肌。人間離れした美貌をしていた……。エルフなんだから人間離れをしているのは当然の事だったが。
エルフを見るのは初めてだった為、思わずその美しさに見入ってしまった。
そして俺は彼女の霰もない姿に赤面し、目を反らす。彼女の着ていたドレスはボロボロだったのである。どういうわけだろうか。命からがら逃げだしてきた……そんな感じであった。胸元が斬り裂かれ、彼女の胸元は大きく開かれている。
想像していたよりもずっと大きいその二つの膨らみは目のやり場に困った。
「あ、ありがとうございます! あなた様は命の恩人です!」
そんな事には構いもせずに、エルフの少女は俺の手を握りしめてきた。確かな温かみを手を通じて感じる。
「私の名はリノアと申します……あなた様の名前はなんとおっしゃるのでしょうか?」
「グランだ……グラン・ロズベルグ」
俺はエルフの少女——リノアに名乗った。
ロズベルグ家は高名な名家ではあるが、エルフ界まで知れ渡っているとは思わなかった。エルフは他種族との交流を極力絶った閉じた種族だ。人間界の事など知りもしない事だろう。
「グラン様とおっしゃるのですか……。先ほどの力は一体……」
「ああ……エルフにもあるのかはわからないが、神が人間にひとつだけ授ける特別な力――スキルによる効果なんだ」
「スキル――その力であのような事ができたのですか。なんと素晴らしい力でしょう」
「素晴らしい力なわけあるか……さっきのウォーウルフなんて不意打ちしたから勝てたみたいなもんで、普通に闘ってたら負けていたよ。この【建築(ビルド)】なんてスキルを授かったら、闘えもしない無能って実家を追い出されたばかりなのさ」
「ま、まあ……そんな事があったんですか」
「それで……どうしたんだい? 君は。高貴な雰囲気がするけど、随分とズタボロじゃないか……エルフの国はどうしたんだ? 護衛もつけずにこんな危険な森で一人切りで出歩いているなんて、危ないじゃないか」
「それが……実は私、エルフの国の王女なのです」
リノアは語り始める。
「エルフの国の王女様なのか! だったら猶更だ! なんでこんなところに君のような高貴なエルフがいるんだ!」
俺は驚いた。リノアはエルフの国のお姫様だというのだ……。なぜ彼女がこんな辺境の森にいるのか、俺には見当もつかなかった。
「私達、エルフの国は平穏に暮らしていました……その日常がある日、突然のように崩れ去ったのです。普段、人目に付かない森の中に隠れ住んでいた私達の日常は魔王軍の侵攻により、崩れ去りました。奴らは私達の国を見つけると魔法で火を放ち、大勢の人々を虐殺し始めたのです」
リノアは悲痛な表情で告げてくる。
「な、なんだって! 魔王軍にエルフの国が攻め込まれただって!」
「はい……そして私達は命からがら、逃げ出しました。御付きの者もいましたが、途中ではぐれてしまい、私はひとりぼっちになり、当てもなく彷徨いました。そして先ほどの狼に襲われているところを、グラン様に助けられたのです」
「そ、そうだったのか! そんな事があったのか!」
「グラン様はこれからどうなさるつもりなのですか?」
「父親からは北の辺境を開拓していろって言われているよ……この【建築(ビルド)】スキルは戦闘には向かないけど、開拓には向いているからね。自分なりの住まいを作って、何とか細々暮らしていくつもりさ」
「辺境の開拓……グラン様、よろしければ私を雇ってくださいませんでしょうか?」
「君を雇うだって?」
「はい……どんな雑用でも致します。行く宛てもない私にどうか、慈悲をくださいませんでしょうか?」
「いいけど……着の身着のまま、ろくにお金も与えられずに追い出されたんだ。給料とかは出せないけど、それでもいいのかい?」
「勿論、お金なんていりません! あなた様に救われた命です! あなた様のお役に立ちたいのです!」
「そこまで言うなら構わないよ。良いよ、リノア姫。君を雇おう」
「ありがとうございます! 精一杯、あなた様のお役に立ってみせます!」
こうしてリノアが仲間になった。
「それに私は感じるのです……グラン様には大きな力が秘められているという事……そしてその力はこの世界の為に必要だという事を」
「大げさだよ。リノア。俺なんて別に何の力もないよ……それじゃあ、まずはこの森を抜けて、北の辺境に行こうか」
「はい! そうしましょう!」
こうして俺達は北の辺境へと向かうのであった。
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