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アーティフィシャル・マインド
シグマドライヴ、解放/空(から)の剣
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「お友 、ダ チゴッコ、、は 終わりマ シタか??」
「……ジェネラル様……」
「行くぞコック、感傷に浸る暇は、ない……!」
見上げると、ツタを破ったものの、自身の触手によって自分自身を締め付けている機体が。……が、その両極端の触手には。
「あナ タ の! お友達ハあ、、、!! みんなみんなこ のザマ!! です! デス!!!!」
2人共、気を失ってる……のは分かるが。
「……マスター、あのお2方はマスターの仲間……でよろしいですか?」
「ああ、もちろん。……んで、アイツらは大丈夫なのか?」
「はっきり言うと……生命的にかなり危ない状態です。すぐさま助けださないと……」
『アレン、後ろだ!』
突如上空から響き渡る声。言われた通り振り向くと、3本もの触手が。
「神威、きど……」
「……マスター、貴方は私がお守りいたします」
コックの円筒へと変貌した右手が前に突き出され、そこから放たれた魔力弾が迫り来る触手を消し飛ばす。
「コック、俺の周りは任せたぞ……!」
「承知しました、マイマスター」
背後、声のした方角を向けば、先程まで触手に縛られていたサナとセンの姿が消えており。
『……また、戦う事になるとはな』
代わりにそこにいたのは、紛れもなく。
「兄さん、まさか一緒に……?」
そう、兄さんが———堂々とそこに立っていた。……その横腹には激しい血痕もついていたが、そんなものをものともせずに兄さんは動き続ける。
「勘違いするな、貴様がここで死ぬという運命が受け入れられなかっただけだ。
あんな遺物を前に死ぬくらいなら、魔王とでも戦って潔く散った方がマシだろうからな」
「……サナを助けたかっただけとk……」
「それ以上口にするな貴様も斬られたいかっ!」
「———ところでサナたちは……?」
「後ろに置いてきた、ただアイツらの方もどこまで持つか分からない、迅速に決めるぞ……!」
憤慨する兄さんに背中を合わせ、刀を構える。
「神威、起動……!」
「やるぞ、アレン……!」
「そ ン名!! 、。 ! 白様! あなたは私 、、の! [偉大なるご厚意] ムダニ しタ!!
せっっっっかク、、貴ナタ様の! [[[お友達ゴッコ]]]をモ リ 上げたト 言ウ ノニ!!!!
コレは モう! [一家揃ってご臨終オプション][ご愁傷様でした] するシ化ナイ! [[[アムのようにするしか]]] ナイっ!」
機械とは思えないほどに激しく脈動し痙攣するリー。
必死に目を見開き、張り裂けんとする口から放たれるその一言一言には、もはや生気は残っていなかった。
「気持ち悪いヤツだぜ、変な喋り方しやがって」
「兄さん構えて、来る!」
迫り来る、無数の触手。
それら全て、1本残さず捌き切る。
流れ狂う水を連想させるそれは、だが切断すればあまりにも力無く、自由落下する水のように勢いが消え落ちてゆく。
「どうしたアレン! スピードが落ちているんじゃないのかっ?!」
「兄さんだって、さっき1本、取り逃したじゃねえか……っ!」
「……マスター、蒸発させるだけでよろしいのですか? 次の指示は……」
若干置いていかれ気味なコックを横目に機を伺う。
もうそろそろ……来るはずだ……!
「あレ 、。?? 液ガ……出 ナい?!どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてど……」
……やはりだ。前の全身スライムの身体の時よりも、出せる液体の数が少なくなっている……!
無尽蔵とは言えど、無限ではないはずだ。つまり、これで……!
「コック、兄さん! 一気に畳み掛けるぞ!」
「一気に……つまりお前についていけ、と?」
「ええマスター、仰せの通りに」
「背水の、陣っ!」
少しでも早く。
ヤツのツタがこちらに迫ってくるよりも前に。
頬が少しばかり湿った風を撫でる。が、今はそんな心地よい気分を感じている場合ではない。
狙うはヤツの機体、その中枢部、ヤツの記憶装置……!
コックの記憶を……取り返す為にも……!
「とった!」
ヤツの眼前へと跳び上がり、刀を構える。
ヤツのツタは発射寸前。
だが、この距離であれば俺の方が…早い!
「なーーーーーーんて!
誰 が予想、、できマし たでしょう、か、??? 、そンな [お約束] そンな[どんでん返し] 認メ 、ル 訳にはいきマセン!
ココカラですヨ!!!! 最後 、、ノ [ショーダウン] は午後8時ヨ り後悔!!!!!!」
……ああ、今度こそ、終わった。
これまで、幾度となく瀕してきた危機。
……が、こいつは、致命傷、だ……
「マスターーッ!!」
「ア……レン、貴様……っ!」
あったかい。
あったかくて、お母さんの胸の中にいるような、そんな、血のあたたかさ。
いしきが、だんせん、する。
がんぜんが、うすれて、こんだくしていく。
あったかい、むねはあったかいよ。
だけど、ちょっと、さむい、かなあ。
********
突如、アレンの背中を突き破った、巨大な金属の針。
そこから滴り落ちる血を見る限り、アレン、貴様はやはり……!
「コック……とか言ったか。……アレンは……死んだ。……だろう?」
「ええ、マスターの生体反応、魔力反応は、もう……!」
「……っおいまずいぞ、ツタが!」
突如背後の地層より滲み出てきたツタにより、完全に身体が捉えられる。
「……が……っぐ……っ…!」
じわじわと締め付けられる。骨が軋む。
このままでは骨折も……残り数十秒……!
俺様も、か?
俺様も、ここで死ぬってのか?
何の、抵抗も、できずに……?
「個体名:『アダム・セイバー』起動。
肉体認識:『アレン・セイバー』、
連続的思考途絶。思考装填。
『全知全能』、起動」
「ナン でスか? 急、、ニ喋っテ、、、 、!!
[抵抗]ス るおつもりナのデスか? [やめましょう、無駄な抵抗はやめましょう]
ド うセ私ヲ倒すな ん て出来ヌ!!!
[どんな手段]ヲ用いても! [どんな方法]ヲ用イテモ!! 何、、、 、 。、モ、出来ナ……
アre 。?? 視カイが ? 2つ、、、ニ??」
それは、一瞬だった。
……いや、一瞬ですらなく、それ以下の何かの間。
1秒、いや0.1秒、いや0.0000000000……そのくらい考え込むほどの速すぎる斬撃。
掠れた視界にて捉えたのは、そのあまりにも桁外れな一閃。
……あれは……いや、そうだろう、それしか考えられない。
ヤツは、アレンは、今の一瞬、動いてすらいないまま、「斬った」という結果のみを残した。
事実、時が進み、気がついた頃には、既に敵は斬れていた。
まるで何もなかったところに一瞬にして物が出現するように。
何の傷もなかったヤツの身体は、たった一瞬、いや一瞬に満たない時間、すなわち「0秒」で斬り落とされた。
……そう、たったの0秒で、ヤツの身体を斬ってみせたんだ、アレンは……
シグマドライヴ:空の剣。
空白の時間が、眼前の敵を斬り裂いた。
「……ジェネラル様……」
「行くぞコック、感傷に浸る暇は、ない……!」
見上げると、ツタを破ったものの、自身の触手によって自分自身を締め付けている機体が。……が、その両極端の触手には。
「あナ タ の! お友達ハあ、、、!! みんなみんなこ のザマ!! です! デス!!!!」
2人共、気を失ってる……のは分かるが。
「……マスター、あのお2方はマスターの仲間……でよろしいですか?」
「ああ、もちろん。……んで、アイツらは大丈夫なのか?」
「はっきり言うと……生命的にかなり危ない状態です。すぐさま助けださないと……」
『アレン、後ろだ!』
突如上空から響き渡る声。言われた通り振り向くと、3本もの触手が。
「神威、きど……」
「……マスター、貴方は私がお守りいたします」
コックの円筒へと変貌した右手が前に突き出され、そこから放たれた魔力弾が迫り来る触手を消し飛ばす。
「コック、俺の周りは任せたぞ……!」
「承知しました、マイマスター」
背後、声のした方角を向けば、先程まで触手に縛られていたサナとセンの姿が消えており。
『……また、戦う事になるとはな』
代わりにそこにいたのは、紛れもなく。
「兄さん、まさか一緒に……?」
そう、兄さんが———堂々とそこに立っていた。……その横腹には激しい血痕もついていたが、そんなものをものともせずに兄さんは動き続ける。
「勘違いするな、貴様がここで死ぬという運命が受け入れられなかっただけだ。
あんな遺物を前に死ぬくらいなら、魔王とでも戦って潔く散った方がマシだろうからな」
「……サナを助けたかっただけとk……」
「それ以上口にするな貴様も斬られたいかっ!」
「———ところでサナたちは……?」
「後ろに置いてきた、ただアイツらの方もどこまで持つか分からない、迅速に決めるぞ……!」
憤慨する兄さんに背中を合わせ、刀を構える。
「神威、起動……!」
「やるぞ、アレン……!」
「そ ン名!! 、。 ! 白様! あなたは私 、、の! [偉大なるご厚意] ムダニ しタ!!
せっっっっかク、、貴ナタ様の! [[[お友達ゴッコ]]]をモ リ 上げたト 言ウ ノニ!!!!
コレは モう! [一家揃ってご臨終オプション][ご愁傷様でした] するシ化ナイ! [[[アムのようにするしか]]] ナイっ!」
機械とは思えないほどに激しく脈動し痙攣するリー。
必死に目を見開き、張り裂けんとする口から放たれるその一言一言には、もはや生気は残っていなかった。
「気持ち悪いヤツだぜ、変な喋り方しやがって」
「兄さん構えて、来る!」
迫り来る、無数の触手。
それら全て、1本残さず捌き切る。
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「どうしたアレン! スピードが落ちているんじゃないのかっ?!」
「兄さんだって、さっき1本、取り逃したじゃねえか……っ!」
「……マスター、蒸発させるだけでよろしいのですか? 次の指示は……」
若干置いていかれ気味なコックを横目に機を伺う。
もうそろそろ……来るはずだ……!
「あレ 、。?? 液ガ……出 ナい?!どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてど……」
……やはりだ。前の全身スライムの身体の時よりも、出せる液体の数が少なくなっている……!
無尽蔵とは言えど、無限ではないはずだ。つまり、これで……!
「コック、兄さん! 一気に畳み掛けるぞ!」
「一気に……つまりお前についていけ、と?」
「ええマスター、仰せの通りに」
「背水の、陣っ!」
少しでも早く。
ヤツのツタがこちらに迫ってくるよりも前に。
頬が少しばかり湿った風を撫でる。が、今はそんな心地よい気分を感じている場合ではない。
狙うはヤツの機体、その中枢部、ヤツの記憶装置……!
コックの記憶を……取り返す為にも……!
「とった!」
ヤツの眼前へと跳び上がり、刀を構える。
ヤツのツタは発射寸前。
だが、この距離であれば俺の方が…早い!
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……ああ、今度こそ、終わった。
これまで、幾度となく瀕してきた危機。
……が、こいつは、致命傷、だ……
「マスターーッ!!」
「ア……レン、貴様……っ!」
あったかい。
あったかくて、お母さんの胸の中にいるような、そんな、血のあたたかさ。
いしきが、だんせん、する。
がんぜんが、うすれて、こんだくしていく。
あったかい、むねはあったかいよ。
だけど、ちょっと、さむい、かなあ。
********
突如、アレンの背中を突き破った、巨大な金属の針。
そこから滴り落ちる血を見る限り、アレン、貴様はやはり……!
「コック……とか言ったか。……アレンは……死んだ。……だろう?」
「ええ、マスターの生体反応、魔力反応は、もう……!」
「……っおいまずいぞ、ツタが!」
突如背後の地層より滲み出てきたツタにより、完全に身体が捉えられる。
「……が……っぐ……っ…!」
じわじわと締め付けられる。骨が軋む。
このままでは骨折も……残り数十秒……!
俺様も、か?
俺様も、ここで死ぬってのか?
何の、抵抗も、できずに……?
「個体名:『アダム・セイバー』起動。
肉体認識:『アレン・セイバー』、
連続的思考途絶。思考装填。
『全知全能』、起動」
「ナン でスか? 急、、ニ喋っテ、、、 、!!
[抵抗]ス るおつもりナのデスか? [やめましょう、無駄な抵抗はやめましょう]
ド うセ私ヲ倒すな ん て出来ヌ!!!
[どんな手段]ヲ用いても! [どんな方法]ヲ用イテモ!! 何、、、 、 。、モ、出来ナ……
アre 。?? 視カイが ? 2つ、、、ニ??」
それは、一瞬だった。
……いや、一瞬ですらなく、それ以下の何かの間。
1秒、いや0.1秒、いや0.0000000000……そのくらい考え込むほどの速すぎる斬撃。
掠れた視界にて捉えたのは、そのあまりにも桁外れな一閃。
……あれは……いや、そうだろう、それしか考えられない。
ヤツは、アレンは、今の一瞬、動いてすらいないまま、「斬った」という結果のみを残した。
事実、時が進み、気がついた頃には、既に敵は斬れていた。
まるで何もなかったところに一瞬にして物が出現するように。
何の傷もなかったヤツの身体は、たった一瞬、いや一瞬に満たない時間、すなわち「0秒」で斬り落とされた。
……そう、たったの0秒で、ヤツの身体を斬ってみせたんだ、アレンは……
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