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第166死 エクレア女子トーク♡
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聳え立つバベルBの足元の野原には軍用テントと小さい円錐型のテントが設置されてある。その他日除けのタープと風避けの陣幕。
ホテルでの生活環境適応実験にも飽きてきたところ、マンネリを打破するためにビル群の無いフリースペースとなっているここをキャンプ地とした。
何故か気合いを入れた香と夏海の指揮の下に洒落たベースキャンプは完成していた。
何かを見つけて手を引き移動した水井露と青年の様子をモニターで観察していると──
「あれ? プールなんてあったっけ? チョコっと見逃してた?」
「仮にもアウトドア関連の仕事してたんだから私が見逃してるはずはないわ夏海」
「だよね香、ぴょこっとプールが生えた?」
日除けタープの下で生クリームたっぷりのエクレアを食べ休憩中。ローチェアーから立ち上がった2人が気になる中型プールの方を眺めている。すると軍用テントから出てきた白衣が2人に少し離れたまま話しかけた。
「すまないそれは私がついさっき作ったものだ」
「作った?」
「この市街地Bは生電子の濃度がまだまだ薄いという事なんだろう。君たちがここで生活していくうちにランドマークであるバベルBに蓄積された生電子の資源が増え出来る事がほんのちょっぴりだが増えたというわけさ、この洒落たプールがそのお試しだ。何かとあると衛生上便利だろう?」
「生電子の資源ねぇ……なるほど、国でも市でもしゃしゃっとつくれそうじゃない」
「フフ、国はいらないね。今はこの大掛かりな静けさを気に入っている。だが私も推測するに最終的にはそういう事なのだろう……鋭いなさすがリーダー」
微笑んだまりじは淹れたばかりのハーブティーを香のもとへと運び、受け渡した。エクレアのマンネリにどうぞということだろう。
「やぁ先生……そのせいでんしってナニ?」
「……夏海生徒くん、君はそんな事も知らずにもう何歳だ?」
「そんなことも知らない27です……」
「フ若いな、授業だ生徒くん!」
▼▼▼
▽▽▽
ベースキャンプから少し離れたプールで────
このところ彼女はサイドテールにしている。うしろ向きではないその方向のかゆさが気に入ったようだ。
男女ふたりプールで泳ぎスイカ柄のビーチボールを弾き合い遊んだ後は。
プールサイドに敷いた銀のエアーマットの上で────ぬちゃぬちゃと絡み合う。
白いビキニを着、仰向けになった水井露は青年を迎え入れていく。
挿入からゆっくりゆっくりとスローリーな快楽と粘っとしたローションを体温を擦り合わせて温め合っていく。
「んっオトウト」
「あぁああつゆねえちゃん」
「あっ、あっんんんんん……ロックロック、ん、スローション」
ぬるぬると温めて合っていく。
ぬちゃぬちゃ、卑猥な音が混じり合い。
水井露の膣内を腰を揺らしながら最高潮に硬くなった青年のおちんぽが、長くながい挿入と小刻みなピストンを続けている。
スキル、スローションの効果でじっくりと互いの快感を高め合い姉とオトウトの名前を呼び合うのは気持ちいい。
ロックと言われれば我慢を強いられてしまう。でも青年のその先の甘い腰の放出感をまた味わうために──
「あっァァァ」
「はっん、んっ」
喘ぐ水井露はぎゅっと手と脚で青年を抱きしめ絡めてロックする。やがて蓄積されていく射精感を一気に放出した。
粘度の高いザーメンは水井露の膣内を満たし、女体はイキさらにぎゅっと強くしがみつく。
恍惚の表情を浮かべ崩れる両者──最後にご褒美とばかりに、水井露はぼやけ見つめる青年に唇を突き出し──柔いベロの唾液を絡ませ合っていく。
そんな様子のモニターを見つめる、ローチェアーに腰掛け脚を組む。タープの下で優雅に涼みながら膝を突き合わせた女子たち。
合同テントオナニーで散々発散したためかむらむらというよりは、やってるなぁという我が子を見守るような表情で。
「ミズイロはミステリアス担当というより愛が重い担当かしら?」
「いろっちこのまま姉以上になったり」
「意外とあぁいう子がしゃしゃっと運良く結婚したりするのよね」
「妹みたいな感じに思ってたのにそれはァ夏海つらいぞ、チョコっと超えで!」
「べつに自由だぞ、狩野生徒くんを独占しそのままゴールインようがな。フフ、女子トークもいいが、ただ実験とスキル訓練には今後も協力してくれよ。君たち夏海ノ香水のスキルの強化にも繋がっているんだからな、探索者のスキルの謎の一端が分かり質の良い報告が上に出来れば私もDODO内での立場が良くなるからな」
「それはそれはァこの夏海めに協力させてください先生さん! 次はどこをパトロールします? チョコっとでもコソッとでもお使いくだされ」
「私とちがい元気でアクティブなのは性格の相互補完が出来ていいがこのセカイあまり遠くへは行かないことだ、モヤがかった先に行って引き返せなくなるかもしれない、まそれもデータを取れてありがたい事だねDODOの葬儀は手厚いぞ」
「葬儀!? そういやァさっきエクレアの買い出しでうっすらモヤモヤしてたような……って先に言っといてよ先生え! 夏海27歳死すところだったんじゃない!?」
「言ってなかったか……? どうも私はじぶんの頭の中で完結する癖があるらしい、狩野生徒くんにもつい先日シンプルに指摘されたよふふフ」
「骨ナシの葬儀は結構だけど20代も最後、夏海にミズイロを加えてラッキーボーイに恵まれたチャンス……。私も腰が治れば助手でも雑用でもバーベキュー用品開発でもなんでも骨のある働きができるけど? DODOのまりじ先生」
「それはありがたいなどうもマッドな私はここ最近まで人望に恵まれて来なかったんでね。この大人なサイトのレイアウトのように君たちのアウトドア用品の知識には興味のあるところだ。──だが20代も最後とはね……なつかしいな39の私はもう少し焦るべきだろうか?」
「「え、さんじゅうきゅう?」」
エクレアとハーブティーをいただきながら女子トーク。自称39歳の金髪青眼、その女研究者の美貌の秘訣を聞き出す流れになったのは、やれ化粧水やら何時に寝てる? 洗顔は? 食事、トマトは? 若返りのおくすり? 、歳頃のお姉さんペアにとって当然のホットで重要な事なのだろう。
ホテルでの生活環境適応実験にも飽きてきたところ、マンネリを打破するためにビル群の無いフリースペースとなっているここをキャンプ地とした。
何故か気合いを入れた香と夏海の指揮の下に洒落たベースキャンプは完成していた。
何かを見つけて手を引き移動した水井露と青年の様子をモニターで観察していると──
「あれ? プールなんてあったっけ? チョコっと見逃してた?」
「仮にもアウトドア関連の仕事してたんだから私が見逃してるはずはないわ夏海」
「だよね香、ぴょこっとプールが生えた?」
日除けタープの下で生クリームたっぷりのエクレアを食べ休憩中。ローチェアーから立ち上がった2人が気になる中型プールの方を眺めている。すると軍用テントから出てきた白衣が2人に少し離れたまま話しかけた。
「すまないそれは私がついさっき作ったものだ」
「作った?」
「この市街地Bは生電子の濃度がまだまだ薄いという事なんだろう。君たちがここで生活していくうちにランドマークであるバベルBに蓄積された生電子の資源が増え出来る事がほんのちょっぴりだが増えたというわけさ、この洒落たプールがそのお試しだ。何かとあると衛生上便利だろう?」
「生電子の資源ねぇ……なるほど、国でも市でもしゃしゃっとつくれそうじゃない」
「フフ、国はいらないね。今はこの大掛かりな静けさを気に入っている。だが私も推測するに最終的にはそういう事なのだろう……鋭いなさすがリーダー」
微笑んだまりじは淹れたばかりのハーブティーを香のもとへと運び、受け渡した。エクレアのマンネリにどうぞということだろう。
「やぁ先生……そのせいでんしってナニ?」
「……夏海生徒くん、君はそんな事も知らずにもう何歳だ?」
「そんなことも知らない27です……」
「フ若いな、授業だ生徒くん!」
▼▼▼
▽▽▽
ベースキャンプから少し離れたプールで────
このところ彼女はサイドテールにしている。うしろ向きではないその方向のかゆさが気に入ったようだ。
男女ふたりプールで泳ぎスイカ柄のビーチボールを弾き合い遊んだ後は。
プールサイドに敷いた銀のエアーマットの上で────ぬちゃぬちゃと絡み合う。
白いビキニを着、仰向けになった水井露は青年を迎え入れていく。
挿入からゆっくりゆっくりとスローリーな快楽と粘っとしたローションを体温を擦り合わせて温め合っていく。
「んっオトウト」
「あぁああつゆねえちゃん」
「あっ、あっんんんんん……ロックロック、ん、スローション」
ぬるぬると温めて合っていく。
ぬちゃぬちゃ、卑猥な音が混じり合い。
水井露の膣内を腰を揺らしながら最高潮に硬くなった青年のおちんぽが、長くながい挿入と小刻みなピストンを続けている。
スキル、スローションの効果でじっくりと互いの快感を高め合い姉とオトウトの名前を呼び合うのは気持ちいい。
ロックと言われれば我慢を強いられてしまう。でも青年のその先の甘い腰の放出感をまた味わうために──
「あっァァァ」
「はっん、んっ」
喘ぐ水井露はぎゅっと手と脚で青年を抱きしめ絡めてロックする。やがて蓄積されていく射精感を一気に放出した。
粘度の高いザーメンは水井露の膣内を満たし、女体はイキさらにぎゅっと強くしがみつく。
恍惚の表情を浮かべ崩れる両者──最後にご褒美とばかりに、水井露はぼやけ見つめる青年に唇を突き出し──柔いベロの唾液を絡ませ合っていく。
そんな様子のモニターを見つめる、ローチェアーに腰掛け脚を組む。タープの下で優雅に涼みながら膝を突き合わせた女子たち。
合同テントオナニーで散々発散したためかむらむらというよりは、やってるなぁという我が子を見守るような表情で。
「ミズイロはミステリアス担当というより愛が重い担当かしら?」
「いろっちこのまま姉以上になったり」
「意外とあぁいう子がしゃしゃっと運良く結婚したりするのよね」
「妹みたいな感じに思ってたのにそれはァ夏海つらいぞ、チョコっと超えで!」
「べつに自由だぞ、狩野生徒くんを独占しそのままゴールインようがな。フフ、女子トークもいいが、ただ実験とスキル訓練には今後も協力してくれよ。君たち夏海ノ香水のスキルの強化にも繋がっているんだからな、探索者のスキルの謎の一端が分かり質の良い報告が上に出来れば私もDODO内での立場が良くなるからな」
「それはそれはァこの夏海めに協力させてください先生さん! 次はどこをパトロールします? チョコっとでもコソッとでもお使いくだされ」
「私とちがい元気でアクティブなのは性格の相互補完が出来ていいがこのセカイあまり遠くへは行かないことだ、モヤがかった先に行って引き返せなくなるかもしれない、まそれもデータを取れてありがたい事だねDODOの葬儀は手厚いぞ」
「葬儀!? そういやァさっきエクレアの買い出しでうっすらモヤモヤしてたような……って先に言っといてよ先生え! 夏海27歳死すところだったんじゃない!?」
「言ってなかったか……? どうも私はじぶんの頭の中で完結する癖があるらしい、狩野生徒くんにもつい先日シンプルに指摘されたよふふフ」
「骨ナシの葬儀は結構だけど20代も最後、夏海にミズイロを加えてラッキーボーイに恵まれたチャンス……。私も腰が治れば助手でも雑用でもバーベキュー用品開発でもなんでも骨のある働きができるけど? DODOのまりじ先生」
「それはありがたいなどうもマッドな私はここ最近まで人望に恵まれて来なかったんでね。この大人なサイトのレイアウトのように君たちのアウトドア用品の知識には興味のあるところだ。──だが20代も最後とはね……なつかしいな39の私はもう少し焦るべきだろうか?」
「「え、さんじゅうきゅう?」」
エクレアとハーブティーをいただきながら女子トーク。自称39歳の金髪青眼、その女研究者の美貌の秘訣を聞き出す流れになったのは、やれ化粧水やら何時に寝てる? 洗顔は? 食事、トマトは? 若返りのおくすり? 、歳頃のお姉さんペアにとって当然のホットで重要な事なのだろう。
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