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おでかけ
36.
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龍は結局ブラウンと契約することとなり、みんなでお屋敷まで帰った。
すると、ちゃっかり先に帰ってたマルルがいた。
「もー。みなさんどこいってたんですか!」
「マルルがいなかったからだよ~。」
フレドリックをぎゅぎゅうっと抱きしめて、誰にも気づかれないようにイオをちらと見る。
「…まさかね。」
にぃにのはずない。よね。
「明日は早いんですよ!もう子供たちは寝なさい。」
「え~。いいじゃん。
まだイオも子供だよ。」
「フレドリック様。」
一瞬にしてフレドリックの背筋に悪寒が走る。
やばい。
(余計な事言ったかも!!!!!!)
ニコッと笑ったイオ。うん。これは怒る前だ。
いつもフレディ様と呼ぶイオが、フレドリック様はほんとやばい。
「別にここにいらしてもいいんですよ?私だけダンカに行きますから。
マルルがいて良かったですね~。次会うのは一週間後ですね。私は朝早いから先に別室にて休ませていただきます。
では、お休みなさいませ。」
「イ、イオぉ~。」
フレドリックの弱々しい声をガン無視し、イオは誰も口を挟む余裕さえ見せず「では」の一言で部屋を後にした。
圧倒されてぼ~と見てたリーシャが我に返り、イオを案内するため慌てて後をついて行ってしまった。
残されたのは、涙目のフレドリックと、一週間フレドリックを独り占めできることにニヤけそうになってるマルル、
他家のことだからと口をへの字にして様子を伺ってたブラウンと、気まずい空気だけだった。。。
すると、ちゃっかり先に帰ってたマルルがいた。
「もー。みなさんどこいってたんですか!」
「マルルがいなかったからだよ~。」
フレドリックをぎゅぎゅうっと抱きしめて、誰にも気づかれないようにイオをちらと見る。
「…まさかね。」
にぃにのはずない。よね。
「明日は早いんですよ!もう子供たちは寝なさい。」
「え~。いいじゃん。
まだイオも子供だよ。」
「フレドリック様。」
一瞬にしてフレドリックの背筋に悪寒が走る。
やばい。
(余計な事言ったかも!!!!!!)
ニコッと笑ったイオ。うん。これは怒る前だ。
いつもフレディ様と呼ぶイオが、フレドリック様はほんとやばい。
「別にここにいらしてもいいんですよ?私だけダンカに行きますから。
マルルがいて良かったですね~。次会うのは一週間後ですね。私は朝早いから先に別室にて休ませていただきます。
では、お休みなさいませ。」
「イ、イオぉ~。」
フレドリックの弱々しい声をガン無視し、イオは誰も口を挟む余裕さえ見せず「では」の一言で部屋を後にした。
圧倒されてぼ~と見てたリーシャが我に返り、イオを案内するため慌てて後をついて行ってしまった。
残されたのは、涙目のフレドリックと、一週間フレドリックを独り占めできることにニヤけそうになってるマルル、
他家のことだからと口をへの字にして様子を伺ってたブラウンと、気まずい空気だけだった。。。
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