星月夜の間で。

玖優

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第1章 高校生編

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side 星

 今は、松本先輩とお昼ご飯を食べている。

 「いつも気になっていたんですけど、なんで先輩は俺のこと気にかけてくれるんですか」

 「んー、大事な後輩だからね。」

 「本当にですか?」

 「あはは、本音はねー。最初の自己紹介で、顔が好みだったから。いまは、性格も知ってもっといいなぁって思ってるよ。」

 「なに行ってんですか。俺、男ですよ。」

 「そういう、ちょっとツンツンしてるところとか、真面目で弟思いなところとかね。好きだよ。あっ、照れてる?可愛いね」

 「照れてません!はぁ、そんなこと言われてもなにもあげませんよ。」

  俺は、なにを言われたんだ。だいたい、男に言われてもなにも思わないだろ。なのに、言われて少し嬉しかった。なんでだろう。ただの先輩なのに、、、

 「あらら、結構俺本気だったんだけどなー」

 「もうその話はいいですから、今日は何もないといいですね。」

 「朝から急いでたよね。今日、なにかあるの?もしかしてデート?」

 「違います。弟に、早く帰れると言ってしまったので。」

 「なんだ、デートじゃないんだ。ほんと、弟のこと大切にしてるねー。」

 「まぁ、たった一人の家族ですし。」

    俺が守れなかったせいで一人にしてしまったから。

 「そう。兄弟仲がいいのは良いことだよね。」

 「そういう先輩はどうなんですか?妹さんいらっしゃるんですよね?」

 「俺? 普通じゃない、時々ご飯食べに行くけどそれくらいかなぁ」

 「へぇ、仲良いんですね。一緒にご飯行くなんて、いまどき珍しいですよ。」

 「そうかな。ご馳走さまでした。 美味しかった。」

 「ご馳走さまでした。美味しかったです。ありがとうございます。」

 午後もこの調子でいけば、約束まもれるな。



 「お疲れ様でした。お先に失礼します。」

「 「お疲れ様」」

 やっと帰れる。今は5時か、待つと言っていたから出来るだけ早く帰らなきゃな。



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