奏多と祐輝

はるまき

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【2-5】ひとりの日(本番なし)

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あの後奏多は俺の体を綺麗に洗ってから布団に寝かせてくれて、朝早くに

「いってくるね」

そう言い軽くキスをして言ってしまった。
朝起きて奏多の部屋をちょっとだけ漁ったけど鍵は見当たらない。奏多のことだから忘れることはないとは思ったけど。

「身体おもた…」

仕事に行くために準備をしようと身体を起こすが身体中が痛いし重い。出来ることなら休みたいな…そう思いながらもベッドから出て準備を始める。

出かける前にトイレへ行き用を足そうと便器に座るとつけられた貞操帯が目に入り、奏多にされたことを思い出して顔が熱くなる。

「早く帰ってこないかな…」

いつもはすぐに寂しくなることはないが会えないとなると寂しくなる。同棲してから奏多が出張で居なくなるのは初めてのことで大切な存在になっていることに改めて気付く。
自身の尿で汚れた貞操帯を丁寧に拭きあげ、出勤のために着替えた。
朝ごはんを食べ家を出て出勤の為に外を歩く。バレるはずも無いのに貞操帯をしていることがバレている気がしてドキドキする。

「あ、先輩!おはようございます」

「おはよう宮川」

職場につくと後輩の宮川に挨拶される。

「先輩の好きそうな洋服入ってきてましたよ!」

「お、マジ?後でみてみるな」

俺は古着が好きで古着屋で働いていて俺の好きそうな服が入ってくるとだいたい宮川が教えてくれる。宮川は大学生で俺よりも4歳下で俺の事を慕ってくれていると思う。

「先輩今日からルームシェアしてる同居人さん出張でいないんすよね?一緒にご飯でも行きません?」

「あー、悪い今日はパスで。用事あるんだよ」

「えー!先輩に奢ってもらおうと思ってたのに!」

「おい、俺は財布かよ!ごめん、今度奢るからさ」

「約束ですよ、回らない寿司とか連れてって下さい」

「あんまり調子に乗るな」

「えへへ、先輩とご飯行くだけで楽しいんでいい感じのお店調べといてくださいよ」

「わかった」

仕事中にそんな話をして楽しんだ後終わったらそのまま家に帰る。

「ただいまー…」

俺より奏多の方が遅く帰ってくる方が多いけど帰ってこないことが分かってるといつもより寂しく感じる。

「やっぱり宮川とご飯行けばよかったかな」

でも動くと時々貞操帯に鍵が当たって音がするからバレそうな気がして落ち着かないし…宮川には悪いことしたな。そんなことを考えながらご飯を食べ眠りについた。
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