奏多と祐輝

はるまき

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【6-5】騎乗位

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朝起きるといつもの通り身体が綺麗になっていた。横には奏多が眠っている。
俺は奏多の寝顔を眺めながら昨日のことを思い返す。
しばらくして飲み物を飲もうとベッドから起き上がろうとするとベッドについていた手を掴まれた。

「ごめん、起こした?」

奏多は首を横に振って

「昨日はごめんね…」

寝起きの声で謝る。

「俺の方こそごめん。しばらく外でお酒は飲まないようにします。」

俺の言葉を聞いた奏多は寝転がったまま少しムスッとした顔をして

「お酒はいいよ…飲んでもいいから昨日みたいなことは止めてよ…」

「うん、飲みすぎないようにするから」

「そうじゃなくて…帰れなくなるほど飲んだら僕を呼んでね。昨日みたいなのは嫌だ…」

「...分かった。でも一応言っておくと宮川…昨日送ってくれた後輩は俺が奏多と一緒に住んでること知ってるから変なことしようとしてた訳じゃないと思う」

「えっ…」

驚いた顔をして

「僕勘違いして、後輩くんに嫌な態度とっちゃって…」

「いいよ、俺が悪いんだし…」

俺は寝転がったまま奏多の方に近寄り、ぴったりとくっついて奏多の胸に顔を埋め

「奏多が俺のこと想ってくれてるの伝わるから嬉しい...かも」

埋めていた顔を上げて奏多の目をみて笑うと奏多からキスされる。

「祐輝、シたい…けど身体キツいよね、ごめん」

布団から出ようとする奏多の腕を掴んで

「シよう、でも思いっきり優しくしてね」

「分かった」

奏多は起き上がってベッドの傍の棚からコンドームを持ってくる。

「祐輝午後から仕事でしょ?あと優しくするって言ったから、ね?」

ちょっと残念と思っていたのが顔にでていたのか奏多が俺の頭をぽんぽんと優しく撫でる。

「じゃあ俺に着けさせてよ」

奏多の手からコンドームを貰い着ける前に既に半勃ちになっている奏多のペニスに 手を伸ばし指で亀頭を優しく触る。

「ん…」

奏多が漏らす声を聞きながら手を下の方へ移動させゆっくりと上下に動かして刺激する。そして完全に勃起しているのを確認して袋を破き中身を出す。口ではさみ、キスするように亀頭に置き傷が付かないように少しずつ下ろしていく。着け終わった後仰向けに寝ている奏多の上に跨り奏多のペニスをアナルに当てながら

「挿れるよ…んっ…」

少しずつ腰を下ろしていく。そして全部挿ると奏多が身体を起こし

「動くのは僕がするから」

そう言い唇を塞がれ今度は俺が押し倒されて仰向けに寝かされる。

「んっ…ふ…んんっ…」

キスをしながら腰を動かす奏多が離れていかない様にと俺も首に手を回す。

「ん…かな…イ…んぁ…」

俺がイくと同時に奏多もイってしまった様でゴム越しに奏多の吐き出した熱を感じる。
しばらくそのまま格好のまま繋がって息を整えていると

「すぐイっちゃったね」

奏多が俺のナカから自身のペニスを抜きながら笑っている。

「俺も」

そう言って自身の後始末をしている奏多に後ろから抱きついた。

~6話 終わり~
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