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第1章 揚げ出し鶏と淡い恋 料理屋「〇」黎明編1
エールとから揚げとライムの香り3
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温かい雰囲気と美味しい料理を存分に味わって不調の原因も解明できた私はとても満足だった
「マスター今日は本当にありがとう…満足した!会計を頼むよ」
「こちらこそありがとうございました…では銀貨3枚ですね」
「それは…マスター良いのか?そんなに安くしてもらって…」
「適正価格ですよ・・・またのお越しをお待ちしております」
「ありがとう!仲間や知り合いにも良い店があると教えておくよ…またな」
「ありがとうございました!」
「ありがとうございましたにゃ~」
リナさんが帰るとお店はノーゲス…一気に暇になっていた…するとミャオが少しモジモジしながら
「ハル…ミャオ教えてほしい事があるにゃ…」
「ん?どうした・・・?」
「お会計のお金がよくわからないのにゃ…銅貨と銀貨と金貨があるのは判るにゃ…でもどうして銀貨3枚なのにゃ?」
どうやらこの世界では数学というより、四則演算も出来ない人や種族が多く、特に獣人は計算が苦手の様だった
お金の価値は日本と似ていて助かったのだが、
銅貨1枚が100円 10枚集まれば銀貨1枚と等価
銀貨1枚が1000円 10枚集まれば金貨1枚と等価
金貨1枚が10000円
実は金貨より大きな単位は少し特別で白金貨になるのだが、ほとんど市民レベルの市場では流通していない
白金貨1枚の価値は1,000,000円
大きな取引や国同士の取引にしか扱われないので見ることもほとんどない
なので、リナさんの会計の場合は
エール 銅貨5枚×3杯 (1500円)
から揚げ 銅貨5枚×2皿 (1000円)
サラダ 銅貨5枚 (500円)
お通しはサービスになるので今回は無し
なので銀貨3枚(3000円)という明瞭会計
「という感じで銀貨3枚何だが…」
ミャオの頭から煙が見える…w
「うにゃー!!何となく…何となく判んないニャー!!!」
「……しばらくお会計は俺がやるから焦らなくてもいいよ」
「ミャオはお料理と飲み物を運んで頑張るにゃ♡お金は少しずつ勉強していくにゃ!」
「それでいいよ!ありがとう」
「じゃあ頑張ったから…賄いでから揚げ食べたいにゃ~♡」
「まだ閉店時間じゃないのに…食いしん坊だなミャオは・・・閉店したらな」
「優しいハルが大好きにゃ♡」
この世界の生活時間軸は日本と同じ24時間だった
なので開店がおよそ日の沈む前の17時から夜中23時位のラストオーダー24時閉店がうちの開店時間
そしてこの世界は四季があり、日本の気候に非常に近い
今は春先で梅雨前の季節…森の恵みが芽吹きはじめ、生命が活発になりつつある
当然俺の店もこれから忙しくしていきたいが…ミャオの勉強と一緒だな…
少しづつでもお客様が来て喜んでもらえる様にしていかないとな…
転移してきたことを自覚する前の俺はおそらく、心が折れていたのか…
特に経営の良化を目指した努力が見られなかった
しかし、それでは今の俺は満足できない!!
美味しい料理を作って喜ぶ顔がみたいという欲求は料理をしていれば基本的なことだと考えているし、
店を作ってまで料理をする意味はない
…必ず成功させて料理を笑顔で食べる人を増やしていけるように頑張ろう!
心の中で誓う俺だった…
リナさんが来てくれたことが少しでも良い方に進んでくれると有り難いな…
新作やメニューの改善を模索しながら、そんなことを考えていたら
閉店時間になってしまった
「暇だったにゃ~でも一人でも来てくれて良かったにゃ♡」
「そうだな!一歩一歩だ!!」
「その意気にゃ!!そしてお待ちかねのから揚げタイムなのにゃ!!」
「流石ミャオ!そこは忘れてないのな…わかったw」
「作っておくから暖簾を下げて、テーブルに椅子を上げて床を掃除しておいてくれるか?」
「任せるにゃー!」
昨日までの独りでの作業と違い、ミャオのおかげで寂しくない営業だったな
明日も頑張ろう…
あらためて心の中で誓うのだった!!
「マスター今日は本当にありがとう…満足した!会計を頼むよ」
「こちらこそありがとうございました…では銀貨3枚ですね」
「それは…マスター良いのか?そんなに安くしてもらって…」
「適正価格ですよ・・・またのお越しをお待ちしております」
「ありがとう!仲間や知り合いにも良い店があると教えておくよ…またな」
「ありがとうございました!」
「ありがとうございましたにゃ~」
リナさんが帰るとお店はノーゲス…一気に暇になっていた…するとミャオが少しモジモジしながら
「ハル…ミャオ教えてほしい事があるにゃ…」
「ん?どうした・・・?」
「お会計のお金がよくわからないのにゃ…銅貨と銀貨と金貨があるのは判るにゃ…でもどうして銀貨3枚なのにゃ?」
どうやらこの世界では数学というより、四則演算も出来ない人や種族が多く、特に獣人は計算が苦手の様だった
お金の価値は日本と似ていて助かったのだが、
銅貨1枚が100円 10枚集まれば銀貨1枚と等価
銀貨1枚が1000円 10枚集まれば金貨1枚と等価
金貨1枚が10000円
実は金貨より大きな単位は少し特別で白金貨になるのだが、ほとんど市民レベルの市場では流通していない
白金貨1枚の価値は1,000,000円
大きな取引や国同士の取引にしか扱われないので見ることもほとんどない
なので、リナさんの会計の場合は
エール 銅貨5枚×3杯 (1500円)
から揚げ 銅貨5枚×2皿 (1000円)
サラダ 銅貨5枚 (500円)
お通しはサービスになるので今回は無し
なので銀貨3枚(3000円)という明瞭会計
「という感じで銀貨3枚何だが…」
ミャオの頭から煙が見える…w
「うにゃー!!何となく…何となく判んないニャー!!!」
「……しばらくお会計は俺がやるから焦らなくてもいいよ」
「ミャオはお料理と飲み物を運んで頑張るにゃ♡お金は少しずつ勉強していくにゃ!」
「それでいいよ!ありがとう」
「じゃあ頑張ったから…賄いでから揚げ食べたいにゃ~♡」
「まだ閉店時間じゃないのに…食いしん坊だなミャオは・・・閉店したらな」
「優しいハルが大好きにゃ♡」
この世界の生活時間軸は日本と同じ24時間だった
なので開店がおよそ日の沈む前の17時から夜中23時位のラストオーダー24時閉店がうちの開店時間
そしてこの世界は四季があり、日本の気候に非常に近い
今は春先で梅雨前の季節…森の恵みが芽吹きはじめ、生命が活発になりつつある
当然俺の店もこれから忙しくしていきたいが…ミャオの勉強と一緒だな…
少しづつでもお客様が来て喜んでもらえる様にしていかないとな…
転移してきたことを自覚する前の俺はおそらく、心が折れていたのか…
特に経営の良化を目指した努力が見られなかった
しかし、それでは今の俺は満足できない!!
美味しい料理を作って喜ぶ顔がみたいという欲求は料理をしていれば基本的なことだと考えているし、
店を作ってまで料理をする意味はない
…必ず成功させて料理を笑顔で食べる人を増やしていけるように頑張ろう!
心の中で誓う俺だった…
リナさんが来てくれたことが少しでも良い方に進んでくれると有り難いな…
新作やメニューの改善を模索しながら、そんなことを考えていたら
閉店時間になってしまった
「暇だったにゃ~でも一人でも来てくれて良かったにゃ♡」
「そうだな!一歩一歩だ!!」
「その意気にゃ!!そしてお待ちかねのから揚げタイムなのにゃ!!」
「流石ミャオ!そこは忘れてないのな…わかったw」
「作っておくから暖簾を下げて、テーブルに椅子を上げて床を掃除しておいてくれるか?」
「任せるにゃー!」
昨日までの独りでの作業と違い、ミャオのおかげで寂しくない営業だったな
明日も頑張ろう…
あらためて心の中で誓うのだった!!
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